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WordPress制作の見積もり比較と料金相場【2020保存版】

WordPress制作(ワードプレス制作)の費用相場を調査する
目次

ホームページを制作しようと考えたときに、社内で用意する場合も外注する場合でも、候補の1つとして挙がるのがWordPress(ワードプレス)です。
WordPressは世界的に利用されているオープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)であり、日本でも多くの企業がサイトを構築するための制作ツールとして利用しています。

WordPress

その大きな理由は、HTMLやCSS、JavaScriptといったマークアップ言語やプログラミング言語の専門知識がなくても簡単にカスタマイズしたり、更新作業を行ったりすることができることと、検索エンジンでの上位表示に欠かせないSEO対策に強いことが挙げられます。
webマーケティングを効果的に行えるホームページを構築したいのであれば、WordPressは有効な制作ツールだと言えるでしょう。

WordPress自体は無料であり、初心者でもそれなりのホームページが作れるので、費用をかけずに格安でしあげたいのであれば自作を選ぶのも1つの方法です。
しかし、企業のホームページの場合には会社のイメージはもちろん、集客や売り上げを左右するものですから、WordPressが持つメリットを最大限に生かすためにも制作会社に依頼して任せるのが賢明です。

とは言え、制作会社に依頼するとなるとどの程度の費用がかかるのか、気になるところだと思います。
実際に見積もりを出してもらえば具体的な金額は分かりますが、それが妥当なのかを判断するためにも、発注者側としては事前にある程度の相場を知ってから選びたいのが本音でしょう。

この記事ではWordPressでのホームページ制作を外注する際の費用相場について、主な要素とサイトの種類に分けて説明します。

1. WordPress制作の料金相場

冒頭にて説明した通り、WordPress(ワードプレス)自体は無料で利用してサイトを構築できる制作ツールです。
ですが、WordPressを使用するにはインストールする「サーバー」と、ネット上の住所にあたる「ドメイン」を用意する必要があります。

「サーバー」と「ドメイン」は自作・外注問わず必須となるものですから、新たに用意する際はこの2つに対する初期費用およびランニングコストがかかることを認識しておきましょう。

それでは、制作会社ではどのような費用項目を設けているのか、その内訳と相場について説明していきます。

料金を構成する主な要素とは

WordPressでサイトを制作する上で必要になる費用の内訳

初期費用

ホームページ制作は「仕事量(=人件費)+付加価値(制作に関するノウハウ)」によって費用を算出するため、工程や日数、作業を行う人員などによって金額は大きく異なります。
作業工程に関しては一般的なホームページ制作とほぼ同じであり、工程ごとにかかる費用相場も大幅には変わりません。

WordPressで別途必要になる工程としてはサーバーへのインストールと初期設定があり、費用相場は1万円から3万円程度です。
外注を依頼する制作会社によっては先に述べた「サーバー」と「ドメイン」の契約や設定、専用サーバーのレンタルなどを含めた料金プランを用意しているところもあります。

テーマ

WordPressでは、一般的に「テンプレート」と呼ばれているデザインのひな形のことを「テーマ」と言います。
テーマは公式サイトで提供されているもの以外に、企業や個人で制作し販売・配布しているものがあり、ネットで検索すれば有料無料問わず幅広いタイプのデザインが見つかります。

制作会社ではWordPressのテーマをオリジナルで作成してサイトを構築する方法と、既存のテーマをカスタマイズもしくは調整して利用する方法を採用しています。
発注者の目的や用途に合わせてイチから作成するよりも、既存のテーマを選んでカスタマイズ・調整するほうが少ない工数で済むため、その分費用も安くなります。

ちなみに、既存のテーマでも無料のものを選んだほうが費用はかからないと思いがちですが、一概にそうとは言えません。
なぜなら、有料のテーマは無料のテーマに比べてデザイン性の高いものが多い上に、ウィジェット(ホームページ上で使える小さな表示欄やアプリのようなもの)が充実していたり、文字の装飾機能が使いやすいように拡張してあったりするので、大幅に手を加えることなく充実したホームページに仕上げることができるからです。

参考までに、ビジネス向けの代表的な有料テーマの費用相場を挙げると、大体1万円前後です。
無料テーマの使用でカスタマイズの費用が高くつくような場合は、有料のテーマを選んだほうがお得かもしれません。

その他

WordPressは「プラグイン」と呼ばれる拡張ツールを追加することで、さまざまな機能が使えるようになります。
プラグインもテーマ同様、公式のものもあれば企業や個人が配布しているものもあり、幅広い選択肢から選ぶことができます。WordPressを利用する上で「あると便利だな」と思われる機能は、ほぼ見つかると言っても過言ではありません。

プラグインを追加する場合の費用相場は、1種類につき5,000円程度です。ただし、プラグインの機能を使うための設定が複雑なものに関しては、難易度に応じた料金が加算されるため注意が必要です。
なお、既存のプラグインをカスタマイズしたり、発注者の要望に合わせて外注先で独自に開発したりすることもできますが、その場合は別途費用がかかり、独自開発ともなると当然ながら高額になります。

また、WordPressで制作したホームページを自社で運用するためにマニュアルを作ってもらう場合にも別途費用がかかります。
既存のテーマやプラグインをそのまま使ってカスタマイズしただけであればネット上で情報を調べて対処することもできますが、ほぼオリジナルで制作したホームページの場合には、依頼した外注先によるマニュアルがないと、ちょっとした修正や更新作業すらままならない可能性があります。

マニュアル作成の相場はホームページの規模により多少差はあるものの、3万円から5万円程度です。決して安い金額ではありませんが、ホームページを円滑に運営する意味でも、マニュアルはあったほうが何かと便利ですし、役立ちます。

WordPressは導入後の運用・保守が重要

WordPress(ワードプレス)で制作したサイトを運用・保守する

WordPressはソースコード(プログラムを記述したテキストファイル)が公開され、無償で使えるオープンソースという性質上、脆弱性(情報セキュリティ上の欠陥)が見つかりやすく、悪意ある攻撃の対象となる可能性が高いと言われています。
そのため、WordPressで制作したホームページは特にしっかりとしたセキュリティ対策が必須です。

WordPress側もバージョンアップを繰り返すことで対策を講じていますが、その都度データのバックアップを取る必要があるため手間がかかります。
作業自体はそこまで難しいことではないので自社でも十分対応は可能ですが、専門的な知識を持つスタッフが社内にいないとなると、急なトラブルや被害を回避できない恐れがあります。

セキュリティ上のトラブルが発生した場合には、イチからまたホームページを作り直さなければならない事態に陥る可能性もあるため、保守の部分に関してはWordPressのプロである制作会社に依頼して任せたほうが安心です。

保守費用はアップデート・バックアップ・修正作業込みで、月額1万円から3万円程度が相場です。制作会社によっては初期費用と保守費用を合わせたプランをあらかじめ用意していたり、保守を行う月額費用に加えて初期費用を設けていたりするところもあります。

いずれにしてもどの範囲まで保守を行ってくれるのか、必ず確認しておくことをおすすめします。

2.実際にWordPress制作会社の見積もりを調べてみた

ご参考までに、WordPress制作の料金表(事例)を4社ご紹介します。

A社
コース 料金 内容
Basic 2万9,800円
(追加料金でコーディング作業依頼も可能)
・WordPressサーバ設置(DB設定込)
・オリジナルテーマ制作
・投稿一覧ページ組み込み
・投稿個別ページ組み込み
Advanced 5万9,800円
(追加料金でコーディング作業依頼も可能)
・WordPressサーバ設置(DB設定込)
・オリジナルテーマ制作
・投稿一覧ページ組み込み
・投稿個別ページ組み込み
CMS 8万9,800円
(追加料金でコーディング作業依頼も可能)
・WordPressサーバ設置(DB設定込)
・オリジナルテーマ制作
・全ページCMS化(WordPressエディタで編集可)
・投稿一覧ページ組み込み
・投稿個別ページ組み込み

※上記表は、デザイン制作からコーディングまでは顧客対応。WordPressのみWPマイスターズに任せるプランです。

B社<WordPress見積もり料金※HTMLデータ入稿>
メニュー 単位 料金(税別)
WordPress基本料金 一式 無料
WordPress制作 新着投稿 1ループ 3万円
HTMLデータ調査費 1ページ 3万円
固定ページ化 1ページ 4,500円
合計 6万4,500円
B社<WordPress見積もり料金※HTMLデータ入稿>
メニュー 単位 料金(税別)
WordPress基本料金 一式 無料
WordPress制作 事例投稿 1ループ 3万円
WordPress 一覧ページ 1ページ 8,250円
WordPress 詳細ページ 1ページ 8,250円
コンテンツページ作成 5ページ 4万1,250円
合計 8万7,750円
C社<web制作料金>
メニュー 単位 料金
ディレクション費 一式 要問い合わせ
WordPress インストール 一式 1万円以上
WordPress 基本設定 一式 4万円以上
トップページ デザイン 1ページ 3万円以上
コンテンツページ デザイン 1ページ 8,000円以上
トップページ コーディング 1ページ 2万円以上
コンテンツページ コーディング 1ページ 7,000円以上
C社<web制作 見積もり例1>
メニュー 単位 料金
ディレクション費 一式 3万円
WordPress インストール 一式 1万円
WordPress 基本設定 一式 7万円
トップページ カスタマイズ・調整費用 1ページ 3万円
コンテンツページ テンプレート作成 1ページ 20万円
コンテンツ調整費 5ページ 1万円
C社<web制作 見積もり例2>
メニュー 単位 料金(税別)
ディレクション費 一式 1万円
WordPress インストール 一式 1万円
WordPress 基本設定 一式 4万円
トップページ作成 1ページ 1万5,000円
コンテンツページ作成 5ページ 2万5,000円
問い合わせフォーム 一式 3万円
D社
コース 納期 制作費用・月額料金 概要 内容
HTMLデータプラン 5営業日~ 3万9,800円~・無料 サイトに必要な機能のカスタマイズや裏グインの導入もあわせて対応 トップページ
下層ページ
WordPressのテーマ制作
WordPressインストール
コンテンツ以降
WordPressサイト一式納品
デザインデータプラン 10営業日~ 7万9,800円~・無料 デザイン、HTMLコーディング、WordPressテーマを制作 トップページ
下層ページ
HTMLコーディング
WordPressのテーマ制作
WordPressインストール
コンテンツ以降
WordPressサイト一式納品

3.WordPressのオリジナルテーマ制作費用は要見積もり

WordPressのオリジナルテーマ制作を依頼する場合、料金が高額になるため必ず見積もりをとりましょう。

既存のテーマを利用すると、費用を抑えられます。しかし、既存のテーマで自社の求める要件を満たせない場合、オリジナルのテーマ制作を依頼する必要があります。

既存のテーマを利用する場合と比較すると工数が増えるため、その分費用が上乗せされます。機能によって費用は異なりますが、概ね20~50万円前後になるのが一般的です。

WordPressで制作された基本的な構成のサイトは、トップページ、投稿一覧ページ、投稿ページ、固定ページで構成されています。これらすべてのページのテンプレートの制作を依頼するのか、一部を依頼するのかによって費用は変化します。また、各ページの仕様によっても費用は変化するため、一概に費用を示すことは困難です。

WordPressサイトに限らずwebサイトの制作では、機能の追加などで制作中に仕様が変更され、見積もり以上に費用が掛かってしまうことも珍しくありません。予算オーバーを防ぐためにも、見積もりを依頼する前に必要な機能やデザインを洗い出しておきましょう。
また、制作会社ごとに対応可能な範囲に違いがあり、フルオーダープランからすべてのデザインをデザイナーに任せるプランまでさまざまです。そのため、複数の会社の見積もりを比較した上で、依頼先を検討することをおすすめします。

4.WordPressでカスタマイズできるサイトの種類

WordPress(ワードプレス)は幅広いテーマとプラグインを組み合わせることで、幅広い種類のホームページが制作できるという特徴があり、タイプによっては固有の費用がかかることもあります

この項目では実際にWordPressを使ってどのようなホームページが制作できるかを説明するとともに、代表的なテーマ、プラグインと費用について紹介します。

ECサイト

WordPressでECサイトを制作する

ECサイトの構築と言えば「EC-CUBE」という別のCMSを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ネットショップに適したテーマとプラグインを使用することで、WordPressでも見劣りしないサイトを構築することができます。

「Welcart」「WordPress-OliveCart」など、追加するだけですぐにECサイトが始められる無料のプラグインもありますが、機能性を求めるのであればイーティーネット株式会社が販売している「ネットショップ管理プラグイン(税込5万4,000円)」を購入するのも1つの方法です。

なお、ショッピングカート機能だけで十分という場合は、カートシステムのみを扱うレンタルサービスを利用してWordPressに導入する方法も選べます。
ただし、初期費用のほかに2,000円から3,000円程度の月額利用料がかかるので、長い目で見ると高くつく可能性もあるということを考えた上で、選択すると良いでしょう。

不動産サイト

WordPressで不動産サイトを制作する

テレビCMでおなじみの「SUUMO」や「LIFULL HOME'S」のように、複数の検索機能を搭載した不動産サイトも、WordPressなら専用のプラグインを追加するだけで制作できます。

不動産サイトに欠かせない機能が充実したプラグインとして有名なのは、株式会社日本コンピューター開発が無料で提供している「不動産プラグイン」です。

「不動産プラグイン」本体だけでも十分サイトを始めることはできますが、専用の拡張プラグインを追加することでさらに便利な機能が使えるようになります。カテゴリーごとに用意してある拡張プラグインは機能性が高く、どれも3万円から7万円程度の価格で販売されています。

公式サイトで導入方法から設定までの手順を図解しているので、誰でも簡単にプラグインの機能を使いこなせるはずです。

求人サイト

WordPressで求人サイトを制作する

近年、求人メディアの掲載費を抑えられるだけでなく、求める人材の獲得につながるとして、自社のホームページとは別に求人サイトを設ける企業が増えています。
自社のタイミングで求人募集が出せる求人サイトも、WordPressで作れば簡単に更新作業が行えます。

求人採用に特化した国内初のテーマ「AGENT」は優秀な人材を獲得するためのデザインや機能が充実しており、クオリティはもちろん、オリジナル性も高い求人サイトの構築が可能です。

利用するには税込1万2,980円(2020年5月現在)で購入する必要がありますが、解説マニュアルやQ&A集などのサポート体制もしっかりしています。

予約サイト

WordPressで予約サイトを制作する

予約システムを追加できるプラグインを利用すれば、スケジュール管理が必要な宿泊施設や美容院、カルチャー教室などのホームページも制作できます。

予約システムを追加できるプラグインの多くは海外版ですが、「Pinpoint Booking System」や「Events Manager」は日本語でも利用できますし、「MTS Simple Booking」や「Salon Booking」といった日本製のものも選ぶことができます。

予約システムの開発を依頼するとなると150万円から200万円程度の費用がかかると言われていますが、無料のプラグインを導入するだけでスケジュール管理ができるホームページを構築できるのがWordPressの魅力です。

その他のサイト

WordPress(ワードプレス)で様々なサイトを制作する

上記で取り上げた4つの種類のほかにも、次のようなホームページが制作できます。

WordPressで作れるホームページの種類
  • 会員制サイト
  • ポータルサイト
  • SNSサイト
  • 口コミ・評価サイト
  • 動画サイト
  • ギャラリーサイト

それぞれのホームページに適したテーマとプラグインは無料でも十分なデザイン性や機能性を備えているため、WordPressを使うだけでイチからホームページを制作するよりも大幅に費用を抑えることができます。

ただし、テーマとプラグインには相性があり、組み合わせによってはレイアウトが崩れる、機能が使えないなどの不具合が起こることがあります。
また、いろいろな機能が使いたいからとたくさんのプラグインを導入してカスタマイズすると、データベースに負担がかかり、ホームページの表示速度が遅くなることがあります。

テーマとプラグインは専門知識がなくても簡単に変更・追加できますが、予期せぬトラブルが発生したときのことを考えると制作会社に外注して、任せてしまったほうが断然安心です。

【まとめ】WordPressの欠点は制作会社の力でカバー

この記事ではWordPress(ワードプレス)でのホームページ制作を外注する際の費用相場について、主な要素とサイトの種類に分けて説明しました。

WordPressは、構築した後は自社で更新作業を行える点や検索エンジンでの上位表示に必須となるSEO対策が施しやすい点など、ホームページをwebマーケティングの一環として活用するのに適した制作ツールです。
大規模な変更や修正でなければ制作会社に外注して依頼しなくても自社でカスタマイズして対応できるため、日常的にかかる費用の削減にもつながります。

製作会社の力でWordPressをカスタマイズする

このようなメリットがある一方、CMSというオープンソースで世界的に利用されているが故に、悪意ある攻撃の対象になりやすい危険性を持っています。
特にECサイトなど、顧客情報を扱う場合にはセキュリティ対策の強化が必須であり、自社だけで行うとなると不安が残るだけでなく、対応するにも限界があります。

WordPressはサーバーとドメインを用意すれば高額な費用をかけることなく格安で自作できるツールではありますが、こうした面を持つことからも、企業サイトを作るのであればWordPressを得意とする制作会社に依頼して任せるべきだと言えます。

WordPressに精通した制作会社なら万全の対策を講じてくれますし、予期せぬトラブルが発生したとしても迅速かつ的確に対処してもらえます。

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著者

imitsu編集部

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