ホームページ保守費用相場は?費用内訳も解説【2025年最新版】
ホームページの運営を成功させるためには、制作後の「保守」が欠かせません。しかし、保守費用の相場や具体的な内容については、意外と知られていないことが多いものです。保守を怠ると、セキュリティリスクの増大やサイトのパフォーマンス低下につながる一方、適切な保守を行えば、安定した運営とコストパフォーマンスの向上が期待できます。
本記事では、ホームページ保守費用の相場や保守が必要な理由、さらに費用内訳を詳しく解説。これからホームページ運営を始める方にも役立つ情報をお届けします。
ホームページ保守費用の相場【依頼内容別】
依頼内容によってホームページ保守費用は変化します。最低限の保守作業だと5000円、コンテンツ更新まで依頼すると5000円~2万円、レポート作成まで依頼すると2万~5万円、集客面のサポートまで依頼すると5万円以上の費用がかかると思っておきましょう。
依頼内容 | 相場 | 内訳 |
---|---|---|
最低限の作業だけ依頼する場合 | 5,000円 | ・サーバー代:月額1,000~4,000円 ・ドメイン代:月額数百円前後 |
コンテンツ更新まで依頼する場合 | 5,000~2万円 | ・サーバー代:月額1,000~4,000円 ・ドメイン代:月額数百円前後 ・コンテンツ更新代:1万5,000円~ |
簡単な月次レポート作成まで 依頼する場合 |
2万〜5万円 | ・サーバー代:月額1,000~4,000円 ・ドメイン代:月額数百円前後 ・コンテンツ更新代:1万5,000円~ ・アクセス機解析:月額1万円~ |
最低限の作業だけ依頼する場合
WordPressなどのコンテンツ管理システムを利用して、自社でホームページを更新するのであれば、最低限のコストで運用できます。バックアップや不具合が起こった場合の復旧など、最低限の作業だけ依頼する場合のホームページ保守費用の相場は、5,000円前後です。
サーバーによっては、別途通信を暗号化するSSLの契約が必要な場合もあります。更新や修正作業を自社で行う必要がありますが、ある程度人員に余裕があれば、最低限の作業を外注するだけで、ホームページを運用することも可能です。
- 最低限の作業だけ依頼するプラン
-
- サーバー代:月額1,000~4,000円
- ドメイン代:月額数百円前後
コンテンツ更新まで依頼する場合
サーバーやドメインの管理に加えて、コンテンツの更新も外注する場合のおおよその費用相場は、5,000~2万円前後です。
ただし、コンテンツの更新代は、ホームページを更新する頻度によって変化します。Webメディアのような頻繁に更新するサイトでは、上記の金額よりも高くなるので注意しましょう。シンプルなコーポレートサイトなど更新の頻度がそれほど多くないホームページであれば、2万円前後で運営できるケースが多いです。
- コンテンツ更新まで依頼するプラン
-
- サーバー代:月額1,000~4,000円
- ドメイン代:月額数百円前後
- コンテンツ更新代:1万5,000円前後
簡単な月次レポート作成まで依頼する場合
アクセス解析などの簡単な月次レポートの作成も依頼する場合、2万〜5万円ほどかかります。アクセス解析ツール自体は、無料で利用できるものも多いですが、使いこなすには相応の知識が必要です。
アクセス解析の月次レポート作成を外注すれば、資料作成の手間を省けます。アクセス解析を外注して集客関連の施策は自社のマーケターが担当するという場合は、下記のようなプランで依頼するとよいでしょう。
- 月次レポート作成まで依頼するプラン
-
- サーバー代:月額1,000~4,000円
- ドメイン代:月額数百円前後
- コンテンツ更新代:1万5,000円前後
- アクセス機解析:月額1万円前後
ホームページ保守費用の内訳
ホームページの保守費用は、作業ごとの料金を合計して算出されます。そのため、依頼内容によって保守費用も変化します。
それぞれの項目がどのような役割を果たし、どの程度のコストがかかるのかを把握することで、自社に最適な保守プランを選ぶことができます。ここでは、代表的な保守費用の内訳について詳しく解説します。
内訳 | 相場 | 概要 |
---|---|---|
サーバー代 | 月額1,000~4,000円 | サーバーの管理・レンタル費用。 |
ドメイン代 | 年額500〜2,000円 | ドメインの管理費。 取得時との更新時に費用が発生。 |
サイト更新・修正代 | 月額5,000~1万5,000円 | サイトの更新費用。 更新頻度や作業量が多くなるほど料金も増加。 |
アクセス解析代 | 数千円 | ホームページへのアクセス状況を分析するサービス。 詳細なレポートを作成する場合は1万円以上かかることもある。 |
サーバー代
サーバーは、ホームページをインターネット上に公開するためのコンピューターです。ユーザーはサーバーにアクセスして、ホームページを閲覧します。サーバーはレンタルするのが一般的です。サーバー代は月額1,000~4,000円ほどかかります。サーバーのスペックを抑えたプランであれば、1,000円以下で利用できる場合も多いです。
ドメイン代
ドメインは、インターネット上の住所のようなもので、ドメイン会社を通じて取得する必要があります。ドメイン代は年額で500〜2,000円ほどです。取得時に1年分の費用を支払い、以降は1年ごとの更新時に料金が発生します。レンタルサーバーのプランにドメイン代が含まれている場合もあるので、契約前に確認しておきましょう。
サイト更新・修正代
サイト内の情報を更新したり、修正したりする場合の費用は、5,000~1万5,000円ほどです。作業量によりますが、軽微な変更や修正であれば数千円、大幅な変更であれば1万円以上かかるケースが多いです。新しいページを追加する場合は、3万円以上かかります。また、画像や動画を追加する場合は、別途素材の制作費用も必要です。
アクセス解析代
アクセス解析とは、ホームページにアクセスしたユーザーが使用している検索ワードやサイト内での行動を解析することです。解析結果は、ホームページの運営や改善の方針を決定するために利用されます。アクセス解析の費用は、基本的なデータを集計したレポートであれば数千円程度、詳細な解析には1万円以上かかります。
実際にホームページ保守費用の料金表を調べてみた
保守サービスの内容は、会社によって異なります。ホームページ制作会社が提供している実際の保守プランを調査しました。保守プラン選びの参考にしてください。
料金 | |
---|---|
A社 | ・サーバー・ドメインの管理:月額3,300円(税込) ・月3回の更新:月額1万1,000円(税込) ・月5回の更新:月額1万6,500円(税込) ・ページの追加:月額3万3,000円(税込) ・作業別にスポットでの依頼にも対応 |
B社 | ・ホームページ公開後の1ヵ月間は軽微な修正に無料で対応 ・サーバー・ドメイン・バックアップ:月額5,500円(税抜) ・更新代行:1,500円~ ・レイアウト変更・ページ修正:7,000円〜 ・ページ追加:1万円〜 |
C社 | ・サーバー・ドメインの管理:月額4,378円 ・サイト更新:月額2万1,780円~ ・ページ追加:月額4万3,780円~ ・コンサルティング:月額27万5,000円〜 ・Web担当者育成:月額77万円~ |
A社
定額でのホームページ制作や保守サービスを提供しているA社では、5種類の保守プランを提供しています。サーバー・ドメインの管理のみのプランであれば、月額3,300円(税込)で保守に対応。更新作業込みのプランは、更新頻度別に月額1万1,000円(税込)から3万3,000円(税込)の3種類のプランを提供しています。加えて、個別作業にも別途対応しているので、必要に応じて保守プランに含まれていない作業も依頼できます。
B社
B社では、低コストでホームページを運用できるプランを提供しています。専門的知識がないユーザーでも更新できるホームページを作成。最小限の保守費用だけでホームページを運用できます。保守費用は月額5,500円(税抜)から依頼でき、サーバー・ドメイン管理のほか、バックアップもサービスに含まれています。加えて、ホームページ公開後、1ヵ月は無料で軽微な修正に対応。保守費用を低めに設定していますが、サポートは充実しています。
C社
C社では、コンサルティング込みの保守プランも提供。ヒアリングや現状分析を実施した上で、ホームページや販売方法の改善を提案するプランです。サイトの規模にもよりますが、月額27万5,000円から改善を依頼できます。また、77万円からWeb担当者の育成にも対応しているので、Webマーケティングの内製化も可能です。
ホームページ保守費用のコスト削減方法は?
ホームページ保守費用を削減するには、いくつかのポイントがあります。まず、不要な機能やページを見直し、運用をシンプル化することが重要です。CMS(コンテンツ管理システム)を活用すれば、更新作業を内製化し外部委託費を抑えることが可能です。
さらに、保守業者のプランや契約内容を定期的に見直し、必要最低限のサービスに調整することでコストダウンが図れます。定期保守をパッケージ化している業者を選ぶことで、長期的な運用コストの削減が期待できます。
ホームページ保守の注意点
ホームページは公開後も定期的な保守が必要不可欠です。適切な保守を行うことで、サイトの安全性やパフォーマンスを維持し、利用者にとって快適な閲覧環境を提供できます。
しかし、保守を怠るとセキュリティリスクの増加や不具合の放置による信頼低下につながることもあります。ここでは、ホームページ保守を行う際に押さえておきたい重要なポイントを解説します。
セキュリティ対策の徹底
ホームページ保守において、セキュリティ対策は最も重要なポイントの一つです。サイトがサイバー攻撃の対象となるリスクは年々高まっており、被害を未然に防ぐための対策が不可欠です。定期的なソフトウェアやプラグインの更新を行い、最新のセキュリティパッチを適用することは基本中の基本です。
また、不正アクセスを防ぐために強力なパスワードの使用や二段階認証の導入を検討しましょう。こうしたセキュリティ対策を徹底することで、信頼性の高いホームページ運営が可能になります。
定期的なバックアップをとる
ホームページ保守・運用において、定期的なバックアップは万が一のトラブルに備えるための基本的な対策です。システムの不具合やサイバー攻撃、操作ミスによるデータ消失など、予期せぬトラブルが発生した際に迅速に復旧するためには、最新のバックアップが必要です。データベースやファイルを定期的に保存し、バックアップデータを複数の場所(クラウドや外部ストレージ)に分散して保管することで、リスクをさらに軽減できます。
また、自動バックアップの仕組みを導入すると、手間を省きながら確実にバックアップを取ることが可能です。定期的なバックアップを習慣化することで、安心してホームページを運営できます。
【低予算で作りたい方必見!】Web制作に使える補助金・助成金まとめ
効果のでるホームページを制作するにはそれなりの費用がかかります。そこで、少しでも費用を抑えたいときに役立つのが国や地方自治体の補助金です。以下にホームページ制作に活用できる補助金を3つ厳選してご紹介します。原則、契約前に申請が必要なので、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。
最大補助額 | 補助率 | 申請方法 | |
---|---|---|---|
IT導入補助金 | 450万円 | 1/2以内 | 電子 |
持続化補助金 | 200万円 | 1/4 | 電子または郵送 |
事業再構築補助金 | 1億5,000万円 | 2/3から1/2 | 電子 |
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)
「IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ホームページ作成、クラウドツール・業務用ソフトウェアの導入にかかる費用の一部を補助します。最大補助額は450万円・補助率1/2以内です。
出典:IT導入補助金2023 https://www.it-hojo.jp/
IT導入補助金を活用!おすすめのホームページ制作会社15選はこちらから!
持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な、ホームページ制作など販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠(賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など)の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は200万円でウェブサイト関連費の補助率は1/4です。
出典:小規模事業者 持続化補助金(一般型)https://r3.jizokukahojokin.info/
事業再構築補助金
「事業再構築補助金」は、ウィズコロナ・ポストコロナの経済社会の変化に対応するために、事業再構築に前向きな中小企業を支援し、日本経済の構造転換を促すことを目的としています。支援類型は、通常枠や大規模賃金引上枠など合計6つ。補助金額は枠によって異なりますが、最大補助金額は1億5,000万円で、その場合の補助率は2/3から1/2です。
出典:事業再構築補助金 https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
補助金について、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
補助金を利用する際は、申請スケジュールや必要書類の準備に注意しましょう!
補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。
しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。
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※補助金については2023年5月時点の情報をもとにご説明しています。
【まとめ】ホームページ保守費用を理解し、目的に合ったホームページ制作会社を選ぼう
ホームページ保守は、運営を安定させ、効果的な活用を続けるために欠かせない要素です。その費用は、機能の規模や保守内容によって異なるため、まずは自社の目的や必要性を明確にすることが重要です。費用を抑えるためには、自社で対応できる範囲を見極め、適切なプランを選ぶことがポイントとなります。
また、保守サービスの内容や対応力は制作会社ごとに大きく異なるため、信頼性や実績を重視した選定が必要です。目的に合った制作会社を選ぶことで、コストパフォーマンスに優れた保守体制を構築し、ホームページの価値を最大限に引き出すことができるでしょう。
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