更新日:2019年11月28日
ホームページ制作の料金を”一括見積もり”で調べる
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- 平均相場
- 85万円~
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- 低価格帯
- ~30万円
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- 標準価格帯
- 30~100万円
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- 高価格帯
- 100万円~
低価格帯の特徴
上のグラフの通り、ホームページ制作の平均相場は85万円ですが、500社以上の企業がその半分以下となる30万円までの予算で発注しています。
こうした低価格帯での発注の場合、ホームページはおおむね10ページ以内に収まることが多く、案件としては簡易的なコーポレートサイトやオウンドメディアが中心。制作会社としてもそれほど手間はかけられないので、多くの場合、制作素材(ホームページに掲載する画像や文章)は発注者側で用意する必要があります。
中価格帯の特徴
予算の枠を100万円まで広げると、コーポレートサイトや採用サイト、ECサイトまであらゆる種類のwebサイトを制作することが可能です。
制作会社によっては予算内で取材や撮影まで請け負うため、発注者が素材を用意しておく必要はありません。また、月1回の更新作業など、簡易的な運用・保守サービスが付いてくる場合もあります。
高価格帯の特徴
全体の割合としては少なくなるものの、ページ数や実装する機能によっては制作費が100万円を超えることもあります。案件例としては、数十ページ以上に及ぶコーポレートサイトやポータルサイト、100種類以上の商材を取り扱う本格的なネットショップなど。
また、詳しくは後述しますが、代理店を経由してホームページ制作を依頼する場合、マージンが上乗せされるため、トータル100万円以上の費用がかかることが多いようです。
2. コンシェルジュが教えるホームページ制作費用の仕組み
外注制作の料金相場を知り尽くしたコンシェルジュがわかりやすくホームページ制作の費用の仕組みを教えます。分からないことがございましたら、気兼ねなくお問い合わせください。
コンシェルジュへの相談はこちら
冒頭でも触れた通り、ひと口にホームページといってもその種類はさまざま。たとえば、知名度アップを目的としたコーポレートサイトと売上アップのためのECサイトでは、必要な機能やUI・デザインは異なり、当然費用も変わってきます。
そういった点で、ホームページ制作の適正価格を知るためには、やはり複数の制作会社から見積もりをとるのが近道。ぜひアイミツの一括見積りサービスをご利用ください。
また、アイミツでは過去の見積書データをもとに、ホームページ制作の概算費用を算出できるシミュレーターもご用意しています。
この記事でご紹介するホームページの種類別や依頼先別の費用相場をしっかり理解したうえで、あわせてお役立ていただければ幸いです。
3. 費用別にみるホームページ制作例
制作会社のホームページを見ると、「標準プラン」や「見積もり例」という形で制作費用が提示してありますが、業者ごとに金額や内訳の項目にバラつきがあり過ぎて「一体何がどう違うのだろう?」「本当に安いのはどこなんだろう?」と首を傾げてしまうこともあるかと思います。
そこでこの項目では、ホームページの制作費用を金額別に分けてどのような特徴があるのかを詳しく説明します。(2018年2月20日時点記載)
10万円以下で制作されたホームページ
株式会社ニチクロ本社ホームページ
京呉服さのうちホームページ
10万円以下の費用でホームページを作るとなると、制作会社が用意したテンプレートを使用するケースがほとんどです。もしくは、「WordPress」などのCMSで最低限の形まで仕上げてもらい、後のコンテンツ入力などの編集作業は依頼者側で行う方法があります。
どちらの場合もホームページに必要な画像やテキストなどの素材データを依頼者側で用意する必要がありますが、費用を抑えたい、短い納期で依頼したい場合にはおすすめです。
また、ホームページ作成サービスとして知られる「Jimdo」「Wix」での制作を請け負っている会社も、5万円程度からホームページを作成しています。
~30万円で制作されたホームページ
株式会社レッシー・インターナショナルのホームページ
株式会社ブライト・アースのホームページ
30万円以下の料金で作成する15ページ程度までの一般的なホームページ(webサイト)は、コーポレートサイトに掲載する画像やテキストなどの素材は発注者側で用意し、デザイン・プログラミング・コーディング作業だけを依頼するケースがほとんどです。
また、制作会社が用意したデザインテンプレートを使用するなど、制約が設けられていることも多いようです。レスポンシブ対応でスマートフォン向け表示において問題がないとしても、完全オリジナルのホームページを制作するのは厳しいでしょう。
ちなみに、「Jimdo」「WIX」などの無料ツールを利用する会社であれば、webサイトを作成する費用を10万円以下に抑えることもできます。
- 費用数万~30万円のホームページ制作の特徴
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- 発注者側で画像やテキストなどの素材を用意する
- 決まったテンプレートからデザインを選ぶことが多い
- 基本的なSEO対策は料金内で実装してくれる
- 短い納期でwebサイトが仕上がる
30〜100万円で制作されたホームページ
株式会社富士ネットワークスのホームページ
必要な要素を一通り組み込んだオリジナル性の高いホームページを作りたいのであれば、30万円から70万円程度の費用はかかるものと考えておく必要があるでしょう。
この価格帯になると制作を依頼する業者はどういったホームページが作りたいのか、また、どのような効果を期待するかなど、依頼者から十分なヒアリングを行った上で作成に取り掛かります。
もちろん、依頼者の要望に沿ったオリジナル性の高いデザインで作成するため、他社との差別化が図れるのはもちろんのこと、格段にホームページのクオリティが上がります。
また、ECサイトやネットショップを始める場合も、このくらいの価格帯であれば必要な機能が備わるでしょう。ただし、独自のショッピングカートや決済システムを構築するとなると、安くても100万円以上かかることもあります。
- 費用30~100万円のホームページ制作の特徴
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- オリジナル性の高いwebサイトを作成できる
- 発注者の要望に沿ったデザインに仕上がる
- 独自コンテンツを充実させることができる
- 中規模・大規模な制作会社が利用できる
100万円〜で制作されたホームページ
クラヴマガ・ジャパン株式会社のホームページ
アコマ医科工業株式会社のコーポレートサイト
株式会社スポーツティエムシーのコーポレートサイト
100万円以上の価格帯となると、単に制作を依頼するのではなく企画段階からwebマーケティングのコンサルティングなどを絡めて、戦略的なコーポレートサイトを作るケースが多くなります。大手の制作会社や広告代理店が受注する例も少なくありません。
また、近年注目されている動画を取り入れたコンテンツや、スマートフォンやPCなどの閲覧環境に依らず、ほかにはない仕掛けを施したデザインなどといった特色のあるwebサイト制作も、この価格帯であれば十分実現可能です。
- 費用100万円以上のホームページ制作の特徴
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- 戦略的に効果の高いwebサイトが作れる
- トレンドのコンテンツやデザインが採用できる
- 大手の制作会社や広告代理店が利用できる
4. ホームページの目的・種類別の相場早見表
続いてホームページの目的・種類別の制作費用の相場についてご紹介します。
ホームページの種類 | 制作費用の相場 | 備考 |
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コーポレートサイト(テンプレート) | 20万円~50万円 | |
コーポレートサイト(オリジナルデザイン) | 50万円~100万円 | |
ポータルサイト | 150万円~500万円 | |
採用サイト | 60万円~200万円 | |
ECサイト | 60万円~200万円 | 別途月額費用が必要なケースあり |
ランディングページ | 10万円~35万円 |
コーポレートサイト(テンプレート)
文字通り会社の「顔」となるコーポレートサイト。会社概要や沿革、トップメッセージなど、コーポレートサイトに欠かせない要素はいくつかあるものの、制作工程そのものは一般的なホームページと変わりなく、プログラミングやデザインに特別なスキルが求められることもほとんどありません。
WordPressなどのデザインテンプレートを利用してコーポレートサイトを制作する場合、費用の相場は20万円~50万円ほど。費用別の事例でご紹介した株式会社ニチクロのようにページ数を絞り、テキスト主体のシンプルなページにまとめれば、10万円以下で制作することも可能です。
コーポレートサイト(オリジナルデザイン)
技術的なハードルが高くないコーポレートサイトとはいえ、ページ数が多く、オリジナルのデザインを施すとなれば、やはり相応の費用は必要になります。
仮に20~30ページのコーポレートサイトをオリジナルデザインで制作し、写真付きの社員紹介やスタッフブログ、動画コンテンツなどを盛り込むと、費用の相場は50万円~100万円前後。ページ数が増えれば100万円を超えることもあります。
なお、コーポレートサイトの制作費用の相場については、以下の記事でも詳しくご紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
コーポレートサイトの制作費用はいくら?気になる相場を解説
ポータルサイト
さまざまな分野のニュースや特集記事を網羅し、数多くのwebサイトの玄関口となるポータルサイト。コーポレートサイトなどと比べると圧倒的に情報量が多く、ユーザーに快適に利用してもらうためには、サイト内検索などの機能が欠かせません。
また、「ニュース」、「グルメ」、「ショッピング」といったカテゴリ分類や、ディレクトリ(階層)構成にも工夫が求められるうえ、運営コストをまかなうためにコンテンツの一部を広告化したりする必要もあります。
おのずと制作費用は高くつき、一般的な相場は150万円~500万円前後。サイトの規模によっては数十名のデザイナーやプログラマーが携わり、半年以上の長期プロジェクトになることもあるようです。
採用サイト
会社の強みや仕事内容をわかりやすく伝え、求職者からの応募を集めるのが採用サイトの役割です。就職・転職の売り手市場が続くなか、多くの企業が制作に力を入れており、最近ではソーシャルメディアとの連携機能や、ドローンで撮影した動画コンテンツなどを取り入れる採用サイトも増えてきました。
採用サイトの制作費用はページ数・コンテンツの内容によって大きく変わってきますが、一般的には60万円~200万円前後が相場。
機能的に会社説明会などの予約フォームが欠かせないうえ、コンテンツを制作するにあたって社員への取材やインタビュー撮影をともなうことが多いため、簡易的なコーポレートサイトなどと比べると費用が高くつく傾向があります。
ECサイト
ネット通販市場が右肩上がりの成長を続け、多くの企業からニーズが高まっているECサイト。
商品検索、ショッピングカート、問い合わせフォーム、メルマガ配信など、ECサイトに必要な機能をゼロから構築するのは非常に難易度が高く、制作会社の多くが「EC-CUBE」や「MakeShop」といったEC構築システムを利用しています。
仮に「EC-CUBE」をカスタマイズして、商品登録数100点~300点前後のECサイトを制作するとなると、60万円~200万円前後が平均的な費用の相場です。
1点注意したいのは、EC構築システムによる制作の場合、サイトがオープンした後のメンテナンスや更新作業に1万円~2万円前後の月額費用がかかること。ECサイトの制作を依頼する際は、年間コストと売上の見通しを照らし合わせ、慎重に検討しましょう。
ECサイトの費用相場や依頼先の選び方については以下の記事でも詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
EC-CUBEを使ってショップ開設!構築にかかる費用相場について
ランディングページ
ランディングページとは、リスティング広告や動画広告のリンク先ページのこと。商品やサービスの魅力・特徴をわかりやすく伝えたうえで、コンバージョン(予約、購入など)へ誘導するのが目的です。
基本的に1ページのみの制作となり、情報量も限られるため、制作費は安く、一般的な相場は10万円~35万円ほど。テンプレートなどを活用して短納期に対応している制作会社も数多くあります。
5. ホームページ制作にかかる費用の内訳
ホームページを立ち上げるには、いくつかのプロセスを踏まなければなりません。
制作費を構成する主な工程と、webサイトの新規作成・リニューアルを問わず、
・各工程でどのようなことを行っているのか
・どのくらいの費用がかかるのか
この2点を詳しく解説していきます。
ディレクション費
ディレクションとは、依頼者との打ち合わせやホームページ構成、写真やテキストデータといった素材集め、最終確認などを含めたプロジェクトの進行管理のこと。
この工程は一般的に「ディレクター」と呼ばれるスタッフが担当し、作成をスムーズに進められるように依頼者と社内スタッフとの橋渡し役を勤めます。
ディレクションは企画構成・案件定義など、ホームページ制作に関するすべての進行管理を行う工程であるため、作成するホームページの規模や対応環境(パソコン、スマートフォン)によって異なります。
ホームページ制作料金の20%程度が一般的な価格とされ、5万円から20万円が相場です。
デザイン費
低価格でホームページを制作する場合は、イチからデザインやレイアウトを考える必要がないテンプレートを使用するのが基本です。
一方、オリジナルデザインのホームページを作成する場合には、レイアウトを含めたデザイン要素を個別に用意することになります。
「デザイン」と一括りにしている工程には、トップページや下層ページといったホームページ自体のデザインを決める作業のほかに、イラストやロゴ、ボタンの作成なども含まれます。
トップページは依頼者ごとにデザインを起こし、下層ページを想定した作り込みが必要となるため、相場は5万円から15万円と他のページに比べると割高です。
下層ページの費用相場はトップページのおよそ半分程度のケースがほとんどですが、ページの長さや作り込み度合いによって異なります。テキスト中心のシンプルな構成のページであれば、5,000円から8,000円程度でしょう。
なお、イラストやロゴ制作は別途料金扱いにしている制作会社が多く、簡単なロゴとコンセプトを踏まえた会社のロゴとでは当然ですが制作費用に差が出ます。
いずれにせよデザインは個人のスキルに拠る部分が大きく、極端に言えば制作を依頼する業者のなかでも担当するデザイナーによって価格が異なることも珍しくありません。
つまり、同じボリュームのホームページであっても、スキルの高いデザイナーを使うほど費用も上がっていく可能性が高いと言えます。
コンテンツ費
ホームページ内に掲載するテキストや画像、動画の作成などを制作会社に依頼する場合に発生する工程です。セールスライティングやSEOライティングといった集客効果が期待できるテキストは、自社で作成するとなると難しいかもしれません。
どちらも専門知識を持ったライターが担当するため、セールスライティングは1ページ3万円から20万円、SEOライティングは1ページ1万円から20万円(キーワード選定によって異なる)が費用相場です。
また、近年注目を集めている動画に関しては、3万円から5万円程度(15秒)が制作費の一般的な相場だと言われています。
サイトの新規作成ではなくリニューアルであったとしても、既存コンテンツを修正したりあらたに素材を足したりする必要もあるため、コンテンツ制作には安いか高いかは別に、一定の費用がかかることがある点には注意しましょう。
コーディング費
ホームページの設計書をもとに、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を用いてソースコードを書いていく工程です。
デザインの工程同様、ページの長さや作り込み度合いによって費用は異なり、相場としてはトップページが1万円から3万円、下層ページが8,000円から2万円程度となっています。
なお、スマートフォンやタブレットの画面サイズに合わせて自動的に最適化する{bold}「レスポンシブデザイン」は大体1ページ1万円から2万円程度が相場ですが、対応デバイスを指定する場合には追加料金が発生するケースもあるので注意が必要です。
またレスポンシブデザインの料金はパソコン(PC)のみの制作費用×1.4~1.7で算出されることも多くあります。
システム費
デザイン制作、コーディングが完了した後に発生する工程であり、PHPやRubyなどのプログラミング言語を用いてCMSの構築など、さまざまなシステム開発を行います。
ホームページでよく見かける「お問い合わせフォーム」や「検索機能」もこの工程に該当し、それぞれの相場は2万円から3万円程度です。
また、更新作業が簡単なことから多くの企業が利用しているCMSツール「WordPress」での構築・カスタマイズ費用の相場は、インストールや基本設定も含めて5万円から数十万円程度と考えられます。
なお、独自のWebサービスや管理システム・業務システムなどの構築費用は内容によって大きく変動しますが、20万円から100万円程度はかかるものと想定しておくといいでしょう。
SEO対策費
ホームページをビジネスで活用するのであれば、検索エンジンでの上位表示を狙うSEO対策は必須です。内部SEOに関してはコーディング作業の工程で当たり前のように実装してくれる制作会社も多く、基本的に料金はかかりません。
ですが、SEO対策に強い制作会社の場合には、確実に上位表示されるよう別途料金を設けてコンサルティングを行います。SEO対策の費用相場としては、中小企業向けのホームページなら10万円から30万円、大企業もしくは大規模なホームページなら安いものでも数十万円から100万円以上かかるようです。
そしてもう1つ、SEO以外にも上位表示を狙う上で欠かせない機能といえば、ホームページの閲覧数や滞在時間など、アクセスに関するさまざまな情報が得られる「アクセス解析ツール」です。
「Google Analytics」をはじめ、解析ツール自体は無料の場合がほとんどですが、設置費用として3万円から5万円程度かかります。
制作会社によってはアクセス解析ツールのデータを分析・検証を行い、詳しい月次報告書を作成してくれるところもあるので、別途料金がかかるのかどうかも確認しておくといいかもしれません。
ホームページ制作後にかかる運用費にも注意!
ホームページ(webサイト)を作る際には制作にかかる費用にばかり目が行ってしまいがちですが、公開後に運用していくなかで発生する更新などの費用(保守・運用管理費)も見逃せない問題のひとつです。独自ドメインを利用している場合には、そのドメイン利用料が掛かることも覚えておく必要があります。
ホームページは公開したらそれで終わりというわけではなく、集客や売り上げを伸ばすためには、商品・サービスに関する情報やコンテンツの追加・修正、SEO対策など、頻繁な更新と運用が重要です。
ですが、制作会社がすべてオリジナルで作成したホームページの場合には、HTMLやCSSなどの専門知識がないと自社で更新作業を行うのはほぼ不可能でしょう。
そうなると更新作業が発生するたびに制作を業者に依頼しなければなりませんが、もちろん無料で請け負ってくれるわけではありません。仮に1ページの修正・追加費用が2万円だとして、毎月最低でも5ページは依頼するとなるとそれだけで10万円の費用がかかります。
さらに年間で考えるとホームページの更新だけで120万円と、トップクラスの制作費にも匹敵する費用が必要になってしまいます。これではいくら制作費を抑えても意味がないでしょう。
ランニングコストを抑えたいのであれば「WordPress」といったCMSツールを利用するなど、自社で簡単に更新作業が行えるホームページを制作してもらうことが重要です。
6. 依頼先によって変わるホームページの制作費用
次に依頼先別の制作費用の違いについて、詳しく見ていきましょう。
代理店に依頼する場合
大規模なコーポレートサイトやECサイトを立ち上げる場合、広告代理店を経由して依頼するのも1つ。代理店によっては大手を含め100社を超える制作パートナー会社を抱えており、発注者のニーズと制作サイドの得意分野がマッチすれば、非常に質の高い成果物が仕上がります。
ただ、代理店は少なくとも制作費の20%、場合によっては50%のマージンをとるため、費用が割高になるのは避けられません。最低でも100万円単位での予算が必要になるでしょう。
また、依頼の窓口と制作チームが別会社になるので、高い費用を支払っていても伝言ゲームのように要望がうまく伝わらず、修正を繰り返してしまうようなケースもあるようです。
大手制作会社に依頼する場合
大手の制作会社には経験豊富なディレクターやさまざまな得意分野を持つクリエイターが在籍しており、業種・目的を問わず幅広いタイプのweb制作に対応することが可能。コンセプトやターゲットの設計からじっくり時間をかけ、クライアントの強み・特徴をデザインやコンテンツへ落とし込んでいきます。
その分だけ費用が高くつくのは致し方ないところ。代理店経由での依頼と同様に、ページ数やコンテンツの内容によっては、制作費が優に100万円を超えることも珍しくありません。
また、大手ゆえに常に複数の大型プロジェクトを抱えていて、小予算の案件はなかなか受け付けてくれないこともあります。
中小規模の制作会社に依頼する場合
スタッフ20名~50名程度までの小規模~中規模の制作会社の多くは、宣伝費を省き、WordPressなどの制作ツールを活用することで、クライアントのコスト負担を抑えています。
制作費はホームページの種類や規模によって変わりますが、たとえば会社案内を目的とした一般的なコーポレートサイトなら20万円~40万円程度、より簡素なオウンドメディアなどの場合、10万円程度で制作を請け負っているところも多いようです。
また、美容や医療、不動産など、1つの分野に特化してノウハウを蓄積しているのも中小規模の制作会社の特徴の1つ。制作実績などを参考にしながら自社に合う依頼先を見つけられれば、費用を抑えつつ質の高いホームページ制作が期待できるでしょう。
フリーランスに依頼する場合
極端に予算が限られる場合は、フリーランスのwebデザイナーや個人経営の制作事務所も選択肢の1つです。中小規模の制作会社と同様、WordPressなどを使って制作コストを抑えているうえ、さらに人数が少ない分、格安料金での制作が見込めます。
実際にいくつかの個人事務所のwebサイトをチェックしてみたところ、10ページ程度までの制作であれば、費用の相場は10万円前後、なかには数万円で請け負っているところもありました。
ただ、スタッフの数が少ないゆえに、本格的なECサイトなどに対応しているところはほとんどなく、同じ理由から運用・保守サービスについてもあまり大きな期待はしない方がいいでしょう。
また、法人に依頼する場合と違って、個人経営の事業所には現場との橋渡し役となる営業担当者がいません。発注者自らが直接制作者と向き合い、ホームページの目的や予算、制作期間、デザインなどの要望をきちんと伝えられることが発注の前提になります。
7. 迷った際はアイミツで複数の制作会社をチェック!
ここまでホームページの種類別の費用相場や、依頼先別の費用相場についてご紹介してきましたが、実際には具体的な料金を公開していない会社も多く、予算の範囲で自社にマッチする会社を見つけるのはなかなか難しいもの。
アイミツでは無料で利用できるコンシェルジュサービスをご用意しているので、迷ってしまった際はお気軽にご相談ください。ホームページ制作に精通したコンシュルジュがあなたのニーズに合う制作会社をピックアップし、一括で見積もりを取得します。
8. 【まとめ】失敗しないホームページ制作のためには
今回は実際の事例も交えつつ、ホームページ制作の費用の内訳や、種類別・依頼先別の料金相場についてご紹介しました。
web制作会社同士の競争が進み、リーズナブルな料金で制作を請け負う会社が増えてきてはいるものの、無料で使えるブログサービスやCMSが無数にあることもふまえて考えると、ホームページの制作費用は決して安いものとは言えません。
のちのち後悔しないよう、今回ご紹介した内容や、アイミツの各種サービスをぜひお役立ていただければと思います。
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