ホームページ作成費用と相場|料金早見表つき【2023年最新版】
この記事では、ホームページ作成費用と料金相場をわかりやすくご紹介します。
紹介している費用相場の情報は、
・ホームページ制作会社へのインタビュー
・アイミツのサービスで実際に取引された発注情報
などをもとにアイミツ編集部が徹底調査を行ってまとめています。
外注した場合の費用の仕組みや維持費についてなど、ホームページ制作会社選びの基礎となる知識も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ホームページ制作でお困りの方へ
私たちコンシェルジュがアドバイスします!アイミツでは完全無料でホームページ制作会社の一括見積もり・比較も可能です!費用を抑えた制作や会社探しの手間を減らすお手伝いをしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!
一般的に相場は最低20万円から
発注内容や発注先によっても費用は変動しますが、一般的なホームページ制作の相場は20万円から。
ネットショップ、予約・問い合わせ機能など、やりたいことを充実させれば200万円以上かかるケースもあるでしょう。
もしも制作費20万円でも難しいという場合、CMSを活用してホームページ制作を行う会社へ発注するのがおすすめです。
WordPressをはじめとするCMSを活用しながら制作する場合、いちから制作するよりも大幅にコストカットが可能です。場合によっては、無料ツールを用いて自分で作成することもできます。
ホームページ作成内容の例【価格帯別】
ホームページ制作にかかる費用相場は20万円からと分かったところで、ホームページ制作の内容を価格帯別に確認していきましょう。
ここからは、価格帯に分けて、それぞれでどのようなホームページを作成できるのかを紹介していきます。制作料金と制作物のイメージを把握しておきたい場合には、ぜひチェックしてください。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな人向きか |
---|---|---|
~30万 | ・制作会社が用意したテンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・デザイン/プログラミング/コーディングを含めた作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト/オウンドメディアに限定 ・10ページ以内の作成 | ・費用を抑えたい方 ・短い納期で依頼したい方 |
30万~100万 | ・オリジナル性の高いwebサイト作成 ・発注者の要望に沿ったデザインに仕上がる ・独自コンテンツを充実させることが可能 ・オリジナル性の高い、幅広いwebサイトの作成(オリジナル性の高いwebサイト作成から変更) ・素材を用意してくれる | ・中小企業向け ・運用まで委託したい方 |
100万~200万 | ・戦略的に効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザインの採用が可能 | ・大企業向け ・規模の大きいポータルサイト、コーポレートサイトを制したい方 |
200万~ | ・プロが手掛ける完全オリジナルデザイン ・SNSとの連動が可能 | ・自社で複数のブランドのサイトを制作したい方 ・オリジナル動画を制作したい方 ・SNS世代である若年層がターゲット |
表について細かく説明していきます。
こんなホームページ制作会社を探していませんか?
(1)30万円以下で作成するホームページの特徴
予算30万円以下でホームページを作成する場合、ページ数10ページ以内の簡易的なコーポレートサイトやオウンドメディアなどが例としてあげられます。
この価格帯の場合、ホームページに載せたい写真・文章などのコンテンツは自社で用意し、あとは制作会社に依頼して入れ込んでもらうだけというケースも多いので、コンテンツの用意も制作会社に依頼したいという場合には要注意です。ページ数を削る、あるいはをWordPressなどのCMSを活用すると言った工夫が必要となるでしょう。
あまりWeb集客に力を入れていないという場合や、デザインにはこだわらずテンプレートを活用しても問題ないという場合、とりあえずコーポレートサイトやメディアを持っておきたいという場合にはこの価格帯で制作可能です。
(2)30万〜100万円で作成するホームページの特徴
30万〜100万円ほどの予算でホームページを作成するとなると、作成できるホームページの制限がほとんどなくなると言っても過言ではありません。
コーポレートサイトやリクルートサイトはもちろんのこと、ショッピングカート機能や決済機能を搭載したECサイトも問題なく構築可能です。
また、30万円以下のケースにはテンプレートデザインで作成されるケースが多い一方で、30万〜100万円となるとオリジナルデザインで作成することもできます。
この価格帯となれば、取材や撮影を依頼したい場合に予算内で対応してもらえることも。さらに、定期的な更新作業を中心とした保守運用サービスを依頼できる場合も少なくありません。
オリジナルデザインで自社の特徴をきちんと反映したホームページを作りたい場合や、コンテンツの用意や運用面までまとめて相談したい場合には、〜100万円ほどが必要と言えるでしょう。
(3)100万〜200万円で作成するホームページの特徴
ホームページを作成する場合は多くにおいて100万円以内に収まりますが、それ以上の金額かかるパターンもないわけではありません。
より戦略性を重視する場合、100万円以上かかってしまうことが多いでしょう。
例えば、企画段階からプロによるWebコンサルティングを受けながら制作を進めるとなると、戦略的で効果的ではあるものの費用は高額になると予想されます。
他社との差をつけるようなコンテンツ豊富で本格的なコーポレートサイトを作りたいという場合や、ある程度規模の大きなポータルサイトやECサイトを構築したいという場合、〜200万円はかかると構えておくべきでしょう。
また、100万〜200万円ほどの予算となれば、制作会社へ直接外注するのではなく、広告代理店を通して制作会社に依頼するパターンも増えてきます。単純な制作費用だけでなく、広告代理店への料金も加算される点は注意が必要です。
(4)200万円以上で作成するホームページの特徴
100万円の価格帯でも十分魅力的なホームページを制作できますが、200万円以上だとより大規模なホームページに仕上がります。
オリジナル動画や複数のメディアを使用したコーポレートサイト、複数のジャンルの商品やブランドにまたがるポータルサイトなどを制作する際は、200万円以上の予算が必要です。
また、この価格帯であれば、FacebookやTwitter、LINEといったSNSとの連動が可能なので、SNSユーザーを顧客として取り込めるでしょう。
ホームページに掲載するコピーやデザインは、細部に至るまでプロのライターやデザイナーが一から作る完全オリジナル。訴求力の高い動画も、プロにオリジナルのものを撮影してもらえます。大手のホームページ制作会社などに依頼するのもよいでしょう。
ホームページ制作の平均費用について解説しましたが、決して安い金額ではありません。予算に不安を抱え「ギリギリまで安くホームページを作りたい」という方も少なくないでしょう。そこで、ホームページ制作に最低限必要な費用について解説します。
ホームページ制作に必要な予算は、最低でも20万円ほどです。とはいえ、様々な機能を充実させれば、50万円の予算が必要になる場合もあれば、100万円、200万円以上必要なこともあるでしょう。
20万円でも難しいという方もいるでしょう。CMSを使う会社の中には10万円程度で請け負ってくれる会社もありますし、無料ツールを使えば自分で作成することも可能です。
(1)低価格帯の特徴
上のグラフの通り、ホームページ制作の平均相場は85万円ですが、500社以上の企業がその半分以下となる30万円までの予算で発注しています。
こうした低価格帯での発注の場合、ホームページはおおむね10ページ以内に収まることが多く、案件としては簡易的なコーポレートサイトやオウンドメディアが中心。制作会社としてもそれほど手間はかけられないので、多くの場合、制作素材(ホームページに掲載する画像や文章)は発注者側で用意する必要があります。
(2)中価格帯の特徴
予算の枠を100万円まで広げると、コーポレートサイトや採用サイト、ECサイトまであらゆる種類のwebサイトを制作することが可能です。
制作会社によっては予算内で取材や撮影まで請け負うため、発注者が素材を用意しておく必要はありません。また、月1回の更新作業など、簡易的な運用・保守サービスが付いてくる場合もあります。
(3)高価格帯の特徴
全体の割合としては少なくなるものの、ページ数や実装する機能によっては制作費が100万円を超えることもあります。案件例としては、数十ページ以上に及ぶコーポレートサイトやポータルサイト、100種類以上の商材を取り扱う本格的なネットショップなど。
また、詳しくは後述しますが、代理店を経由してホームページ制作を依頼する場合、マージンが上乗せされるため、トータル100万円以上の費用がかかることが多いようです。
費用相場【目的・種類別】
続いてホームページの目的・種類別の制作費用の相場についてご紹介します。
ホームページの種類 | 作成費用の相場 | 備考 |
---|---|---|
ランディングページ | 10万円~35万円 | |
コーポレートサイト(テンプレート) | 20万円~50万円 | |
コーポレートサイト(オリジナルデザイン) | 50万円~100万円 | |
採用サイト | 60万円~200万円 | |
ECサイト | 60万円~200万円 | 別途月額費用が必要な ケースあり |
ポータルサイト | 150万円~500万円 |
表について説明していきます。
こんなホームページ制作会社を探していませんか?
(1)コーポレートサイト(テンプレート)
文字通り会社の「顔」となるコーポレートサイト。会社概要や沿革、トップメッセージなど、コーポレートサイトに欠かせない要素はいくつかあるものの、制作工程そのものは一般的なホームページと変わりなく、プログラミングやデザインに特別なスキルが求められることもほとんどありません。
WordPressなどのデザインテンプレートを利用してコーポレートサイトを制作する場合、費用の相場は20万円~50万円ほど。費用別の事例でご紹介した株式会社ニチクロのようにページ数を絞り、テキスト主体のシンプルなページにまとめれば、10万円以下で制作することも可能です。
またコーポレートサイトではコンテンツも重要です。詳しくはコンテンツ制作のコツをご覧ください。
(2)コーポレートサイト(オリジナルデザイン)
技術的なハードルが高くないコーポレートサイトとはいえ、ページ数が多く、オリジナルのデザインを施すとなれば、やはり相応の費用は必要になります。
仮に20~30ページのコーポレートサイトをオリジナルデザインで制作し、写真付きの社員紹介やスタッフブログ、動画コンテンツなどを盛り込むと、費用の相場は50万円~100万円前後。ページ数が増えれば100万円を超えることもあります。
より詳細なことを知りたい方は、コーポレートサイトの制作費用の相場についての記事も参考にしてみてください。
(3)ポータルサイト
さまざまな分野のニュースや特集記事を網羅し、数多くのwebサイトの玄関口となるポータルサイト。コーポレートサイトなどと比べると圧倒的に情報量が多く、ユーザーに快適に利用してもらうためには、サイト内検索などの機能が欠かせません。
また、「ニュース」、「グルメ」、「ショッピング」といったカテゴリ分類や、ディレクトリ(階層)構成にも工夫が求められるうえ、運営コストをまかなうためにコンテンツの一部を広告化したりする必要もあります。
おのずと制作費用は高くつき、一般的な相場は150万円~500万円前後。サイトの規模によっては数十名のデザイナーやプログラマーが携わり、半年以上の長期プロジェクトになることもあるようです。
そもそもポータルサイトの具体例や仕組み、費用相場についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
(4)採用サイト
会社の強みや仕事内容をわかりやすく伝え、求職者からの応募を集めるのが採用サイトの役割です。就職・転職の売り手市場が続くなか、多くの企業が制作に力を入れており、最近ではソーシャルメディアとの連携機能や、ドローンで撮影した動画コンテンツなどを取り入れる採用サイトも増えてきました。
採用サイトの制作費用はページ数・コンテンツの内容によって大きく変わってきますが、一般的には60万円~200万円前後が相場。
機能的に会社説明会などの予約フォームが欠かせないうえ、コンテンツを制作するにあたって社員への取材やインタビュー撮影をともなうことが多いため、簡易的なコーポレートサイトなどと比べると費用が高くつく傾向があります。採用サイトについての平均費用や相場を知っておくと良いでしょう。
(5)ECサイト
ネット通販市場が右肩上がりの成長を続け、多くの企業からニーズが高まっているECサイト。
商品検索、ショッピングカート、問い合わせフォーム、メルマガ配信など、ECサイトに必要な機能をゼロから構築するのは非常に難易度が高く、制作会社の多くが「EC-CUBE」や「MakeShop」といったEC構築システムを利用しています。
仮に「EC-CUBE」をカスタマイズして、商品登録数100点~300点前後のECサイトを制作するとなると、60万円~200万円前後が平均的な費用の相場です。
1点注意したいのは、EC構築システムによる制作の場合、サイトがオープンした後のメンテナンスや更新作業に1万円~2万円前後の月額費用がかかること。ECサイトの制作を依頼する際は、年間コストと売上の見通しを照らし合わせ、慎重に検討しましょう。
ECサイトの費用相場や依頼先の選び方について解説している記事もあるのでぜひ参考にしてみてください。
(6)ランディングページ
ランディングページとは、リスティング広告や動画広告のリンク先ページのこと。商品やサービスの魅力・特徴をわかりやすく伝えたうえで、コンバージョン(予約、購入など)へ誘導するのが目的です。
基本的に1ページのみの制作となり、情報量も限られるため、制作費は安く、一般的な相場は10万円~35万円ほど。テンプレートなどを活用して短納期に対応している制作会社も数多くあります。ランディングページ特有の平均費用も参考になるでしょう。
ホームページ作成に関する費用の具体事例
関連する費用事例です。様々な企業の実績をベースに費用事例として紹介しておりますのでぜひご覧ください。
【11万円~30万円】 うぐいすヘルスケア株式会社のコーポレートサイト制作

・受け身ではなく、一緒にサイトを築いてくれるパートナーのような制作会社に出会いたい
・ただ依頼内容に応じてもらうだけでなく、対等な立場で制作を進めることができた
・オリジナルで作成した「難聴チェックリスト」がGoogle検索で一位に表示
・WordPressで更新したブログが定期的に「強調スニペット」に表示
【101万円~300万円】 医療機器/サービスサイト

顧客は全国のデンタルクリニック向けに口内検査をする医療機器を販売している企業様。導入実績を伸ばす施策の一つとして、導入医院の収益アップに貢献するため口内検査の必要性を生活者にPRするサービスサイトを制作したかった。
①弊社開発のCMS『Clipkit』を活用しサービスサイトを構築。デザイン・コーディング・組み込み・サーバーのご用意まで全て弊社にて実施した。クリニックの検索機能を開発。
②弊社のコンテンツ制作支援サービスを活用いただき、SEOコンテンツを毎月8本制作。
サービスサイト内のSEO記事が検索結果上位表示を獲得。ニッチな領域のサービスであるにもかかわらず公開から1年で約10万PV/月程度のサイトに成長。
【51万円~100万円】 株式会社フリーベック様のサービスサイト

eラーニングシステムを構築してサイトに搭載したい
申し込みからお支払い、受講までの一連のフローを構築できた
【301万円~600万円】 日東エネルギーさま コーポレートサイトリニューアル

・訪問ユーザーの目的に応える動線設計に課題を感じており、
コールセンターへHP記載事項の問い合わせ受電が多かった。
・増える付帯サービスを有効にアピール出来ていなかった。
・既存ユーザーのファン化をしたかった。
・目的別に訪問ユーザーを分析し、優先度を付けた動線設計
・チャットボット導入によるコールセンターの負担軽減
・暮らし役立ち情報マガジン「ハピマガ」による集客・リピート増加
公開後の運用管理も担当しており、目標・目的に対するKPIを設定し、効果検証~コンテンツ更新、および、キャンペーン企画など支援しています。
集客面では新規オープンしたオウンドメディアからの集客力が大きく増しており、1-2万だったPVも10万を超えるPVまで伸びました。
【101万円~300万円】 1日1組限定のプラベートヴィラMoroisoso(モロイソソウ)

既存サイトは当施設の「1日1組限定の特別感」「専有プール、プライベートビーチ、テラスでのBBQの開放感」などが伝わりにくいものであったことから、当施設の魅力はなにか、何を伝えるべきかなどを根本的に見直し、提案することにより受注に至りました。
ウェブサイト利用シーンを、上記想定ユーザーが、家族、パートナー、友人などの遊び仲間に「今度ここに行ってみない?」と誘うときに利用する。
と置き、施設の情報の網羅性の確保はもちろんのこと、「ここでどのような体験ができるのか」を実感できるサイト構成と表現を施しました。
日本テレビ系列「笑神様は突然に・・・」「シューイチ」、ヤフーニュース、旅行サイトで取り上げられるなど、メディア露出が多く増えました。
費用相場【依頼先別】
これまでホームページ制作会社に依頼する前提で制作相場の紹介をしてきましたが、ホームページを作る方法は業者に依頼するだけではなく、フリーランスに依頼する方法もあります。ここでは
・広告代理店
・大手ホームページ制作会社
・中小規模ホームページ制作会社
・フリーランス(個人)
に依頼する場合の特徴と制作相場について紹介していきます。
広告代理店の相場
大規模なコーポレートサイトやECサイトを立ち上げる場合、広告代理店を経由して依頼するのも1つ。代理店によっては大手を含め100社を超える制作パートナー会社を抱えており、発注者のニーズと制作サイドの得意分野がマッチすれば、非常に質の高い成果物が仕上がります。
ただ、代理店は少なくとも制作費の20%、場合によっては50%のマージンをとるため、費用が割高になるのは避けられません。最低でも100万円単位での予算が必要になるでしょう。
また、依頼の窓口と制作チームが別会社になるので、高い費用を支払っていても伝言ゲームのように要望がうまく伝わらず、修正を繰り返してしまうようなケースもあるようです。
大手ホームページ制作会社の相場
大手の制作会社には経験豊富なディレクターやさまざまな得意分野を持つクリエイターが在籍しており、業種・目的を問わず幅広いタイプのweb制作に対応することが可能。コンセプトやターゲットの設計からじっくり時間をかけ、クライアントの強み・特徴をデザインやコンテンツへ落とし込んでいきます。
その分だけ費用が高くつくのは致し方ないところ。代理店経由での依頼と同様に、ページ数やコンテンツの内容によっては、制作費が優に100万円を超えることも珍しくありません。
また、大手ゆえに常に複数の大型プロジェクトを抱えていて、小予算の案件はなかなか受け付けてくれないこともあります。
中小規模のホームページ制作会社の相場
スタッフ20名~50名程度までの小規模~中規模の制作会社の多くは、宣伝費を省き、WordPressなどの制作ツールを活用することで、クライアントのコスト負担を抑えています。
制作費はホームページの種類や規模によって変わりますが、たとえば会社案内を目的とした一般的なコーポレートサイトなら20万円~40万円程度、より簡素なオウンドメディアなどの場合、10万円程度で制作を請け負っているところも多いようです。
また、美容や医療、不動産など、1つの分野に特化してノウハウを蓄積しているのも中小規模の制作会社の特徴の1つ。制作実績などを参考にしながら自社に合う依頼先を見つけられれば、費用を抑えつつ質の高いホームページ制作が期待できるでしょう。
フリーランス(個人)に依頼する場合の相場
極端に予算が限られる場合は、フリーランスのwebデザイナーや個人経営の制作事務所も選択肢の1つです。中小規模の制作会社と同様、WordPressなどを使って制作コストを抑えているうえ、さらに人数が少ない分、格安料金での制作が見込めます。
実際にいくつかの個人事務所のwebサイトをチェックしてみたところ、10ページ程度までの制作であれば、費用の相場は10万円前後、なかには数万円で請け負っているところもありました。
ただ、スタッフの数が少ないゆえに、本格的なECサイトなどに対応しているところはほとんどなく、同じ理由から運用・保守サービスについてもあまり大きな期待はしない方がいいでしょう。
また、法人に依頼する場合と違って、個人経営の事業所には現場との橋渡し役となる営業担当者がいません。発注者自らが直接制作者と向き合い、ホームページの目的や予算、制作期間、デザインなどの要望をきちんと伝えられることが発注の前提になります。
費用の内訳
ホームページを立ち上げるには、いくつかのプロセスを踏まなければなりません。
この章では、制作費を構成する主な工程と、webサイトの新規作成・リニューアルを問わず、
・各工程でどのようなことを行っているのか
・どのくらいの費用がかかるのか
この2点を詳しく解説していきます。
費用別にみる工程の内容
それでは早速、ホームページ制作費用を構成する主な工程を、費用別で順番に見ていきましょう。
(1)ディレクション費
ディレクションとは、依頼者との打ち合わせやホームページ構成、写真やテキストデータといった素材集め、最終確認などを含めたプロジェクトの進行管理のこと。
この工程は一般的に「ディレクター」と呼ばれるスタッフが担当し、作成をスムーズに進められるように依頼者と社内スタッフとの橋渡し役を勤めます。
ディレクションは企画構成・案件定義など、ホームページ制作に関するすべての進行管理を行う工程であるため、作成するホームページの規模や対応環境(パソコン、スマートフォン)によって異なります。
ホームページ制作料金の20%程度が一般的な価格とされ、5万円から20万円が相場です。
(2)デザイン費
低価格でホームページを制作する場合は、イチからデザインやレイアウトを考える必要がないテンプレートを使用するのが基本です。
一方、オリジナルデザインのホームページを作成する場合には、レイアウトを含めたデザイン要素を個別に用意することになります。
「デザイン」と一括りにしている工程には、トップページや下層ページといったホームページ自体のデザインを決める作業のほかに、イラストやロゴ、ボタンの作成なども含まれます。
トップページは依頼者ごとにデザインを起こし、下層ページを想定した作り込みが必要となるため、相場は5万円から15万円と他のページに比べると割高です。
下層ページの費用相場はトップページのおよそ半分程度のケースがほとんどですが、ページの長さや作り込み度合いによって異なります。テキスト中心のシンプルな構成のページであれば、5,000円から8,000円程度でしょう。
なお、イラストやロゴ制作は別途料金扱いにしている制作会社が多く、簡単なロゴとコンセプトを踏まえた会社のロゴとでは当然ですが制作費用に差が出ます。
いずれにせよデザインは個人のスキルに拠る部分が大きく、極端に言えば制作を依頼する業者のなかでも担当するデザイナーによって価格が異なることも珍しくありません。
つまり、同じボリュームのホームページであっても、スキルの高いデザイナーを使うほど費用も上がっていく可能性が高いと言えます。
(3)コンテンツ費
ホームページ内に掲載するテキストや画像、動画の作成などを制作会社に依頼する場合に発生する工程です。セールスライティングやSEOライティングといった集客効果が期待できるテキストは、自社で作成するとなると難しいかもしれません。
どちらも専門知識を持ったライターが担当するため、セールスライティングは1ページ3万円から20万円、SEOライティングは1ページ1万円から20万円(キーワード選定によって異なる)が費用相場です。
また、近年注目を集めている動画に関しては、3万円から5万円程度(15秒)が制作費の一般的な相場だと言われています。
サイトの新規作成ではなくリニューアルであったとしても、既存コンテンツを修正したりあらたに素材を足したりする必要もあるため、コンテンツ制作には安いか高いかは別に、一定の費用がかかることがある点には注意しましょう。
(4)コーディング費
ホームページの設計書をもとに、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を用いてソースコードを書いていく工程です。
デザインの工程同様、ページの長さや作り込み度合いによって費用は異なり、相場としてはトップページが1万円から3万円、下層ページが8,000円から2万円程度となっています。
なお、スマートフォンやタブレットの画面サイズに合わせて自動的に最適化する「レスポンシブデザイン」は大体1ページ1万円から2万円程度が相場ですが、対応デバイスを指定する場合には追加料金が発生するケースもあるので注意が必要です。
またレスポンシブデザインの料金はパソコン(PC)のみの制作費用×1.4~1.7で算出されることも多くあります。
(5)システム費
デザイン制作、コーディングが完了した後に発生する工程であり、PHPやRubyなどのプログラミング言語を用いてCMSの構築など、さまざまなシステム開発を行います。
ホームページでよく見かける「お問い合わせフォーム」や「検索機能」もこの工程に該当し、それぞれの相場は2万円から3万円程度です。
また、更新作業が簡単なことから多くの企業が利用しているCMSツール「WordPress」での構築・カスタマイズ費用の相場は、インストールや基本設定も含めて5万円から数十万円程度と考えられます。
なお、独自のWebサービスや管理システム・業務システムなどの構築費用は内容によって大きく変動しますが、20万円から100万円程度はかかるものと想定しておくといいでしょう。
(6)SEO対策費
ホームページをビジネスで活用するのであれば、検索エンジンでの上位表示を狙うSEO対策は必須です。内部SEOに関してはコーディング作業の工程で当たり前のように実装してくれる制作会社も多く、基本的に料金はかかりません。
ですが、SEO対策に強い制作会社の場合には、確実に上位表示されるよう別途料金を設けてコンサルティングを行います。SEO対策の費用相場としては、中小企業向けのホームページなら10万円から30万円、大企業もしくは大規模なホームページなら安いものでも数十万円から100万円以上かかるようです。
そしてもう1つ、SEO以外にも上位表示を狙う上で欠かせない機能といえば、ホームページの閲覧数や滞在時間など、アクセスに関するさまざまな情報が得られる「アクセス解析ツール」です。
「Google Analytics」をはじめ、解析ツール自体は無料の場合がほとんどですが、設置費用として3万円から5万円程度かかります。
制作会社によってはアクセス解析ツールのデータを分析・検証を行い、詳しい月次報告書を作成してくれるところもあるので、別途料金がかかるのかどうかも確認しておくといいかもしれません。
価格に大きく違いが出るのはなぜ?
そもそも、ホームページ制作と言っても制作物によって価格に大きな違いが出るのはなぜなのでしょうか。
もっとも大きな理由としてあげられるのが、ホームページを作る目的の違いです。
例えば、名刺代わりの1〜2ページで構成されたホームページを制作する場合、10万円以下で簡単に作れることも少なくありません。
しかし、SEO対策もきちんと施されたWeb集客用のホームページとなれば、3倍以上の値段がかかるでしょう。
ショッピングカートシステムや決済システムまで搭載されたネットショップをいちから構築するとなれば、最低でも50万円以上はかかってしまいます。
また、テンプレートを用いるのか・フルオリジナルで制作するのかといったデザイン面のほか、大手の制作会社かそうでないか、あるいはフリーランスに依頼するのかなど、依頼先によっても費用が変わることも覚えておきましょう。
WordPressなどCMSによる作成は低価格のものも
CMSで作成するホームページであれば、10万円以下で発注できる制作会社もあります。
CMSは、「Contents Management System」の頭文字を取った略称で、HTMLなどのホームページ制作の専門知識を必要としないホームページの作成・運用システムのことです。代表的なCMSには、WordPress、jimbo、WIXなどがあります。
CMSにあらかじめ用意されているテンプレートデザインを使用すれば、制作費用を3万円~10万円ほどに抑えることが可能です。さらに、テンプレートを使用しますので、製作期間が短いのもCMSの利点です。安価で短納期のホームページを作成したい方は検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、デザインはCMSにもともと備わっているテンプレートデザインのみに限られるため、デザインで他社と差別化を図りたい方には注意が必要です。CMS構築の相場やWordpress制作の場合の費用感について解説している記事もあるのでご覧ください。
ホームページの維持費について
ホームページ(webサイト)を作る際は制作に必要な費用にばかり目が行きがちですが、公開後に運用する中で発生する更新費など(保守・運用管理・維持費)も見逃せません。
特に独自ドメインを利用する場合にはドメイン利用料が必要なことも覚えておく必要があります。
ホームページは公開したらそれで終わりというわけではなく、集客や売り上げを伸ばすためには、商品・サービスに関する情報やコンテンツの追加・修正、SEO対策など、頻繁な更新と運用が重要です。
ですが、制作会社がすべてオリジナルで作成したホームページの場合には、HTMLやCSSなどの専門知識がないと自社で更新作業を行うのはほぼ不可能です。
そうなると更新作業が発生するたびに制作を業者に依頼しなければなりませんが、もちろん無料で行ってくれるわけではありません。仮に1ページの修正の費用が2万円で、毎月最低でも5ページは依頼するとなるとそれだけで10万円の費用がかかります。
これを年間で考えると、ホームページを更新するだけで120万円/年と、上位の制作費に匹敵する料金が必要になってしまいます。これではいくら制作費を抑えても本末転倒です。
ランニングコストを抑えたいのであれば、「WordPress」や「Wix」といったCMSツールを利用するなど、自社でも更新作業が行えるホームページを制作してもらうことが重要です。
アイミツでの取引事例
ここまで一般的な相場をお伝えしてきましたが、「いざ発注をしてみたら、思っていた費用感と違った」ということもあるでしょう。ここで、実際にアイミツで発注された事例を1つみてみましょう。
発注金額 | サイト種類 | CMS | ディレクション 費用 |
サイト 構築費 |
コーディング 費用 |
サーバー 管理費 |
80万円 | ポータル サイト |
Wordpress | 7.5万円 | 35万円 | 32万円 | 5万円 |
このように、やりたいことによって費用は変動するため、一般的な相場と実際の費用感は異なってしまいます。「自分が発注する場合、どれほどの金額になるのか」リアルな費用感を知ることができます。ぜひ金額感が気になる方は、こちらからお問い合わせください!
こんなホームページ制作会社を探していませんか?
【低予算で作りたい方必見!】Web制作に使える補助金・助成金まとめ
効果のでるホームページを制作するにはそれなりの費用がかかります。そこで、少しでも費用を抑えたいときに役立つのが国や地方自治体の補助金です。以下にホームページ制作に活用できる補助金を3つ厳選してご紹介します。原則、契約前に申請が必要なので、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。
最大補助額 | 補助率 | 申請方法 | |
IT導入補助金 | 450万円 | 1/2以内 | 電子 |
持続化補助金 | 200万円 | 1/4 | 電子または郵送 |
事業再構築補助金 | 1億5,000万円 | 2/3から1/2 | 電子 |
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)
「IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ホームページ作成、クラウドツール・業務用ソフトウェアの導入にかかる費用の一部を補助します。最大補助額は450万円・補助率1/2以内です。
出典:IT導入補助金2023 https://www.it-hojo.jp/
IT導入補助金を活用!おすすめのホームページ制作会社15選はこちらから!
持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な、ホームページ制作など販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠(賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など)の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は200万円でウェブサイト関連費の補助率は1/4です。
出典:小規模事業者 持続化補助金(一般型)https://r3.jizokukahojokin.info/
事業再構築補助金
「事業再構築補助金」は、ウィズコロナ・ポストコロナの経済社会の変化に対応するために、事業再構築に前向きな中小企業を支援し、日本経済の構造転換を促すことを目的としています。支援類型は、通常枠や大規模賃金引上枠など合計6つ。補助金額は枠によって異なりますが、最大補助金額は1億5,000万円で、その場合の補助率は2/3から1/2です。
出典:事業再構築補助金 https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
補助金について、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
補助金を利用する際は、申請スケジュールや必要書類の準備に注意しましょう!
補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。
しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。
「アイミツ」は、申請をスムーズに進められる補助金に詳しいホームページ制作会社を厳選し、「無料」でご紹介可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
※補助金については2023年5月時点の情報をもとにご説明しています。
こんなホームページ制作会社を探していませんか?
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記載の内容で欲しい情報は得られましたか?得られていれば幸いです。
ホームページ制作会社の選び方は目的に応じて異なるため、きちんと会社選びをしないと後からトラブルにつながる可能性があります。
「安さだけで決めて質の低いホームページになった。」
「あとで高額だったことが判明した。」
「相談できず意図していない内容に…」
など、納品後に後悔しないためには、複数社を比較して発注先を検討することをお勧めします。
アイミツはさまざまな目的や条件で制作会社が探せる企業紹介サービスです。最短翌日に現在対応可能できる企業のみがそろうので、スピーディな企業探しが可能です。是非ご活用ください。
ご利用企業様の声


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