オリジナルの手帳「24Diary」の販売を行う株式会社Futurediary様。 “あなたが主人公のストーリーを紡ぐ手帳”として、単に予定を管理するだけではなく時間ごとの望みを書き入れ、脚本家のように日々をデザインすることができるものです。2021年10月より一般販売をスタートして以降、毎日を自分らしく過ごしたい女性を中心に人気を集めてきました。商品の認知が拡大するにつれ、24Diaryの世界観を反映させたブランドサイトを構える必要性を感じるようになったというFuturediary様。リテンションとともに丁寧に作り上げたサイトへのこだわりと、制作時の様子について聞きました。
商品の世界観を詰め込み、購入を促進するブランドサイトを立ち上げたい
―最初に、御社の事業内容について教えてください。
千葉様：オリジナルの手帳、「24Diary」を企画・制作・販売する株式会社Futurediaryと申します。手帳を作ることが夢だった主婦の方のアイデアをもとに、昨年2021年にクラウドファンディングで資金を集めて事業化しました。9月に完成させて支援者への発送を終え、10月にはECサイトにて一般販売をスタート。おかげさまで、女性を中心に多くの方にご愛用いただいています。24Diaryは、決定したスケジュールを管理する通常の手帳の使い方とは少し異なります。1冊3ヶ月区切りで、毎日24時間のタイムラインごとに自由に書き込める形式になっています。その日のストーリー、感じたい感情を前もって描くことで、心に秘めた「本当にやりたいこと」と向き合い、自分の人生を舵取りすることができるように。3ヵ月で使いきる頃には、いつの間にか書いていた望みが叶っていたというお声も寄せられています。現在は販売だけでなく、24Diaryを上手に活用するためのセミナー開催、オンラインサロン運営なども行っています。
―面白いです。Webサイトを制作する前にECサイトでの販売が始まったのですね。
千葉様：そうなんです。クラウドファンディングを経て200万円ものご支援をいただき、商品化が実現した後、一般販売するためにはストアの設置をと、まずはECサイトを立ち上げました。いざ販売を開始してみると、お客様から「使い方はどこに書いてありますか」というお問い合わせを多くいただくようになりました。というのも、クラウドファンディング挑戦中に様々なSNSで発信していたので、情報自体はインターネット上にあるものの、必要な情報が届きづらい状況に陥っていたんです。またハンズさんでの店頭販売が始まって以降、これまで自社SNSからの流入がほとんどだったのに対して、インターネット検索からECサイトへ訪問するユーザーが増えていると分かりました。今後はECサイトのみを窓口とすることに限界を感じて、情報を集約し、24Diaryの世界観を表現したブランドサイトを構える必要性を感じるようになりました。
イメージ共有に苦戦。「御社の社員のように使ってください」のひと言が心強かった
―制作会社を比較検討された際に行った情報収集について教えてください。
千葉様：相場を把握するため、広く制作会社をあたってみたいと思いアイミツを利用しました。アイミツのほか、一括見積もりサイトをもう一社と、これまでお付き合いのあった会社さんへも見積もりを依頼して、予算感を把握していきました。アイミツから紹介された4社とはすべて、オンラインにてミーティングをさせていただきました。比較検討の際には、予算に見合った費用対効果が得られるかという視点から提案書を確認したり、質問を投げかけたりしました。これまで手がけた制作物も見せていただき、Web制作だけでなくマーケティングの知見もあるかどうかを確認していきました。さらに、当社が大切にしている世界観を理解してくれるかも重要でした。24Diaryはすでにリリースしているブランドのため、制作される方が進んでいる企画に対して追いついてきてくれるか、そういったことも一つポイントにしていました。
―アイミツからご紹介を差し上げた4社から、最終的にリテンション様を選んだ決め手は？
千葉様：ご提案内容に対して価格面での妥当性を感じられたこと、Web制作の基本的なことから説明してもらえて安心感があったことです。さらにコンテンツSEOをやりたいとお伝えした時にキーワードのご提案をいただけて、やりとりの中から幅広い知識があると感じられました。また、レスポンスが早くコミュニケーションがスムーズだったことも決め手の一つだったと思います。熱心さが感じられて好印象でしたね。
―サイト制作の中で印象的だったエピソードがあれば教えてください。
千葉様：「まずはトップのイメージを決めることから始めましょう」ということで、たたき台となるフレームをご提示いただきました。画像をたくさん見せてもらい、世界観のすり合わせを丁寧に行ってもらったのですが、なかなかイメージを合わせることができず…。そこで、24Diaryのプロダクトを担当しているデザイナーにカラーチャートを作ってもらい、リテンションさんと共有することにしました。そうしたところ、「どう伝えたらよいか分からない」といった悩みが解決し、少しずつ世界観を理解いただけたと思います。悩んでいた時、リテンションの担当者さんが「Web担当者が1人増えたと思って、御社の社員のように使ってください」と言ってくれたんです。とても心強く感じたのを覚えています。
―リテンション様からのご提案が反映された箇所はありますか。
千葉様：「24Diaryを活用している方の声を入れた方がよいですよ」とご提案いただき、「みんなの24Diary」という項目を作っていただきました。ユーザーが書き込んだ実際のページと、簡単なアンケートを掲載しています。購入を迷っている方にとって、活用のイメージが湧く素敵なページになっていると思います。また、セミナー情報をどのように見せたらよいか迷っていた時、リテンションさんからブログ機能を使う方法をご提案いただきました。ページそのものにブログ機能がはめ込まれているので、新しいセミナー情報があれば1本の記事として投稿することで更新できます。さらにブログ機能を活用して、「オンラインサロン」、「ワークショップ」などとカテゴリー分けも。予算を上乗せすることなく使いやすいページが完成して満足しています。
商品の魅力が伝わるサイト完成によって、ファンが順調に増大中
―サイトリリースから約半年が経ちました。実感している効果はありますか？
千葉様：まず、サイト制作前と比較して売上が189％アップしました！半年ほどでここまで実績を伸ばせたのは、きちんとサイトを構えたことが大きいかと。加えて、コンテンツSEOの効果も感じています。現在、既存記事の14本中3本が狙った検索ワードの1ページ目に上位表示されています。この3本はPVの伸びもよく、サイトのオーガニック検索からの流入元のランキング10位内に入っています。リテンションさんにアドバイスいただいたキーワード選定が効いていると思いますね。また先日、NHKの番組内で「手帳総選挙」が特集された際に、暫定1位の手帳として24Diaryを取り上げていただいたんです。商品名を紹介されたわけではなかったのですが、視聴者の方がロゴを見てサイトを検索され、購入につながりました。結果として普段の3～5倍ほどの売上となり、サイトを持っていてよかったと感じましたね。番組からの問い合わせもサイトを通じてもらうことができ、商品PRの窓口として機能していると実感しています。
加えて、24Diaryビギナーのための無料セミナーを始めたのですが、ほとんどサイトにしか情報を載せていないにもかかわらず多くの応募をいただき、影響力に驚いています。無料ではあるものの、そこから有料セミナーやオンラインサロンのご案内にもつなげられるため、よりコアなファンづくりのきっかけとして活用しています。
—サイト完成後のリテンション様からのサポート体制についてはいかがですか。
千葉様：更新方法について一度オンラインにてひと通りのレクチャーを受けて、その際に録画した動画を見返しながら運用しています。そのほかサポート費用を月額でお支払いしていて、最低限の金額にもかかわらず色々と質問に答えていただいています。ちょっとした不具合に対しても、問い合わせるとすぐに解決方法を提案してくれて安心できます。
―お知り合いにリテンション様をおすすめしたいと思われますか。
千葉様：心からおすすめしたいです。Webサイトを初めて作る方、Webに慣れていない方にはとくにおすすめです。何を聞いたらいいのかすら分からない場合でも、こちらの意図を汲んで進めてくださる、やりとりしやすい制作会社さんだと思います。
