ECサイト構築の補助金ガイド【2026年7月最新版】補助金額や申請方法を解説

更新日:2026.07.15

ECサイト構築に使える補助金ガイド

この記事では、ECサイト構築に活用できる補助金を2026年7月15日に調査した情報をもとに、徹底解説します。

ECサイトの運営をスタートするには、サイト制作・システム導入・環境構築など多くの費用がかかります。ECビジネスを始めたいけれども、コスト負担に懸念がある方も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、補助金です。
「小規模事業者持続化補助金」をはじめ、「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(旧:ものづくり補助金、旧:中小企業新事業進出補助金)」「デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)」など、ECサイト制作に活用可能な制度は複数存在します。ぜひ活用して販売促進や業務効率化に繋げましょう。

【関連ページ】
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最近の更新内容

2026.07.15 更新
中小企業向けにシステム開発で活用できる補助金制度の最新公募情報に基づき、内容をアップデートしました。 ・「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」、「地方自治体の補助金」について2026年7月15日時点の最新情報に更新
2026.06.15 更新
中小企業向けにシステム開発で活用できる補助金制度の最新公募情報に基づき、内容をアップデートしました。 ・「小規模事業者持続化補助金」「デジタル化・AI導入補助金」「東京都江戸川区:販路拡大支援事業助成金」「千葉県松戸市:中小企業デジタル化チャレンジ補助金」「富士見市中小企業チャレンジ支援事業補助金」「蒲郡市がんばる中小企業者応援補助金」について2026年6月15日時点の最新情報に更新
2026.05.15 更新
中小企業向けにECサイト制作で活用できる補助金制度の最新公募情報に基づき、内容をアップデートしました。 ・「小規模事業者持続化補助金」「中小企業新事業進出補助金」「デジタル化・AI導入補助金」「ものづくり補助金」「各自治体が運営するECサイト構築の補助金、助成金」のについて2026年5月15日時点の最新情報に更新
2026.04.15 更新
中小企業向けにECサイト制作で活用できる補助金制度の最新公募情報に基づき、内容をアップデートしました。 ・「小規模事業者持続化補助金」「中小企業新事業進出補助金」「デジタル化・AI導入補助金」「ものづくり補助金」のについて2026年4月15日時点の最新情報に更新
2026.03.12 更新
中小企業向けにECサイト制作で活用できる補助金制度の最新公募情報に基づき、内容をアップデートしました。 ・各補助金/助成金制度について2026年3月12日時点の最新情報に更新

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ECサイト構築に使える補助金、助成金【比較表】

ECサイト構築に活用できる補助金は、「小規模事業者持続化補助金」「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(旧:ものづくり補助金、旧:中小企業新事業進出補助金と、ITツールの導入にのみ対応する「デジタル化・AI導入補助金」、そして地方自治体ごとに実施されている補助金(助成金)です。それぞれ対象・補助率・補助額に違いがあるため、まずは大まかに把握しておきましょう。

【早見表】ECサイト構築に使える補助金一覧
補助金の名称 対象となる費用等 もらえる金額
(補助額上限)
小規模事業者
持続化補助金

ECサイトやWebサイト、
システム等の開発~運用にかかる費用等
【ウェブサイト関連費】
30万円(通常枠)  
他経費の場合
50万円
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金
(旧:ものづくり補助金、旧:中小企業新事業進出補助金)
新製品・新サービスの開発
新市場への進出、海外市場開拓に必要な
ECサイト・システムの構築費
クラウドサービス利用費
外注費、Web広告費等
※単なるECサイト制作・導入のみでは対象外
【革新的新製品・サービス枠】
最大750万円~2,500万円
【新事業進出枠・グローバル枠】
最大2,500万円~7,000万円
※従業員数によって異なる
※賃上げ特例適用時は最大9,000万円
デジタル化・AI導入補助金
ITツールの導入費
※ECサイト構築の外注費用等は対象外
1~3プロセスまで
5万円以上150万円
4プロセス以上
150万円以上450万円
※補助率は2分の1以内  
各自治体が
運営する補助金
ECサイト構築費や
ホームページ制作費、Web広告費等
5万円~200万円程度
※自治体により異なる

小規模事業者持続化補助金【11月5日申請開始】

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者等が行う販路開拓や業務効率化の取り組みに必要な経費の一部を国が補助する制度です。
ECサイト構築に活用できる補助金は、補助対象経費の中の「ウェブサイト関連費」が該当し、販路開拓等に伴うWebサイトやECサイト等の開発・構築・更新・改修・運用の費用が該当します。

補助金が採択された場合、小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠)の補助額上限は50万円で、補助率は原則2/3となっています。 なお、ECサイト制作に該当する「ウェブサイト関連費」については、第20回の公募より30万円が補助上限額となりました。さらに「ウェブサイト関連費」のみでの申請は不可となったため、他の経費と一緒に申請を行いましょう。

第20回公募の申請受付開始は2026年11月5日(木)から、応募締切は2026年12月15日(火)17:00までです。

ウェブサイト関連費の例
  • 販路開拓を目的としたECサイト・Webサイトの構築、更新、改修
  • Web広告やSNS広告の配信費
  • 検索結果での表示改善を目的としたSEO対策費
  • WebサイトやECサイトに掲載する商品・サービス紹介動画の制作費 など
小規模事業者持続化補助金(一般型)
概要 詳細
目的 小規模事業者等の販路開拓や生産性向上
内容 上記の取り組みにかかる経費の一部を補助
補助対象者 ・会社および会社に準ずる営利法人
・個人事業主
・一定要件を満たす特定非営利活動法人
条件 商業・サービス業:常時使用する従業員数5人以下
宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員数 20人以下
製造業その他: 常時使用する従業員数20人以下
※その他、資本金額などに制限あり
対象となる経費 機械装置等費/広報費/ウェブサイト関連費
/展示会等出展費/旅費/新商品開発費/借料/委託・外注費
補助額上限
  【ウェブサイト関連費の場合】
30万円
【他経費の場合】
50万円
※単独での申請は不可
※特例適用時は上限額が異なる
  原則2/3
(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は 3/4)
募集期間 2026年11月5日~12月15日

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新事業進出・ものづくり商業サービス補助金【8月31日申請開始】

2026年6月から、従来の「ものづくり補助金」と「中小企業新事業進出補助金」は統合され、「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」として実施されています。中小企業等の技術的革新性のある製品・サービスの開発や、既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業への進出、海外市場開拓(輸出)に向けた設備投資などを支援する補助金です。

補助金は「革新的新製品・サービス枠」「新事業進出枠」「グローバル枠」の3つで構成されており、「革新的新製品・サービス枠」では従業員数5人以下で最大750万円、51人以上で最大2,500万円、「新事業進出枠」「グローバル枠」では従業員数20人以下で最大2,500万円、101人以上で最大7,000万円(賃上げ特例適用時は最大9,000万円)の補助を受けることができます。

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金では、ECサイトに関する直接的な記載はありませんが、支援の目的に沿った事業計画の内容にECサイト構築が含まれる場合には、対象となります。対象経費は、いずれの枠でも「機械装置・システム構築費」「クラウドサービス利用費」「専門家経費」などが該当し、旧ものづくり補助金・新事業進出補助金と同様の経費区分が概ね引き継がれています。

第1回公募の申請受付は2026年8月31日(月)から、応募締切は2026年9月30日(水)18:00までとなっています

概要 詳細
目的 技術的革新性のある製品・サービス開発、新市場・高付加価値事業への進出、海外市場開拓による企業規模拡大・生産性向上
内容 「革新的新製品・サービス枠」「新事業進出枠」「グローバル枠」の3枠による設備投資等の支援
補助対象者 中小企業者・小規模事業者・個人事業主 等
条件 以下の要件を満たす3~5年の事業計画を策定・実行
・付加価値額の年平均成長率4.0%以上増加
・給与支給総額の年平均成長率3.5%以上増加
・事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上とすること
・一般事業主行動計画の公表 
・子育て等に関する職場環境整備
・融資を受ける場合は、金融機関から事業計画の確認を受けること など
対象となる経費 【ECサイト構築に関わる経費】
機械装置・システム構築費、クラウドサービス利用費、外注費、専門家経費、広告宣伝・販売促進費(※事業内容による)
補助上限額 【革新的新製品・サービス枠】
従業員数1~5人:750万円
従業員数6~20人:1,000万円
従業員数21~50人:1,500万円
従業員数51人以上:2,500万円
※賃上げ特例適用時は最大3,500万円

【新事業進出枠・グローバル枠】
従業員数1~20人:2,500万円
従業員数21~50人:4,000万円
従業員数51~100人:5,500万円
従業員数101人以上:7,000万円
※賃上げ特例適用時は最大9,000万円
補助率 【革新的新製品・サービス枠】
中小企業者:1/2(一定条件で2/3)
小規模企業・小規模事業者:2/3

【新事業進出枠】
中小企業者:1/2(一定条件で2/3)

【グローバル枠】
中小企業者:2/3

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デジタル化・AI導入補助金(IT導入補助金)は関連ツールのみ対象【8月25日締め切り】

デジタル化・AI導入補助金は、中小企業・小規模事業者がITツールやAIの導入によって業務効率化・生産性向上・DX推進を図るための補助金制度です。これまで長年にわたり実施されてきたIT導入補助金を引き継ぎ、制度名称および支援内容を改めた後継的な補助金制度として位置づけられています。

2023年まではIT導入補助金に「デジタル化基盤導入枠」があり、こちらがECサイト構築・制作が補助の対象になっていました。2024年から「デジタル化基盤導入枠」が廃止されたためECサイト構築の外注費用は対象外となりました。
一方、補助金の要件を満たしているツールに関しては補助の対象となり、例えば、ECサイト運営に必要な顧客管理システムや決済システムなどはIT導入補助金の対象です。また、ECサイトに対するセキュリティソフトも対象となるため、ツール導入には活用することができます。

しかし、補助対象になるのは事務局に登録されているIT・AIツールのみなので、事務局で対象ツールとして公開されているか事前に公式サイトの対象ツール検索ページで確認しましょう。

2026年3月30日(月)から交付申請が開始され、4次の締め切りは2026年8月25日(火)17:00までです。

デジタル化・AI導入補助金
概要 詳細
目的 ITを活用した業務効率化、売上アップ
内容 事業のデジタル化に向けたITツールやソフトウェア、システム導入を支援  
補助対象者 中小企業・小規模事業者
条件 業種ごとに資本金額や従業員数の定めあり
対象となる経費 ・ソフトウェア購入費、クラウド利用料最大2年分
・オプション費用(機能拡張、セキュリティ対策実施に係る費用など)
・導入に関わる役務費用(導入研修・コンサルティング、保守サポートなど)  
補助額上限/補助率 1~3プロセスまで 5万円以上150万円
4プロセス以上 150万円以上450万円
/2分の1以内
募集期間  4次締切分
2026年3月30日~8月25日

  出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 「デジタル化・AI導入補助金2026」  

各自治体が運営するECサイト構築の補助金、助成金

ECサイト構築には、国の補助金だけでなく、各自治体が提供している補助金・助成金も活用できます。とくに、ホームページ制作を対象とした補助金は、ECサイト構築にも適用できるケースが多いのが特徴です。ECサイトは自社のWebサイトの一種として扱われるため、同様の制度を利用できる可能性があります。

自治体ごとに制度内容や条件は異なりますが、ECサイト制作に活用できる支援も多く用意されています。
なお、各自治体のホームページ制作補助金については別記事で詳しく解説しているため、あわせて確認してください。

各自治体の補助金の例(2026年7月時点)
地域 補助金名称 補助金額
東京都中央区 中小企業ホームページ作成費補助金
(※2026年10月1日から下半期分の受付開始)
30万円
(一般枠:対象経費の1/2、創業枠:対象経費の2/3)
東京都足立区 ホームページ作成・更新補助金
(※2027年1月29日締切)
 20万円
(PR動画等を含む動画加算枠は25万円)
東京都葛飾区 ホームページ作成費補助金
(※2027年2月26日締切)
5万円
(外国語対応時8万円。ECサイト新規構築を同時申請する場合はさらに10万円加算) 
東京都江戸川区 販路拡大支援事業助成金
(※2027年3月5日締切)
10万円
(EC対応・多言語対応の場合は20万円)
神奈川県 小規模事業者デジタル化支援推進事業費補助金
(※2026年9月30日締切)
50万円
(ホームページ作成・更新費用やPC等周辺機器費用は10万円が上限)
千葉県松戸市 中小企業デジタル化チャレンジ補助金
(※2027年2月27日締切)
50万円
(ウェブサイト制作費・機器購入費はそれぞれ25万円が上限)
埼玉県富士見市 富士見市中小企業チャレンジ支援事業補助金
(※2026年4月1日から予算終了まで)
5万円
愛知県蒲郡市 蒲郡市がんばる中小企業者応援補助金
(※2027年1月29日締切)
10万円
愛知県小牧市 中小企業ECサイト導入支援補助金
(※対象事業完了した年度の3月31日締切)
20万円

ミラサポplusを活用する

中小企業庁が提供する補助金・助成金検索サイト「ミラサポplus」を活用するのもおすすめです。
中小企業・小規模事業者を対象としたさまざまな支援情報を検索できます。支援制度だけでなく実際の活用事例なども掲載されており、電子申請までをサポートしてくれるのもポイント。また、「事業・業種転換等したい」「サービスの質を向上したい」など具体的なケース別のタグもあり、自社が求めている支援が分かりやすく便利です。

出典:ミラサポplus 

補助金申請の流れ

補助金申請の流れは以下の通りです。

  1. 必要書類の準備
  2. 申請受付
  3. 採択の決定
  4. 交付申請
  5. 補助事業の開始
  6. 実績報告書の提出
  7. 補助額の決定

申請に必要なものは補助金によって異なりますが、大まかな流れは共通しています。採択決定後の交付申請を行わない場合は辞退とみなされるので注意が必要です。

ECサイト構築に補助金を活用する際の注意点

ECサイト構築はさまざまな補助金の対象となっていますが、補助金を活用する際には以下のような注意点があります。

条件の審査が厳しい

原則返済不要なのと、補助金によっては大きな補助額が受給されるため、利用条件や審査が厳しいです。そのため、書類に不備があり、事業計画に不透明な部分が多いと不採択につながります。また、採択後にも事業実績報告が義務付けられており、成果未達成や申請時の差異がある場合は補助金の返還を求められる可能性があるため、条件やルールは把握し申請を進めましょう。

書類作成に時間がかかる

必要な書類が多く準備に時間がかかります。特に中小企業新事業進出補助金やものづくり補助金など事業計画書が必要となり、事業達成する根拠や経費が該当する理由などを記載する必要があります。また、書類に不備があると、当然ながら、不採択につながります。そのため、書類作成や準備にかかる時間を想定して申請を進めるのをおすすめします。

受給のタイミングが決められている

受給のタイミングは決められており、補助金によって異なりますが、多くは補助金の対象事業が終了し実績報告を行ったタイミングで受給されることが多いです。また、実績報告の時に成果未達成だと、返還を求められる場合があるため、注意が必要。補助金を活用する場合は受給のタイミングを考慮した資金運用も重要になります。

費用の妥当性が重要

補助金を活用してECサイトを構築する際は、費用の妥当性が審査で重視される点に注意が必要です。見積金額が市場相場と比べて高すぎる場合、不採択となるリスクがあります。

また、費用の内訳が不明確な場合は、必要性や根拠が判断できず、補助対象経費として認められない、あるいは減額される可能性もあります。見積書には設計費、デザイン費、開発費などの項目ごとに具体的な内容と金額を明記し、第三者が見ても妥当性を判断できる状態にしておくことが重要です。
さらに、複数社から相見積もりを取得し、価格の比較検討を行うことで、適正な費用であることの裏付けにもつながります。

ECサイトの構築にかかる費用については、以下の記事で詳しく解説しています。自社の予算や想定している費用感が適正かどうかを確認する際の参考として、ぜひご覧ください。
ECサイト構築費用の平均相場は133万|企業規模・制作方法別に解説【自社データ公開】

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ECサイト構築においては、当記事でご紹介した通りさまざまな補助金を適用できる可能性があります。各補助金には条件が設けられているため必ず利用できるとは限りませんが、ECサイト開設にあたっての費用負担を軽減することができるため、積極的に検討してみることをおすすめします。

ホームページ制作業者のなかには、補助金を活用した制作に積極的な業者もあり、ECサイト構築と補助金の両方を相談することも可能。PRONIアイミツでは、おすすめのホームページ制作業者とのマッチング支援を行っていますので、お気軽にご相談下さい。  

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