WordPressサイトを移行する方法:サーバー変更方法や注意点も紹介【2024年最新版】
予算の問題やスペック不足など、さまざまな理由によってサーバー変更の必要性が生じ、運用中のWordPressサイトを移行するというケースは少なくありません。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「PRONIアイミツ」が、WordPressサイトを移行する方法について、ポイントや注意点、新サーバーの選び方などに触れながら分かりやすく解説します。
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WordPressで作ったサイトは移行できる?
WordPressはサーバーにインストールされているため、移行先となる新たなサーバーを用意することで、WordPressで作ったサイトを移行することは可能です。しかし、移行には慎重を要するさまざまな作業が伴い、場合によってはトラブル発生の恐れもあることから、ある程度の専門性が要求されることは認識しておく必要があります。
サイトの移行を検討すべき人・企業とは?
WordPressサイトの移行を検討すべきなのは、どのようなケースに当てはまる人・企業なのでしょうか。以下より、その主なケースを順に紹介します。
サーバーの問題でサイトの表示が遅い
サーバーの問題でWordPressサイトの表示が遅くなっているケースは、移行を検討すべきであると言えるでしょう。ページの表示に時間がかかればかかるほど閲覧するユーザーのストレスを引き起こし、他のページに遷移することなくサイトを離脱してしまう割合(直帰率)が増えてしまいます。そのユーザーが再びサイトを訪れてくれる可能性も低いはずです。
不具合やエラーが頻発している
WordPressサイトに不具合やエラーが頻発している場合も、早急にサーバーの移行を検討するべき状況と言えます。それによってユーザーが目的としている操作や機能が実現できない場合、Webサイトとしての意味を成しません。当然、離脱率は高くなり、リピーターの増加も期待できず、アクセスは激減してしまうでしょう。
サーバー容量が足りない
サーバー容量が足りない場合も、早急にWordPressサイトの移行を検討することをおすすめします。サーバー容量が枯渇すると場合によってはWebサイトの稼働が完全に停止してしまい、その状況に遭遇したユーザーが再訪してくれることはほぼ期待できないでしょう。それを防ぐためにも、容量不足の状態を早めに察知し、対策を打つことが重要です。
サーバーレンタル費が予算外
日々の運用コストであるサーバーレンタル費が予算外となった際も、WordPressサイトの移行を検討するべきでしょう。昨今はレンタルサーバー運営事業者が軒並み値上げに踏み切っており、新規契約時には問題がなかったにもかかわらず、契約更新時に大幅な予算オーバーとなってしまうケースが頻発しています。予算内に抑えるためには、自社サイトの稼働や運用の状況を見直し、オーバースペックとなっている場合にはグレードダウンしたサーバーを探してみるなどの工夫が必要です。
WordPressサイトを別サーバーに移行する方法
以下より、WordPressサイトを別サーバーに移行する際の手順について解説します。基本的な流れなので、実際にWordPressサイトを別サーバーに移行する際にはぜひ参考にしてください。
事前準備
まずは、スムーズに移行が進むよう事前準備を実施します。事前準備は主に「課題を掌握する」「移行するサーバー会社の選定と契約を行う」「サイト整理とバックアップデータ取得を行う」の3つがポイントです。以下より順に解説します。
課題を掌握する
改めて現状の課題を掌握し、何が問題なのか、それに対してどのような対策を取るべきなのか、別サーバーへの移行によってどう解決されるのかなどを慎重に検討します。サーバー変更は目的ではなくあくまで課題解決に向けた手段の1つであるため、課題によっては複数の解決策が存在する場合もあり、検討状況次第では別の方法が妥当であるとの判断が下されるかもしれません。
移行するサーバー会社の選定と契約を行う
課題掌握・検討の末、サーバー変更が決定された場合には、移行先となるサーバー会社の選定、および契約を実施します。候補となるサーバー会社の実績や料金、サーバーの機能・性能などをチェックしながら、現状の課題を考慮し、その解決に向けた条件が適切に満たされるサーバー会社を選定することが重要です。複数のサーバー会社から情報を収集し、必要であれば直接ヒアリングを行うなどして、慎重に比較・検討することをおすすめします。
サイト整理とバックアップデータ取得を行う
これまでの運用によって、不必要なファイルが膨大に残っているケースは珍しくありません。スムーズに移行が進められるよう、それらの削除などを含めてサイトの整理を行っておくことをおすすめします。また、万が一の場合に備え、実際の移行に入る前にバックアップデータを取得しておくことも重要です。WordPressが使用するファイル、Webサイトを構成するファイル、データベースなど、抜かりなくバックアップしておきましょう。
新サーバーへのドメイン追加
事前準備にて契約した新しいサーバー会社から提供される管理画面より、WordPressサイトが稼働するドメインを追加します。サーバー会社によってドメイン追加方法は異なりますが、多くの管理画面では、メニューに「ドメイン設定」などの名前が付いた項目があるはずです。あとは画面の指示に従ってください。
データの移行作業
ドメインを追加したら、いよいよデータの移行作業です。基本的には次の5ステップとなりますが、詳細についてはサーバー会社によって異なるケースがあるため、注意してください。
- データ移行の流れ
-
- 旧サーバーのファイルをダウンロードする
- アップロードファイルを確認する
- 新サーバーにデータベースをアップロードする
- wp-config.phpを一部書き換える
- 新サーバーへファイルをアップロードする
以下より、それぞれについて順に解説します。
旧サーバーのファイルをダウンロードする
移行元となる旧サーバーより、対象ファイルをローカルPC(自分のパソコン)にダウンロードします。FTP(ファイル転送)ソフトを使ってダウンロードする方法のほか、WordPressには、必要となるファイルのバックアップデータを簡単に取得できるBackWPupなどのプラグインが存在するため、それらを利用しても構いません。
アップロードファイルを確認する
ファイルをローカルPCにダウンロードしたら、中身を確認します。WordPressのプラグインを使用した場合には、ダウンロードファイルがZIP形式などに圧縮されていることがあるため、解凍した上で中身を確認してください。ちなみに、拡張子が「.sql」になっているものがデータベースのファイルです。
新サーバーにデータベースをアップロードする
次に、新しいサーバーにデータベースファイルをアップロードします。アップロードする前に、管理画面からデータベースを作成し、アクセス権などを設定する作業が必要です。その後、前項で触れた、拡張子が「.sql」のデータベースファイルをアップロードします。なお、管理画面では「アップロード」ではなく「インポート」といった名称になっていることもあります。
wp-config.phpを一部書き換える
wp-config.phpは、WordPressで使用するさまざまな情報を設定するファイルで、先ほど旧サーバーからダウンロードしたファイルの中にあるはずです。このファイルに記述されている、ホスト名・データベース名・ユーザー名・パスワードといったデータベースにアクセスするための情報をローカルPC上で書き換えます。
新サーバーへファイルをアップロードする
wp-config.phpを書き換えたら、それを含めたすべてのファイル(データベースファイル以外)を新しいサーバーへアップロードします。FTPソフトで新しいサーバーにログインし、アップロードを実行してください。無事アップロードされれば、移行は完了です。なお、サーバー会社によっては管理画面にFTPソフトが付属している場合もあります。
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移行する新サーバーの選び方
WordPressサイトの移行先となる新サーバーを選ぶ際には、どのようなポイントに留意すれば良いのでしょうか。その主なポイントについて以下より解説します。
新サーバーの機能や特徴をよく理解する
WordPressサイトの移行先となる新サーバーは、機能や特徴をよく理解した上で選ぶことが重要です。ハイスペックで安定性が高い、多くのデータ通信にも耐えられるなど、サーバーの機能や特徴はサイトの快適度や運用の効率性にもつながるもの。ユーザー体験にも影響を与えるため、慎重に確認する必要があります。
実績や口コミをよく確認する
サーバー会社の実績や、ユーザーによる口コミも、WordPressサイトの移行先となる新サーバーを選ぶ際の大切なポイントです。豊富な実績を有し、ユーザーからの評価も高い会社のサーバーであれば、快適なサイト運用が実現できる品質の良さが期待できます。通常の会社紹介やサービス説明だけですべてを理解するのは困難なため、実績や口コミを必ず確認しましょう。
サポートが優れたサーバー会社を選ぶ
WordPressサイトを運営していく上では、何かしらの課題やトラブルが発生するものです。そのような際、サポートが優れたサーバー会社であれば、迅速な解決が期待できます。また、ユーザーに役立つ情報を積極的に発信している会社や、FAQやヘルプページが充実しており、丁寧に作り込まれているような会社であれば、困ったときにそれらが心強い存在となる可能性が高いためおすすめです。
WordPressサーバーを移行する際のポイント・注意点
前述した手順に従って、WordPressサーバーを実際に移行する際には、どのようなポイントや注意点があるのでしょうか。その主なものを以下に紹介します。
新旧のサーバー契約期間を1ヵ月程度被らせる
WordPressサーバーを移行する際には、サイト稼働に空白期間を生じさせないためにも、旧サーバー・新サーバーの双方を契約している期間が必要です。移行作業自体はスムーズに進めば数日程度で完了しますが、何かしらのトラブルや不具合が発生した場合に備え、1ヵ月程度は契約期間を被らせておくことをおすすめします。1ヵ月の猶予があれば、万が一大きな問題が発生した際にも、冷静かつ慎重な対応を図ることが可能です。
データのバックアップを必ず取る
万が一の事態に備えたバックアップデータの取得については、前述した別サーバーへの移行方法にも手順として説明していますが、これを確実に実施することは極めて重要です。通常業務においても、成果物のバックアップを取っておらず、苦い思いをした経験がある方は多いのではないでしょうか。特に、運営中のWebサイトにおけるファイルやデータベースは、会社にとって貴重な財産です。バックアップデータを取っておらず、不測の事態によってそれらが失われた場合、大きな損失となることを関係者全員が強く認識しておくべきでしょう。
できれば移行経験が豊富なスタッフが対応する
WordPressのサーバー移行を適切に実施するには、一定の専門性や相応の知識が必要です。その上、作業中に不測の事態が発生するケースも多く、経験の浅いメンバーのみでは対応に戸惑い、スムーズな移行が実現できない恐れがあります。そのため、できる限り豊富な経験を積んだスタッフが対応する、何かしらのトラブルが生じた際に相談できる専門家に話を通しておく、といった配慮が重要です。
WordPress運用で困ったら外注もおすすめ
新サーバーへの移行を始め、WordPressサイトを適切に運用するには、一定の専門知識や相応のノウハウが必要です。もし、自社に適した人材がいない、リソースに余裕がないなどの事情でお困りの際には、外部のプロフェッショナルに依頼する、いわゆる外注という選択肢もおすすめします。WordPressに強いサイト制作・運用会社は数多く存在するため、自社に適切な依頼先を選定することにより、効果的な運用が実現できるはずです。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業 ・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】WordPressサイトならPRONIアイミツに相談
本記事では、WordPressサイトを移行する方法について、ポイントや注意点、新サーバーの選び方などに触れながら解説しました。WordPressサイトの移行を検討している方にとって、本記事の内容が参考となれば幸いです。
なお、サーバーの移行を始め、WordPressサイトの適切な運用を依頼する会社の選定にお悩みの際は、ぜひ「PRONIアイミツ」をご利用ください。ご要望をお伺いした上で、それに見合った会社を「無料」で複数ご紹介します。お気軽にご相談ください。
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