アプリ開発の費用相場はいくら?見積の内訳や費用を抑える方法まで徹底解説【2024年最新版】
アプリ開発の依頼を検討する際、具体的な費用や相場を知りたい方は多いのではないでしょうか。アプリ種類別の費用相場はおおまかに分けて、以下の通りです。
開発の費用は様々な内訳や開発するアプリの種類によって大きく変動します。
そこで本記事では、アプリ開発の費用相場や費用の内訳を種類別や項目別に徹底解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
⇒アプリの種類別にみる費用相場
⇒人件費で見る費用相場
⇒開発手法で見る費用相場
⇒実装したい機能別に見る費用相場
⇒アプリのデザインにかかる費用相場
⇒アプリの保守・運用の費用相場
アプリ種類別の開発費用相場
「アプリ開発に興味があるけど、費用がどのくらいかかるのかわからない・・・」とお悩みの方に向け、アプリの種類別に開発費用の相場をご紹介します。アプリ開発の費用相場は250万円以上かかるのが相場と言われています。しかしその相場はどんなアプリを開発するかで大きく変わってきます。まずは自身の作りたいアプリがどの価格帯なのかを確認してみましょう。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
---|---|
SNS系アプリ | 基本的な機能を持つシンプルなアプリ:50万~300万円 機能が多く複雑なアプリ:500万~1,000万円 |
EC系アプリ | シンプルなECアプリ:100万円程度 標準的なECアプリ:300万円程度 高度な機能を持つ本格的なECアプリ:1,000万円以上 |
店舗系アプリ | 基本機能(店舗情報、クーポン、ポイントカード):100万~300万円程度 予約機能やプッシュ通知機能追加:300万~600万円程度 オリジナル機能や高度なデザイン追加:700万~1,000万円程度 |
学習アプリ | 基本的な学習アプリ:100万~300万円 問題集やテスト機能が充実したもの:300万~500万円 オンライン講座やチュータリング機能があるもの:500万~1,000万円 |
位置情報系アプリ | 500〜1,000万円 |
ゲームアプリ | 簡単な2Dゲーム:100万~300万円 中規模な3Dゲーム:500万~1,500万円 大規模な3Dゲーム:2,000万円以上 |
業務系アプリ | シンプルなデータ入力・データ管理機能:100万〜300万円 複数種類の機能やデータ連携が必要なもの:300万〜800万円 高度な機能や膨大なデータ処理が必要なもの:800万円以上 |
チャットボットアプリ | オープンソースやクラウドサービスを利用する場合:月額数千~数万円程度 オーダーメイドで開発する場合:数十万~100万円程度 高度なチャットボットや各種システムとの連携が必要な場合:100万円以上 |
マッチングアプリ | 基本機能やプロフィール閲覧機能が利用できる:400万円以上 高度なメッセージ機能や検索機能を搭載している:800万円以上 AIを活用したマッチングや複数のプランを用意するなど:1,500万円以上 |
ARアプリ | 簡易的なARアプリ:数十万〜数百万円 中規模なARアプリ:数百万〜数千万円 大規模なARアプリ:数千万円以上 |
カメラアプリ | 撮影機能やフィルター機能など:20万~150万円 タテ/ヨコ表示機能:5万~10万円 位置情報搭載機能:12万5,000~25万円 |
金融系アプリ | 1,000万円~ |
実際、開発会社のホームページを見ても具体的な機能や金額を記載していないところがほとんどです。
次の項目ではアプリ開発を行う際にかかる費用について具体的に見てみましょう。
SNS系アプリの費用相場
SNS系アプリは、ユーザーが情報共有やコミュニケーションを行えるアプリで、代表的なものにはFacebookや、Instagram、X(旧Twitter)などがあります。新規でSNSアプリを開発する場合、費用の相場は機能の内容により大きく異なります。
- SNS系アプリの費用相場
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- 基本的な機能を持つシンプルなアプリ:50万~300万円
- 機能が多く複雑なアプリ:500万~1,000万円
FacebookやInstagramといった高機能なアプリを作成する際には、開発費用がさらに高額になります。さらに、画像や動画の投稿が可能なSNSアプリの場合、データ保存のためのサーバストレージが必要になるため、環境構築にも費用がかかります。SNSの規模が大きくなればなるほど、高機能なバックエンド・インフラが求められるため、費用も高額になってきます。
EC系アプリの費用相場
ECアプリは、電子商取引を行うためのモバイルアプリで、例えば「楽天市場」や「Amazon」などが有名です。
最もシンプルなECアプリの場合、開発費用は100万~300万円ほどとなります。この場合、以下のような機能が含まれることが一般的です。
・商品検索・閲覧機能
・カート機能
・会員登録・ログイン機能
次に、中規模な開発では、開発費用は300万~1,000万円程度となります。この範囲では、より多機能なアプリが実現可能で、下記のような追加機能が含まれることがあります。
・レビュー・評価機能
・クーポン・ポイント機能
・お気に入り・ブックマーク機能
最後に、大規模な開発では、開発費用は1,000万円以上かかることもあり、個別の企業向けに特化したカスタマイズが行われることが多く、以下のような独自性の高い機能が実装されるケースがあります。
・AR・VR機能
・AIを活用した推薦システム
・チャットボット対応
店舗系アプリの費用相場
店舗アプリは、店舗やチェーン店が提供するアプリで、クーポンやポイントカード、予約機能などが含まれることが多いです。たとえば、スターバックスの公式アプリやマクドナルドのアプリがその例です。
- 店舗系アプリの費用相場
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- 基本機能つきアプリ:100万~300万円程度
店舗情報、クーポン、ポイントカードなどのシンプルな機能で、小規模な店舗に適しています。 - 予約機能やプッシュ通知機能の追加:300万~600万円程度
顧客とのコミュニケーションを深める機能が含まれます。 - オリジナル機能や高度なデザイン追加:700万~1,000万円程度
独自の機能を付けて、競合他社との差別化を図る場合など。
- 基本機能つきアプリ:100万~300万円程度
学習アプリの費用相場
学習アプリ開発の費用相場は、機能やデザイン、開発期間などによって大きく変わります。
- 学習アプリの費用相場
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- シンプルな学習アプリ:約100万~300万円
クイズ形式や単語帳など、基本的な機能に絞ったアプリ。デザインもシンプルで開発期間が短い場合が多いです。 - 中規模な学習アプリ:約300万~800万円
会員登録機能やSNS連携、学習履歴の保存など、追加の機能が増えることで費用も上がっていきます。 - 高機能な学習アプリ:約800万~1,500万円以上
AIを活用した個別対応学習や多言語対応、複雑なシステムが含まれる場合など。開発期間も長く、その分費用も高額になります。
- シンプルな学習アプリ:約100万~300万円
位置情報系アプリの費用相場
位置情報系アプリは、スマートフォンのGPS機能を活用し、地図上で現在地や周辺情報を提供するアプリケーションのことです。具体例としては、Googleマップやカーナビアプリ、周辺のグルメ情報を探すアプリなどが挙げられます。
位置情報系アプリ開発の費用相場は、アプリ規模や機能、開発期間など様々な要素により変動しますが、一般的な相場としては、500万~1,000万円程度が目安となります。ただし、独自の機能追加や複雑なシステム設計が必要となる場合、費用がさらに高額になることがあります。
ゲームアプリの費用相場
開発費用はプロジェクトの規模やゲーム性によって変動します。
- ゲームアプリの費用相場
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- 簡単な2Dゲーム:100万~300万円
例:タッチ操作のみで遊べるシンプルなパズルゲームや、キャラクターを操作して障害物を避けるアクションゲーム - 中規模な3Dゲーム:500万~1,500万円
例:ストーリーやキャラクターが豊富で、マルチプレイが可能なRPGや、リアルタイムストラテジーなどのシミュレーションゲーム - 大規模な3Dゲーム:2,000万円以上
例: 高度なグラフィックスや、ユーザー生成コンテンツ、MMORPGなどのより深みのあるオンラインゲーム
- 簡単な2Dゲーム:100万~300万円
プロジェクトによってはデザインやシナリオ、サウンドなどの制作費が別途必要になる場合もあります。また、運営期間中のサーバーや保守費用も考慮に入れると、さらに費用が加算されることがあります。開発費用を抑えるためにも、事前にしっかりとした企画や予算設定が重要です。
業務系アプリの費用相場
業務系アプリケーションは、企業の業務効率化や生産性向上を目的としたアプリケーションです。具体的には、営業支援や顧客管理、在庫管理など、様々な業務に対応可能なものがあります。
- 業務系アプリの費用相場
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- シンプルなデータ入力・データ管理機能:100万〜300万円
- 複数種類の機能やデータ連携が必要なもの:300万〜800万円
- 高度な機能や膨大なデータ処理が必要なもの:800万円以上
シンプルなデータ入力・管理機能のアプリケーションは、デザインが簡易的で開発期間も短いため費用が比較的安く抑えられます。一方で、複数種類の機能やデータ連携が必要なアプリケーションは、機能やデザインが複雑になるため、開発期間も長くなり費用も高くなります。また、高度な機能や膨大なデータ処理が必要なアプリケーションは、多くの機能やユーザーを想定して開発されるため、開発期間や費用も最も高くなります。
業務系アプリは様々なパッケージがあるので、パッケージ開発も選択肢に入れて進めると良いでしょう。
チャットボットアプリの費用相場
チャットボットアプリは、LINEやFacebook Messengerなどのメッセージアプリ上でユーザーと自動的に会話を行うAI技術を用いたアプリケーションです。例えば、企業の顧客サポートや商品検索、予約受付など、幅広い用途で活用されています。
- チャットボットアプリの費用相場
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- オープンソースやクラウドサービスを利用する場合:月額数千〜数万円程度
- オーダーメイドで開発する場合:数十万〜100万円程度
- AIを利用した高度なチャットボットや各種システムとの連携が必要な場合:100万円以上
既存のオープンソースやクラウドサービスを使用する場合は、初期費用を抑えつつ、月額利用料で運用できるため、初めて導入する企業にお勧めです。オーダーメイドで企業独自のニーズに合わせて機能を組み込んだり、デザインをオリジナルにする場合は数十万から100万円程度が相場です。より高度な機能や他システムとの連携を実現することができますが、費用が高くなることが予想されます。
マッチングアプリの費用相場
マッチングアプリの開発費用は、プロジェクトの規模や仕様によって大きく変動します。
- マッチングアプリの費用相場
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- シンプルな機能のマッチングアプリ:400万円以上
基本的なマッチング機能とプロフィール閲覧機能が利用できる。 - 標準機能のマッチングアプリ:800万以上
高度なメッセージ機能や検索機能を搭載している。 - 高機能な本格的なマッチングアプリ:1,500万円以上
AIを活用したマッチング機能や独自のカスタマイズされた機能を持たせて他のアプリと差別化を図った場合。
- シンプルな機能のマッチングアプリ:400万円以上
基本機能のみを搭載したマッチングアプリは、プロフィール閲覧機能やいいね機能などが搭載されており、開発費用は400万円以上かかります。更に、高度な検索機能やメッセージ機能を搭載したマッチングアプリでは、開発費用は800万円以上が相場です。AIや複数のプランを用意した高機能マッチングアプリは、他のアプリとの差別化が図られているものが多く見られ、開発費用として1,500万円以上はかかるとされています。
マッチングアプリの費用相場についてもっと詳しく知りたいと思ったら、以下の記事もご覧ください。
マッチングアプリ開発の平均費用と料金相場【2024年最新版】
ARアプリの費用相場
ARアプリとは、拡張現実(Augmented Reality)技術を用いて、現実世界にデジタルな情報やオブジェクトを重ね合わせることができるアプリです。具体的な例としては、ポケモンGOやIKEA Placeなどが挙げられます。一般的な相場は以下のようになります。
- ARアプリの費用相場
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- 簡易的なARアプリ:数十万〜数百万円
主にプロモーションやイベント用に使用される簡易ARアプリ - 中規模なARアプリ:数百万〜数千万円
商品の3Dモデル表示やナビゲーション機能 - 大規模なARアプリ:数千万円以上
多数のユーザーとのリアルタイムな情報共有や、ゲームの複雑なビジュアライゼーションが含まれる
- 簡易的なARアプリ:数十万〜数百万円
プロモーションやイベント用でよく使用される簡易的なARアプリは、短期間利用する単純な機能やオブジェクトを表示するものが主で、費用は数十万円から数百万円の範囲となります。商品の3Dモデル表示やナビゲーション機能を持つ中規模なARアプリは、費用は数百万円から数千万円になります。本格的な大規模なARアプリになると費用は数千万円以上となります。 このようにARアプリは機能によって、費用変動が非常に大きいです。
カメラアプリの費用相場
開発費用に関しては、簡易的なカメラアプリが20万~150万円ほど、高機能カメラアプリが300万円以上になるので、平均的な相場は250万円ほどになります。さらに下記のような機能を搭載すると追加で費用がかかります。
- カメラアプリの費用相場
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- 撮影機能やフィルター機能など:20万~150万円
アプリで撮影した写真にエフェクトをかけたり、画質の補正が出来る機能 - タテ/ヨコ表示機能:5万~10万円
端末を縦にすれば縦長、横にすれば横長に撮影が可能になる機能 - 位置情報搭載機能:12万5,000円~25万円
撮影した場所の位置がわかる機能
- 撮影機能やフィルター機能など:20万~150万円
アプリ開発に必要な費用の内訳は?
アプリ開発において費用が大きく変動する項目をいくつかご紹介します。開発プロセスやデザイン、機能面などにおける費用要因を把握し、効率的なアプリ開発を目指すための参考にしてみてください。
- アプリ開発に必要な費用の内訳
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- 人件費:エンジニアの人数や技術力など
- 開発期間:開発期間の長さやプロジェクトの規模など
- 開発手法:ノーコード開発、パッケージ開発、フルスクラッチ開発など
- 対応OS:iOS・Androidなど
- どのような機能を追加するか:プッシュ機能通知、チャット機能、他システムとの連携など
- デザイン作成:画面デザイン、アイコンの作成など
- 初期費用:サーバー代、デベロッパー登録費など
- 人件費:エンジニアの人数や技術力など
人件費
アプリ開発における人件費の決定には様々な要素が影響しています。ここでは主な要素をご紹介します。
- 人件費の決定に影響する主な要素
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- 開発規模:アプリの機能や目的によって、開発に必要な工数が変わります。大規模なプロジェクトほど人件費も高くなります。
- 開発者のスキル:経験豊富な開発者ほど、高い報酬を求められる傾向があります。
- 開発期間:プロジェクトの期間が長くなれば、それだけ人件費も増加します。
- 外部委託:外部の開発会社に委託するか、内部で開発するかで人件費に大きな差が生じることがあります。
- 開発チームの構成:プロジェクトマネージャーやデザイナー、テスターなど、チームメンバーの役割によっても人件費が変わります。
これらの要素を考慮し、プロジェクトごとに人件費を見積もることが重要です。
必要な役割や人数
一般的なアプリ開発プロジェクトで求められる役割や人数は以下の通りです。
人材 | 役割 |
プロジェクトマネージャー | 進捗管理や品質管理など、チームの統括業務 |
エンジニア | システム全体の設計・開発・運用業務 |
プログラマー | コーディング作業や修正作業 |
デザイナー | UI/UXデザインやアプリアイコン、画像素材の制作 |
テスター | プリの動作確認やバグ報告を行い、品質向上に努める |
またアプリ開発チームの構成は、プロジェクトの大きさやニーズに応じて変わります。小さなプロジェクトの場合、エンジニアが1名もしくは2名で進めることも考えられます。
一方で、中規模から大規模なプロジェクトにおいては、複数のチームメンバー(5〜10名程度)が求められます。デザインやプログラミング、品質管理分野の専門家らがそれぞれの役割を担い、連携し合いながらアプリ開発を推進していきます。
技術力
役割や人数以外にも、開発者の技術力によって費用は変動します。技術力の高いエンジニアやプログラマーであればアプリ開発の効率や品質が高まるため、その対価として高い報酬が求められることが一般的です。一方で、技術力がやや劣るのであれば、その分報酬が抑えられますが、開発速度や品質に影響が出る可能性があるため注意が必要です。
人材 | 1ヵ月の依頼費用 |
プロジェクトマネージャー | 85万~110万円/人(中級程度の業務) |
デザイナー | 60万~80万円/人(初級レベル) 80万~100万円/人(中級レベル) 100万円~/人(管理職レベル) |
エンジニア | 60万~80万円/人(初級レベル) 80万~120万円/人(中級レベル) 120万~160万円/人(管理職レベル) |
プログラマー | 40万~70万円/人(個人) 50万~100万円/人(企業所属) |
テスター | 45万~70万/人 |
アプリ開発に携わる技術者はSE(システム・エンジニア)とPG(プログラマー)です。SEはアプリ全体の設計・開発・運用を行うので、実質的には全工程に携わることになります。これに対してPGが担当するのはプログラミングだけです。こうした役割分担の違いが、それぞれの月額単価にも反映されています。SEの単価相場は初級が60万円から100万円、中級が80万円から120万円、上級が100万円から160万円程度とされています。PGの場合はスキルによる違いはあまりなく、大手企業が50万円から100万円、下請企業や個人事業主だと40万円から60万円程度です。
開発期間
開発期間もアプリ開発の費用に大きく関わります。もちろん規模や機能によって異なりますが、平均の開発期間は6ヵ月程度とされています。ただし大規模なプロジェクトや緻密な設計が必要な場合は1年以上かかることもあります。
アプリ開発にかかる期間を短くするためには、事前の計画や要件定義の精度を高めることが重要です。また、開発チームとのコミュニケーションを大切にし、適切なフィードバックを行うことでスムーズな開発につながります。
- アプリ開発期間
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- シンプルな開発:1~3ヵ月程度
- 標準的な開発:6ヵ月程度
- フルスクラッチ開発:10ヵ月~1年程度
開発手法
近年、アプリ開発にはさまざまな手法が登場しているため、開発にかかる費用もそれに伴い変動しています。ここでは、ノーコード開発、パッケージ(テンプレート)開発、フルスクラッチ開発の3つの手法について解説し、それぞれの費用の違いについて解説します。
- 開発手法
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- ノーコード開発: プログラミング無しでアプリを制作できるツールを使用する開発手法。開発期間や専門的な知識が不要な分、費用は比較的抑えられる傾向にあります。一方で、あらかじめ専用ツールに備えられた機能を組み合わせる形態のため、複雑な要件や高度な機能は実現できません。
- パッケージ(テンプレート)開発 :
既存のテンプレートやライブラリを活用し、カスタマイズできる範囲でアプリを開発する方法です。フルスクラッチ開発よりも低価格で導入できることが多く、適度な機能やデザインを求める場合に適しています。
- フルスクラッチ開発 :ゼロからアプリを開発する手法で、独自性が高く、高度な機能を搭載することも可能です。ただし、開発にかかる時間やコストが最も高くなる傾向にあります。
開発手法 | 費用感 | 特徴 |
ノーコード開発 | 3万~10万円 | ・プログラム知識が不要で誰でも開発可能 ・予算の節約が期待できる ・開発スピードの速さ ・オリジナリティを追求しにくい ・セキュリティ面に不安 |
パッケージ(テンプレート)開発 | 100万~数千万円 | ・ハイレベルなエンジニアへの依頼が不要 ・予算の節約が期待できる ・カスタマイズがしにくい |
フルスクラッチ開発 | 3,000万~数億円 | ・完全オリジナルアプリが制作可能 ・高い機能性が追求できる ・アプリの改良や改善がしやすい ・社内システムとの連携も可能 |
ネイティブアプリ・webアプリ・ハイブリッドアプリの費用の違い
アプリには「ネイティブアプリ」「webアプリ」「ハイブリッドアプリ」という3つの種類が存在し、「App Store」や「Google Play」からダウンロードして使うアプリの多くは「ネイティブアプリ」に該当します。
「webアプリ」はその名の通りwebブラウザにアクセスすることで使えるもので、「ハイブリッドアプリ」はデバイスの機能が使える、マルチプラットフォームに対応できるなど、双方の特性を有しています。
デバイスごとに開発環境や言語が異なり、必然的に工数が多くなる「ネイティブアプリ」に比べ、ワンソースでマルチデバイスに制作できる「webアプリ」は比較的低価格で開発することができます。販促目的や期間限定でそれほど高度な機能を要しないアプリの場合には、あえて「webアプリ」を選択し、価格のローコスト化を図るというのも1つの方法です。
OS(iOS・Android)
もちろん対応するOSの選択も重要なポイントの一つ。なぜなら、OSが増えるほど開発にかかる費用も高くなるからです。異なるOSごとに開発環境やコーディング方法が変わるため、それぞれでエンジニアをアサインしなければなりません。その分人件費などがかさみ開発費用が変動するということです。
一般的にAndroidとiOS(iPhoneアプリ/iPadアプリ)、どちらか一方と両方を開発した際の費用差は、100~200万円程度とされています。
昨今のiOSアプリの開発で主流となっているプログラミング言語はSwift、AndroidアプリではKotlinです。両者に対応できるエンジニアはそれほど多くないため、開発を依頼する際には、各OSのエキスパートが在籍しているかも確認することが大切です。
どちらのOSもトレンドとなる開発言語やライブラリなどの周辺環境が目まぐるしく移り変わるため、常に最新情報をキャッチアップし、対応できる会社を選びましょう。
iOSアプリ開発費用についてもっと詳しく知りたいと思ったら、以下の記事もご覧ください。
iOSアプリ開発の平均費用と料金相場【2024年最新版】
追加で機能が増えるほどコストがかかる
対応OSと同様、機能をいくつ搭載するのかも気を付けなければなりません。当然追加する機能が増えればその分費用はかさんでいきます。具体的な機能一覧と費用相場は以下の通りです。
主要機能 | 費用相場 |
プッシュ通知機能 | 10万~100万円 |
縦・横の表示切り替え機能 | 5万~10万円 |
チャット・メッセージ機能 | 20万~40万円 |
ログイン連携 | 100万円 |
他アプリ・システムとの連携機能 | 40万~100万円 |
アプリ内の決済システム | 100万円 |
位置情報機能 | 12万~25万円 |
ユーザーのデータ管理機能 | 50万~100万円 |
デザインの作成 | 10万~100万円 |
ナビゲーション機能 | 2.5万~5万円 |
カメラ、時計、電卓など | 各150万円 |
デザイン作成にこだわる場合の追加費用
デザインにこだわる場合も追加費用が発生することがあります。より洗練されたデザインを追求することで、通常よりも多くのリソースや手間がかかるからです。ここでは、デザイン項目ごとの具体的な費用について紹介していきます。
スマホアプリは、一見すると画面が小さいためにデザインは容易であるように思われます。iOSアプリ(iPhoneアプリ/iPadアプリ)やAndroidアプリともに、端末の新旧や、スマートフォン/タブレットなどのデバイスにより様々な画面サイズが存在しています。
それらの違いを吸収しつつ、統一された使いやすいインターフェースを持つデザインを作ることには、一定の知見と経験とが必要となっています。
デザインの項目 | 費用相場 |
アイコンの作成 | 3~10万円程度 |
ロゴマークのデザイン | 10万〜30万円 |
グラフィックデザイン | 3万~10万円 |
キャラクターデザイン | 5万円~ |
モーションデザイン | 100万~400万円 |
画面デザイン | 1画面あたり1万円〜 |
デザインにこだわることでユーザーエクスペリエンスが向上し、結果的にアプリの評価や利用者数が増加することが期待できます。しかし、その分初期投資が大きくなるため、予算や目的に合ったデザイン戦略を立てることが重要です。
アプリ開発の初期費用
アプリ開発では初期費用が必要になります。そのような場合には、いくつかの諸費用が発生することが一般的です。開発を始める前にしっかりと初期費用の内訳を把握しておきましょう。
iOSアプリ(iPhoneアプリ/iPadアプリ)の場合は「Apple Developer Program」で開発者登録を行い、アプリを公開している限りおよそ1万2,000円〜1万6,000円(99US$)の年間費が必要です。
Androidアプリの場合は「Googleディベロッパーアカウント」の作成が必須となり、およそ3,000〜4,200円(25US$)の登録料がかかります。
運用にかかる費用 | 目的 | 費用相場 |
サーバー代 | データの管理・保管場所 | 無料~2万円程度(月額) |
デベロッパー登録費 | 公開先のアプリストアへの登録 | ・Googleディベロッパーアカウント:25US$※日本円でおよそ3,000〜4,200円(2024年7月現在) ・Apple Developer Program:年会費99US$※日本円でおよそ1万2,000〜1万6,000円(2024年7月現在) |
SSL証明書 | 通信相手に、通信データの暗号化や通信先のサーバーが実在することを証明する | 5万~10万円程度(年間) |
ドメイン費用 | インターネット上の住所のようなもの。代表的なものとして「.jp」「.com」「.net」が挙げられる | 1,000円~数万円(年間) |
上記以外にも依頼内容によっては、開発ツールのライセンス料や、テスト端末の購入費用などが含まれます。開発を進める上で必要不可欠な要素ですので、これらの初期段階でかかる費用を把握しておくことで、無駄のないアプリ開発の依頼が可能となります。
アプリ開発の初期費用についてもっと詳しく知りたいと思ったら、以下の記事もご覧ください
アプリのサーバーの費用相場、開発後のコストを解説【2024年最新版】
アプリ開発費用の概算例
関連する費用事例です。様々な企業の実績をベースに費用事例として紹介しておりますのでぜひご覧ください。
【301万円~600万円】 ECアプリ
- 業界
-
- 通販・ネット販売
- アパレルショップ
- 発注元規模
- 50人〜100人未満
- 納期
- 4ヶ月
- オプション業務
-
- DB構築
- ITコンサル
- オフショア開発
- クラウド構築
- サーバー設計構築
- スクラッチ開発
- デザイン制作
- 戦略立案
- 保守運用サービス
- 実績企業
- AIMENEXTJAPAN株式会社
- 課題
- 解決
- 効果
- アプリ開発経験がないため、新規ECアプリの企画から開発まで任せたい。
- 女子向け様々なアイテムを提案するファッション通販アプリを0から要件の提案を行いました。
プロダクトリリース後の運用も配慮して、マーケティング視点からプッシュ通知で新着アイテムやキャンペーン等の機能も提案し、ユーザーの接触回数や滞在時間を増やす効果が得られます。
デザインでもUXを重視したコンセプト提案、画面UIも制作いたします。
- アプリを安定的に運用でき、リードジェネレーション効果が高いです。
【301万円~600万円】 一般ユーザー様向け、スキマ時間の有効活用するユーザーとの提供者をつなぐサービス
- 業界
-
- Webサービス・アプリ
- 発注元規模
- 10人未満
- 納期
- 4ヶ月 ~ 6ヶ月
- オプション業務
-
- DB構築
- ITコンサル
- クラウド構築
- 実績企業
- 株式会社コハク堂
- 課題
- 解決
- 事業開発の経験がない事業者様でしたが
一般ユーザー様向けのシステム開発経験があり、
丁寧なコミュニケーション、高品質のシステム開発、納品物の信頼をしていただき
発注していただきました。
- 一般ユーザー様向けのサービスを開発するための、当社独自にフレームワークを用いて
スピーディーに、低コスト、そして高品質で納品することができました。
またその後のUI修正やシステム改修も予算内で進めることができ、お客様のサービス推進を再現サポートさせていただきました。
【1,001万円〜】 フードデリバリー アプリ・管理システム
- 業界
-
- 通販・ネット販売
- 食品店
- 流通・小売(その他)
- 発注元規模
- 10人未満
- 納期
- 6ヶ月
- オプション業務
-
- DB構築
- ITコンサル
- WEBマーケティング
- アジャイル開発
- 実績企業
- 株式会社コハク堂
- 解決
- 効果
- ネット注文、レストランオペレーション、ドライバー指示、本部管理のそれぞれを行うための統合システムを開発しました。
要件定義、デザイン、開発、保守運用、グロース支援をトータルで請け負いました。
- アプリケーションは正常に機能し、その後の運用もサポートさせていただきました。
またマーケティングなど事業者様の売上向上のサポートも行っております。
見落としがちな保守・運用費用を解説
システムが稼働し始めると、運用や保守の段階に入ります。しかし、この時期に発生するコストは意外と見落としがちです。アプリ開発後にも一定の費用がかかることを念頭入れ、運用・保守管理も含めて予算を検討するようにしましょう。
運用費用
運用費用は、システムやサービスが安定して稼働し、利用者に十分な価値を提供するために必要な経費のことです。初期費用の項目と重複する部分が多いですが、 継続して発生する運用費用には以下のような要素があります。
運用にかかる費用 | 費用相場 |
サーバー代 | 無料~2万円程度(月額) |
デベロッパー登録費 | Apple Developer Program:年会費99US$※日本円でおよそ1万2,000円〜1万6,000円(2024年7月現在) |
SSL証明書 | 5万~10万円程度(年間) |
ドメイン費用 | 1,000円~数万円(年間) |
上記に加えて、ユーザーからの問い合わせやなどに対応するサポート業務なども、必要に応じて発生します。
保守管理費用
アプリの年間でかかる運用・保守費用は、開発費用の約15%といわれています。
保守業務とは、突発的なトラブルなどアプリに障害が生じた際の対応や、アプリをより快適に使用するための改善作業を指します。保守業務を適切に行うことは、ユーザー満足度や評価の向上に繋がるため非常に重要です。また、どのような保守管理を実施するのかによって費用が大きく変動することがあるため、しっかりと作業内容を確認しましょう。
保守管理の内容 | 目的 |
システム監視 | アプリの動作状況や利用状況を監視し、異常がないかの確認 |
修正と改善 | バグや誤作動の修正、機能の改善、アプリケーションのメンテナンス |
アップデートとバージョン管理 | 新しい機能やバージョンのリリースに伴うアップデートの管理・適切なバージョン管理。 AndroidやiOSのOSがアップデートしたときに生じるトラブルに対応 |
機能の追加 | ユーザーの意見を反映させた機能追加 |
セキュリティ対策 | 脆弱性の修正やウイルス感染がおこらないように施策を実施 |
データのバックアップと復旧 | データのバックアップ・災害時の復旧計画の策定 |
機能や規模によってメンテナンスの頻度や工数が異なるため、一律の金額ではなく開発費に対する割合が運用・保守料金の相場になることを忘れないようにしましょう。
アプリ開発の費用を少しでも抑えるには?
アプリ開発の費用を抑えるポイントやコツについて詳しく解説していきます。アプリの品質も保ちながらコストダウンを図れる方法とはどんなものがあるのでしょうか?発注者側の準備や心構えに関する項目もピックアップしていますので、依頼前にはぜひ目を通しておくことをおすすめします。
アプリ開発の要件定義を明確に設定する
アプリ開発費用を抑える上で、要件定義の明確化は非常に重要です。開発途中の迷いや手戻りを減らし、効率的な開発が可能となります。
では、どのようなポイントを明確にしておく必要があるのでしょうか。
- アプリ開発前に明確にしておきたいポイント
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- アプリの目的とターゲット層
- 必要な機能一覧
- デザインイメージや操作性
- 予算と納期
- 今後のアップデートや運用方法
上記のポイントを押さえることで「開発途中で追加する機能が出てきて、費用が膨らんでしまった」、「想定していた期間で開発が終わらず、余計な人件費が発生してしまった」というトラブルも防ぎやすくなります。また適切な要件定義を行うことは、予算の削減だけでなく、アプリの品質向上にも繋がります。
自社の人材だけで要件定義が難しいときはアプリ開発会社にサポートしてもらいながら、アプリ開発を始める前に見通しを立てるようにしましょう。
アプリ開発を外部ベンダーに丸投げしない
アプリ開発の費用を抑えるためには、外部ベンダーに頼りすぎないことも重要です。
当然ですが、外注する工程が多ければ多いほど発生するコストは増えていきます。そこで、自社にアプリ・システムエンジニアが在籍している場合は、プロジェクトチームを編成するのもおすすめです。経験値が高いエンジニアであれば、プロジェクトリーダーを担ってもらうのも1つの手。関わりのある優秀なフリーランスエンジニアとのコミュニティを活用することで、ベンダーに依頼するより価格を抑えて高品質なものが作れる可能性もあります。
このように、可能な工程は自社で対応することでアプリ開発の費用を抑えることができます。しかし、最終的な品質は社内で責任を持つ必要がありますので、適切なリソース分配と進捗管理を心がけましょう。
レベニューシェア型の契約を検討してみる
アプリ開発の費用を少しでも抑えるために、レベニューシェア型の契約を検討してみることも一つの方法です。レベルニューシェア型契約とは、開発会社とクライアントが共同でプロジェクトを進め、利益を分配する形式の契約です。
具体的には、開発費用を下げる代わりにアプリの売上から一定の割合を開発会社に支払うというものです。 この手法を使用すれば、アプリ開発の初期費用を大幅に抑えることができます。
ただし、レベニューシェア型の契約には注意点も存在します。例えば、契約期間や分配比率については丁寧に交渉する必要があります。
成功報酬が高額になる場合、開発会社に不利益が生じるリスクも考慮する必要があります。 このように、レベニューシェア型の契約を検討する際は、そのメリットデメリットを十分に理解し、適切な契約条件を設定することが重要です。
個人(フリーランス)への依頼を活用する
アプリ開発の費用を少しでも抑える方法として、個人(フリーランス)への依頼を活用する方法があります。個人の場合、企業や中小企業に比べて経常費や固定費が少ないため、開発費用を低価格に設定することができます。 また、フリーランスのエンジニアは、個人であるため柔軟な対応やスケジュール調整が可能。アプリ開発においても細かい要望に応じた対応が期待できます。
- 費用の目安
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- 個人事業主・フリーランス:月30万〜50万円
- 大手のプログラマー:月80万〜120万円
ただし、一定以上の機能を備えたアプリ開発を依頼する際は、企業に依頼した方が良いでしょう。企業には複数の開発者や専門知識を持ったスタッフが在籍しており、各分野の専門家が連携して最適な開発を進めることができるため、高品質で安定したアプリ開発が実現します。
最終的には、開発するアプリの規模や機能によって、個人(フリーランス)への依頼と企業への依頼のどちらが適切かを検討することが大切です。
オフショア開発を活用する
アプリ開発の費用を抑える方法として、オフショア開発も有効の選択肢の1つです。
オフショア開発とは、主に開発コストが安い国や地域の優秀な技術者に開発業務を委託することで、国内での開発よりもリーズナブルな予算でアプリを完成させる手法です。
オフショア開発が費用の削減に効果的な理由は、まずプログラマーやエンジニアといった技術者の人件費が安いことが挙げられます。特にアジアや東欧などの国々では、優秀かつ豊富な技術者が国内と比べて低価格で利用できるため、開発費が大幅に削減できます。
また、オフショア開発により現地の技術者と協力してプロジェクトを進めることで、さまざまな視点からのアイデアや知識を取り入れることができます。これによって、より質の高いアプリが生まれやすくなります。
ただし、オフショア開発には言語や文化の違いがハードルとなることもあるため、コミュニケーションが重要となります。 オフショア開発を活用することでアプリ開発の費用を抑えつつ、クオリティの高いアプリケーションをリリースすることが可能になります。
クラウドでのアプリ開発を検討してみる
アプリ開発を行う際、費用を抑えたいと考える方々におすすめなのが、クラウドを利用した開発手法です。その理由として以下の点が挙げられます。
- 費用を削減できる理由
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- 初期投資が抑えられる:クラウド環境はインターネット経由で利用できるので、サーバーやネットワーク機器などのコストが削減できます。
- 運用コストが低減:クラウドサービスは、セキュリティやバックアップなどの運用管理を提供しています。そのため専用のスタッフを用意する必要がなく、運用コストも省けます。
- アップデートの効率化:クラウド環境下では、アプリケーションのアップデート作業が容易になります。新機能の追加やバグ修正が効率的に行えるので開発サイクルも短縮できます。
- 初期投資が抑えられる:クラウド環境はインターネット経由で利用できるので、サーバーやネットワーク機器などのコストが削減できます。
上記のように費用を抑えられるメリットがある一方で、デメリットについても考慮しなければなりません。クラウド上でアプリ開発を行うためインターネットが不安定な状況では作業が難しいのはもちろん、クラウド上でデータをやり取りするため企業や個人の情報が漏えいするリスクも高まります。また、クラウドサービス提供企業への依存が進んでしまうと、提供企業がクラウドサービスを終了した場合、自社のアプリが使えなくなる可能性もあるのでその点も注意が必要です。
補助金を活用してみる
費用を少しでも抑える方法として、補助金の活用が考えられます。条件が合う場合は補助金を利用することで、アプリ開発にかかる費用を大幅に削減することが可能です。 次の項目で詳しく説明していきますが、それぞれの補助金では補助対象者、条件、補助率と補助金額が異なります。
公募内容を確認し、必要書類を準備し、申請スケジュールを踏まえて申請を行いましょう。また、常に採択されるわけではない点には留意が必要です。
【低予算で作りたい方必見!】アプリ開発に使える補助金・助成金まとめ
アプリ開発の平均費用相場は、約250万円と非常に高額です。少しでも負担を軽減したいときは、補助金の活用を検討しましょう。これから、アプリ開発に活用できる代表的な補助金を3つご紹介します。補助金申請より前に契約していると【対象外】になるケースもあるため、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。
最大補助額 | 補助率 | 申請方法 | |
IT導入補助金 | 450万円 | 1/2以内 | 電子 |
ものづくり補助金 | 5,000万円 | 1/2または2/3 | 電子 |
持続化補助金 | 200万円 | 1/4 | 電子または郵送 |
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)
「IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ホームページ作成、クラウドツール・業務用ソフトウェアの導入にかかる費用の一部を補助します。最大補助額は450万円・補助率1/2以内です。
出典:IT導入補助金2023 https://www.it-hojo.jp/
ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)
「ものづくり補助金」は、中小企業・小規模事業者が制度変更などに対応するための革新的サービス開発、設備投資などを支援する補助金です。「通常枠」「デジタル枠」「グローバル市場開拓型」などが設定されています。最大補助額は5000万円で、補助率は1/2または2/3です。
出典:ものづくり補助金総合サイト https://portal.monodukuri-hojo.jp/
持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な、ホームページ制作など販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠(賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など)の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は通常枠で50万、その他の枠で200万円で、ウェブサイト関連費の補助率は1/4です。
出典:小規模事業者 持続化補助金(一般型)https://r3.jizokukahojokin.info/
補助金について、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
補助金を利用する際は、申請スケジュールや必要書類の準備に注意しましょう!
補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。
しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。
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※補助金については2023年5月時点の情報をもとにご説明しています。
失敗しないアプリ開発のためには…
アプリの内容によって費用は大きく異なり、iOSアプリ(iPhoneアプリ/iPadアプリ)とAndroidアプリというOSによる対応の幅があるものの、実際にいくつかの開発会社に見積もりを依頼することで、開発したいアプリのおおよその相場は分かります。
ただし、「あの有名なアプリみたいなものを開発したい」というようにざっくりとした要望での見積もりでは、実際の開発費用との間に大きな開きが生じる可能性が高く、失敗につながってしまいます。
誤差の少ない見積金額を算出してもらうには、どのような目的でアプリを開発するのかなどしっかり要件定義をすることが重要になります。
「どのように要件定義していいか分からない!」という方も多いと思います。
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