吉沢:私は1981年にコンピュータと出会って以来、IT業界で長年活動を続けてきました。その中で知ったのは、100人以下の中小企業の経営者の多くが業務の効率化に苦労しているにもかかわらず、優れたITシステムを導入する十分な予算がない、という悩みを抱えていることでした。多くの企業では既存の会計パッケージソフトなどを使用していますが、それだけでは経営の仕組みを改善したり、利益を高めるための戦略を立てることにはつながりません。
システム開発と経営コンサルティングという、中小企業経営に欠かせない両方のサービスを同時に提供したいという想いから、私はこの会社を設立しました。
吉沢:非常に幅広い業界のお客様がいらっしゃいます。たとえば当社は小売業のお客様を対象にPOSデータの分析システムを開発したり、
転職サイトを開発したり、介護系企業の仕組みづくりに協力したり、自動車ディーラーの販売支援をしたりと、様々なサービスを提供してきました。業界も課題もお客様によってそれぞれ異なりますが、当社のお客様の多くに共通するのは、一度どこか別のシステム会社に依頼をしてシステムを作ったものの、失敗した経験をお持ちであること。そして「なるべく安く、スピーディに開発してほしい」というニーズを寄せられることも非常に多いですね。
吉沢:システム開発と経営コンサルティングの両方をバランスよく提供できる企業というのは、日本にはあまりありません。そういう意味では、競合がほとんどいないという認識を私は持っています。
当社では、システムを開発するのに先立ち、まず経営に関するご相談に乗っています。多くのお客様は自社の経営、または業務内の課題を正確には把握されていませんので、コミュニケーションを通じてそれを見いだし、業務改善のご提案をするのが私たちの役目だと考えています。私たちにとって、システム開発とはあくまで、お客様の業務を効率化・活性化し、利益を最大化するための手段であると考えています。
吉沢:代表的な例としては、データ加工・分析を行うシステムが挙げられます。中小企業の多くは、顧客情報や売上情報など、膨大なデータがExcelファイルなどに蓄積されているにもかかわらず、それらが有効に活用されていません。私たちはこれらのデータをデータベース化することで、営業活動の効率化や売上向上に役立てるお手伝いをするというわけです。たとえば、集客の一環として顧客にハガキを送ったとしますよね。このとき、ハガキを出した顧客の何パーセントが再来店してくれたのか、正確にデータを分析しなければハガキの効果はわかりません。多くの企業ではこうしたデータを放置し、感覚に任せた営業活動を行ってしまい、結果的に非効率的な経営に陥りがちです。こうしたデータを「見える化」することにより、売上向上につなげていくのが当社のシステムの効果です。
吉沢:創業してから15年ほどの間に、約300社のお客様とお取引いただいてきました。中には10年以上と長期的にお付き合いがあるお客様もいらっしゃいます。当社のコンサルティングおよびシステム開発のもたらす、高い費用対効果をご評価いただいているのだと思います。
吉沢:一般的に、システム会社では「人月単位」で見積を出すもので、予算の少ないお客様にはそれ相応のサービスしか提供できないのが普通です。しかし、それでは結局お客様の経営課題を解決することはできません。
私たちはあくまで「お客様のためになるサービス」を提供することを第一に考え、可能な限りお客様の予算に合わせつつ、最大限の効果をもたらすコンサルティングおよびシステム開発を行っています。お客様と長期的にお付き合いし、お客様と共存共栄していくことを目標としているので、正直、初期段階では当社の赤字になってしまうことも珍しくありません。
吉沢:少子高齢化が進む中、これからはますます企業の人手が足りない時代になります。できるだけ機械的な仕事はコンピュータに委ね、人間はよりクリエイティブな仕事に注力するというのが、今後の企業経営のスタンダードになるでしょう。私たちはこうしたITによる自動化を「分身力システム」と呼んでいます。この「分身力システム」をどの会社よりも安くクライアントに提供し、経営の仕組みをサポートしていきたいと考えています。
吉沢 和雄 様
1962年東京都出身。高校在学中、学業の傍らベンチャー企業創設。
1981年に偶然立ち寄ったマイコンショーで、コンピュータと衝撃の邂逅を果たす。以来、独学でBASIC、アセンブラC等を習得し、大きなプロジェクトを手掛けるべくSI企業へ入社。歴代最短でマネージャ職を拝命し、以降手がけたプロジェクトは大小合せて200以上。
2001年に起業、コンピュータ時代の黎明期から、現在に至るまで、常に現場重視、顧客の問題解決を第一優先としてきた。
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