【目的別】プログラミング言語おすすめ人気ランキング！【2024年最新版】

プログラミング言語は数百種にのぼるとされており、言語ごとに特徴やできることは異なります。どのプログラミング言語を身につけるのかによってキャリアの方向性が変化することもあるため、「プログラミング言語を学ぼうと思っているが、どの言語にすべきか迷っている」という方も少なくないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、現在流行している人気のプログラミング言語をランキング形式で紹介するとともに、初心者向けの言語の選び方についても解説します。学習するプログラミング言語が明確になっていないという方は、ぜひ参考にしてください。

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「日経クロステック」がITエンジニアを対象に2021年5月31日〜6月23日に実施したWebアンケート「プログラミング言語利用実態調査2021 夏（※）」によると、プログラミング言語の人気ランキング1位は「Python（パイソン）」で、455人のうち151人が利用していると回答。次いで「JavaScript」が128人、「C／C++」が125人という結果となりました。
しかし、単に「人気だから」という理由で学習する言語を選ぶことはあまりおすすめできません。初心者の場合はランキングの結果だけでなく、後述の「プログラミング初心者におすすめの言語の選び方」も参考に検討するとよいでしょう。

※出典：日経クロステック「プログラミング言語利用実態調査2021」
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nc/18/072100242/072100001/

これからプログラミングを始めたいという方や、初心者の方が学習するプログラミング言語を選ぶ際は以下のポイントを意識する必要があります。
・現在人気のあるプログラミング言語
・今後将来性のあるプログラミング言語
・需要があり求人が豊富なプログラミング言語
もっとも重要なのは「開発したいシステムがどういうものなのか」。プログラミング言語は種類によってできること、向いていることが異なるものです。学習するプログラミング言語選びに迷った時は「作りたいもの」を基準に選ぶことをおすすめします。

プログラミング言語は種類によって特徴やできることが異なるため、学習の際は目的に合わせて選ぶことが大切です。ここからは、以下の6つの目的別におすすめのプログラミング言語を紹介していきます。
・Webアプリ・Webサービス開発
・スマートフォン向けアプリ開発
・AI（人工知能）開発
・組み込み系開発
・ゲーム開発
・業務系システム開発

「YouTube」や「Gmail」といったWebアプリ、Webサービスの開発に適しているプログラミング言語は以下の通りです。
・JavaScript（ジャバスクリプト）
・Ruby（ルビー）
・PHP（ピーエイチピー）
以下から、それぞれの言語の特徴を解説します。

JavaScript（ジャバスクリプト）は、数あるプログラミング言語の中で唯一ブラウザ上で動きを加えられる言語として知られており、インターネット上のほぼすべてのWebサイトで用いられています。Webサイト、Webサービスを運営していく上で欠かせない「ユーザーのアクションに応じたアクションを表現できる」ことにくわえて、「どんなWebアプリの制作にも活用できる」「将来性が高い」という点も特徴です。

Ruby（ルビー）は、日本人エンジニア・まつもとひろゆき氏によって開発されたプログラミング言語です。WebサービスやWebサイト、Webアプリの開発、スマートフォンアプリの開発まであらゆる場面で利用されています。
コードがシンプルでわかりやすいのが最大の特徴で、ほかのプログラミング言語と比較して文法が簡易なことから「初心者でも読み書きしやすい」というメリットがあります。さらに、日本初のプログラミング言語のため、日本語の情報が多く初心者が学びやすい点も魅力でしょう。

PHP（ピーエイチピー）は、Webアプリの開発に特に強みを持つプログラミング言語です。PHPを用いて開発されたWebアプリは数多く、代表的な例としては人気SNS「Facebook」のWebアプリがあげられます。
PHPの最大の特徴とも言えるのは、構文がシンプルでプログラムを理解しやすい点。プログラミング言語の中には構文が複雑で「どのように処理されているのかがひと目でわかりにくい」と感じるものも少なくないため、初心者にもおすすめしやすい言語と言えます。

スマートフォンの普及とともに多くの企業が独自のアプリを提供するようになり、それにともなってスマートフォンアプリの開発に向いているプログラミング言語が注目を集めています。スマートフォンアプリ開発向きとされているプログラミング言語は、以下の2種類です。
・Swift（スイフト）
・Kotlin（コトリン）

Swift（スイフト）は、Apple社が2014年に開発した比較的新しいプログラミング言語です。iPhone／iPad向けアプリ開発をもっとも得意としていますが、MacやApple Watch、Apple TV向けのアプリ、Webアプリの開発にも対応しています。
コードがシンプルなため初心者が学習しやすいという特徴があり、さらにプログラムを書いている途中であっても動作確認が可能なため効率的に開発を進められる点もメリットです。

Kotlin（コトリン）は、チェコのソフトウェア開発企業・ジェットブレインズ社によって2011年に開発されたプログラミング言語です。2019年にはGoogle社がAndroid端末向けアプリ開発における推奨言語に加えたことから注目度が上昇し、大手企業をはじめとする数多くのアプリ開発に用いられています。
産業利用向けのプログラミング言語として開発されており、バグ・不具合が起こりにくいというのが特徴。また、Android端末向けアプリを開発できる言語「Java（ジャバ）」との互換性が高く、Javaよりも簡潔にコードが書けるというのも魅力です。

AI（人工知能）の研究・活用が進む昨今では、ビジネスシーンでもAIが用いられるシーンが増加傾向にあります。WebアプリやスマートフォンアプリのようにAIを搭載したシステムやアプリの開発に適したプログラミング言語があり、中でももっとも人気なのが「Python（パイソン）」です。

Python（パイソン）は「プログラミング言語人気ランキング」でも1位を獲得するなど、近年多くのエンジニアに利用されているプログラミング言語です。読みやすさ・書きやすさを重視して開発されたことから「誰が書いても同じようなコードになる」という特徴があり、AIをはじめとする幅広い分野の開発に用いられています。
複数のコードが1つにまとめられた「ライブラリ」や「フレームワーク」が充実しているのも特徴で、これらを活用することで効率的なプログラミングが可能です。

組み込み型開発とは「特定の目的を果たすための機械・装置の開発」のことで、スマートフォンや家電、電子機器、自動車、ロボットなどに組み込まれるコンピューターの開発が該当します。この分野の開発に適しているプログラミング言語は「C++」です。

C++（シープラスプラス）は、1972年に開発されたプログラミング言語「C言語」を機能拡張する形で開発された言語です。ほかのプログラミング言語と比較してシステム実行速度に優れているという特徴から、組み込み型開発など大容量データを扱うシステム開発に用いられています。
システム実行速度が速いだけでなく、実行の負担が重い複雑なシステムであっても実行できる点もメリットと言えるでしょう。

ゲームアプリの国内市場規模は2021年に1兆3,000億円（※）を超え、さらにeスポーツが盛り上がりを見せていることからゲームへの関心がさらに高まっています。そうした背景から「ゲーム開発に適した言語を学習したい」という方も多いのではないでしょうか。ゲーム開発におすすめのプログラミング言語は「C#」です。

※出典：日経クロストレンド「世界ゲーム市場は約22兆円に　国内市場はゲームアプリが1.3兆円」
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01964/

C#（シーシャープ）は、マイクロソフト社によって開発されたプログラミング言語です。C++と同様にC言語の機能を拡張した言語であるものの、C#とC++には互換性はありません。C#はさまざまなシステムやアプリ開発が可能ですが、中でもゲームアプリの開発に強みを持っています。
ゲーム開発プラットフォーム「Unity」でC#を使用すれば、2Dゲームはもちろん3Dゲームも開発可能。インターネット上や書籍で多くの情報が発信されており、初心者が本格的に学習しやすい点も特徴です。

業務型システムは業務効率化や自動化を図るシステムのことで、給与計算システムや勤怠管理システム、在庫管理システムなどが該当します。業務型システムの開発におすすめのプログラミング言語は、以下の2種類です。
・Java（ジャバ）
・Visual Basic.NET（ビジュアルベーシックドットネット）

Java（ジャバ）はGoogleが開発に用いている三大言語の1つで、銀行や証券といった大企業のシステムにも用いられているプログラミング言語です。あらゆる環境で動作させることを目的に開発されているため、WindowsやmacOS、携帯電話などの組み込み型コンピューターであっても動作します。
関連書籍も多く出版されており、インターネット上でもさまざまな情報が公開されているので、独学であっても学びやすいというのも特徴です。

Visual Basic.NET（ビジュアルベーシックドットネット）は、VB（ビジュアルベーシック）の後継としてマイクロソフト社が2002年に開発したプログラミング言語で、VB.NETと表記されることもあります。ほかの言語と比べると人間の使う言語に構成が近く、プログラミング言語の初心者であってもわかりやすいのが特徴です。
また、Windows専用のアプリケーション開発環境「.NET Framework（ドットネットフレームワーク） 」上で動作するため、Windows向けのシステムが開発しやすくなっています。

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数百種にものぼると言われるプログラミング言語の中で、現在多くのエンジニアから利用されているのは「Python」、次いで「JavaScript」「C／C++」であることが判っています。これからプログラミング言語を学習しようという方の中には「人気のプログラミング言語を学びたい」と考えている方も多いでしょう。
しかしプログラミング言語は種類によって特徴・作れるものが異なるだけでなく、学習してから開発に取り組めるまでに一定の時間を要するというのも事実です。できるだけ急ぎでシステムを開発したいのなら、プロであるシステム開発会社への依頼がおすすめでしょう。
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