アプリ開発の平均費用と料金相場|早見表つき【2022保存版】
アプリ開発・制作会社への依頼をする際に気になる費用。依頼にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
この記事では、アプリ開発会社の料金表を確認し、「アプリ開発の平均費用と料金相場」を解説します。アプリ開発で多く採用されている要素と、その相場についてもわかりやすく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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アプリ開発を行う場合の費用相場
下の表はタイプ別のアプリ開発費用の相場をまとめたものです。搭載する機能や構成要素などにより開発規模が大きく異なってくるため、同じタイプでも外注制作による費用の総額にはかなりの幅があります。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
---|---|
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万円~300万円 |
実際、開発会社のホームページを見ても具体的な機能や金額を記載していないところがほとんどです。
この項目ではアプリ開発を行う際にかかる費用について具体的に見てみましょう。
1-1.アプリ開発費用の算出方法
- 押さえておきたいポイント
-
- アプリの開発費はエンジニアの人件費で見積もられる
- 開発するアプリの種類で開発期間は大きく異なる
アプリ開発では「人月」という作業量を表す単位を用いるのが一般的であり、「作業人数(人件費)× 期間」によって算出される金額が開発費用のベースとなります。
その理由はアプリ開発の工程を見てみると理解できます。
アプリ開発の工程は、iOSアプリ(iPhoneアプリ/iPadアプリ)かAndroidアプリかを問わず、次のようになっています。
設計(要件定義・設計)→ プログラミング → テスト(システムテスト・運用テスト)→ リリース申請・納品 → 運用・保守
アプリ開発に携わる技術者はSE(システム・エンジニア)とPG(プログラマー)です。SEはプログラミングはしないものの管理をしますから実質的には全工程に携わることになります。これに対してPGが担当するのはプログラミングだけです。
こうした役割分担の違いが、それぞれの月額単価にも反映されています。
SEの単価相場は初級が60万円から100万円、中級が80万円から120万円、上級が100万円から160万円程度とされています。PGの場合はスキルによる違いはあまりなく、大手企業が50万円から100万円、下請企業や個人事業主だと40万円から60万円程度です。
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工数が増えればその分作業日数がかかり、作業にあたる技術者の人件費もかさんで料金に反映されます。
つまり、開発するアプリに必要な機能や制作する要素が多ければ多いほど工数が膨らみ、比例して費用も高い料金になるというわけです。
また、アプリには「ネイティブアプリ」「webアプリ」「ハイブリッドアプリ」という3つの種類が存在し、「App Store」や「Google Play」からダウンロードして使うアプリの多くは「ネイティブアプリ」に該当します。
「webアプリ」はその名の通りwebブラウザにアクセスすることで使えるもので、「ハイブリッドアプリ」はデバイスの機能が使える、マルチプラットフォームに対応できるなど、双方の特性を有しています。
デバイスごとに開発環境や言語が異なり、必然的に工数が多くなる「ネイティブアプリ」に比べ、ワンソースでマルチデバイスに制作できる「webアプリ」は比較的低価格で開発することができます。
販促目的や期間限定でそれほど高度な機能を要しないアプリの場合には、あえて「webアプリ」を選択し、価格のローコスト化を図るというのも1つの方法です。
1-2.見落としがちな費用にも要注意
- 押さえておきたいポイント
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- 保守費用は開発に含まれていないことが多いので注意が必要
アプリは一見するとリリースしたらそれで終わりだと思いがちですが、他のシステム同様「運用・保守」の工程があります。
開発段階では発見できなかったバグや不具合を修正し、ユーザーにとって使いやすい環境に整えたり、機能の向上やOSのバージョンアップに対応したりと、リリース後に必要となる作業はさまざまです。
アプリの内容によっては定期的に情報を更新しなければならないものもありますし、更新する必要がないものでも利便性が悪いままでは次第に使われなくなってしまう恐れがあります。
そうした事態に陥らないためにも「運用・保守」は欠かせない工程ですが、開発費に含まれていないケースが多く、うっかり見落としていると予算オーバーになる可能性があります。
場合によっては毎月数百万円程度という高い金額がかかることもあるので、リリース後のサポート体制とその料金はどうなっているのかをあらかじめ開発会社に確認し、予算化しておくことをおすすめします。
なお、開発したアプリを一般ユーザーに向けて公開するにはリリース申請が必要で、OSごとに費用がかかります。
iOSアプリ(iPhoneアプリ/iPadアプリ)の場合は「Apple Developer Program」で開発者登録を行い、アプリを公開している限りおよそ1万円(99US$)の年間費が必要です。
Androidアプリの場合は「Googleディベロッパーアカウント」の作成が必須となり、およそ2,700円(25US$)の登録料がかかります。
これらの費用についても料金を明確にして、開発費に含んでいる開発会社もありますが、アプリはこのようなランニングコストが発生することも念頭に置いておきましょう。
主な機能の内容と費用の目安
- 押さえておきたいポイント
-
- 2つのOS(iOS/Android)を作る場合は1つ作る場合の2倍の費用を見込む
- アカウントの連携、決済システムなど、それぞれ数十万円〜の費用を見込む
「アプリ開発費用の算出方法」で説明したように、「人月計算」が開発費用算出のベースとなりますが、よく使われる機能や要素については目安となる金額が明らかになっています。
この項目では一般的なアプリで多数採用されている主な要素を取り上げ、その内容と相場について説明します。
2-1.OS(iOS / Android)
iPhoneやiPad用なら「iOS」、XperiaやGALAXY用なら「Android」に対応したアプリを開発しなければなりません。
外注による制作を依頼した場合の相場は1アプリにつき、100万円から200万円程度ですが、2つのOSはそれぞれ開発環境や言語が異なるため、双方に対応したアプリを作る場合には倍の費用を見込んでおくことが必要です。
また、旧バージョンのOSに対応するには別途費用がかかることもあり、対応バージョンを増やせば開発コストが膨らみ、料金に反映される可能性もあります。
特に対応機種が多く、最新以前のバージョンも幅広く使用されているAndroidアプリ開発ではテスト工数によっては相場よりも費用が高くなる可能性もあり、注意が必要です。
アプリ開発におけるiOSとAndroidの違いはこちらでより詳しく解説しています。
→【スマホアプリ開発】iOSとAndroidの違いについて徹底解説!
2-2.データ利用
ユーザーの個人情報を扱うアプリの場合に必須となる機能です。
自社サービスなどですでに取得済みのデータと連携するのであれば10万円から20万円程度、新規で取得するのであればデータベースやインフラの整備が必要となるため、50万円から70万円程度が相場になります。
2-3.ログイン連携(SNS/メールアドレス)
「Facebook」や「Twitter」などのSNSアカウントでログインするか、メールアドレスとパスワードを使ってログインするか、2通りの導入方法があります。
SNSアカウントを使用する場合は大体10万円から20万円が相場です。
対してメールアドレスの場合は自社で個人データを管理するためのシステムを構築する必要があり、相場は20万円から40万円程度となっています。
2-4.決済システムの有無
自社サイトなどですでに使用している決済システムと連携する機能だけであれば、20万円程度で導入できます。
アプリのために新たに開発する際の相場は、システム構築を含めて30万円から50万円程度です。
2-5.デザインの作成
デザインをするのに必要な資料を自前で用意するか、企画段階から開発会社に依頼するかによって相場は大きく異なります。
前者は10万円から30万円程度、後者は100万円前後が目安です。
スマホアプリは、一見すると画面が小さいためにデザインは容易であるように思われます。iOSアプリ(iPhoneアプリ/iPadアプリ)やAndroidアプリともに、端末の新旧や、スマートフォン/タブレットなどのデバイスにより様々な画面サイズが存在しています。それらの違いを吸収しつつ、統一された使いやすいインターフェースを持つデザインを作ることには、一定の知見と経験とが必要となっています。
企画段階から作成する場合は開発するアプリをコンセプトから考える必要があり、エンジニアだけでなくデザイナーによる工程も発生するため、双方の相場の差は大きくなっています。
2-6.他社ツールの実装
「Google Map」をはじめ、「Facebook」や「Twitter」などのSNSといった他社のツールをアプリに実装することも可能です。
相場に関しては、店舗情報を多数扱うアプリに欠かせない「Google Map」の導入が10万円から20万円程度、SNSとの連携が5万円程度になります。
ちなみに、カメラや音声、通知機能の相場は大体10万円から20万円ですが、近年注目を集めている動画の実装になると倍以上の費用がかかると考えていいでしょう。
実際にアプリ開発会社のサイトにある料金表を調べてみた
これまでにアプリ開発を外注する場合の費用を算出する方法や機能ごとの料金を説明してきましたが、実際のところはどうなのでしょうか?
実際にGoogle検索でひたすらアプリ開発会社のホームページを確認し、料金が公開されていないかを調べてみました。その結果、9割以上の会社がサイトでは料金表や費用例を公開することはなく、見積もりを出すタイプでした。
先述したとおり、希望する機能やページ数、開発の規模によってかかる費用は大きく変わってしまうため、料金設定をすることが難しいことが原因のようです。
その中でも一部ですが、料金表や費用例を開示している会社がありましたので、スマホアプリ開発の相場を知る参考として以下で紹介いたします。
依頼内容 | アプリ開発費用 | |
---|---|---|
A社 | アプリ開発 | 30万円~ |
B社 | ラーニング系Androidアプリの作成 | 80万円~ |
C社 | フルオーダーのARアプリ開発 | 80万円~ |
D社 | グラフィック系カメラ/GPS連動系Androidアプリの作成 | 83万円~ |
E社 | ゲーム系Androidアプリの作成 | 107万円~ |
F社 | 電子書籍/カタログ系Androidアプリの作成(100ページ) | 126万円~ |
G社 | クーポンアプリをiOSアプリ・Androidアプリの両方で開発 | 200万円~ |
H社 | 営業マン向け手帳アプリをiOSアプリとして開発 | 200万円~ |
I社 | 施工現場写真管理アプリの開発 | 200万円~ |
各社のホームページに公開されている金額はそのほとんどが最低価格に近いものです。
相場の参考として今回はご紹介をしましたが、これらの料金をそのまま鵜呑みにしてはいけません。
いくつかのアプリ開発会社に見積もりを依頼し、自身の希望に合ったアプリの開発費用を知ることが大切です。
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失敗しないアプリ開発のためには…
アプリの内容によって費用は大きく異なり、iOSアプリ(iPhoneアプリ/iPadアプリ)とAndroidアプリというOSによる対応の幅があるものの、実際にいくつかの開発会社に見積もりを依頼することで、開発したいアプリのおおよその相場は分かります。
ただし、「あの有名なアプリみたいなものを開発したい」というようにざっくりとした要望での見積もりでは、実際の開発費用との間に大きな開きが生じる可能性が高く、失敗につながってしまいます。
誤差の少ない見積金額を算出してもらうには、どのような目的でアプリを開発するのかなどしっかり要件定義をすることが重要になります。
「どのように要件定義していいか分からない!」という方も多いと思います。
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