切る・折る・綴じる、製本・印刷加工で
あなたのアイデアをカタチに。

有限会社篠原紙工(有限会社篠原紙工)

「製本という職業の魅力を、たくさんの人に気づいてほしい」

有限会社篠原紙工01

--会社立ち上げの経緯を教えてください。

篠原:有限会社篠原紙工は、父である篠原勇が創業しました。元々は製本会社の次男として父親と兄との3人で製本会社を切り盛りしていたようですが、小さい会社だったため3人分の仕事を確保することが難しかったそうです。そこで父は独立を決意し、印刷会社の一画を間借りして1974年に断裁機1台で創業。それが現在の篠原紙工へと繋がっています。紙を「断裁」することを主軸の業務としていましたが、高い技術力が評判を呼び、次第に注文が増えると同時に「折り加工」や「中綴じ加工」など多岐に渡る業務を行うようになっていきました。

私が代表になったのは2013年です。私は高校卒業後、通勤が楽という単純な理由で篠原紙工に入社したのですが、当時は父の家業を継ぐという意識は全くなく、むしろ製本という職業が子供の頃から嫌いでした。しかし、工場のなかで色々なことを覚えるにしたがって徐々に製本の魅力に取り憑かれ、最終的には代表を務めるまでになりました。製本という職業の魅力に気づかない人の気持ちを知っているからこそ、「製本の魅力をたくさんの人に気づいてもらう」という目標を掲げ、日々業務に取り組んでいます。

--貴社の経営理念を教えてください。

篠原:弊社は、お客様にとって「紙メディアの価値を絶えず発見・創出できる企業」であり、従業員にとっては「自らの経験や技術を伝承させる場であり、それぞれの夢や誇りを持てる場」でありたいと思っています。製造業のプロとしての自覚をもち、技術力や人間力の向上に努めながら、業界全体の発展に貢献することが私たちの使命であると考えています。

確かな技術力と、チャレンジ精神に満ちた創造力が強み

有限会社篠原紙工02

--貴社サービスの強みはどこにありますか。

篠原:やはりまず、技術力の高さです。紙加工と製本の基本的な技術力が高く、同業他社よりも高品質なサービスを提供できる点には自信があります。
また、創造力の高さも強みです。これまでに、独自の加工方法や製本方法を多く考案してきました。制作物に対するお客様の意図を汲み取り、ご希望のデザインやアイデアにあわせて新たな製本方法を提案することができます。

印刷物というのは本質的には「伝える」手段ですので、伝える内容や伝えたい人によって最適な表現の方法が異なるのです。お客様が「何を作りたいのか」を聞くだけでなく、「何を、だれに伝えたいのか」をヒアリングして、最適な製本方法を考えます。ときには過去に経験が無く、技術的にもハードルの高いものを提案することもありますが、高い技術力とチャレンジ精神に満ちた現場のスタッフのサポートがありますので、自信を持って提案させていただいています。

--料金プラン・価格帯を教えてください。

篠原:一般的なプランですと、データ支給から納品まで30万~100万円程度です。弊社へのご依頼には、独創的な仕様で難易度の高い製本・加工が必要となるケースや、紙や印刷にもこだわりのあるケースが多いですね。

通常、印刷物を発注する際には製本の仕様などはほぼ決まっていることが多いのですが、弊社のクライアント様には仕様が未確定の段階、さらに言うと企画の立ち上がり段階からご相談をいただくことが多いんです。制作する案件の「目的」を引きだし、形に落とし込む作業を得意としているからこそ頂けるご依頼だと考えています。

--これまでの実績を教えてください。

篠原:多くの企業様からご依頼をいただいております。口コミや紹介による新規のお客様からの相談・発注が年々増加しており、これは多数の大手広告代理店様や国内の著名なデザイナー様が信頼を寄せてくださっているからだと考えています。

嬉しいことに、弊社で担当させていただいた案件が様々なコンクールで賞を頂くことも多いです。たとえば2015年だけでも、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞したフォトグラファー・川島小鳥さんの写真集「明星」の製本、JAGDA新人賞を受賞したデザイナーの宮下良介さんの作品「PAPER SAMPLE BOOK COASTER」(不要な紙見本を再利用したコースター)製作を弊社が担当させていただきました。その他、グッドデザイン賞、NY TDC、造本装幀コンクールなど数多くのコンクールで受賞した作品も手がけています。

役割は変わったとしても、
これからも文化の発展に貢献していくために。

有限会社篠原紙工03

--今後の展望はいかがでしょうか。

篠原:印刷業は今、いろんな意味で転換期に来ていると思います。
私は、「お客さまから依頼されたものをつくる」ことに注力した今までのスタイルに限界を感じており、お客さまの課題を共有し、その課題を解決する手段として紙加工のノウハウを提供する。そんなスタイルを目指しています。Webなどの電子媒体が身近になった昨今は紙の需要が減ったように思われがちですが、紙には電子媒体よりもメリットのある使い方がたくさんあります。たとえば本の装丁では外見や紙の種類、製本の仕様、手に持ったときの重さなどをコントロールすることで、読者にストーリーの世界観や本を読む前の高揚感を演出するなど、感覚的に伝える効果があります。
篠原紙工は「技術」を更に高めるだけでなく、紙の効果的な使い方を探求し、提案できる会社になっていくと考えております。

また、弊社には今までお話ししてきた印刷物の加工会社という側面以外にも、2つの方向性があります。
1つ目は紙文具のブランド「印刷加工連」という活動です。印刷加工連は紙加工の優れた技術をもった6社の加工会社が合同で立ち上げたもので、オリジナリティあふれる紙文具を開発・販売しています。日本国内はもちろん海外からも注目されるほど成長し、これまでの受注産業という業態から、工場が自分たちで作った商品を販売する新たな業態の可能性を伸ばしております。

2つ目は一般の方にも開かれた工場を目指し、2015年に自社の4階にオープンした「Factory 4F」です。Factory4Fでは工場見学会やセミナー、イベントやワークショップなどを定期的に開催しています。これまで一般の方にあまり知られることのなかった製本工場の情報を発信したり、私たちの耳になかなか入らなかったお客様の意見を聞ける情報交換の場として活用するため、今後、さまざまなビジョンを描いています。

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代表取締役 篠原慶丞 様

有限会社篠原紙工
代表取締役

篠原慶丞 様

1972年東京生まれ。有限会社篠原紙工代表取締役、印刷加工連・Factory4Fの代表。高校卒業後、有限会社篠原紙工へ入社。配送トラック運転手、現場オペレーターを経て2013年代表取締役に就任。現場での経験と印刷・製本に関する幅広い知識、デザインに関する造詣を持つバンディングディレクターとしてデザイナーの方々から絶大な信頼を得ている。印刷や製本の役割や技術の高さを世の中に広く発信する事で時代を牽引し、ニーズを汲み取ることの出来る様な企業を目指している。

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