補聴器の販売・貸出・修理を行ううぐいすヘルスケア株式会社様。聞こえづらさを感じている方の生活や思いに添い、補聴器を効果的に使うための調整を行います。ただ聞こえるようになるだけでなく、その先にある楽しみや挑戦のきっかけを作りたい。そんな思いで日々お客様の声に応えています。
2020年の設立時、代表の田中様はWebサイト新設のため、「前のめりに提案してくれる」、「パートナーのように運用をサポートしてくれる」制作会社を探していました。ピクセリウムを選んだ決め手と、完成したサイトへのこだわりを聞きました。
知りたい情報にたどり着ける、分かりやすいサイトを作りたい
―まずは、田中様が代表取締役を務める御社の事業内容について教えてください。
田中様:医療機器、主に補聴器の販売と調整サービスを提供している会社です。これまでドイツの大手補聴器メーカーでマーケティングに従事し、日本の多くの人に補聴器を使ってもらいたいと考えていました。その後、訪問診療をメインとするクリニックで事務長を経験し、患者様の「自分らしく生きたい」という思いに触れて、その人の人生に寄り添った仕事がしたい、前職の補聴器メーカーでの経験を活かして何かできることがないか、という気持ちが強くなりました。そうした経験から、補聴器を体の一部のように使いこなす独自メソッドを調整サービスとして提供する補聴器販売店「うぐいす補聴器」を2020年に開業しました。
聞こえづらさによる日常のお困りごとは人それぞれです。言語聴覚士・認定補聴器技能者のスタッフが丁寧にカウンセリングを行い、測定による聴力の数値化、定期的なメンテナンスによって「聞こえる楽しみ」をサポートしています。
―2020年、会社設立のタイミングでWebサイトの制作に着手されたとのこと、サイトの完成イメージはどのようなものでしたか。
田中様:医療機器を扱う会社のWebサイトとして、信頼感を抱ける構成・デザインがもっとも重要だと考えていました。スタイリッシュさよりも、訪問くださるお客様が知りたい情報にたどり着ける、整理されたサイトを作りたいと希望していました。
管理面に関しては、自分たちで日々追加できるようなページを作り、また解析ツールも連携させて完成後にもサイト運営を自走できる環境を整えたいと思っていました。デザイン面、管理面の希望が叶うことを前提に、予算に合った金額でお願いできるところを探していたという感じです。
「依頼内容をそのまま反映」ではなく、意見を交わして一緒に作ったWebサイト
―制作会社を比較検討された際に行った情報収集について教えてください。
田中様:キーワード検索でヒットした制作会社に直接問い合わせたり、これまでお付き合いのある業者に声をかけてみたりと、検討は慎重に行いました。色々と調べているうちにアイミツのサイトが検索結果に表示され、そこで初めてサービス内容を知りました。引っ越し業者の見積もりを一括で取れるサイトを使った経験があったので、同様のイメージで制作会社を横並びで比較検討できたら便利だと思い、利用することに。結果的に7社を紹介してもらったと思います。
―ご紹介を差し上げた7社から、最終的にピクセリウム様を選んだ決め手は?
田中様:決め手は大きく分けて5点あります。まず1点目に、病院やクリニックのサイト制作実績が豊富であったことです。ここなら希望するデザインができそうだと思えました。続いて、担当の方と連絡がつきやすく、イレギュラーにも迅速に動いてくれそうだと感じた点です。ちょうどコロナウイルスが流行した時でしたが、直近に制作したWebサイトにコロナのキーワードを盛り込んだお話を聞き、スピーディーな対応に好感を持ちました。
2点目は、Webサイトへの考え方の方向性が一致していると感じたことです。打ち合わせする中で、当初希望していた「情報が整理された分かりやすいサイトを作りたい」という思いに共感してもらえる会社だと思いました。
3点目に、テキスト編集にライターさんを入れてくれたり、完成後にもサーバーやドメイン管理をお願いできたりといったワンストップ対応が可能だったことですね。
4点目は、Web知識が豊富で適切な提案をしてくれたところです。他の会社さんと話していて、依頼内容には応じてくれてもそれ以上のことは対応してくれなさそうと感じることが多かったのですが、ピクセリウムさんは前のめりにアドバイスをくださいました。そういった姿勢からいいパートナーになってくれそうと思えました。
そして最後は価格ですね。予算内で納得できる価格をご提示いただいたため、ピクセリウムさんに決めました。
―まさに求めていた制作会社に出会えたという感じですね。制作はどのように進行したのでしょうか。
田中様:オンラインで行った最初の打ち合わせで要望を伝えて、それをもとに制作したものをベースにして作り込んでいきました。これまでピクセリウムさんが手がけたサイトをたくさん見せていただけたので、「ブログの見せ方はこのクリニックさんと同じ仕様に」とか、「お問い合わせページはこの病院さんに合わせて」といったかたちで、気に入ったページをカスタムしてもらいました。私自身ピックアップがしやすかったですし、ピクセリウムさんもどれも自社の制作物ということでお互いにやりやすかったのではないかと思います。
―制作中のやりとりで印象的だったことがあれば教えてください。
田中様:私の提案に対して受け身ではなく、対等に意見をくれたことが印象的でした。例えばテキスト1つをとっても、ボリュームに対するご指摘から、トピックスを分けた方がよいのではというご提案までしてくれました。ピクセリウムさんとしては依頼内容をそのまま反映する方が簡単なはずなのに、メニュー構成やデザインなど、様々な工程でこうしたやりとりを交わしながら制作を進められました。同じ目線に立ち、一緒に考えてくれていると分かってとても心強かったです。
今でも「こうしたいんだけどどう思う?」と、カジュアルに質問を投げかけることが多いです。すると「今はもうやらない方法ですよ」、「それよりもこちらに力を入れた方が」なんて率直な意見をくれるんですよ。豊富な制作経験をもつ会社さんからアドバイスをもらえることは、私にとって本当にありがたいことです。
サイト完成後は些細なことも相談できる、よきパートナーに
―サイト内でこだわったポイントがあれば教えてください。
田中様:とくにこだわったのは、「難聴」カテゴリ内の「難聴チェックリスト(https://uguisu.co.jp/hearing-loss/check/)」です。訪問された方やそのご家族が気軽に聞こえをチェックできるように、オリジナルのシートを制作しました。質問に「はい」「ときどき」「いいえ」ボタンで回答するだけで結果が自動計算されるシステムを作ってもらえたことがよかったです。
いくつか同じようなチェックリストを見たことがありますが、自分で計算する必要があるものがほとんどで、これほど分かりやすいものは他にないと思いますね。「難聴チェックリスト(https://uguisu.co.jp/hearing-loss/check/)」でGoogle検索すると全国に展開する大手チェーン店のサイトを抑えて一位に表示されるほど、多くの方に訪問いただけるページとなりました。サイト構築の完成度と万全なSEO対策に改めて感動しました。
—発注当時のご要望通りのサイトに仕上がりましたか。
田中様:当時思い描いていた分かりやすいサイトが完成して満足しています。お客様とお話しすると、来社いただく前にすみずみまでサイトに目を通してくれていると分かるんです。補聴器の説明をすると「サイトで読んだよ」と言われることもしばしば。整理されたサイトだからこそ、サイト内を回遊する人が多いのではないでしょうか。
管理のしやすさも要望の一つでしたが、こちらも問題なく行えています。一度アメブロを始めようかと思い立ってご相談した時に「それよりも埋め込んだWordPressで定期的にプログの更新を」と助言いただき、そこから週に1回の更新をルーティンにしました。するときちんとアクセス数に反映され始め、現在はサイトオープン当初の約15倍に。さらに特定のキーワードが「強調スニペット」に表示されることも多々あり、驚いています。
順調にベースラインが伸びていると感じるので、今後はサイトを骨幹として、さらにお問い合わせに繋がるような施策を打つ必要があると思っています。
―最後に、ピクセリウム様にサイト制作を依頼しての満足度、推奨度をお聞かせください。
田中様:満足度、推奨度ともに200%です。サイト制作を依頼した業者さんというよりも、一緒にサイトを管理してくださる心強いパートナーだと思っています。弊社では現在SEO対策を含まないプランを契約していますが、展開されているサポートプランの幅広さもピクセリウムさんの魅力だと思っています。今後売り上げが安定したらサポート範囲を広げ、さらに密にサイト運用のお手伝いをいただけたら嬉しいです。