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英語サイト制作の平均費用と料金相場【2021年完全版】
アメリカ、カナダをはじめとする英語圏のネットユーザーは10億人以上。グローバル化が進む今だからこそ、英語のwebサイトを立ち上げ、世界に情報発信していきたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、サイト構築は素人にはなかなか難しいもの。ましてや英語対応のサイトとなると、プロに外注しなければ不安な面が多いでしょう。
そこでこの記事では、英語サイト制作にかかる費用相場やコストを抑えるためのコツ、web制作会社を選ぶ際の注意点などを解説していくので、ぜひ参考になさってください。
- 目次
1.英語サイトの制作費の算出方法
まず、英語サイトの制作工程や制作費の仕組みについて整理しておきましょう。
webサイトをつくるにあたっての基本的なプロセスは、日本語でも英語でも変わりません。webディレクターやプランナーが決めた全体の構成・仕様に沿って、プログラマー、デザイナーがページを形にし、テストを経て公開という流れです。
それぞれの工程にかかる人件費をベースに、テキスト部分(webサイトに掲載する記事、説明文、見出しなど)の翻訳料を加えた金額が英語サイトの制作費となります。
近年は以前と比べると全体的な制作費の相場は下がりつつある模様。ツールを使い英語に翻訳済みの原稿を用意しておけば、日本語サイトとほぼ変わらない料金で制作を委託できることもあるようです。
一方、医療・法律といった専門分野では、翻訳料金が割高になることや、文章量が多い場合はレイアウト調整に追加費用がかかることも少なくありません。
費目別に見る英語サイトの制作費の相場
費目 | 相場 |
---|---|
企画・ディレクション費 | 5万円から20万円 |
デザイン・プログラミング費 | トップページ:3万円から10万円 下層ページ:1万5,000円から3万円 |
翻訳費 | 1文字あたり15円から40円 |
その他費用 | フォーム作成:1万5,000円から3万円 サイト内検索機能の実装:3万円から5万円 |
続けて費目別(工程別)にどれくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。
企画・ディレクション費
webサイトの目的やクライアントの要望をもとに、サイト全体の構成、デザインの方向性、実装する機能などを決め、要件定義書や仕様書を作成する際にかかる費用です。
一般的な相場は5万円から20万円前後。ページ数や実装する機能によって金額が変わり、web制作会社によっては「制作基本料金」や「プランニング費」として計上されることもあります。
デザイン・プログラミング費
要件定義書や仕様書に沿ってwebサイトを構成する各ページを形にしていくための費用です。機能やUIのプログラミング費、バナー、ボタン、ロゴなどのデザイン費が含まれます。
相場はトップページが3万円から10万円前後、下層ページ(コーポレートサイトの会社概要、事業内容、ECサイトの商品ページなど)が1万5,000円から3万円前後。
webサイトの顔となるトップページには相応の質のデザインが求められるうえ、下層ページの階層などもふまえて構成する必要があるのでやや高額になります。
一方下層ページの制作は、デザインテンプレートを使うことによって負担を抑えているweb制作会社が多いようです。
翻訳費
記事やキャッチコピー、商品説明文など、webサイトに掲載するテキストを英語に翻訳する際にかかる費用です。翻訳者と、校正を担当するチェッカーの人件費が内訳となります。
金額は難易度によって変わり、会社案内サイトに見られるような一般的なビジネス文書なら1文字あたり15円から25円前後に抑えられる一方、医療、IT、法律といった専門分野の翻訳は30円、40円といった文字単価になることも少なくありません。
その他費用
問い合わせや見積もり依頼用の入力フォームを作成する場合や、サイトに検索機能を付ける場合には、それぞれ追加費用が発生します。相場はフォーム作成が1万5,000円から3万円前後、検索機能が3万円から5万円前後です。
見落としがちな費用にも注意
別途サーバー代が必要になるので、予算が限られる場合はには毎月の定額料金で利用できるレンタルサーバーを中心に検討するのがいいでしょう。
たとえば「さくらインターネット」は、複数人で管理できる法人向けのレンタルサーバーを月額2,619円(※ビジネスプランの場合)で提供しています。
「さくらインターネット」レンタルサーバー
出典https://www.sakura.ne.jp/
また、webサイト公開後の運用保守(画像の差し替え、文章の修正、サーバーのメンテナンスなど)を制作会社へ委託する際も別途費用が必要となります。金額は依頼内容によって変わってきますが、おおむね月額1万円から5万円前後です。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- 企画・ディレクション費の相場は5万円から20万円前後
- デザイン・プログラミング費の相場はトップページが3万円から10万円前後
下層ページが1万5,000円から3万円前後 - 翻訳費の相場は1文字15円から40円前後
- その他、入力フォームや検索機能の開発費、運用保守費などがかかることも
2.webサイトの種類別に見る制作費の相場
種類 | 制作費の相場 |
---|---|
コーポレートサイト | 40万円から80万円 |
ECサイト | 100万円から250万円 |
次にwebサイトの種類別の相場をご紹介します。会社の顔となるコーポレートサイトと物販を目的としたECサイトではどれくらい制作費が変わってくるのでしょうか。
コーポレートサイト
会社概要、事業内容、トップメッセージといったページで構成される一般的なコーポレートサイト(全5ページから10ページ前後)を英語で制作する場合、費用の相場は翻訳費を含めて40万円から80万円前後。
WordPressなど、デザインテンプレートが付いたCMS(コンテンツマネジメントシステム)での制作なら、プログラミングやデザインの工数が減るため、さらに費用を抑えることもできるでしょう。
ECサイト
一方、製品を販売するECサイトになるとページ数は格段に増え、サイト内検索やショッピングカート、問い合わせフォームなどの機能も欠かせません。そういった機能を備えた英語版ECサイトの構築を依頼した場合、一般的な相場は100万円から250万円前後です。
ちなみに近年は「EC CUBE」などのEC専用CMSが普及しており、日本語・英語問わずそうしたシステムをカスタマイズして制作する手法が主流になりつつあります。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- 英語のコーポレートサイトの制作費は40万円から80万円前後
- 英語のECサイトの制作費は100万円から250万円前後
3.なぜ価格が違う?価格差の出る理由
前述の通り、医療や法律、ITといった専門分野のサービスや製品を紹介するwebサイトの場合、相応の知識が求められるため翻訳料が高くなります。
また、ショッピングカートを追加する場合や、複数の動画コンテンツを盛り込む場合には、相応の制作費が必要となるでしょう。
発注の際はwebサイトをつくる目的を念頭に置き、必要な機能やコンテンツを見定めるべきです。
できるだけ費用を抑えるためには
そうしたなかでできるだけ費用を抑えて英語サイトを制作したい場合は、オンラインの翻訳サービスを利用するのも1つの手段。web制作会社が設定している翻訳料金よりおおむね安く、内容によっては即日納品にも対応しています。
- 【これだけは押さえておきたいポイント】
-
- 医療、法律、ITといった専門分野の翻訳料は高額
- ショッピングカートや動画コンテンツの有無によっても
制作費は変わってくる - 費用を抑えたい場合はオンラインの翻訳サービスを利用するのも1つ
- web制作会社の翻訳料より安く、
即日納品にも対応している翻訳サービスも多い
4.実際に英語サイトの制作料金を調べてみた
ここまで英語サイトの制作費の相場を見てきましたが、実際のところweb制作会社はどれくらいの予算から制作を請け負っているのでしょうか。料金を公開している3社をご紹介します。
費目 | 料金 |
---|---|
英語のコーポレートサイト制作料金 (全5ページ・問い合わせフォーム付き) |
42万円 |
費目 | 料金 |
---|---|
英語サイトの制作料金 | 60万円から |
翻訳料金 | 1文字19.2円から |
費目 | 料金 |
---|---|
外国語ホームページ制作料金 (5ページまで) |
35万円 |
ページ追加料金 | 1ページ2万5,000円から |
5.web制作会社選びで失敗しないためには
最後は英語サイトの制作会社を選ぶ際のポイントについて2つに分けてご紹介します。
ネイティブチェックの有無
英語サイトをよりわかりやすく、伝わりやすいものに仕上げるためには、翻訳の正確性はもちろんのこと、不自然な表現がないか、堅苦しくなり過ぎていないかといった観点からのチェックも必要です。
そうした点でネイティブチェック(英語のネイティブスピーカーによる校正)は大事なポイントの1つ。制作と翻訳をまとめてweb制作会社に依頼する場合は、ネイティブチェックを行っている会社から優先的に検討しましょう。
プラスアルファのサービス
「webサイトは完成してからが本当のスタート」とよく言われるように、閲覧数を増やすためには公開後のSEO対策やリスティング広告運用が欠かせません。
問い合わせの獲得や売り上げアップなど、webサイトを通じてより具体的な成果をあげたいのなら、制作・翻訳に加えてそうしたマーケティング施策まで請け負ってくれるweb制作会社を選んだ方がいいでしょう。
6.発注先選びで迷ったらアイミツへ
今回は英語サイトの制作費について解説しました。発注先を探す際には、ぜひ参考になさってください。
英語サイトに強いホームページ制作会社を知りたい方は、こちらもどうぞ。
なお、アイミツではコンシェルジュがみなさまからの相談を無料で承っています。ご予算・ご要望に応じて複数のweb制作会社をピックアップし、まとめて見積もりをとることも可能です。
「英語サイトの制作費用についてもっと詳しく知りたい」、「予算に合う制作会社を教えてほしい」といった方は、アイミツのコンシェルジュまでお気軽にご連絡ください。
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