WooCommerceとは?主な機能や決済代行サービスを紹介!【2024年最新版】
WooCommerceはWordPressでECサイトを構築できる人気のプラグインですが、どのようなものなのか詳しくは分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、WooCommerceの基礎知識や機能、メリット・デメリットなどを解説するとともに、ネットショップ運用時に重要な決済方法についても分かりやすくまとめます。SEOやホームページ制作にお悩みの方にも役立つ内容なので、ぜひ参考にしてください。
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WooCommerceはWordPressのプラグイン
WooCommerce(ウーコマース)とは、WordPressにインストールして使える無料のプラグインです。そもそもWordPressとは、世界で最も多くのシェアを獲得しているCMS(手軽にWebサイトを構築できるシステム)であり、個人ブログから企業のコーポレートサイト、サービスサイトに至るまで幅広いジャンルで用いられています。
そんなWordPressですが、特徴としてプラグインと呼ばれる拡張機能を用いてWebサイトに欲しい機能や仕組みを自由に追加できる仕様となっており、WooCommerceはECサイト(ネットショップ)が作れる無料のプラグインとして2011年に誕生。以来、現在に至るまで世界でも屈指のEC向けプラットフォームとして利用されています。
WooCommerceのネットショップ機能
ECサイトの運用・構築に特化したプラグインであるWooCommerceには、ネットショップで需要の多い以下のような機能がひととおり揃わっています。
・PayPal、Cash On Delivery、クレジットカード、銀行振込など、複数の決済方法に対応
・ショッピングカート機能
・商品登録
・消費税率の設定
・配送オプション(無料、均一料金での設定など)
・SNS連携
・顧客管理機能
・デジタル製品、物理的製品の両方の販売に対応
ご覧のとおり、商品の登録から支払いに至るまでのECサイト運営に欠かせないプロセスを全てカバーしているだけでなく、さまざまなニーズをカバーするため支払方法や配送オプションなどの柔軟性に優れている点も特徴です。
WooCommerceのその他の機能
前述のネットショップ構築、運営に直接的にかかわる機能以外にも、ネットショップ機能を支える多彩な機能がWooCommerceには用意されています。
・メルマガ発行
・サブスクリプション決済(定期購入商品の販売)
・多言語化設定
・価格の一括変更
・顧客リスト、メールリストの同期
・会計ソフトとの同期
・Amazon、eBayといった外部ECモールとの連動設定
これらの機能は無料・有料プラグインを使って自由に追加できる仕組みなので、カスタマイズ性に優れています。そもそもWordPress自体が拡張性の高いCMSであることも相まって、WooCommerceを活用すれば大規模ECや海外向けECサイトの運営も可能となるでしょう。
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WooCommerceのメリット
ECサイト向けプラグインとして世界中で人気を誇るWooCommerceですが、導入による具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。ここから、代表的な以下4つのメリットを紹介するので参考にしてください。
・自社サイトへの導入が簡単
・デザインテンプレートが豊富
・SEO対策機能の充実
・他のプラグインと組み合わせ可能
自社サイトへの導入が簡単
WooCommerceについては、そもそもWordPressを用いて構築しているWebサイトが非常に多いこと自体がメリットです。WordPressのシェア率はWebサイト全体の40%超、CMSの中では60%超を誇り、世の中のさまざまなWebサイトがWordPressを用いて作られていることを物語っています。すでにWordPressを使用している場合、プラグインであるWooCommerceを機能させるだけでECの仕組みを導入できるので、多くの人にとって手軽にECサイトの構築・運用を実現させる選択肢になるといえるでしょう。
デザインテンプレートが豊富
WooCommerceはオープンソースであり、2011年から10年以上にわたって世界中で利用されているプラグインであるため、デザインテンプレートが非常に充実しています。数千種類の無料テンプレートに加え、有料ではあるものの日本語対応の高機能テンプレートも豊富にラインナップ。ECサイト構築時にはデザイン面を重視する方が多いと思われますが、他のECサイト構築サービスと比べてもテンプレートの充実度はトップクラスであり、多種多様な商品ジャンルやニーズをカバーしています。
SEO対策機能の充実
ECサイトを運営する上ではSEO対策(検索時の上位表示対策)にも力を入れたいという人は多いですが、WooCommerceならSEOに強いECサイトの構築を進められるというメリットがあります。そもそもWordPressがこれだけ世界中で人気を集めている1つの理由は、SEO対策機能が充実しているから。SEO関連のプラグインも数多く用意されています。SEO関連のノウハウがあまりない方でも対策を打てるプラグインが用意されているので、SEOに有利なECサイトを構築したい方にもおすすめです。
他のプラグインと組み合わせ可能
WordPressにはWooCommerce以外にも膨大なプラグインが用意されており、複数のプラグインを組み合わせて独自のWebサイトを構築するのが基本的な考え方です。そのため、ECサイトを運用する上で重要な表示速度改善に役立つプラグイン、商品情報・顧客情報を自動バックアップしてくれるプラグインなどを自由に組み合わせることができます。
プラグインの数はすでに5万種類以上もあり、WordPressはユーザー数も多いことから便利なプラグインの情報やトラブル解決の情報などが充実しているので、第三者の情報も参考にしながら独自のECサイト構築を進められるでしょう。
WooCommerceのデメリット
世界的に人気の高いWooCommerceですが、いくつかのデメリットがあるのも事実です。ここでは代表的な以下3つのデメリットを紹介するので、メリットと合わせて確認しながら特徴をつかみましょう。
・WordPressに慣れておく必要がある
・Wordpressに費用がかかる
・公式サポートは英語
WordPressに慣れておく必要がある
WooCommerceはWordPressのプラグインなので、うまく活用するにはWordPressに関する一定の知識が必要となります。WordPress自体、専門的な知識が少ない方でも手軽にWebサイトを構築・運用できるシステムではあるものの、ドメインの取得、サーバー契約(主にレンタルサーバー)、WordPressのインストールおよび初期設定は最低限必要なため、WordPressを全く触ったことがない方は慣れるまで多少時間が必要かもしれません。とはいえ情報はネット上に充実しているので、基礎知識習得の難易度はそれほど高くならないでしょう。
Wordpressに費用がかかる
WooCommerce自体は無料でインストール可能なプラグインです。WordPressも無料のCMSですが、完全無料でWebサイト(ECサイト含む)を構築・運用できるわけではありません。
・レンタルサーバー代
・ドメイン料金
WordPressを用いてWebサイトを運用するには、上記2つの費用が必要となり、目安として月額1,000~3,000円程度がかかります。ただし、高額なランニングコストではないほか、実店舗運営で発生する家賃などと比べれば少額なので必要経費として見積もっておきましょう。
公式サポートは英語
WooCommerceは2011年のリリース後、いくつかの変遷を経て、現在はアメリカのオートマティック社が管理・運営を行っています。そのため日本語での公式サポートが充実しているとはいえず、不明点や問題が発生した際に英語で調査・修正を行わなければいけない可能性があります。ただし、日本語のテキストによる説明書のようなサポートページが用意されているだけでなく、日本語でやりとりが可能なフォーラム(質問掲示板のようなもの)も利用できるので、ある程度の疑問や問題は解決できるでしょう。
WooCommerceでの決済
ECサイトの構築・運用時に気になるポイントといえば「どのような決済方法を用意するか?」という点でしょう。そこでここからはWooCommerceでの代表的な決済方法を6つピックアップするとともに、それぞれの特徴を解説します。決済方法ごとの違いを比較しながら、自社が運用するECサイトに導入する決済方法を検討しましょう。
クレジットカード
クレジットカードは、ネットショッピングを利用するユーザーの半数以上が利用する人気の高い決済方法です。ECサイトにかかわらず、クレジットカードは幅広い実店舗でも利用可能なことから、キャッシュレス派のユーザーから高い支持を得ています。何より、一度クレジットカード情報を登録してしまえば、次回以降の決済を楽に行えるほか、電子マネーのようにチャージが必要ない点も大きなメリットだといえるでしょう。
銀行振込
銀行振込はネットショッピングで古くから存在する決済方法として知られています。大きな特徴は、口座にある現金を動かしてそのまま決済できるところ。クレジットカードや後払いの場合、決済自体はその場で完了しても支払いは後から行う形となるため、「今あるお金でやりくりしたい」という方からは避けられるケースも珍しくありません。また、ある程度高い年齢層の場合は「支払い=銀行振込」という感覚が根付いている傾向も強いため、用意しておいて損はないでしょう。
コンビニ払い
コンビニ払いとは、文字どおりネットショッピングでの支払いをコンビニで行う決済方法です。前払い・後払いの両方がありますが、クレジットカード情報を入力せずに支払いを済ませたい方などに人気の決済方法です。また、銀行振込は時間によって窓口が閉まっていたり、振り込みが即反映されなかったりする一方で、コンビニ決済なら24時間いつでも支払いを完了できるメリットもあります。
後払い
後払いは、近年ZOZOTOWNの「ツケ払い」などの登場を皮切りとして、一気に人気を高めている決済サービスです。従来のネットショッピングでは先払いが基本でしたが、後払いシステムの場合、注文は即完了できるものの支払いは後回しにできることから、特に若年層を中心に利用頻度が高い決済方法となっています。入金の確認や決済関連の作業などは決済代行会社が行ってくれるため、運営者側からしても手間や時間を節約できるメリットがあります。
電子マネー
ここ数年で爆発的に決済方法として需要を高めているのが電子マネーです。Pay Pay、LINE Pay、Amazon Pay、楽天ペイなど、各社がこぞって電子マネーに対応してきており、需要の高まりを物語っています。スマホの普及率アップに伴い、現在ではネット・実店舗に限らず全ての決済をスマホ1つで完了する人も珍しくありません。電子マネーへの対応は幅広い層を取り込むために重要なポイントなので、導入を検討してみると良いでしょう。
キャリア決済
キャリア決済の「キャリア」とは、docomo・Softbank・auといった携帯電話会社のことを指します。キャリア決済を利用するとユーザーは月々の携帯電話料金と一緒に支払いを行えるため、手軽な支払方法として一定の人気を獲得しています。大きな特徴はクレジットカードを持たない人や未成年にも対応できる点。一定の層をカバーしながら、支払い時の手間も少ないという特徴があるので、決済方法の1つとして用意しておけば有利に働くかもしれません。
WooCommerceで利用可能な決済代行サービス
WooCommerceを使ったECサイトで日本人になじみのある決済方法に対応したいのであれば「決済代行サービス」を利用するのがおすすめ。決済代行サービスとは、複数の決済方法を一括で導入できるシステムです。ここでは、WooCommerceで利用可能な決済代行サービスを3つ紹介するので参考にしてください。
KOMOJU
KOMOJUは、東京都に所在するDEGICAが提供する決済代行サービスで、日本の主要な決済方法だけでなく世界各地の地域に合った決済方法にも対応しています。日本の主な決済方法としては、以下に対応可能です。
・クレジットカード決済
・コンビニ決済
・スマホ決済
・後払い決済
・銀行決済
・キャリア決済
・プリペイドウォレット(プリペイドカード式)
多彩な決済方法に対応するとともに、決済方法ごとの手数料以外の特別な費用が発生しない(初期費用0円・月額固定費0円)点は魅力的です。また、セキュリティ面も十分に考慮して開発されているため、安全性が気になる方にもおすすめでしょう。
Stripe
Stripeはアメリカとアイルランドに本社を置くStripe社によって提供されているオンライン決済代行サービスです。日本で需要の高い決済方法としては、以下のようなものに対応しています。
・クレジットカード
・銀行口座引き落とし
・銀行振込
・後払い
・実店舗での現金支払い
・ウォレット(Apple Pay、Google Pay、Alipayなど)
オンライン決済代行サービスとして世界45カ国以上で導入されているということもあり、導入スピードの速さ、セキュリティ性、機能性などがバランスよく整ったサービスだといえるでしょう。また決済時の手数料が3.6%と良心的な点を評価する声が多く、日本語でのサポートが用意されているところも見逃せません。
PayPal
PayPal(ペイパル)は、シンガポールに本社を置くPayPal Pte. Ltd.が提供する決済代行サービスです。世界で4億以上のユーザーを持つともに、200以上の国や地域で利用できるサービスとして高い支持を集めています。
特徴的なのは、複数の決済方法を用意するのではなく「PayPalアカウント」という専用アカウントを用いて決済を行う点。ユーザーは作成したPayPalアカウントをとおして普段利用しているクレジットカードや銀行口座から支払いが可能なため、決済時にはIDとパスワードを入力するだけで手軽に支払いを完了できます。そのため、クレジットカード情報や銀行口座情報を入力することなく安全に支払える点はメリットでしょう。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】ホームページ制作でお悩みならアイミツへ
WooCommerceはWordPressのプラグインであるため、すでにWordPressを導入している方には特におすすめです。しかし、プラグインも含めてWordPressを効果的に運用するには、専門的なノウハウや経験が求められるもの。アイミツでは、WordPressでのホームページ制作やWooCommerceを用いたECサイトの構築・運用が得意な会社をご紹介することもできるので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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