【ホームページ制作】知っておきたいサーバーの基礎

更新日:2017年04月25日 | 公開日:2017年04月25日

すでにホームページを持っている方はもちろん、これからつくろうと考えている方も「サーバー」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。

では、サーバーがどんな役割を果たすのかはお分かりでしょうか? サーバーとは、簡単に言うと「インターネットに情報を発信するためのデータを保管する場所」のことで、ホームページを開設するには不可欠なものです。

この記事では、サーバーの機能や種類、ホームページをつくるにあたってどのようにして利用するサーバーを決めればいいのかなどをご紹介します。

1. サーバーとは?

1-1. サーバーの機能

先にサーバーとは「インターネットに情報を発信するためのデータを保管する場所」と説明しましたが、特別な装置というわけではなく基本的には普通に使っているパソコンと同じようなものと理解していただければ結構です。

したがって、サーバーの能力というのも「CPU(処理能力)」「メモリ(RAM:記憶能力)」「ストレージ(HDDなど:記録容量)」によって決まります。ただし、サーバーでは、RAID(レイド)という「複数のストレージを組み合わせて一つのドライブのように認識・表示させる技術」が標準的に使われているのが大きな特徴です。

サーバーはインターネットを通じて行うデータのやり取りが通常のパソコンに比べて比較にならないほど大量になります。このため高速でのデータ転送が求められますが、1台のストレージのデータ転送速度には限界があるからです。もう一つ、ハードディスクは精密で故障の可能性があるものですから、データの安全性を考えると1台で大量のデータを管理することにはリスクが伴います。こうした問題を解決するため、サーバーではRAIDが標準的に使われているのです。

ではホームページサーバーの場合、実際にどの程度の容量が必要なのかを考えてみましょう。どんなに大量であってもHTMLなどのプログラムや文字だけのテキストの情報量はたかが知れています。実際にサーバーの容量に大きく影響するのは画像・音声・動画などのファイルですが、これらのファイルは用途や圧縮の仕方などによって容量は大きく違ってきます。

Web情報をはじめとするさまざまなデジタル情報をアーカイブしている非営利法人 HTTP Archiveの分析によると、ホームページ1ページ当たりの平均容量は約2.6MBで3分の2を画像が占めています(2017年3月15日時点)。これは対前年比で1割、3年前と比べるとほぼ5割の増加で、画像だけをみれば前年より約2割増となっています。

さらに、2016年から動画の統計も取られており、ページ当たりの平均では0.28MB(2016年)から0.20MB(2017年)という数値になっているものの、使われている1動画当たりの平均容量は0.22MBから0.51MBと倍以上の大きさになっています。

このことからサーバーを数年は使うとするならば、1ページ当たりの平均容量を3MB程度には見積もっておく必要があるでしょう。単純計算では10GBのサーバーで3,000ページ強が収納できることになります。ECサイトで商品写真を大量に掲載するような場合以外は、この程度の容量があれば足りるはずです。

1-2. 自社サーバーとレンタルサーバー

サーバーを用意するにあたっては、自社設置(購入)とレンタルの2つの方法があります。自社に置く場合は専用ですが、レンタルの場合は一般的に複数のユーザーが1つのサーバーをシェアして使います。

テナントビルでは入居している複数の会社がそれぞれ独立したオフィスを構えていますが、それと同じだと考えてください。ビルを所有するとなると大きなお金が必要になりますが、1部屋借りるだけなら、それほど費用はかかりません。サーバーに関しても同じことが言えます。

コストの問題を別にすれば、「専用で使えるなら自社サーバーのほうがいいのでは」と思われる人も多いのではないでしょうか。

ところが、必ずしもそうではないのです。

最大の問題はセキュリティ対策です。ホームページ用サーバーではユーザーの個人情報など社外の情報を扱いますから、外部から侵入されないようにするハッキング対策など、セキュリティ対策には万全を期さなければなりません。

ホームページサーバーのセキュリティ対策として必須となるのは「ファイアウォール」です。これは社内のコンピューターやネットワークと外部ネットワークの境界に設置し、外部からの攻撃を遮断・保護するためのソフトウェアや機器、システムのことです。

もちろん、コンピューターやネットワークを狙うサイバー攻撃の技術は日進月歩で進化しているため、ファイアウォール以外にもさまざまな対策を講じる必要があります。これらをすべて最新の状況にしておくには専門的な知識が必要なうえ、相当なコストがかかります。

ほかにもホームページサーバーの運用には、システムダウンによる運用停止を防止するための切り替えやトラブルや故障によるデータ消失を防止するための定期的なバックアップなど、さまざまな保守管理の業務が発生します。

現実問題として、システム関係以外の一般的な会社が企業単位でこうした問題に対応するのはほぼ困難でしょう。

一方、レンタルサーバーはこうしたセキュリティやトラブル、故障に対する対策を運用会社側が行います。

こうした点を考慮すれば、原則としてレンタルサーバーを選択すべきです。

2. レンタルサーバーには無料と有料の2種類がある

レンタルサーバーは、さらに無料で提供されているものと有料で提供されているものの2種類に分かれます。

2-1. 無料サーバー

文字通り「無料」でサーバーを使えるものです。

無料でサービスを提供できるのは、「他の収益源がある(広告)」か「有料サービスへ誘導するための入り口として機能限定的なものを提供する」といったことが理由になっています。

逆に言えば、これらに関連する点が無料サーバーのデメリットになります。一番の問題となるのは広告表示でしょう。目立つ位置に大きな広告が表示されたりすると、サイトの雰囲気を壊してしまうだけでなく、必要な情報がきちんと読めないために来訪者が離脱してしまうこともあるからです。

企業が利用する場合に最も問題となる機能限定は、インターネット上の住所にあたる「ドメイン」に関して制限があることです。ドメインとはURL「http://www.aaaa.com」、メールアドレス「abc@.bbbb.co.jp」のそれぞれ赤文字で表示した部分のことです。通常、企業はこのaaaaやbbbbのところを会社名などにしますが、これを独自ドメインと言います。無料サーバーでは、独自ドメインが使えず、サーバー運営会社が提供するものに限られていることがほとんどです。

このほか、ストレージの容量が小さかったり、サーバー上でプログラムを動かす仕組みであるCGI(コモン・ゲートウェイ・インタフェース)が使えないといったことも挙げられます。

さらに、無料で提供している理由は主にレンタルサーバー会社側の事情によるものなので、会社の方針変更によって急にサービスが打ち切られてしまうおそれもあります。

2-2. 有料サーバー

有料サーバーでは、基本的に広告が表示されたり、無料サーバーのような機能限定をされたりすることはありません。

利用する際に発生する費用は、基本的に「利用料金(月額・年額)」と「初期費用」になります。ただし有料と言っても、大変な金額がかかるわけではありません。

多くのレンタルサーバー会社が、ストレージの容量や使える機能などに応じた複数の料金プランを設けています。容量10GBで月額100円程度、初期費用1,000円台のコースから用意されていますから、合計金額は初年度で3,000円弱、次年度からは1,500円弱になります。

2-3. 無料と有料、レンタルサーバーを選ぶならどっち?

レンタルサーバーを借りる際の大前提は、当たり前のことですが「開設するホームページの目的・狙いに合ったものを選ぶ」ということです。

会社のホームページ(コーポレートサイト)やECサイトであれば、信頼性や認知度を高めることが重要な目的の一つと考えられます。この点に関して言えば、無料サーバーの広告表示や独自ドメインが使えないといったことは大きなネックになると考えられます。

また、無料サーバーはストレージの容量も最大で2GB、多くは0.5GB以下です。先に紹介した1ページ当たりの目安3MBで計算すると0.5GBで収納できるのは167ページとなりますが、少なくとも1,000ページは収納できる容量を確保したいところです。

一方、有料サーバーも最も安いプランであれば初期費用を含めて年間3,000円弱で利用できます。この程度の料金で、無料サーバーについてデメリットとして挙げた「容量の小ささ」「広告表示」「機能制限」「独自ドメインの使用」などの問題が解消されるのであれば、決して高いということはありません。

プランのアップグレードも簡単にできますから、初めてホームページを開設するのであれば、有料レンタルサーバーの最安プランを選択し、サイトの拡張やアクセス数などの状況を見て、必要に応じてプランの変更を検討するのがいいでしょう。

3. 有力レンタルサーバー会社のプラン紹介

日本でレンタルサーバー事業を手掛けている会社は数多くあります。ここではシェア上位で月額1,000円以下のプランを設けている会社について紹介します。

さくらのレンタルサーバ

プラン名   ライト    スタンダード プレミアム  ビジネス
利用料金   129円/月   429円/月~  1,000円/月~  2,143円/月~
初期費用   1,029円   1,029円    1,029円    5,142円
容量     10GB     100GB    200GB    300GB
CGI      〇      〇      〇      〇

表示した利用料金は年間一括払いの金額を月額換算したもので、「ライト」以外のプランは別途月払いの料金も設定されています。

「スタンダード」以上はWordPress、EC-CUBE(CMS)のクイックインストールとデータベースの主流であるMySQLに対応しています。利用料金が一番安い「ライト」はこれらに対応していないほか、容量も10GBと小さめなので本格的なサイトの運用を考えているのならば「スタンダード」以上がおすすめです。
掲載したすべてのコースに2週間のお試し期間があります。

参照 レンタルサーバー|さくらインターネット

バリューサーバー

プラン名   まるっと   エコ     スタンダード ビジネス
利用料金   133円/月   167円/月~   334円/月~  1,800円/月~
初期費用   無料     1,000円    2,000円    3,000円
容量     25GB 50GB 100GB    400GB
CGI      〇      〇      〇      〇

「まるっと」はドメイン取得とサーバーの利用料がセットになった価格です。CMSのクイックインストールには対応していませんが、利用料金が一番安い「まるっと」でもMySQL(データベース)に対応しています。「エコ」以上のコースには10日間のお試し期間があります。

参照 VALUE SERVER バリューサーバー

ロリポップ!

プラン名   エコノミー  ライト    スタンダード エンタープライズ
利用料金   100円/月   250円/月~   500円/月~  2,000円/月~
初期費用   1,500円    1,500円    1,500円    3,000円
容量     10GB     50GB     120GB    400GB
CGI      〇       〇       〇      〇

「エコノミー」は月額100円で、今回紹介するなかでは最も安いプランになります。ただし、WordPress、EC-CUBE(CMS)のクイックインストールとMySQL(データベース)には対応していません。本格的なサイトの運用を考えているのならば「ライト」以上がおすすめです。掲載したすべてのコースに10日間のお試し期間があります。

参照 ロリポップ!レンタルサーバー

エックスサーバー

プラン名   X10     X20     X30
利用料金   900円/月~   1,800円/月~ 3,600円/月~
初期費用   3,000円   3,000円    3,000円
容量     200GB    300GB    400GB
CGI     〇      〇      〇

すべてのプランがWordPress、EC-CUBE(CMS)のクイックインストールとMySQL(データベース)に対応しています。月額の最低料金900円は高いと感じるかもしれませんが、X10と同等の内容の他社プランと比較すれば決して高くはないでしょう。すべてのコースに10日間のお試し期間があります。

参照 レンタルサーバー 高速・高機能・高安定性の【エックスサーバー】

【まとめ】レンタルサーバー会社はどう選択すればいいのか

ホームページ用のサーバーを選ぶにあたっては自社サーバー、無料レンタルサーバー、有料レンタルサーバーという大きく3つの選択肢があります。

これまでの説明を振り返っていただければわかるように、企業サイトを開設するならば、第一の選択肢となるのは有料レンタルサーバーです。

とは言え、レンタルサーバー会社は数多くあり、プランを見ただけで選択するのが難しいのも事実です。たとえば、ホームページをつくる際の交渉先をできるだけ少なくしたいのなら、レンタルサーバーの手当てやドメイン取得まで代行してくれる制作会社を利用するのも一つの方法です。

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