サイトマップ(サイト構成図)テンプレート8選|作り方と注意点も解説
本記事では、テンプレートの紹介をはじめ、作り方や注意点を整理し、迷わずサイトマップを作るポイントを分かりやすく解説します。
ホームページを制作する際、「どんなページを入れるべきか分からない」「ExcelやCanvaなど、どの形式で作ると効率が良いのか判断できない」「そもそも正しい流れで作れているか不安」といった担当者の声は多く聞かれます。こうしたお悩みを解決する内容ですので、ぜひ参考にしてください。
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サイトマップ(サイト構成図/サイトツリー)とは?3種類の違いを解説

サイトマップには「サイト構成図/サイトツリー」「HTMLサイトマップ」「XMLサイトマップ」の3種類があり、本記事が扱うのは 「サイト構成図/サイトツリー」です。 サイト構成図はWebサイト制作前にページ構造を整理するためのもので、テンプレートを探しているほとんどの方が求めているサイトマップにあたります。
サイトマップは種類によって、利用者や用途などが異なるため、下記の比較表から自社が求めるサイトマップを理解してから、テンプレートの選定を進めましょう。
サイトマップ比較表
| 項目 | サイト構成図/サイトツリー | HTMLサイトマップ | XMLサイトマップ |
|---|---|---|---|
| 別名 | ディレクトリマップ/構成案 | サイトマップページ | 検索エンジン用サイトマップ |
| 利用者 | 制作チームやクライアント | Webサイト訪問者 | 検索エンジンのクローラー |
| 目的 | 必要ページや階層の可視化 | ユーザビリティの向上 | SEO対策 |
| 形式 | 図(Excel、PPT、Canvaなど) | Webページ(HTML) | XMLファイル |
| 作成時期 | 要件定義や設計フェーズ | 構築時や更新時(自動/手動) | 公開時や更新時(自動) |
| 公開有無 | 公開しない(社内資料) | 公開する(Webページ) | 公開する(検索エンジン向けファイル) |
⇩HTMLサイトマップ、XMLサイトマップについて詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてください。
サイトマップを作成するメリット
サイトマップ(サイト構成図)を作成する最大のメリットは、制作全体の精度と速度を高められる点にあります。サイトマップとしてページ構造を早期に可視化しておくと、仕様の抜け漏れや認識ズレを防ぎ、プロジェクトの基盤となる合意形成が安定します。テキストの要件だけでは伝わりにくい全体像を図で共有できるため、要件定義からデザイン、実装まで一貫した進行が可能になります。
-
- 認識ズレを防ぐ:クライアントやチームと完成イメージを直感的に共有し、合意形成を円滑にします。
- 見積もり精度の向上:ページ数や機能を洗い出すことで正確な工数を算出し、赤字リスクを回避します。
- 制作指示の明確化:デザイナーやエンジニアにとっての設計図となり、迷いのないスムーズな進行を実現します。
テンプレート機能が豊富なサイトマップ作成ツールとサイト8選(無料あり)
サイト構成図を効率よく作りたい方に向けて、テンプレート提供サイトとテンプレート機能付きツールをまとめて紹介します。最初に紹介するテンプレ提供サイトのbizocean は、Excel や PowerPoint 形式のサイトマップテンプレートを探している方に最適です。
ツールは大きくブラウザ型とアプリ型に分けられます。 Canva、Figma、Miro、Lucidchart などの ブラウザ型ツール は、インストール不要でオンライン編集や共同作業に強い点が最大の特長です。 一方、Xmind や Excel、PowerPoint などのアプリ型ツール は、動作が安定しており、細かな調整や作図の自由度を重視したい場合に向いています。
そのため、テンプレ内容はもちろんですが、作業環境や求める編集スタイルに合わせて、ツール選定をすすめるとスムーズです。
bizocean

出典:Bizocean 「サイトマップ書式テンプレート・フォーマット」
bizoceanは日本最大級のビジネステンプレートサイトで、サイトマップを含む数万点の書式テンプレートを無料または低コストでダウンロードできます。Webサイト設計の骨子を素早くまとめたい人や、ExcelやPowerPointに馴染みのある制作担当者に特に向いているサービスです。
会員登録(無料)後すぐ利用でき、企業向けの実務フォーマットが豊富なため、そのまま社内共有資料として使いやすい点も大きな特徴です。
Canva

出典:Canva「サイトマップ(サイト構成図)作成ツール」
Canvaは、サイト構成図を素早く作りたい人に使いやすいテンプレート作成ツールです。サイトマップ専用のテンプレートを選ぶだけで、ブラウザ上でそのまま編集でき、ボックスやテキストの調整もドラッグ&ドロップで直感的に行えます。
完成後は画像やPDFでの出力や共有リンクの発行が可能。無料プランでも利用範囲が広く、目的に近い構成図テンプレートを見つけやすい点が大きな特徴です。
Figma

出典:figma 「無料のサイトマップ作成ツール」
Figmaは、サイト構成図をオンラインで共同編集したいチームに最適なテンプレート作成ツールです。
サイトマップ専用テンプレートを選ぶだけで編集を始められ、ページ配置や階層の調整もドラッグ&ドロップで直感的に操作できます。
リアルタイムでメンバーと同時編集できる点も大きな強み。無料プランでも基本機能を広く使えるため、複数人で構成案を固めたい場面でもスムーズに作業が進みます。
Miro

出典:Miro 「サイトマップ テンプレート」
Miroは、サイト構成図を視覚的に整理しながらチームで検討したい場合に最適なテンプレート作成ツールです。
オンラインホワイトボード形式で、サイトマップ用テンプレートを選ぶとすぐに編集を開始でき、ページボックスや矢印の配置もドラッグ&ドロップで直感的に操作できます。
リアルタイムでの共同編集やコメント機能が充実しており、制作会社や社内メンバーと構造を詰めたい場面で特に便利。無料プランでも基本操作を問題なく使えるため、すぐに作業へ移れる点も魅力といえます。
Lucidchart

出典:Lucidchart 「サイトマップ作成ツール」
Lucidchartは、図の表現力を重視してサイト構成図を丁寧に作りたい人にぴったりのテンプレート作成ツールです。
サイトマップ用テンプレートを選べば、ブラウザ上でボックスや矢印を自由に配置しながら構成を整理できます。図形の種類やレイアウト機能が豊富で、複雑な階層や分岐も視覚的にわかりやすく表現しやすい点が特徴。
チームでの共同編集も可能なため、レビューや修正のやり取りもスムーズに進みます。無料プランでも基本機能が利用できるため、初めて使う場合でも手軽に始められます。
Xmind

出典:Xmind 「日本正規代理店 トップページ」
Xmindは、複雑なページ構造をすばやく整理したい場合に適したマインドマップ型の作成ソフトです。
サイト構成図をツリー状で可視化でき、ノード(項目)の追加や移動もドラッグ&ドロップで直感的に操作できます。
ブランチ(線)ごとに色分けできるため、カテゴリや階層の違いが一目で把握しやすい点も特徴。アイデア出しから詳細な構成整理まで幅広く使えるため、設計初期の段階で全体像をまとめたい担当者に向いています。
※Xmindは購入先によって、サポート内容や契約形態が異なる場合があります。公式サイトや日本正規代理店の案内を事前に確認してから購入すると安心です。
公式サイト:https://xmind.com/
日本正規代理店サイト:https://jp.xmind.net/
Microsoft Excel(エクセル)

出典:Microsoft Excel「トップページ」
Excelは、ページ一覧や階層構造を整理しながらサイト構成図を作りたい人にとって使いやすいソフトです。
マス目の表形式をそのまま活かしてページ名を並べたり、階層ごとに列を分けて配置したりできるため、構造をシンプルに可視化できます。
整列やサイズ調整も自動で行えるので、見やすい構成図を短時間で整えられる点がメリット。すでに導入されている場合には、新たなツールを増やす必要がなく、すぐに作業へ移れるのも利便性のひとつです。
Microsoft PowerPoint(パワーポイント)

出典:PowerPoint「トップページ」
PowerPointは、図形を使って直感的にサイト構成図を作りたい人に向いた作図ソフトです。豊富な図形パーツやコネクタを使ってページボックスや階層線を配置でき、ツリー状の構造を視覚的にまとめやすい点が特徴。色分けやフォント調整などの装飾も簡単に行えるため、社内共有や提案資料としてそのまま活用できます。
多くの企業に標準導入されているため、使い慣れている方にとっては使用方法を新たに覚える必要がなく、スムーズに作成作業へ移れる点もメリットといえます。
失敗しないサイトマップの作り方4ステップ
サイトマップは、正しい手順を踏まずに作り始めると「必要ページや構成が二転三転する」「後から重要ページの抜けが見つかる」といった失敗が起きがちです。目的や要件が曖昧なまま図にすると、情報の整理が追いつかず、後半で大幅な修正が必要になることも珍しくありません。
こうした失敗を避けるには、目的整理→洗い出し→分類→階層決定の流れで進めることが不可欠です。以下では、迷わず完成度の高いサイトマップを作るための4ステップを詳しく解説します。
ステップ1:目的と要件を整理する
まず、サイトで何を実現したいのかを明確にすることが、サイトマップ作成の出発点になります。 情報発信が中心なのか、問い合わせ獲得を重視するのかによって、必要なページや構成が大きく変わるためです。
目的を言語化したら、ターゲット、更新頻度、必要な導線などの要件も書き出します。ここで整理しておくと、後の工程で迷いが減り、ページ洗い出しや階層設計の精度が高まります。サイト全体の方向性を固める起点になる作業です。
ステップ2:必要なページを洗い出す
サイトの目的と要件が固まったら、それを実現するために必要なページをすべて書き出します。 トップページや主要サービスページはもちろん、FAQ、会社概要、問い合わせなど、ユーザーが必要とする情報を一通りリスト化する作業です。
細かなページ名が決まっていなくても、役割ごとのメモで構いません。漏れを防ぐため、既存サイトがあれば棚卸しする方法も有効。幅広く洗い出しておくと、後の分類工程がスムーズに進みます。
ステップ3:ページをカテゴリ別に分類する
洗い出したページをカテゴリごとにまとめることで、サイト全体の構造が整理されます。 サービス、企業情報、サポート、採用など、ユーザーが情報を探しやすいまとまりを意識して分類すると、比較的スムーズに整理が可能です。
ここではカテゴリ名の粒度をそろえることが重要で、揺れがあると後の階層設計で再調整が必要になる場面も。どこに分類すべきか迷うページが出たときは、ユーザーの行動や目的を基準に判断すると、構成が整えやすくなるでしょう。
ステップ4:ページの階層構造を決定する
分類したカテゴリをもとに、ページ同士の上下関係を整理して階層を決定します。トップページを起点に主要カテゴリを配置し、その下に詳細ページを組み込み、全体像を整理していきましょう。
階層を設定するときは、ユーザーが自然にたどれる順序になっているかを基準に検討することが大切です。 導線が複雑にならないよう、関連ページ同士の距離感も確認しながら調整すると、サイトマップ図として無理のない構造に整います。
テンプレートでサイトマップを作成する際の注意点
サイトマップ作成にテンプレートを活用するのは有効ですが、注意すべきポイントもあります。テンプレートをそのまま活用しない、できるだけ3階層までにする、デザインにこだわりすぎない、この3点は特に意識しておくことが大切です。
目的に沿って情報を整理しテンプレートを最適化する
どの情報を優先的に配置すべきかを判断し、そのうえでテンプレートの項目を削除や追加で調整すると、自社の目的に合った自然な構成に整えられます。テンプレートは汎用的な構造で作られているため、そのまま当てはめると重要な導線が欠けたり、不要なページが混ざることも。
まずはサービス内容やユーザーが知りたい情報を整理し、ページの役割を明確にしておくことが大切です。目的に沿って情報を精査しておくことで、テンプレートを効果的に使えるようになります。
3階層以内を目安に設計する
サイトの階層を深くするとユーザーが目的のページに辿り着きにくくなり、離脱につながる恐れがあるため、できるだけ3階層以内に収めることを意識しましょう。 深い階層はリンクの距離が伸び、必要な情報に到達しづらくなる要因にもなります。
テンプレートを使う際は、「カテゴリ → 詳細 → 個別ページ」ほどの構造に整え、複雑な分岐を増やさない判断が大切です。関連ページの位置関係を確認しながら調整すると、迷いにくい導線を形づくれます。
デザインにこだわりすぎない
サイトマップは完成したWebデザインを表す資料ではなく、ページ構成や導線を正しく整理するための設計図です。見栄えを整えても、サイトの実際のデザインに直接影響するわけではありません。テンプレートを使う場合も、装飾より構造を優先して確認する姿勢が求められます。
デザインに時間をかけすぎると、本来行うべきページ整理や階層設計が後回しになり、関係者との共有も滞りがちです。最低限の図形で全体像を把握し、テンプレートは構造整理のための補助として活用すると効率的といえます。
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本記事ではサイトマップのテンプレートサイトの紹介をはじめ、サイトマップの作り方、作成する際の注意点などを詳しく解説してきました。しかし、自社でのサイトマップ作成は難しいと判断した方も少なくないでしょう。
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