京都市の中心近く、小川通り御池上るの地に江戸中期に創業した三好染工株式会社様。先代からの多彩な技法を継承し、顧客のオーダーに合わせた呉服、染物の制作を行っています。
長年使用していたWebサイトに不具合が生じ、アイミツを介して制作会社との出会いを求めた三好染工様。カエル・デザイン・プロジェクトからもらった他社とは異なる提案内容について、代表取締役社長の三好様、奥様のるり様にお話を聞きました。
長年使用したWebサイトにログインできず、アイミツから制作会社を探すことに
―まずは、御社の事業内容について教えてください。
三好 拓夫様(以下、拓夫様):京都市の中心地、中京区に江戸中期に創業した染め物屋です。偶然にも多くの型紙が資料として残っており、それをもとに呉服の製作をしています。お客様のご依頼に合わせてオーダーメイドで製作することもありますし、レディメイドで呉服屋さんにご提案しながら進めていくこともあります。
―アイミツをご利用いただいたきっかけと、当時の課題について教えてください。
拓夫様:12、3年ほど前から使用しているWebサイトに突然ログインできなくなり、更新作業が滞ってしまったことがきっかけでした。サイトの中でも当社が力を入れているページ「友禅型紙ギャラリー」に画像をアップできないことが最も困った点でしたね。
「友禅型紙ギャラリー」は、当社が保有する個性豊かな型紙を多くの人にご覧いただきたいと設けているページです。定期的に更新を続けて、現在は300ほどのデザインを掲載しています。楽しみにしてくださっている方のために不具合をどうにかしたいと、サイトを手がけた方にご相談したところ、残念ながらお引き受けいただくことが叶わず…。その方からアイミツを紹介されて、登録することにしました。あわせて、以前より気になっていたスマートフォンからの見え方についてもご相談できたらと考えていました。
サイトの特性を理解した、他社とは異なる提案内容に納得感があった
―アイミツからご紹介した6社の中から1社を選ぶ上で、重視したことを教えてください。
三好 るり(以下、るり様)様:一番はコミュニケーションの部分ですね。サイトやパソコン操作に関して知識が少なく、初歩的なことを繰り返しお尋ねしてしまうだろうと思ったので、6社とやりとりするなかでご担当の方がお話ししやすそうかを確認していました。
―最終的にカエル・デザイン・プロジェクト様を選んだ決め手は?
るり様:ご提案内容に納得できたからです。お話を聞いた会社様のほとんどがWordPressへの移行を提案くださったのに対して、カエル・デザイン・プロジェクトさんは「御社のサイトはそこまでの機能が必要ないように思う」とご意見をくださり、長い目で見て使いやすい、より簡単なシステムを紹介してくれました。当社のページをご覧になり、活用用途や目的をきちんと理解くださったからこそのご提案だと感じました。
もちろん、比較検討する上で重視していたご担当者の方との相性も決め手になりました。ほのぼのとした雰囲気の男性で、ちょっとした不明点についても親切に教えて下さる方です。この方であれば長くお付き合いできるのではと、お話ししていて思いました。初めてのオンラインミーティングの時には、Zoomを立ち上げるのに30分もかかってしまって…。やっとつながったと思ったら今度は画面表示がうまくできず、それでも「せっかくなのでお顔を見てお話ししたいです」と、気長に付き合ってくれたんですよ。
―カエル・デザイン・プロジェクト様との制作の様子についても教えてください。
るり様:結果的に、2回に分けてご依頼しました。一度目は、元々の課題だったログインができない不具合の解消とスマートフォンへの最適化です。データをお渡ししてご対応いただきました。
二度目はその約半年後、京都市が推進する中小企業などのデジタル化を目的とした補助金を得ることができたため、サイトの多言語化をお願いしました。市内の制作会社に発注することもできましたが、カエル・デザイン・プロジェクトさんに引き続きお願いしたくお声がけしました。
このタイミングでも、他の方から「WordPressでなら自動翻訳のプラグインをインストールして簡単に多言語化できる」というアドバイスがありましたが、ご相談したところ「御社のサイトで扱っている内容は専門的なので、自動翻訳ではカバーすることが難しいのでは」というご意見をいただきました。やはり、当社のことをよく分かっているカエル・デザイン・プロジェクトさんにご依頼してよかったと思いました。
二度目のご依頼時に、スマートフォンからスクロールで画面が見られる仕様に変更したり、レイアウト変更によって目玉のページである「友禅型紙ギャラリー」をトップ画面の直下に持ってきたりなど、見え方をアップデートさせることもできました。
分からないことをすぐに尋ねられる環境に安心感
―二度の依頼を経て、現在はWebサイトをどのように活用されていますか。
るり様:実は先日多言語化が完了したばかりで、まだブログや「友禅型紙ギャラリー」の更新には至っていないのですが、分からないことがあればすぐにお問い合わせできる環境で安心しています。ちょっとした修正のお願いでも、ご連絡するとその場で対応してくれてありがたく思っています。これから多くの方にサイトへ訪問いただけるのを楽しみにしています。
―最後に、カエル・デザイン・プロジェクト様にご依頼されての満足度、推奨度を教えてください。
拓夫様:80、90%でしょうか。丁寧に対応してくださって、当社の目的はほとんど100%実現してもらったように思います。費用がかかったとしてもまたお願いしたいと思えることはありがたいことです。
るり様:主人と「困ったときのカエルさん」と話しているくらい、信頼できる会社様です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。