LP制作の費用相場は?フリーランス・中小・大手制作会社の料金や事例を公開

企業間受発注のマッチング数No.1の実績を誇るPRONIアイミツが、5年分のLP制作に関する取引データを分析。実態に即した平均費用や依頼の傾向などを解説します。価格帯ごとに実際の取引事例も掲載しているので、はじめての方でも相場のイメージがしやすいでしょう。
また、「フリーランス・個人事業主」、「中小規模制作会社」、「大手制作会社」といった依頼先別の料金相場や、プロが伝授するLP制作会社の選び方も紹介しているので、LP制作を成功させたい方はぜひ最後までご覧ください。
LP制作の平均費用と中央値は?
LP(ランディングページ)制作の費用相場は一般的には、10万円〜60万円程度とされていますが、今回60万件以上の企業間受発注のマッチング実績を誇るPRONIアイミツが過去5年分の取引データをもとに調査を実施したところ、平均費用は40万円(中央値は30万円)ということが判明しました。
さらに以下では、LP制作における価格帯ごとの特徴についても深堀していきます。

- 10万円以下なら「デザインテンプレート活用」+「コーディング」の依頼が多数
- 10万~30万円では「ディレクション」+「デザイン」+「コーディング」の依頼が増える
- 集客アップ(CV獲得)を目的としたデザインなら30万円以上を想定
- Web広告の運用代行も依頼する場合は60万円以上を想定
LP(ランディングページ)は基本的に縦長の1ページ完結型で、一般的な企業のホームページと比べて制作コストを抑えられるのが特徴といえます。
実際に、デザインにこだわりがないテンプレートを用いたLP制作なら10万円以下で可能です。そして「オリジナルデザインでの制作」、「ECサイト機能を搭載」、「予約機能の搭載」、「バナーやイラストなどのコンテンツ制作」といった要素が加わってくると30万円前後になることが多いようです。
さらに、LP制作に加えてリスティング広告やLPO(集客を最大化するための改善施策)などの広告運用代行を依頼する場合、相場は60万円以上となります。
それでも企業ホームページの平均制作費用が85万円程度なので、LP制作はコストを抑えながら商品・サービスを訴求したい方にうってつけの手法といえるでしょう。
【価格帯別】LP制作の特徴・仕様
LP制作の相場は一番安い価格帯で1万~10万円。最も制作する人が多い価格帯が30万円前後です。
また、LP制作だけでなく公開後の広告運用サポートなども付随して依頼できる高価格帯は60万円以上です。

以下ではこれら4つの価格帯別に、依頼できる作業や制作期間、おすすめの発注先などを詳しく解説していきます。
1万~10万円のLP制作
まず1万~3万円以内でLPを作る場合は、基本的にフリーランス・個人事業主への依頼などに限定されます。
また、格安の制作会社に依頼する場合の相場は最安値で2万円後半~5万円程度ですが、発注側でLPの構成案作成や原稿作成などを行わなければなりません。依頼できるのはデザインとコーディングのみと考えるのが良いでしょう。
とはいえ、効果の感じられるLP制作を目指す場合は制作会社に依頼するのがおすすめ。最低でも10万円程度は想定しておきましょう。
| 内 容 | |
|---|---|
| 依頼できる作業 | ・テンプレートを利用したデザイン ・コーディング |
| 制作物の特徴 | ・シンプルなデザインと構成 ・戦略設計や原稿作成は自社で対応 |
| 制作期間 | 1週間〜1ヵ月程度 |
| 発注先 | ・フリーランス ・個人事業主 ・格安でサービスを提供する制作会社 など |
| おすすめの企業 | ・格安でLPを制作したい企業 ・シンプルな構成のLPを作りたい企業 ・戦略設計や原稿作成を自社でおこなえる企業 ・すぐにLPを公開したい企業 |
- PRONIアイミツでのLP制作の取引事例
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- 輸入代行会社のサービス紹介LP 6万5,000円
∟ デザイン + コーディング +公開作業費 - 化粧品の新商品PRの広告用LP 10万円
∟ デザイン + コーディング + レスポンシブ対応 + 広告費用
- 輸入代行会社のサービス紹介LP 6万5,000円
10万〜30万円のLP制作
10万円から30万円の価格帯からオリジナルデザインでのLP制作が可能です。LPの構成案作成や原稿作成、公開後の修正などは発注者が行う必要があります。
| 内 容 | |
|---|---|
| 依頼できる作業 | ・構成案の作成 ・デザイン ・コーディング |
| 制作物の特徴 | ・オリジナルデザイン ・戦略設計や原稿作成は自社で対応 |
| 制作期間 | 2週間〜1ヵ月半程度 |
| 発注先 | ・格安でサービスを提供する制作会社 ・中小規模のLP制作会社 など |
| おすすめの企業 | ・デザインにこだわったLPを制作したい企業・構成案の作成から依頼したい企業・戦略設計や原稿作成を自社でおこなえる企業 |
- PRONIアイミツでのLP制作の取引事例
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- 家電修理サービス紹介のLP 14万円
∟ デザイン + コーディング + サーバー・ドメイン設定 + 公開作業 - 福祉用具の営業用LP 18万円
∟ ディレクション + デザイン + ワイヤー制作 - 就職支援サービスのLP 25万円
∟ 企画構成 + デザイン + コーディング + お問い合わせ機能 + LINE連携機能
- 家電修理サービス紹介のLP 14万円
30万~60万円のLP制作
オリジナルデザインと構成案作成を含むLP制作の費用相場は、30万円から60万円ほどです。この価格帯は、戦略設計や原稿作成なども依頼することができ、長いコンテンツのLPにも対応できます。LPの効果を高めたい企業は、この価格帯を目安にするのが良いでしょう。
| 内 容 | |
|---|---|
| 依頼できる作業 | 戦略設計や原稿作成、コーディングまでをまとめて依頼可能 |
| 制作物の特徴 | ・オリジナルデザイン ・競合調査をもとにした戦略的なLP ・効果的なナビゲーションやCTAの導入 |
| 制作期間 | 1ヵ月~2ヵ月程度 |
| 発注先 | 中小規模のLP制作会社 など |
| おすすめの企業 | ・成果を重視した高品質なLPを制作したい企業 ・ターゲット層に合わせ効果的なLPを制作したい企業 ・LP制作の全ての工程を制作会社に任せたい企業 |
- PRONIアイミツでのLP制作の取引事例
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- DM発送サービスの紹介LP 30万円
∟ ディレクション + デザイン + コーディング + 問い合わせ機能 + スパム対策 + 営業管理費 - 季節商品の紹介LP 38万円
∟ デザイン + 実装費+ 保守 + サーバー・ドメイン + フライヤーデザイン + 印刷費 - 美容用品の新商品PRのLP 48万円
∟ LP制作 + 広告運用代行 + SNSアカウント構築 + クリエイティブ制作
- DM発送サービスの紹介LP 30万円
60万~100万円のLP制作
LP制作だけでなく、Web広告のコンサルティングや公開後の効果測定なども依頼する場合の費用相場は60万円以上です。LP制作は制作したらそれで完成ではなく、公開後のユーザー行動を分析してLPを改善することでコンバージョン率を改善することができます。
成果にこだわった高品質かつ効果的なLPを制作して、継続して改善していきたい企業には特におすすめです。
| 内 容 | |
|---|---|
| 依頼できる作業 | ・戦略設計や原稿作成、コーディングまでをまとめて依頼可能 ・競合調査をもとにした戦略設計からコーディング ・公開後の効果測定 ・LPO |
| 制作物の特徴 | ・凝ったオリジナルデザインのLP ・独自のアイデアや演出を実現 ・効果測定をもとにした継続的なLPの改善 |
| 制作期間 | 1ヵ月半~3ヵ月程度 |
| 発注先 | ・中小規模のLP制作会社 ・大手の制作会社 など |
| おすすめの企業 | ・成果を重視した高品質なLPを制作したい方 ・LP制作の全ての工程に加え、運用や改善まで相談したい企業 |
- PRONIアイミツでのLP制作の取引事例
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- IT業界のサービス紹介LP 75万円
∟ ディレクション + 要件定義 + デザイン + コーディング + CMS構築 - 法人向けの通販サイトをPRするLP 88万円
∟ ディレクション + デザイン + コーディング + バナー・イラスト制作 + チラシ制作 - 人材紹介サービスをPRするLP 91万円
∟ ディレクション + デザイン + コーディング + 問い合わせ機能 + 動作検証 +投稿マニュアル作成
- IT業界のサービス紹介LP 75万円
【依頼先別】LP制作の費用相場
つづいては、LP制作の依頼先別の費用相場を紹介します。
フリーランス・個人への依頼費用相場は1万~30万円程度、中小規模の制作会社の費用相場は一般的に30万~100万円程度、大手制作会社の費用相場は60万~100万程度です。

次項では、それぞれの依頼先の特徴について詳しく解説していきます。
フリーランス・個人事業主の特徴と費用相場
フリーランス・個人事業主への依頼の最大の特徴は、何といってもコストを抑えられるという点です。費用相場は1万円台から30万円程度です。これは個人・フリーランスの実績やスキルによって異なりますが、全体的に見て比較的安価にLP制作が可能です。
| 概 要 | |
|---|---|
| メリット | ・コストパフォーマンスに優れている ・個人のスキルや経験によっては高品質なLPが期待できる |
| デメリット | 個人差が大きいため、仕上がりに差がある |
| 費用相場 | 1万円台から~30万円程度 |
中小規模の制作会社の特徴と費用相場
中小規模の制作会社への依頼では、フリーランス・個人事業主への依頼と異なり各分野の専門家がチームで制作に取り組むため、品質やサポートに期待ができます。3万円台~10万円程度の格安料金でサービスを提供する会社もありますが、一般的な費用相場は30万~100万円程度です。
| 概 要 | |
|---|---|
| メリット | ・複数のスタッフがチームとなり制作を担当 ・デザインやコーディングなど各分野の専門家が在籍 ・アフターサポートも充実 |
| デメリット | 一定の費用がかかる |
| 費用相場 | 30万~100万円程度 (3万円台からサービス提供の格安企業もあり) |
大手制作会社の特徴と費用相場
大手制作会社の最大の特徴は、豊富な実績と知名度と言えるでしょう。積み上げたノウハウや充実したWebマーケティングによる高品質なLP制作が期待できます。大手制作会社の費用相場は、60万から100万円程度です。
| 概 要 | |
|---|---|
| メリット | ・豊富な実績と知名度 ・高品質で効果的なデザイン ・広告戦略やWebマーケティングに関する充実したノウハウ |
| デメリット | 費用は高め |
| 費用相場 | 60万~100万円程度 |
制作会社への依頼では、プロジェクト全体の規模や内容によって費用が大きく変わるため、事前に複数社から見積もりを取ることが重要です。いずれの依頼先もそれぞれに特徴がありますので、予算や求める品質、信頼性などを総合的に判断し、最適な選択をしてください。
以下記事では、LP制作に強い制作会社を紹介しています。是非ご覧ください。
LP制作の料金実例
つづいては、LP制作の実際の料金事例を4つの価格帯に分けご紹介していきます。
【1万~10万円のLP制作の事例】MEO対策用のLP
- 業界
-
- 外食
- 発注元規模
- 10〜25人未満
- 納期
- 2週間
- オプション業務
-
- webコンサルティング
- デザイン制作
- サイトマップ制作
- webデザイン
- 実績企業
- miraiz株式会社
費用目安:~10万円
目を引くビジュアルと説得力のあるコピーを組み合わせ、新商品や限定メニューの魅力を強調しました。
SEO対策・MEO対策として構造化の設計、さらに、Instagramと連携させインスタ投稿された情報を自動でサイトへも反映させ訴求効果を高めることで、集客を促進するためのアクションを設計しました。
【10万〜30万円のLP制作の事例】求人用のLP
- 業界
-
- 美容
- 発注元規模
- 10〜25人未満
- 納期
- 1ヶ月
- オプション業務
-
- 広告運用
- デザイン制作
- webデザイン
- セキュリティ対策
- アクセス解析
- LPO
- 実績企業
- 株式会社ウィニングフィールド
費用目安:11万円~30万円
LPを持たれていなかったため、まずは市場調査、競合分析、自社分析といった「3C分析(マーケティングリサーチ)」から徹底的に入り、市場のニーズにあった内容と訴求を打ち出すことにしました。
【30万~60万円のLP制作の事例】通販用のLP
- 業界
-
- 食品店
- 流通・小売(その他)
- 食品
- 発注元規模
- 10〜25人未満
- 納期
- 3週間
- オプション業務
-
- 広告運用
- webコンサルティング
- デザイン制作
- webデザイン
- seo対策
- セキュリティ対策
- アクセス解析
- LPO
- 実績企業
- 株式会社ウィニングフィールド
費用目安:31万円~50万円
シニア層のお悩みとサプリメントの愛用者について、競合他社の商品、類似商品、代替商品などを徹底的にリサーチ。その結果、切り口を選定してLPのシナリオ・構成をディレクションし、獲得件数がアップしました。
【60万~100万円のLPリニューアルの事例】CVR向上を目指したLP
- 業界
-
- Webサービス・アプリ
- 通信・IT・ソフトウェア(その他)
- 発注元規模
- 50人〜100人未満
- 納期
- 2ヶ月〜3ヶ月
- オプション業務
-
- 広告運用
- webコンサルティング
- ui設計
- ux設計
- デザイン制作
- webデザイン
- seo対策
- 画像作成
- アクセス解析
- 実績企業
- 株式会社LOM
費用目安:51万円~100万円
ユーザー/キーワード調査により情緒的要素が必要と判明し、サービスページをリニューアルしました。
LP制作に強い制作会社をお探しの方は、まず複数社から見積もりを取りましょう。時間と手間を削減したい方は以下よりお問い合わせください。
LP制作にかかる費用の内訳
LP制作費用の内訳は、以下のような項目で構成されるのが一般的です。それぞれの項目がプロジェクトの内容や規模に応じて変動します。

市場調査・競合分析費用
市場調査
業界全体の動向やユーザーのニーズ、行動傾向を調べます。たとえば、現在注目されているトレンド、購買に至る心理的な要因、既存顧客のフィードバックなどを分析し、ユーザーが本当に求めている価値を見極める重要な作業です。
競合分析
同じ市場で展開している他社のLPやマーケティング施策をリサーチします。どのような訴求が使われているのか、どのUI・構成が主流なのか、どんな差別化要素が有効かを分析することで、自社のLPで取り入れるべき要素や避けるべきポイントを明確にします。
企画・構成費
目的設定・戦略設計
ここでは、誰に向けてLPを作るのか(=ターゲット)、何をゴールとするのか(=KPI)、そしてそのゴールにどう誘導するか(=導線設計)といった戦略を明確にします。
たとえば「資料請求数を増やす」のが目的であれば、そのために「興味関心を高める見出し」や「信頼感を醸成する導線設計」が必要になります。
ワイヤーフレーム制作
戦略が定まったら、その方針に基づいてページ構成の設計を行います。ワイヤーフレームとは、Webページの設計図のようなもので、各コンテンツの配置や順序、導線の流れを視覚的に表したものです。
「ここにキャッチコピー、その下にサービス紹介、そのあとにユーザーの声を置く」といった構成を検討することで、ユーザーの感情や行動の流れに沿ったページ設計が可能になります。
コピー設計
ワイヤーフレームに沿って、ページ内に掲載するテキスト(見出し、説明文、CTAなど)を具体的に設計していく段階です。ここでの「コピー」とは、ただの文章ではなく、ユーザーの関心を引き、行動を促すために精緻に作り込まれたメッセージのことを指します。
専門のコピーライターが入るケースも多く、LPの成果に直結するクリティカルな工程です。
ディレクション費
進行管理・品質管理・全体監修
スケジュール通りに各工程が進むように調整を行います。ただ納期に間に合わせるだけでなく、品質管理も大切な仕事です。デザインが意図通りに実装されているか、コピーがズレていないか、ユーザー目線で問題がないかなどをチェックし、全体のクオリティを保ちます。
クライアントとのやり取り(窓口対応・調整業務)
LP制作は、クライアント(発注者)との密なコミュニケーションが必要です。双方向の意図や期待を正確に汲み取り、制作チームへ反映する役割を担います。
具体的には以下のような業務が発生します。
-
- ヒアリングや要件整理の打ち合わせ
- ワイヤーフレームやデザイン案の提案・確認
- フィードバックの収集・整理・反映
- 追加修正や仕様変更の対応調整
デザイン費
LP全体デザイン制作
ここでは、事前に設定されたターゲットやブランドイメージに沿って、色使いやフォント、レイアウト、写真・イラストのトーンを決定します。
たとえば、信頼性を打ち出したいLPであれば、青やグレーなどの落ち着いた色合いを基調にし、余白を活かしたクリーンなデザインが採用されます。逆に、感情を揺さぶるようなセールス向けLPであれば、赤や黄色など目を引くカラーを使い、視線誘導を強く意識した設計になります。
レスポンシブ対応(スマホ・タブレット対応)
画面の幅に応じてレイアウトや文字サイズ、ボタンの配置を最適化する設計が行われます。たとえば、スマホ表示では1カラム構成にしてスクロールしやすくする、ボタンは指でタップしやすい大きさにする、といった配慮が必要です。
デザインの美しさだけでなく、操作性や読みやすさもユーザー満足度やCV率(コンバージョン率)に直結するため、この作業も非常に重要です。
素材作成(バナー・アイコン・イラストなど)
ページの一部を飾る装飾要素や、情報を直感的に伝えるためのアイコン、セクションを引き立てるイラストなどを制作します。
オリジナルで制作することもあれば、ストック素材を活用する場合もありますが、いずれにしてもLP全体の世界観やブランドトーンに合わせて選定・調整することが大切です。
コーディング費
Webで使える形に落とし込む作業
デザインデータをもとに、HTMLとCSSなどを用いてページの骨組みとスタイルを構築します。このコーディング作業によって、デザインが「画像」から「動くWebページ」へと変化し、ユーザーが実際に操作できる状態になります。
フォーム実装
LPの目的が「資料請求」や「問い合わせ」、「会員登録」などの場合、ユーザーが情報を入力するためのフォームが必要になります。
-
- 名前やメールアドレスなどの入力欄
- バリデーション(入力ミスのチェック)
- 確認画面やサンクスページの設計
- 入力内容をメールやデータベースに送信する処理
ユーザーにとってスムーズかつ安心して入力できるフォーム設計は、コンバージョン(CV)を高める重要な要素です。
CMS連携
企業によっては、更新や修正を自社で簡単に行いたいというニーズがあります。その場合、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)との連携を行うことがあります。
この作業には専門的な知識が必要で、開発工程やテストも増えるため、通常の静的HTMLよりもコストは高くなります。
画像・写真素材費
写真撮影
オリジナリティやリアリティを求める場合はプロのカメラマンに素材写真の撮影を依頼します。実際のサービス提供シーンや人物を用いることで「信頼感」の演出や、他社と差別化されたビジュアル訴求が可能など大きなメリットがあります。
素材購入
制作時間が限られている場合は、ストック素材(ロイヤリティフリー素材)を活用することも選択肢の1つです。
Shutterstock、Adobe Stock、PIXTA などのプラットフォームから、目的や雰囲気に合った写真・イラスト・動画を購入し、LPに組み込むことで、スピーディかつ低コストにビジュアル制作が可能です。
コピーライティング費
LPは、訪問者に対して何らかのアクション(購入・申し込み・資料請求など)を促すために存在しています。そのため、ページ上の文言には「読ませる」だけでなく「行動させる」力が求められるので、主に以下の観点からプロのライターは原稿を設計します。
-
- ターゲットユーザーの心理分析
→ 誰に、どのような言葉が響くかを見極めます。 - ベネフィットの明確化
→ 商品・サービスの特長ではなく、「得られるメリット」にフォーカスした表現を作ります。 - 説得力と信頼感の演出
→ 数字や実績、第三者の声を交えた表現で、信頼を補強します。 - CTA(行動喚起)の最適化
→ 最後の一押しとなるフレーズ(例:「今すぐ申し込む」「無料で始める」など)を戦略的に配置します。
- ターゲットユーザーの心理分析
公開・検証対応費
サーバー設定・アップロード
LPをユーザーに見てもらうためには、インターネット上のサーバーにページデータを配置し、ドメイン(URL)とつなげる必要があります。Webサーバーへのファイルアップロードやドメイン設定やSSL証明書(https対応)の導入、メール送信やフォーム動作のテスト確認が該当します。
ABテストやヒートマップの導入(検証対応)
LPは公開して終わりではなく、改善し続けて成果を最大化することが重要です。そのため、効果検証の仕組みを導入する対応費が発生する場合があります。
代表的な検証手法には以下の通りです。
-
- ABテスト
異なるバージョンのLP(例:見出しAと見出しB)をランダムに表示して、どちらの方がコンバージョン率(CVR)が高いかを比較する手法。 - ヒートマップ
ユーザーがどこをよくクリックしているか、どこでスクロールを止めているかなどの行動を可視化するツール。
- ABテスト
これらのツールを導入することで、見られていないセクションや反応の良いCTAなどを可視化し、より効果的なLPへと改修していくことが可能になります。
LP制作の料金を左右する5つのポイント
LP制作(ランディングページ制作)の費用相場は、様々な要素が影響します。料金を左右するポイントの代表的なものをご紹介します。

競合調査を依頼するか
LP制作の初期段階で競合調査を依頼するかどうかは、費用に大きく影響します。競合他社の構成・デザイン・訴求内容を分析することで、より効果的なLP設計が可能になりますが、その分リサーチ費用が発生します。
自社である程度の調査が可能であれば、コストを抑える選択もできるでしょう。
構成案作成を外注するか/自社で用意するか
LPの構成案(ワイヤーフレーム)を自社で用意するか、外部に依頼するかによっても料金は変動します。プロの構成作成者に依頼すれば、訴求力の高いストーリー設計が期待できますが、その分費用がかかります。
一方、自社で構成を用意すればコスト削減になりますが、完成度や訴求力に影響が出る可能性があります。
デザインのクオリティ
デザインのクオリティは、制作費用の中でも特に大きな要素です。テンプレートを活用した簡易的なデザインであれば比較的安価ですが、独自のビジュアルやアニメーション、高度なUI/UX設計を求める場合は、それに応じた専門的なスキルと工数が必要となり、費用も高くなります。
コンテンツ量
掲載するコンテンツの量が多ければ多いほど、ライティング、撮影、デザインなどの作業量も増加し、料金も上昇します。
商品やサービスの紹介だけでなく、ユーザーの声や事例紹介、Q&Aなどを充実させたい場合、それらを制作する工数を見込む必要があります。逆に、コンパクトな構成にすれば費用を抑えやすくなります。
公開後の効果測定を依頼するか
LPは公開して終わりではなく、その後の効果測定や改善提案まで行う場合、継続的な費用が発生します。
アクセス解析やヒートマップ、CVR改善などを通じて成果を最大化できますが、専用ツールの利用やレポート作成、人件費などが必要です。予算に応じて依頼の範囲を調整することが重要です。
Web広告費やLPO費用を解説【LP制作とあわせてかかる費用】
広告用のLP(ランディングページ)の成功には広告運用が欠かせません。ここからは、LPの広告運用にかかるWeb広告費やLPOにかかる費用について解説します。
Web広告にかかる費用
Web広告とは、インターネット上で展開される広告のことを指し、LPの運用にとっても必要不可欠です。 LP制作と合わせてかかるWeb広告費用は、以下のような要素に分けられます。
| 内 容 | |
|---|---|
| 広告掲載費 | Google や Yahoo! などのプラットフォームに広告を掲載するための費用 |
| 広告制作費 | バナー広告やテキスト広告など、クリエイティブの制作にかかる費用 |
| 運用管理費 | 広告運用のプロによる運用・分析・効果検証などの費用 |
| その他費用 | キャンペーン企画やターゲティング設定、広告配信ツールの導入費用など |
最終的な費用は、目的や予算に応じて柔軟に調整が可能です。効果的なWeb広告活用には、広告費用とLP制作費用のバランスを見極めながら、計画的に取り組むことが重要です。
また、LPで使用する広告は主にリスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告などを使用します。それぞれの広告ごとの費用相場を解説します。
リスティング広告にかかる費用
Web広告の中でも、LPに欠かせないのが、リスティング広告です。リスティング広告とは、検索エンジンが提供する広告サービスで、ユーザーの検索キーワードに関連した広告を表示する仕組みです。
リスティング広告費の特徴は、成果に応じた費用精算が可能であること。従量課金制によって、訪問者が増えることで発生する広告費を抑えられます。また、リスティング広告は課金単位ごとに予算を設定できるため、予算に見合った広告運用が実現できます。 一方で、リスティング広告もクリック単価や競合要因によって費用は大きく変動するため、費用相場も広範囲となります。一般的な費用相場は以下の通りです。
| 費 用 | |
|---|---|
| クリック単価 | 100円~1000円程度 (業種や競合状況による) |
| 広告予算の相場 | 月額20万~数百万円程度 |
ディスプレイ広告にかかる費用
ディスプレイ広告は、Googleなどの提携サービスに表示させることのできる広告です。リスティング広告の場合はテキストに加え、画像や動画も活用が可能。Googleディスプレイネットワーク(GDN)、あるいはYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)が主なサービスで、どちらにおいてもクリック課金やインプレッション課金などを採用しています。費用の相場は以下の通りです。
| クリック課金 | インプレッション課金 | |
|---|---|---|
| Googleディスプレイネットワーク(GDN) | 1クリック 50〜100円ほど | 1,000回表示につき数十円〜数百円 |
| Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) | 1クリック 50〜100円ほど | 1,000回表示につき数十円〜数百円 |
毎月の予算相場としては20〜50万円ほどと言われていますが、商材やマーケティング戦略によって柔軟に変更することが重要です。
ディスプレイ広告にはクリックされるごとに課金されるクリック課金方式か、あるいは表示されるごとに課金されるインプレッション課金方式が採用されています。しかし、単価はオークション形式で決定されるため、競合数が多い場合や競合が高値で出稿している場合には単価が自ずと高額に。状況によっては先に説明した平均費用より高くなることもあるため注意しましょう。
SNS広告にかかる費用
SNS広告とは、Twitter広告やInstagram広告、Facebook広告のほか、LINE広告やTikTok広告のようなSNSで配信することのできるWeb広告のこと。テキストだけでなく画像や動画も活用可能です。
費用相場は選ぶSNSにより異なります。更に詳しく知りたいという方はこちらの記事をチェックしてみてください。
LPO(ランディングページ最適化)にかかる費用
LPO(ランディングページ最適化)とは、LPを効果的に改善し、コンバージョン率を高める施策のことです。具体的には以下のようなポイントが挙げられます。
-
- デザインの最適化
- コンテンツの充実
- 簡単な操作性の向上
- 訴求ポイントの見直し
LPOは、知識や経験のある担当者を確保できる場合、自社でも実施することが可能であり、その場合にかかるコストは基本的に人件費のみです。一方、LPO代行業者に外注する場合の費用相場は、以下の通りです。
| 費 用 | |
|---|---|
| 初期費用 | 10万〜50万円程度 |
| 月額費用 | 3万〜10万円程度 |
LPO代行費用は、外注先の実績や専門性の高さ、提供サービスの内容・範囲などによっても差が出ます。
中には、初期費用無料・月額費用3万円程度といったリーズナブルなサービスや、専門性や実績が高く、初期費用30万円以上、月額費用20万円以上といった代行会社もあります。費用相場を把握した上で、自社のニーズや予算に合った業者を選ぶことが重要です。また、長期的な視点でLPO効果を追求することが、最終的なコストパフォーマンスを高めるポイントとなります。
以下記事では、LPO代行会社を紹介しています。是非ご覧ください。
バナー制作にかかる費用
LPのバナー制作費の相場は、制作会社やデザイナーのスキル、依頼内容によって異なります。一般的な相場をご紹介します。
| 費 用 | |
|---|---|
| フリーランス | 1万~5万円 |
| 中小規模の制作会社 | 3万~10万円 |
| 大手制作会社 | 10万円以上 |
また、以下の要素も費用に大きく影響します。
-
- バナーのサイズや形状
- 画像の質や素材の使用料
- 納期の短縮
- 修正回数や打ち合わせの回数
外注する際は、品質と予算のバランスが重要です。最適なパートナーを見つけることで、効果的なLPバナー制作が可能となります。
【プロが教える】成果を出せるLP制作会社の選び方
LP制作に対応している制作会社は数多くあるため、その中から成果を上げられるLP制作会社を見つけ出すのは、至難の業と言えるでしょう。
ここでは、そんな会社選びに迷っているという方に向けて、「LP制作に鬼強い制作会社」を掲げ年間100本以上のランディングページ制作に携わる株式会社free web hope代表/相原 祐樹氏監修の下、選び方のポイントをご紹介していきます。

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
幅広いWeb広告運用の媒体に対応できるか
LPはWeb広告が主な流入元ですが、Web広告のチャネル次第で獲得できるターゲット層は大きく変わります。そのため、広告チャネルごとに、どのようなターゲットを集客できるのか、どのような商材と相性が良いのかなどを理解した上でなければ、広告とLPOの効果的な戦略は立てることができません。
まずは、検討している代行会社が、広告媒体を網羅的に扱っている会社かどうかという点を確認してみましょう。LPのWeb広告媒体の主要なものとしては下記のものが挙げられます。
- 主要なWeb広告媒体
-
- リスティング広告
- PPC広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告
- 各種SNS広告
これらのWeb広告を網羅的に扱っている会社であれば、広告運用のノウハウが充実している可能性が高く、広告と連携のとれたLP制作ができるといえるでしょう。
広告はそもそもターゲットに届いていないと意味がありません。媒体の知識が乏しいとLPをどの広告媒体に出稿すべきかがわからないため、商材やターゲットに合った広告の出稿先を提案できません。 例えばとあるカレンダーシェアアプリでは、時間帯や予定の種類にあわせて広告を出稿できるので、登録者の行動や時間帯に合わせた的確な広告訴求を考えることができます。このような広告媒体の知識がないと提案の幅が狭くなり、結果として競争率の高い出稿先に配信が限定され、広告の費用対効果が悪化してしまいます。
広告運用の専門ディレクターが在籍しているか
広告運用に強みを持つ担当者が在籍しているかどうかも、事前に確認しておきたい項目の1つです。担当者の力量を外部から見極めるのは簡単ではありませんが、商談の際に「広告運用専門のディレクターはいるか」「広告運用の支援実績が豊富な担当者に依頼できるか」など、内情を確認してみるのも一つの手です。
会社としての実績の確認も重要ですが、実際に自社を受け持つ担当者の手腕が業務のクオリティを左右すると言っても過言ではありません。必ず確認しておきたいポイントと言えるでしょう。
Webマーケティングの実績はあるか
制作会社にWebマーケティングの実績があるかどうかも依頼前に必ず確認しましょう。
クライアントの状況や課題によっては、LP制作が最適な施策の会社もあれば、SEO対策やSNSマーケティングに力を入れていくべき会社もあります。
Webマーケティングの実績が豊富な制作会社であれば、クライアントの状況や課題に合わせてさまざまな選択肢の中から最適な施策を提案してもらえるでしょう。
Webマーケティングの戦略が固まっておらず、LP以外の選択肢も考えている方は、広い視点でWeb集客をサポートしてもらえるWebマーケティングの実績が豊富な制作会社がおすすめです。
制作後のLPO代行サービスがあるか
制作後のLPO代行サービスの有無も事前に確認したいポイントです。LPOとは、LPの公開後にユーザー行動を分析し、パーツや訴求文を変えて検証を回すことで、LPのコンバージョン率を改善していく施策のことです。
前提として、LPに注力しノウハウがあるホームページ制作会社であれば、公開後のLPOサービスも行っている可能性が高いと言えます。また、LPOと記載されていなくても、公開後のサポートや運営代行などを行っている会社であれば安心です。
LPOの外注はまだ検討中という方でも、LPに強い制作会社に出会いたいのであれば、必ずLPO代行サービスがある会社か、フォロー体制の整った会社を選びましょう。
公開後のLPO施策は非常に重要です。 たとえ最初からコンバージョン率の高いLPを作れたとしても、そのまま放置しているとコンバージョン率は低下していきます。競合や市場の外的な要因もありますが、ターゲットとしているユーザーをとりきってしまったり、同じクリエイティブや訴求に飽きられてしまうのが要因です。LPの制作だけでなく、公開後も改善を進める想定でLPO代行サービスを行っている制作会社を選びましょう。
商材のビジネスモデルが理解できる会社/担当者か
LPを外注する場合、制作会社の担当者にはクライアントのマーケティングの背景を理解する力、言い換えるとビジネスモデルへの理解力が必要となります。
LPで成果を出すためには、KPIの設定や広告配信媒体の設定、kwd設定といったWeb広告の分野はもちろんのこと、部署内で同時進行している異なるマーケティング施策や、広報との連携状況など、さまざまな項目を把握する必要があります。
さらに、LP制作の担当者は商材の理解だけでなく、CV後の商品購入の流れやユーザーフォローといったビジネスモデル全体の流れも理解していなければなりません。全体像を理解できていない場合、適切なクリエイティブを作る事は難しくなるでしょう。
外注先の担当者がビジネスモデルを十分に理解してくれていれば、市場における商材の強みを客観的に見ることができるので、本当に市場で求められている商材の強みを訴求できます。そのほかにも、商材の特徴を説明するためのコミュニケーションコストを下げる事にも繋がるでしょう。どんな担当者がアサインされるかは、実際に商談を設定しないとわかりませんが、商談する会社の候補が絞れたら、次は実際に担当者と話して依頼先を決めましょう。
LP制作の成功要因は、担当者にビジネスモデル理解力があるかどうかで決まるといっても過言ではありません。 なぜならLP制作では、ビジネスモデルを理解したうえで、市場における商材の強みや違い、ユーザーのニーズなど客観的に見てアウトプットするスキルが求められるからです。 時にはマーケットでの立ち位置などを客観視する事が難しくなったり、新たなアイデアが出づらくなることもあるため、LP制作を外注することはおすすめです。
LP制作でよくあるQ&A
LPの制作に関するよくある疑問を、実際の制作現場の流れに基づいてわかりやすくまとめました。初めてLPを依頼される方も、検討中の方もぜひ参考にしてください。
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本記事では、LP制作の費用相場や価格帯別の制作の特徴、LP制作の事例、制作会社の選び方などを詳しく解説していきました。LP制作にお役立ていただけますと幸いです。
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相原 祐樹
2011年に株式会社free web hopeを設立後、「LP制作に鬼強い制作会社」を掲げて年間100本以上のランディングページ制作に携わる。LP制作だけにとどまらずデジタルマーケティングの最前線を走る超実力派集団。著書『現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲る ランディングページ』、『現場のプロが教える!BtoBマーケティングの基礎知識』
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ランディングページ(LP)
集客アップを意識した戦略的なLPにするためにはデザイン設計は非常に重要です。制作費の1/3~1/2をデザイン費が占めることも珍しくありません。
サイト訪問者はページを開いて3秒以内にそのページを離脱するかどうかを判断するといわれています。そのため、魅力的で整理されたデザインは信頼感を生み、コンテンツを読む意欲につながるでしょう。