アプリ開発会社の選定ポイントと注意点【2024年最新版】
10万件以上の利用実績をもつ発注業者比較サービスアイミツが、アプリ開発会社を選ぶ際の注意点をご解説します。価格帯やデザインの良し悪しは判断しやすい項目ですが、他に見落としがちなポイントとなるのはどのようなことなのでしょうか。
委託範囲を明確にする
大きく7つに分けられる委託範囲をまずは明確に!
アプリ開発外注の委託範囲・公開までの流れは、おおまかに分けて以下の7つに分類されます。
企画
持ち込まれたアプリのアイデアをベースに、システムの実現性や集客の方法を勘案して企画書(+場合によっては契約書)を具体化する。
設計
企画をさらに深く掘り下げたアプリケーションの要件定義を行い、仕様書を作成する。また、工数や予算(コスト)の見積もりもこの段階で行う。
デザイン
デザイン素材やレイアウトを作成する(費用を抑えるため無料の著作権フリー素材の使用も検討)。
サーバ構築
機能に応じてサーバ構築・運用を行う。
プログラミング
設計に従ってプログラミングを行う。
OS対応
iOS、Android、Windowsなど
ストア登録
AppStoreやGooglePlayへの登録を行う。
どこまでを自社で行い、どこまでを開発会社に委託するのかを明確にすることで適した会社・業者を絞り込むことができ、見積もり金額と実際に掛かる費用の乖離も起きにくくなります。
強みと規模
何を求めるのか、業者に強みも把握しながら選択することが重要。
アイデア力、技術力、開発スピード、デザイン力、対応力、値段など、各アプリ制作会社によって強みは様々です。もちろん全ての強みを持った業者も存在しますが、いずれかに特化している業者もあります。自社が必要としている委託範囲を明確にし、適したメーカーを選択するようにしましょう。
アイデア力
個性を打ち出したアイデアがあり、スマートフォンならではの機能性が活かせる。また、自社企画のアプリや過去の受託実績アプリがストアランキングに入っていたり、DL件数が伸びている。
技術力
豊富な開発実績や専門分野があり、マルチプラットフォームに対応している。
デザイン力
優れたアイコンイメージや画像デザインができる。ターゲットに合わせたテイストを出せる。
開発スピード
類似アプリの開発経験があり、納期に間に合う体制がある。
対応力
開発だけでなく、要望に合った保守体制・運用ができる。
値段・料金
満足できるクオリティを保ちつつ、アプリの開発費用を格安・激安に抑えられる。
3.規模
業者の規模は大手から中小企業、フリーランス・個人事業主まで数多く存在します。一概に大手のほうが優れているということはありませんので、サービス内容や過去の実績などを幅広く情報収集し、依頼の際は十分に比較検討することをおすすめします。大規模案件の場合はコンペなども視野に入れ、一括見積もりを取ることも有用でしょう。尚、「webシステム・ソフトウェア開発業者の比較」のページもぜひ参考にしてください。2ch(2ちゃんねる)に代表される口コミサイトも業界での評価・評判などを知るうえで有益な場合があります。
大手開発会社
大企業は技術力が高く実績も豊富で、開発遅延のリスクが少ないというメリットがありますが、アプリ製作費が高くなる傾向にあります。
中小開発会社・ベンチャー
大手に匹敵する優秀な技術力を持つ業者も存在します。大手に対向するために、あるジャンルに特化していたり、サービスを工夫している会社もあります。
フリーランス、個人事業主
大型案件に対応することが難しい、開発断念・遅延のリスクは法人よりも大きいといったリスクはありますが、高い技術力を持つ個人事業主も多く、何より単価が圧倒的に安いというメリットがあります。近年ではクラウドソーシングで募集をかける事例も多くなっています。
開発体制とアフターフォロー
会社の規模よりもクオリティーを重視した選択を!
アプリ製作会社の開発体制がどのようになっているかは必ず確認したいポイントの1つです。特に大手企業になればなるほど、企画設計は内部で行い、デザインやプログラミングは外注(アウトソーシング)・請負(業務委託)が代行するということが多くなります。大手だからと安心していたら外注先のクオリティが低く、満足なものができてこなかったという失敗を避けるためにも、デザインやプログラミングは内部の技術者が対応するのか、そうでない場合は外注先の技術クオリティに問題ないかを確認するようにしましょう。
開発体制でコストや納期に直結する選び方のポイントとして、「オフショア開発」への対応があります。オフショア開発とは、アプリ開発を海外(インドやベトナムや中国が中心)で行うことで、開発にかかる経費・コストを国内相場よりも抑えられることが期待できます。しかし、優秀な橋渡しになるブリッジエンジニアの存在が不可欠であり、国内開発ほど柔軟な対応は困難である難点もあります。また、開発のリードタイムが長くなる傾向や大型案件でないとコストメリットが感じづらいという点にも留意したいものです。
尚、「オフショア開発業者の比較」のページも参考にしてください。
近年注目されている「アジャイル開発」は要件や手順を全て定義することなく開発に取り掛かる手法で、開発スピードの短縮やユーザーニーズなどをフレキシブルに反映できるとされています。他方で、実行するためには高いレベルのエンジニアとディレクターが密にコミュニケーションをとる必要があるため、開発体制を組む難易度は高いといえます。
また、アプリリリース後のアフターフォローについてももれなく確認しましょう。リリー ス後はどのような運用・保守契約があるのか、費用はどうなるのか、リリース後の不具合にはどのように対応してくれるのかなどを必ずチェックしましょう。見積書にアフターフォローについての記載も依頼するのがおすすめです。
費用体系(見積もりの妥当性を確認する)
費用の高い・安いはクオリティーと比例しないことを頭に入れておく。
スマホアプリ開発業者の費用は一般的に人月計算で、大手企業は単価が高く、中小になるほど安くなる傾向にあります。高ければ優秀というわけではなく、反対に安ければクオリティが低いとも言い切れません。様々な規模の業者にヒアリングを行い、企業一覧からある程度自社に適した業者を絞り込んだ上で費用面を比較検討すると良いでしょう。また、単価だけでなく、どのようなときに追加費用が発生するのか、保守契約にかかる費用はどのくらいかなどを確認し、トータルの金額をチェックするようにしましょう。
アイミツでは、webサイトからアプリ開発業者を検索できるだけでなく、これまでの実績や各業者の特徴を踏まえたマッチングを支援すべく、無料のコンシェルジュサービスを行っております。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万円~300万円 |
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
まとめ
今回はアプリ開発会社の選定ポイントと注意点についてご紹介しました。
アプリ開発会社を選定する際に気をつけることは、自社が制作したいアプリの内容と依頼会社の強み、得意分野とが合致しているのか確認することが基本となります。自社にノウハウがなくとも、企画力・提案力を強みとし、アフターフォローも充実しているアプリ開発会社であれば、安心して依頼できるでしょう。
アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うアプリ開発会社の情報を多数保有しております。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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