LP(ランディングページ)とホームページの違いとは?作り方や事例サイトも紹介【2024年最新版】
ホームページ(HP)を運用していると、LP(ランディングページ)という言葉を聞くことがありますが、実際どう違うのかわからないという方もいるかもしれません。どちらもWebサイトではありますが、特徴や目的は異なります。
・そもそもホームページとLPの違いがわからない。
・LPを活用したいが、いまいちホームページとの違いがわからない。
などとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
30万件以上の利用実績をもつ発注業者比較サービス「PRONIアイミツ」が、LPのメリットやデメリット、作り方や参考になる事例サイトも紹介します。
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LP(ランディングページ)とホームページの違い
LP(ランディングページ)とホームページは、どちらもWebサイトの一種でありながら、その目的や特徴が大きく異なります。まずLPは、主に1ページ構成であり、購入、問い合わせなど特定のアクションをユーザーに促すためのページである一方、ホームページは複数ページから構成され、事業全体の情報を提供することが大きな違いです。以下では、それぞれの目的と特徴を詳しく解説していきます。
項目 | LP | ホームページ |
---|---|---|
ページ数 | 1ページ | 複数ページ |
主な目的 | コンバージョンにつなげる | 事業に関する情報を提供する |
流入経路 | リスティング広告、バナー広告など | 検索エンジン、SNSなど |
SEO | 必ずしも必要ではない | 必要 |
閲覧するユーザー | ターゲットユーザー | 潜在顧客や取引先など不特定多数 |
即効性 | 高い | 低い |
制作費用の目安 | 10万円~ | 50万円~ |
ホームページの目的・特徴
ホームページは、主に事業や組織の全体像を伝えるためのWebサイトであり、その主な目的は事業に関する情報を提供することです。一般的にホームページは複数ページから成り立っており、サービスや商品の詳細、ニュース、お問い合わせフォームなど、さまざまな情報が整理されています。LPが特定のターゲットユーザーに特化して訴求を行うのとは違い、企業のコーポレートサイトなどのホームページはより広範囲の層をターゲットにし、ブランドや事業の信頼性や知名度の向上を目指しているのです。流入経路は主に検索エンジンやSNSからであるためSEO対策が必要。即効性はLPに比べて低いものの、長期的な信頼関係の構築や集客方法としての役割を果たせるでしょう。
LPの目的・特徴
LPは、特定の目的やアクションをユーザーに達成させることを重視した1ページ構成のWebサイトです。主な目的は「コンバージョンにつなげる」ことで、商品の購入、会員登録、問い合わせといった特定のアクションをユーザーに促すのが主な役割。LPの特徴として、ターゲットユーザーが目的のアクションに至るまでの障壁を極力低くするための工夫がされています。例えば、必要な情報のみを簡潔に伝えて余計な要素を排除することで、ユーザーの注意を分散させずにコンバージョンへ誘導するのです。流入経路は主にリスティング広告やバナー広告など、具体的なターゲットに向けた広告からのものが一般的。即効性が高いのも大きな特徴で、短期間での成果が期待できます。
LPのメリット
Webマーケティングの戦略として、LPは目的を効果的に達成するための重要なツールとして活用されています。ここからは以下の、LPを作成して運用する4つのメリットを詳しくまとめていきます。
-
- 売り上げに繋げやすい
- ターゲットに合わせて訴求できる
- 離脱率が低い
- PDCAを回して改善できる
売り上げに繋げやすい
LPは、その名の通りユーザーが「着地」するページであり、行動喚起を主目的としています。このため、訪問者が具体的なアクションを取ることを促す内容やデザインが一貫して施されているのが特徴です。たとえば、売り上げに繋がる製品の購入ボタンや問い合わせフォームへの誘導は、直感的でアクセスしやすく配置されます。また、詳細な商品情報や、ユーザーの疑問を解消するようなコンテンツが設けられているため、訪問者の購入意志を固めやすくすることが可能です。
ターゲットに合わせて訴求できる
LPはその流入経路や閲覧するユーザーの属性に応じて作成されることが一般的です。たとえば、特定の広告からの流入を想定したLPと、SNSの投稿からの流入を想定したLPは、内容やデザインが大きく異なる場合があります。これにより、各ターゲットに合わせた最適なメッセージや訴求ポイントを提供できるのがメリットです。ターゲットの興味やニーズを正確に捉えて訴求することで、コンバージョン率の向上を期待できます。
離脱率が低い
LPは一般的なWebサイトとは異なり、ページ内に多くの外部リンクや余計な情報を持たないことが特徴です。これにより、ユーザーの注意が散漫となる要素が少なく、目的の行動への誘導をスムーズに行えます。余計なリンクや情報がないため、訪問者はそのページでの行動を中断することなく、商品の購入、お問い合わせ、ダウンロードなどの行動に進みやすくなっています。
PDCAを回して改善できる
LPの大きなメリットは、効果測定のしやすさにあります。具体的なコンバージョン目標を持つLPでは、アクセス数やコンバージョン率などのデータがリアルタイムで取得可能。これにより、PDCAサイクルを迅速に回し、ページの改善や最適化を継続的に行えるでしょう。たとえば、コンテンツ別にコンバージョン率やクリック率を測定し、必要に応じて内容を修正することが可能です。この繰り返しにより、LPの効果を最大化できます。
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LPのデメリット
LPは多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットも理解しておくことで作成後の失敗を防ぐことにつながります。ここからは以下の、LPのデメリットを詳しくまとめていきます。
-
- 商品やターゲットごとに制作が必要
- 流入するユーザーが限定されている
- 広告費などコストがかかる
商品やターゲットごとに制作が必要
LPのデザインは、特定の商品やターゲット層ごとの制作が前提です。これは、1つの商品や特定のターゲット層ごとに、異なるデザインや内容のLPを制作する必要があることを意味します。たとえば、同じ化粧品であったとしても、20代の若者と50代の大人とでは訴求内容も異なるため、同じLPでアピールするのは困難です。このような特性から、多くの商品やサービスを取り扱っている企業や事業者は、LPの数が増えるにつれて、制作とメンテナンスの手間が増加するリスクがあるでしょう。
流入するユーザーが限定されている
LPは特定の広告キャンペーンやキーワード検索に関連して流入するユーザーをターゲットとしています。そのため多くの場合、自然検索からの流入は期待できず、Web広告や特定のキーワードからの流入が中心となり、流入するユーザー数は限定的になりがちです。この特徴は継続的な流入を期待するのは難しい面がある一方で、限定的なユーザーをピンポイントで狙えるというメリットもあります。
広告費などコストがかかる
LPは特定の広告キャンペーンを通じてユーザーを獲得するため、広告出稿費用などのコストが必要です。これに加えて、LPの制作費用も必要となります。しかし、ホームページの制作に比べて、LPはシンプルな構造であるため、制作費自体を抑えて効果的なページを作成できる場合もあるでしょう。デザインやコンテンツの内容により、最小限の投資で最大の効果を狙う戦略も期待できるのです。
LPとホームページはどちらを作るべき?
ビジネスの目的や目標によって、LPとホームページ、どちらを優先して作成するかが変わります。結論として、どの状況でどちらを選ぶべきかを明確に理解することは、効果的なオンライン戦略を築くためのポイントとなるでしょう。以下では、それぞれの適したシチュエーションをまとめていきます。
多くの情報を多くの人に届けたいならホームページ
ホームページは、企業や組織の「顔」ともいえる存在です。複数のページで構成され、各ページには異なる情報や内容が盛り込まれています。これにより、1つのサイト内で幅広い情報を提供可能です。たとえば、製品情報、サービスの詳細、企業の歴史やビジョン、採用情報、ブログやニュースなど、さまざまな内容をユーザーに伝えられます。特に大手企業や複数のサービス・商品を持つ組織にとって、ホームページは必要不可欠でしょう。
訴求したい商品・サービスやターゲットが明確ならLP
LPは、特定の商品やサービスを特定のターゲットに強く訴求する場合におすすめです。LPの最大の特徴は、ほかのページへのリンクを最小限に抑え、ユーザーの目的を明確にして購入や問い合わせ、登録などを促すこと。これにより、ユーザーの離脱率を低く抑え、高いコンバージョンを実現できます。そのため、明確な訴求目的があり、ターゲットがはっきりしている場合は、LPの制作が最適だといえるでしょう。
LPの作り方
LPの制作には、明確な目的と戦略が不可欠です。成功するためには、適切な分析やコンテンツの組み立て、効果検証や改善を重ねる必要があるでしょう。また、見た目のおしゃれさよりも、内容の質や読みやすさを意識することも重要です。以下では、LPの作り方のポイントをまとめていきます。
目的やターゲットを決め分析する
LPの制作における最初のステップは、目的とターゲットを明確にすることです。まずは何を伝え、どのようなアクションをユーザーに取ってもらいたいのかを定義しましょう。次に、そのターゲットを詳しく理解するためのペルソナの作成が必要となります。ペルソナは、ターゲットの年齢、職業、趣味、購買動機などをもとにした想定ユーザー像です。このペルソナ分析を通じて、LPのメッセージやデザイン、コンテンツの方向性を調整することが可能となります。
構成を作り要素を作成
LPの基本的な構成としては、ファーストビュー、ボディー、クロージングの3つが挙げられます。ファーストビューは、ユーザーがLPに訪れた際に最初に目にする部分で、ここでの誘導や興味付けが重要です。次に、ボディーでは商品やサービスの詳細情報、メリットや特徴を紹介していきます。最後にクロージングでは、ユーザーにアクションを促す内容やCTAボタン、バナーを設置。この3つの構成をもとに、キャッチーな文言やビジュアルを効果的に配置して、ユーザーの興味を引き付けるコンテンツを制作していくことが重要です。
効果検証と改善をする
LPを公開した後は、閲覧したユーザーの動きやクリック率などの効果を定期的にチェックし、必要に応じて改善していくことが求められます。具体的には、アクセス数やコンバージョンレート、滞在時間などの細かな指標をもとに、ページの効果を評価することが一般的です。これらのデータをもとに、ユーザーの行動や反応を分析し、より効果的なLPへの改善策を考え出すことが重要となります。
【ポイント】LPはおしゃれにする必要はない
LPを制作する際、デザイン性を過度に追求することは必ずしも重要ではあありません。重要なのは、ターゲットに響くセールスライティングやインパクトのあるバナーなどです。あまりにも派手なデザインは、ターゲット層によってはユーザーの注意を分散してしまう可能性があるため注意しましょう。シンプルで、ターゲットに響くメッセージと必要なデザインが揃っているだけで、その内容が最も効果的なLPとなります。
LPの事例サイト
LPの制作に際して、参考となる事例や先行する成功事例の確認も重要です。成功しているLPを分析することで、何がユーザーに受け入れられているのか、どのようなデザインや構成が効果的であるのかを具体的に理解できます。ここでは、LP制作の参考となる事例サイトをいくつか紹介していきます。
■LPアーカイブ
出典: LPアーカイブ https://rdlp.jp/lp-archive/
■LP advance
出典: LP advance https://site-advance.info/
■WebDesignClip
出典: WebDesignClip https://lp.webdesignclip.com/
LP制作におすすめのツール【無料あり】
LPの制作には専門的な知識やスキルが必要となりますが、近年では手軽にLPを作成できるツールが増えてきました。中には無料で利用できるものもあり、高品質ですぐに使えるデザインのLPを短時間で実現できる点が魅力となっています。独自のデザインやテンプレートを活用することで、効果的なLPを制作することも可能です。以下では、特に初心者や予算が限られている方に便利なツールをご紹介しましょう。
■ペライチ
出典: ペライチ https://peraichi.com/
■ジンドゥー
出典: ジンドゥー https://www.jimdo.com/jp/
■STUDIO
出典: STUDIO https://studio.design/ja
LPの制作費用相場
LPの制作費用は、依頼先や内容の詳細によって大きく異なります。以下の表に、予算別の制作費用相場と、それに応じて得られるサービスの概要をまとめていきます。
費用相場 | 依頼先 | 制作期間 | メリット |
10万円以下 | フリーランス 小規模の制作会社 |
数週間〜1ヵ月 | 低価格で依頼できる |
10万〜30万円 | フリーランス 中小規模の制作会社 |
2週間〜1.5ヵ月 | テンプレートを使用しないオリジナルデザインも依頼可能 |
30万〜50万円 | 中小規模の制作会社 | 1〜2ヵ月 | 戦略設計や原稿制作も依頼可能 |
50万円以上 | 中小規模の制作会社 大手制作会社 |
1〜3ヵ月 | 競合調査やLP公開後のサポートも可能 |
表のようにLP制作は、予算に応じてより高度なサービスやサポートを受けられるのが一般的です。しかし、デザインにこだわり過ぎると、制作費が増加してしまう場合があります。LPは効果的な広告を目指すものであり、必要な機能を満たしたシンプルなものを採用すれば、デザインにこだわったホームページの制作費よりも安く抑えられます。重要なのは、目的に合わせた予算設定と効果的なLP制作をすることです。
【まとめ】LP制作の相談はホームページ制作会社へ
LPとホームページは目的や特徴が異なり、それぞれのメリットを最大限に活用することが必要です。LPは特定のターゲットに対する訴求が可能で、効果的な広告や販売促進につなげられます。その制作や運用には専門的な知識や技術が必要です。LPの制作や運用についての相談やサポートが必要な方は、ホームページ制作会社への依頼をおすすめします。ビジネスマッチングサービス「PRONIアイミツ」なら、目的に合った制作会社を無料で比較検討できます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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