田中電気株式会社様は、電気・通信分野のスペシャリストとして70年を超える歴史を誇る企業です。さまざまなお客様の声に耳を傾け、社会のニーズに応えることを目指し、無線通信事業・放送設備点検事業・公共事業・通販事業・携帯ショップの運営と事業を拡大されています。
2022年夏には「だれでも再免お知らせサービス」のプロジェクトが始まり、その開発にdbActableが採用されました。
今回はシステム化に至る背景や課題、システム選定のポイント、導入成果や今後の展望などを田中電気株式会社の開発営業事業部部長である鬼頭様にリトルソフト担当営業の竹林(以下、竹林)がインタビューしました。
1.システム化に至る背景と課題
竹林:「だれでも再免お知らせサービス」のシステム化に至る背景について教えてください。
鬼頭様:弊社の無線事業で取り扱っている簡易無線機(免許局)は、5年毎に免許更新が必要な製品なので、免許更新時期が迫ったお客様に、そのご連絡をする業務があります。
現状は、管理部門が更新時期のお客様リストを作成し、営業からお客様に連絡するという流れですが、管理が煩雑なのと簡易無線機を拡販しようとする中で、免許更新のお知らせを自動化し、付加サービスとしてリピーターを増やしたいと考えたのがシステム化に至る一つの背景です。
もう一つは、弊社以外から無線機をご購入したお客様にも、免許更新のお知らせのサービスを提供することで、新規顧客の獲得に繋がることを期待しています。免許更新は個人でも出来ますが、総務省からの免許更新の案内のハガキを受けて必要な書類の準備をしなければならず、意外と面倒です。
竹林:既存顧客の抱え込みと新規顧客を取り組むためのサービスということですね。システム化にあたって、何か課題はありましたか?
鬼頭様:予算と納期ですね。このサービス自体は無償提供で考えていたので、あまり予算をかけることが出来ませんでした。
2.リトルソフト/dbActableの選定の決め手
竹林:今回リトルソフトのdbActableをご採用いただいた理由はなんでしょうか?
鬼頭様:決め手は、課題であった予算と納期をクリアできるご提案を頂けたからです。思い描いていたサービスを迅速に作ってくれそうなシステム開発会社に何社か問い合わせをして、ベストな提案をしてくれたのがリトルソフトさんでした。
dbActableの標準機能でバックオフィスを構築し、「だれでも再免お知らせサービス」のバックエンドデーターベースとして利用するという内容で、予算を抑え短期間でサービスを立ち上げられることに対する説得力がある点が良かったです。
3.導入成果
竹林:「だれでも再免お知らせサービス」を開始したばかりですが、何か導入成果などはありましたか?
鬼頭様:サービス開始の1ヶ月前ぐらいから弊社のホームページのトピックスで告知したところ、意外にも同業者からの反響がありました。いずれも購入者に定期的な案内が必要な製品を扱われる販社さんばかりで、皆さん同じテーマで悩んでいるようです。
4.今後の展望
竹林:今後の展望があればお聞かせください。
鬼頭様:お客様にサービスの認知を拡げることに注力し、既存顧客の抱え込みと新規顧客の獲得という当初の目標を達成したいと考えています。
また、他の販社さんに向けて、「だれでも再免お知らせサービス」を応用したサービスの計画を進めています。
竹林:応用したサービスとはどういったものでしょうか?
鬼頭様「だれでも再免お知らせサービス」は簡易無線機の更新期限の案内しか出せない作りになっていますが、仕組み自体は簡易無線の登録情報(有効期限)から更新のお知らせを自動的にメールで案内するものです。
これを保守契約の更新や定期点検などが必要な商材を扱えるように拡張して、様々な販社さんにサービス展開したいと考えています。実はすでにお問い合わせいただいている販社さんがいるので、弊社の新サービスになることを期待しています。
具体的な案件になれば、またリトルソフトさんにご相談したいと考えているので、引き続きよろしくお願いします。
竹林:ありがとうございます!万全の体制でサポートさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。
ーー 田中電気株式会社様、今回お話を聞かせていただいてありがとうございました!
★ 田中電気株式会社様のWebサイト → https://www.tanaka-denki.co.jp/
★ 「だれでも再免お知らせサービス」のトピックス → https://www.tanaka-denki.co.jp/20383/