Shopifyは海外発送可能?設定方法や手順、料金などを紹介【2024年最新版】
Shopifyは世界的に普及している人気の高いECプラットフォームで、日本でも利用事業者の数は増えています。そこで気になるのが海外発送にShopifyが対応しているかどうかで、越境ECを志す事業者にとっては重要なポイントです。
この記事では、そんなShopifyを使って海外発送を行う方法や手順、そして海外発送時の料金や最適なアプリについて解説します。
【関連ページ】
ホームページ制作にかかる費用・相場感や、あなたの目的別にホームページ制作会社をお探しいただけます。
Shopifyの費用・相場
Shopifyに強い採用サイト制作会社一覧
Shopifyは海外発送に対応している?
まず知っておきたいのが、Shopifyは越境EC、つまり海外発送に標準対応しているECプラットフォームであるということです。元々は欧米を中心に普及が始まったShopifyは、今や日本や世界各国で使用されているグローバルなサービスとなっており、越境ECの実現にも活躍しています。そのため、海外発送を行う上でもほかのプラットフォームに比べ敷居が低く、越境ECを展開したいという事業者におすすめのサービスであると言えるでしょう。ただ、海外発送を実施する前には事前準備が必要な点は注意が必要です。
海外発送の設定方法
Shopifyを使って海外発送を行う場合、いくつかの手続きをプラットフォーム上で実行しておく必要があります。
まずダッシュボードから「管理画面」を開き、そこにある「設定」から「配送と配達」の項目へと進みましょう。すると「チェックアウト時の配達方法」という項目があるので、ここから「送料を管理する」を選び「海外発送」の項目があるかどうか、確認します。もし「国内発送」の項目しかない場合は「配送と配達」へと戻って「新しい配送エリアの作成」を選びましょう。そこから国を選択し、商品発送の設定などを行えば、海外発送の準備は完了です。
海外発送対応業者と料金
海外発送を行う場合、ポイントとなるのが海外発送に対応している事業者への発送依頼です。海外発送は国内発送とは全く異なる配送ルートを辿るため、業者やどんなサービスを使うかで、その料金や発送サービスの内容は大きく異なります。ここでは、主な海外発送対応業者とそれぞれの料金などについて解説します。
日本郵便の国際郵便
海外発送のスタンダードな方法の1つとして知られているのが、日本郵便による国際郵便サービスです。国内の郵便事業者を頼るこの方法は、海外の配送業者を頼るよりも比較的安価で、尚且つ手続きもわかりやすいため、初めての海外発送という方でも利用しやすいのが特徴です。
配送可能な国の数も豊富で、特別な地政学リスクや災害などがない限り、大抵の主要国には問題なく配送することができるでしょう。例えば東京から台湾に小包を配送する場合、最速の航空郵便であるEMSであれば、配送は最短2日、配送料金は2,200円といった具合です。
クーリエ便
もう1つの海外発送の方法は、クーリエ便です。クーリエ便は、海外の主要配送業者が提供している海外発送サービスの総称で、世界各国へスピーディな配送を行ってくれることが最大の強みです。どの地域に配送するのか、配送する荷物の量や大きさにもよりますが、最短で欧米地域に1〜3日で配送することも期待でき、積極的に活用したいサービスと言えます。
FedEx(フェデックス)
FedExは、日本でも比較的馴染みのある海外の配送事業者です。越境ECを展開する海外の事業者はもちろん、日本の事業者も積極的に利用している信頼性の高い配送サービスを提供しており、ECの成長を支援してくれます。独自のオンライン出荷ツールを備えており、必要書類の準備や集荷予約を簡単に行えるサービスが特徴です。
また、専用のFedExアプリを使用することで、配達物の輸送状況をスマホからまとめて確認したり、輸送料金を計算したり、最寄りの取扱営業所を検索したりもできます。
DHL(ディーエイチエル)
DHLも、日本では比較的ポピュラーな海外配送サービスを提供する海外の配送事業者です。小包はもちろん、書類や大型荷物の配送などに対応しており、配送地域にもよりますが最短翌日の到着もできるほど、スピーディな配送を実現しています。個人での利用はもちろん、ビジネス向けの専用ソリューションも提供し、ビジネスモデルに合わせて最適化した配送サービスを契約することも可能です。
配送サービスだけでなく、法人向けのロジスティクスサービスも提供しており、倉庫保管から梱包、配送、そして不動産管理に至るまで、業務をワンストップで任せられます。
UPS(ユーピーエス)
欧米圏で広く利用されているUPSは、日本からの配送にも対応している海外の配送事業者です。中小企業向けに最適化した配送サービスを提供しており、輸出物流の業務効率化に向けたソリューションを提供し、これまでに多くの企業の生産性向上に活躍してきました。
専用のビジネス向けアプリを利用すれば、インバウンド・アウトバウンドを問わず荷物をリアルタイムで追跡し、正しく配送が行われているかを逐一確認できます。請求書業務の効率化にも対応しているため、配送サービスに伴う請求管理の業務効率化など、付帯業務の一本化においても大きな役割を果たせる配送業者です。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「PRONIアイミツ」にお問い合わせください。数あるホームページ制作・Web制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
Shopifyで海外発送する手順
Shopifyを経由して海外発送を実施する場合、主な手順としては
-
- 宛先の確認、梱包
- 商品の重量測定、配送業者の選定
- 発送
です。まずは決済情報を元に、送り先の住所を確認します。海外発送の場合は国内発送とは表記が大きく異なる場合もあり、丁寧に確認しましょう。送り先の確認後、輸送時の衝撃などで商品が破損しないよう国内配送より丁寧に梱包し、重量を測定します。
重量を測定したら、物品や購入者のニーズにマッチした配送業者を選定し、集荷を依頼、あるいは営業所に持ち込んで配送しましょう。これらの業務は手動でも可能ですが、数が増えてきた場合には専用のアプリを使用することで、業務を効率化できます。
Shopifyの海外発送でおすすめのアプリ4選
海外発送に適したアプリとしては、主に
-
- easyRates: 日本郵便
- easyLabel: 日本郵便
- Ship&co 国内外の送り状発行システム
- NEOLOGI
という4つのアプリが活躍しています。それぞれの機能を確認しておきましょう。
5-1.easyRates: 日本郵便
easyRates: 日本郵便は、その名の通り日本郵便を使った海外発送に強いアプリです。手間のかかる配送料の計算なども、このアプリがあれば簡単に出力できるため、業務の効率化につながります。すべての料金については日本郵便のサーバーと同期して表示されるので、正確な配送料を出力できるのが特徴です。
また、料金の表示は顧客にも行われるので、注文者が想定している以上の送料がかかってしまい購入をキャンセルするようなケースを回避できます。海外配送は送料が国内配送よりも高くなるため、余計な金銭トラブルを事前に回避できるのも便利なポイントです。
5-2.easyLabel: 日本郵便
easyLabel: 日本郵便も、名前の通り日本郵便の海外配送サービスに特化したアプリです。Shopifyの管理画面から利用できるアプリで、日本郵便用の発送ラベルを注文に応じて自動で作成してくれます。注文数が増えると負担が大きくなるラベル印刷作業も、このアプリの導入で大幅な改善が可能です。
アプリの利用は管理画面の注文ページからすぐに行えるので、毎回の操作負担も最小限で済みます。配送時の保険の追加などもオプション設定で行えるので、手続きの負担は小さく済むでしょう。
5-3.Ship&co 国内外の送り状発行システム
Ship&co 国内外の送り状発行システムは、国内外の配送に対応している送り状発行を自動化できるアプリです。配送業者は日本郵便やFedEx、DHLなど自由に選べるので、顧客や自社の都合に合わせて柔軟に配送業者を切り替えやすいと言えます。
ラベルの作成や配送業者ごとの送料の比較も1つの画面でまとめて行うことができ、アプリを用途に応じて切り替える必要もないので、業務の効率化に直結するアプリです。基本的には有料のアプリですが、機能制限がある無料版もあるため、トライアル利用もできます。
5-4.NEOlogi
NEOlogiは、Shopify上の注文データと自動で連携し、海外発送に必要な送り状の作成を行えるアプリです。専用のクラウド型物流システムを備えており、自動出荷対応も可能なため、注文数が増えてきた際に実装することでも効果を発揮します。複数の配送方法に対応しているだけでなく、配送方法の切り替えも簡単なボタン操作で実行し、ユーザーに負担をかける心配はありません。
海外配送におけるカスタマーサポートも同サービスのサポートチームが対応してくれるので、物流代行サービスとしても優れたアプリです。
Shopifyで海外対応する際のポイント・注意点
Shopifyで海外発送を手掛ける際には、
-
- 多言語での問い合わせに対応できるようにしておく
- 商品によっては関税がかかる
- 梱包に力を入れる
という点にも注意しておきましょう。順に解説します。
多言語での問い合わせに対応できるようにしておく
海外発送サービスを本格化する場合、まずは多言語での問い合わせ対応ができる環境を整備しましょう。英語圏向けの配送にのみ対応するのであれば英語対応だけでも十分ですが、そうでない場合には複数の言語対応が必要です。特にアジア地域は中国語や韓国語、マレー・インドネシア語など各国で異なる言語を使用しているため、言語対応にはある程度力をいれる必要があるでしょう。
商品によっては関税がかかる
海外発送の際、通常の商品代金に加えて配送料が発生するのはもちろんですが、商品や国によっては関税が別途発生することもあります。関税の支払いも注文者が支払うケースとなるのが一般的ですが、関税が発生する際にはその旨を通知しておかないと、商品を購入してから関税の支払いを別途強要することとなってしまいかねません。できれば関税を踏まえた最終的な代金の目安も伝えられる仕組みを整備するのがポイントです。
梱包に力を入れる
上でも少し触れていますが、海外に商品を発送する場合には国内発送よりも梱包に力を入れましょう。海外への発送は飛行機や船、あるいは陸上の長距離トラックを使用するケースもあり、長距離移動のなかでさまざまな衝撃を受けることは珍しくありません。商品に傷や破損があると返品などのトラブルにも発展しかねないため、このような激しい扱いのなかでも商品に傷がつくことのないよう、十分な梱包を心がけましょう。
Shopifyの運用は外注もおすすめ
Shopifyは海外発送にも対応している柔軟性の高いECプラットフォームですが、実際に越境ECを行うとなると、何かと付帯業務の負担も大きくなるのがデメリットです。Shopifyの運用が想定していたように進んでいない場合、思い切ってShopifyの扱いに詳しい専門の会社に委託してみるのも有効です。自社サイトの課題点を分析するとともに、有効なソリューションの提案も行なってもらえるでしょう。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下のとおりです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】Shopify運用・海外発送を成功させるには?
この記事では、Shopifyを使った海外発送の方法や、海外発送を行う際に気をつけたいポイント、業務を支援してくれるアプリなどについて解説しました。
Shopifyは便利なサービスですが、運用にあたっては気をつけるべき点も少なくありません。PRONIアイミツでは、そんなShopify運用に強い委託会社をあなたのニーズに合わせて紹介が可能です。Shopify運用でお困りの際には、お気軽にご相談ください。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
Shopifyに強い採用サイト制作会社一覧
【費用感を知りたいという方はこちら】
Shopifyの費用・相場
ホームページ制作会社探しで、こんなお悩みありませんか?
-
一括見積もりサイトだと
多数の会社から電話が・・・ -
相場がわからないから
見積もりを取っても不安・・・ -
どの企業が優れているのか
判断できない・・・
PRONIアイミツなら
発注先決定まで
最短翌日
- 専門コンシェルジュが
あなたの要件をヒアリング! - 10万件の利用実績から
業界・相場情報をご提供! - あなたの要件にマッチした
優良企業のみご紹介!
診断とヒアリングから
お探しします