ネットショップの開業費用・手数料を徹底比較!【2024年最新版】
「ネットショップを開きたいが、費用がどのくらいかかるのか気になる」「ネットショップを運営する際には手数料がかかると聞いたので心配」などとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ネットショップを開設する方法や必要な費用について、注意点とともにご紹介していきます。ネットショップの開設を検討中という方は、ぜひ参考になさってください。
【関連ページ】
あなたの目的別にホームページ制作会社をお探しいただけます。
ネットショップに対応できるホームページ制作会社一覧
ネットショップを開業するには?
はじめに、ネットショップを開業する方法について確認していきましょう。ネットショップを開設する際には、基本的にモール型ECサイトへ出店するか、ASP型カートシステムを用いてネットショップを開くかの2つに分かれます。
モール型
モール型(=モール型ECサイト)とは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングに代表されるような、さまざまなネットショップが出店しているサービスのこと。インターネット上のショッピングモールとも言えるでしょう。毎月定額のテナント料金などを支払えば出店することができ、簡単にネットショップを構築できます。
Amazonや楽天市場などといったモールEC自体に非常に高い集客力があるため、ネットショップを開設したばかりであっても集客面が優位なのが最大のメリット。また、モールECのサービス下で出店することとなるため、独立したネットショップよりもスムーズに信頼を得られます。
ASP型カートシステム
ASP型カートシステムは、自社ネットショップ/ECサイトを構築したい場合に便利なシステムの1つです。商品の詳細情報を掲載できる商品ページをはじめ、決済機能や顧客データの管理機能などといったネットショップに必要な基本の機能が揃っており、導入するだけで気軽にネットショップを構築できます。
クラウド上(インターネット上)で利用できるサービスであることから、システムとは言っても構築の手間やコストは抑えられるのがうれしいポイント。フルスクラッチで構築する場合やパッケージをカスタマイズする場合よりは柔軟性に劣るかもしれませんが、オプションを利用すれば作れるネットショップの幅も広がるでしょう。
3大ECモールへの出店費用と手数料
ネットショップの開設方法がわかったところで、早速開設費用について確認していきましょう。はじめに、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場の3大ECモールへ出店する際にかかる費用や手数料について比較していきます。
Amazon
Amazonに出店する場合に必要となる費用は、以下のとおりです。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 小口出品の場合:1商品あたり100円 大口出品の場合:4,900円(月額/税抜) ※上記+販売手数料 |
各種手数料 | 売上金額の8〜15%(商品によって異なる) |
フルフィルメント by Amazonと呼ばれる配送代行サービスもあわせて利用する場合は、配送料が別途必要となります。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングに出店する場合にかかる費用は、以下のとおりです。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
各種手数料 | ストアポイント原資負担:1~15% キャンペーン原資負担:1.5% アフィリエイトパートナー報酬原資:1〜50% |
クレジットカード決済やコンビニ決済など、各種決済方法別に手数料が加算される点に注意しましょう。もっとも多く利用されるクレジットカードが決済金額の3.24%、キャリア決済は4.48%であるほか、コンビニ決済は1件あたり150〜300円かかります。
楽天市場
楽天市場に出店する場合は、以下の費用が必要となります。
初期費用 | 6万円 |
月額費用(税別) | がんばれ!プラン:1万9,500円 スタンドダードプラン:5万円 メガショッププラン:10万円 |
各種手数料(税別) | ■がんばれ!プランシステム手数料:月間売上高の3.5~7.0% ■スタンドダードプランシステム手数料:月間売上高の2.0~4.5% ■メガショッププランシステム手数料:月間売上高の2.0~4.5% ■全プラン共通の手数料 楽天ポイント:購入代金の1% 取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:月間売上高の0.1% 楽天スーパーアフィリエイト:アフィリエイト経由売上の2.6%~ R-Messe:月額固定費3,000円~+会話数の従量課金制 楽天ペイ利用料:月間決済高の2.5~3.5% |
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるホームページ制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
ASP型カートシステムの費用と手数料
ここからは、ASP型カートシステムのサービスを利用する際にどのくらいの費用や手数料がかかるのかをご紹介していきます。BASE、STORES、MakeShopなどの主要サービス5つを比較していきましょう。
BASE
BASEを利用してネットショップを開設する場合には、以下の費用がかかります。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | スタンダードプラン:無料 グロースプラン:5,980円 |
各種手数料 | ■スタンダードプラン サービス利用料:3% 決済手数料:3.6%+40円 ※商品が売れるまで料金は不要 ■グロースプラン 決済手数料:2.9% |
月商が17万円を超える場合には、スタンダードプランよりグロースプランのほうが料金がお得になります。
STORES
STORESを利用してネットショップを開設する場合には、以下の費用が必要となります。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | フリープラン:無料 スタンダードプラン:2,178円 |
各種手数料 | フリープラン 決済手数料:5% スタンダードプラン 決済手数料:3.6% |
気軽にはじめられるフリープランであれば月額費用はかかりません。また、スタンダードプランであっても月額2,178円と非常にリーズナブルなので、ネットショップを初めて開く場合にも気軽に始められるでしょう。
MakeShop
MakeShopを利用してネットショップを開く場合は、以下の費用が必要となります。
初期費用(税込) | プレミアムプラン:1万1,000円 MakeShopエンタープライズプラン:11万円~ |
月額費用(税込) | プレミアムプラン:1万1,000円 MakeShopエンタープライズプラン:5万5,000円 |
各種手数料 | プレミアムプラン カード決済手数料:3.19%~ MakeShopエンタープライズプラン カード決済手数料:3.14% |
売上手数料が一切かからないのがうれしいポイントでしょう。
Shopify
Shopifyを利用してネットショップを開設する際は、以下の費用がかかります。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | ベーシック:29米ドル スタンダード:79米ドル プレミアム:299米ドル |
各種手数料 | ■取引手数料 ベーシック:2% スタンダード:1% プレミアム:0.5% ※Shopifyペイメントを利用していない場合 クレジットカード手数料:3.25〜4.15% ※プランやカードブランドによる |
取引手数料に関しては、Shopifyペイメントを利用している場合にはすべてのプランにおいて無料となります。
カラーミーショップ
カラーミーショップを利用してネットショップを運営していく場合には、以下の費用が必要となります。
初期費用 | フリープラン:無料 レギュラープラン:3,300円 ラージプラン:3,300円 |
月額費用 | フリープラン:無料 レギュラープラン:4,950円 ラージプラン:9,595円 |
各種手数料 | ■決済手数料 フリープラン クレジットカード・コンビニ・GMO後払い・Amazon Pay全決済において6.6% + 30円 レギュラープランとラージプラン クレジットカード:4.0%~ 後払い:4.0%~ コンビニ払い:130円~ 代引き決済:280円~ Amazon Pay月額:2,000円 + 3.9% 楽天ペイ月額:2,000円 + 4% LINE Pay月額:2,000円 + 3.45% PayPay月額:2,000円 + 3.45% ※GMOイプシロンで契約の場合 |
無料で利用できるショッピングカートASP
BASEのスタンダードプランや STORESのフリープラン、カラーミーショップのフリープランなど、無料で利用できるショッピングカートASPは数多くあります。なかでも、おすすめなのがSTORESのフリープランです。
BASEの無料プランの場合、決済手数料は業界トップクラスでリーズナブルですが、サービス利用料として3%を上乗せされてしまうのが厳しいところ。また、カラーミーショップでは全決済方法において6.6% + 30円の手数料がかかってしまうため、手数料を抑えたい場合にはおすすめできません。
STORESのスタンダードプランであれば、決済手数料が5%かかるだけでほかの手数料は一切かからないため、手数料で損をすることはないでしょう。
ネットショップに関する費用の具体事例
関連する費用事例です。様々な企業の実績をベースに費用事例として紹介しておりますのでぜひご覧ください。
【301万円~600万円】 株式会社通販王国のECサイト制作
- 業界
-
- 通販・ネット販売
- 発注元規模
- 25人〜50人未満
- 納期
- 3ヶ月
- オプション業務
-
- 広告運用
- 実績企業
- FAST BPO株式会社
- 課題
- 解決
- 効果
- 新たな事業展開を模索する中、今までの商品卸しを中心とした通販会社ではなく、自社で商品を開発販売する総合通販メーカーとして生まれ変わりたい
- 市場のベネフィット分析・戦略策定からコンセプト設定、販売のし易さまでを整理することに注力したプロモーションを実施
- ・今までの顧客年齢層からより明確にターゲットを絞ることで、販促物コミュニケーションのブレが削減
・顧客獲得までの時間の短縮と定期引き上げの向上
【301万円~600万円】 堀金箔粉株式会社の越境ECサイト
- 業界
-
- 流通・小売(その他)
- 鉄鋼・金属・鉱業
- メーカー(その他)
- 発注元規模
- 25人〜50人未満
- 納期
- 7ヶ月~12ヶ月
- オプション業務
-
- 多言語対応
- Shopify対応
- 実績企業
- 余白文化株式会社
- 課題
- 解決
- 効果
- 国内市場の飽和や人口減少により市場が縮小するので、海外に打って出る戦略を本格的に検討し始めた会社も増えてきたため、世界に商品を販売できる越境ECサイトを提案
- ・ブランド性を前面に出しながら、買いやすさにもこだわったEC機能を盛り込んだ
・白が基調の軽やかな雰囲気を出し、競合他社との差別化を図った
・買い手が迷わないようカテゴリをわかりやすく整理。商材が難しいため用途例も添えた
・モール型ECサイトに出品していたが、カスタマイズできる部分が少なく自社の持ち味が表現できないため、ECの機能としては、Shopifyを提案
- ・外部サービスを利用することで初期コストを削減。
・多言語の対応で、購入するまでの導線が分かりやすいですので、海外の新規お客様が増えつつ、売り上げも順調に伸長。
【101万円~300万円】 アパレル通販/ECサイト
- 業界
-
- アパレルショップ
- 発注元規模
- 25人〜50人未満
- 納期
- 1ヶ月~3ヶ月
- オプション業務
-
- デザイン制作
- サイトマップ制作
- webデザイン
- 実績企業
- 株式会社ラウレアソリューション
- 課題
- 解決
- 効果
- UIデザイン変更したい
- カートシステムのトップページ、ワードプレスのトップページと2つに分かれていたことから、ユーザーが迷わないようトップページをひとつに集約。また、モバイルファーストでの設計を行い、スマホからでも見やすく動線がわかりやすくなりました。
- 前サイト比較で、売上約18%アップ
【51万円~100万円】 【飲食】珈琲小売のECサイト MakeShopからShopifyへリニューアル
- 業界
-
- 通販・ネット販売
- 食品店
- 流通・小売(その他)
- 発注元規模
- 10人未満
- 納期
- 4ヶ月
- オプション業務
-
- デザイン制作
- webデザイン
- 映像制作
- 画像作成
- Shopify対応
- 実績企業
- 株式会社オン・ザ・プラネット
- 課題
- 解決
- 効果
- ・社内で更新可能なサイトへ(更新を外注していたが、スピード感に課題有り)
・商品を見やすく
・若い世代(30代〜)を新規顧客として取り込めるようなデザイン
・SNSと連携
- ・社内で更新可能に
・商品一覧が見やすくなったことにより合わせ買いが増加
・SNSからの流入が増加
- リニューアルしてからの売上が前年度比144%UP
【301万円~600万円】 有限会社モモダ家具のECサイト制作(ネットショップ制作)
- 業界
-
- 流通・小売(その他)
- 発注元規模
- 10人未満
- 納期
- 2ヶ月~3ヶ月
- 実績企業
- 株式会社セブンデザイン
- 課題
- 解決
- 効果
- ・ECサイトをリニューアルしたい
・運用効率を高めたい
・ショッピングカートシステムを構築したい
- ・更新システムやショッピングカートシステムを見直して構築し直す
・レスポンシブデザインで制作
- ・更新負荷を軽減できた
・業務効率が上がった
・SEO効果でニッチなキーワードで集客数が増加した
ネットショップを作る際の注意点
これまでの内容からもわかりますが、ネットショップ作成サービスはどれも大きく費用が異なります。とくに決済手数料に関してはバラバラで、どの支払い方法にいくらかかるのかをチェックすることが重要。手数料ばかり取られて損にならないよう注意する必要があるでしょう。
また、モール型ECサイトやASPは気軽にネットショップを開設できる一方で、どうしてもカスタマイズ性には劣ってしまいます。他社と差をつけたい場合は、Web制作会社などのプロに相談するのがおすすめです。
【料金シミュレーター】あなたのしたいネットショップの相場感がわかります
ネットショップの開設にかかる具体的な相場感を知りたいという方は、ぜひ料金シミュレーターをご活用ください。あらかじめ費用の相場感を把握しておけば、外注先選びでも失敗を防げるでしょう。
【低予算で作りたい方必見!】Web制作に使える補助金・助成金まとめ
効果のでるホームページを制作するにはそれなりの費用がかかります。そこで、少しでも費用を抑えたいときに役立つのが国や地方自治体の補助金です。以下にホームページ制作に活用できる補助金を3つ厳選してご紹介します。原則、契約前に申請が必要なので、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。
最大補助額 | 補助率 | 申請方法 | |
IT導入補助金 | 450万円 | 1/2以内 | 電子 |
持続化補助金 | 200万円 | 1/4 | 電子または郵送 |
事業再構築補助金 | 1億5,000万円 | 2/3から1/2 | 電子 |
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)
「IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ホームページ作成、クラウドツール・業務用ソフトウェアの導入にかかる費用の一部を補助します。最大補助額は450万円・補助率1/2以内です。
出典:IT導入補助金2023 https://www.it-hojo.jp/
IT導入補助金を活用!おすすめのホームページ制作会社15選はこちらから!
持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な、ホームページ制作など販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠(賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など)の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は200万円でウェブサイト関連費の補助率は1/4です。
出典:小規模事業者 持続化補助金(一般型)https://r3.jizokukahojokin.info/
事業再構築補助金
「事業再構築補助金」は、ウィズコロナ・ポストコロナの経済社会の変化に対応するために、事業再構築に前向きな中小企業を支援し、日本経済の構造転換を促すことを目的としています。支援類型は、通常枠や大規模賃金引上枠など合計6つ。補助金額は枠によって異なりますが、最大補助金額は1億5,000万円で、その場合の補助率は2/3から1/2です。
出典:事業再構築補助金 https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
補助金について、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
補助金を利用する際は、申請スケジュールや必要書類の準備に注意しましょう!
補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。
しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。
「アイミツ」は、申請をスムーズに進められる補助金に詳しいホームページ制作会社を厳選し、「無料」でご紹介可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
※補助金については2023年5月時点の情報をもとにご説明しています。
【まとめ】ネットショップの開設にお悩みの方はアイミツへ
今回は、ネットショップを開設する際にかかる月額料金や手数料などについてご紹介してきました。競合サイトに差をつけるネットショップを開設するには、デザインの工夫や機能の拡張などといったカスタマイズも必要となります。ネットショップ制作の外注を検討しているという場合には、ぜひアイミツにお問い合わせください。
アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うホームページ制作会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
ネットショップに対応できるホームページ制作会社一覧
ホームページ制作会社探しで、こんなお悩みありませんか?
-
一括見積もりサイトだと
多数の会社から電話が・・・ -
相場がわからないから
見積もりを取っても不安・・・ -
どの企業が優れているのか
判断できない・・・
PRONIアイミツなら
発注先決定まで
最短翌日
- 専門コンシェルジュが
あなたの要件をヒアリング! - 10万件の利用実績から
業界・相場情報をご提供! - あなたの要件にマッチした
優良企業のみご紹介!
診断とヒアリングから
お探しします