DM発送代行業者には、下記の3パターンがあります。
・値段が安く、価格で勝負している業者
・ノウハウ(作り方や書き方)が豊富な業者
・サービス(アンケート入力/挨拶状の封入封緘/切手貼り/地図制作ほか)が充実している業者
単に、コスト削減や業務効率化を行いたい場合は価格勝負の業者で問題ありません。売上の上がる周期を短縮したい、リピート率や継続購買意欲を高めたいという目的がある場合は、価格を比較する前に、まずは業者の強みが自社に適しているかをチェックするようにしましょう。
<得意としている発送数(規模)>
内職を雇って封入を手作業で行っているような小規模な業者は3万通未満の発送を得意としています。反対に、大きな工場で大型機械を導入しているような大規模な業者は3万通以上の大口発送を得意としています。自社の発送数に見合った規模の業者を選択するようにしましょう。「封入作業は手作業ですか?」などと質問すると見極めが可能です。
紙以外のもの(ボールペン/ポケットティッシュなど)を封入・同梱する場合や、規格外のサイズ、特殊な紙を使用する場合は手作業で封入を行う業者が好ましいです。また、裏表のどちらでも内容が確認できる透明封筒を使った発送方法も「丁寧」かつ「柔軟」な作業が求められるため、封入点数が少ない場合は手封入の方が効果的です。特殊封入を検討の際は、特殊封入に対応しているか、封入作業は手作業かを確認するようにしましょう。
送付する営業先リストをレンタルしたい場合は、まずリストのレンタルを行っているか、情報数が豊富か、を調べておきましょう。そのほか、ターゲットを細かく設定できるか、定期的なメンテナンスにより情報の鮮度を常に保っているかも大事です。ターゲットの新規開拓には不可欠なので事前に確認しま しょう。
・反応率(レスポンス率)、回収率を上げるための効果的なDM作成方法
⇒反応率を狙ったキャッチコピーの書き方/回収率を上げたいアンケート形式のDMなど
・発送タイミング
⇒パーソナル情報を考慮し、購買意欲の高まる傾向にある時期など
これらのノウハウを持っていてアドバイスをくれる業者はとても心強い存在です。送り状(送付状)の有無、書き出しのフォーマットや文例集、過去に高い効果を出した同業者のDM情報など、反応率を上げるためのアドバイスをくれるか、あるいはレイアウトのパターンは充実しているか、DMの専門業者であるか、取引実績数は何社か、新規受注に占める紹介率はどのくらいかなどを確認し、ノウハウのある業者かどうかを見極めましょう。DM発送のコツ(例:宛名を手書きにする/手書きメッセージを一言添える)、企業戦略を持っている業者を選んでヒット率アップを狙っていきたいですね。