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更新日:2020年04月28日

サーバー構築の平均費用と料金相場【2020年完全版】

サーバー構築

ユーザーのリクエストに応じて、あらかじめ保存しておいたさまざまなデータ(テキスト、画像、音声など)を受け渡すことができるサーバー。日ごろその役割を意識する機会こそ少ないものの、webサイトの配信・閲覧やメールの送受信はすべてサーバーを介して行われています。

また、業務用システムやアプリを開発する場合や、オウンドメディアを立ち上げる場合にもサーバーは欠かせません。実際のところ、アイミツにもサーバー構築について多くの問い合わせや引き合いが寄せられています。

そこで今回は、サーバー構築をシステム開発会社などに依頼する際の費用の相場についてまとめてみました。あわせて費用を抑えるためのポイントや、依頼先選びの注意点などもご紹介していくので、ぜひお役立ていただければと思います。

目次

サーバー構築の費用の算出方法

まず、サーバー構築の費用はどのようにして決まるのか整理しておきましょう。

サーバー構築の費用の内訳は、全体設計、ソフトウェアのインストール、ネットワークの配線、運用保守といった各工程にかかる人件費+機器自体の価格です。サーバーの規模が大きく、ネットワークが複雑になるほど開発サイドの工数は増え、人件費が高くなります。

一方で機器本体の価格はスペック(サーバー本体のメモリ・CPU、ルーターの転送速度など)によって決まります。スペックによってはトータル数百万、1,000万円といった費用がかかることもありますが、この記事では、一般的な中小企業の規模感を前提に、サーバーを構築する際の費用について解説していきます。

サーバー構築の費用の相場

サーバー構築の費用の相場
費目 平均的な相場
サーバー本体の価格 10万円~30万円
周辺機器の価格 ルーター:1万5,000円~5万円
UPS:3万円~8万円
PC・モバイル端末:5万円~15万円
サーバーの構築費用 3万円~30万円
ネットワークの設計・構築費用 10万円~40万円
運用保守費用 サーバー構築費用の10%~15%

サーバー本体の価格

一般的に「サーバーを構築する」という場合、まずハードウェアとしてのサーバーを購入・準備し、そこに用途にあわせてwebサーバーやメールサーバーといったソフトウェアをインストールしたうえで、利用のための各種設定、セキュリティ対策などを施すという流れになります。

ハードウェアとしてのサーバー本体の価格は、法人向けの小型エントリーモデルで10万円前後、エントリーモデルと比べてややハイスペックなラック型サーバーが20万円~30万円前後です。

スペックによっては本体価格100万円を超えるものもありますが、一般的なオフィスでの利用(データ共有、社内システムの利用など)に関する限り、おおむね上記の金額の範囲内に収まります。

周辺機器の価格

サーバーを稼働させるためには周辺機器も欠かせません。具体的には、ルーター(複数のネットワーク同士を中継する通信機器)やUPS(無停電電源装置。災害時などのバックアップ用電源)、サーバー設定用のPC・モバイル端末などがあげられます。

価格はそれぞれの機器のスペックやネットワークに接続する端末の台数などによって異なりますが、仮に20人~30人程度の規模のオフィスで利用する場合、ルーターは1万5,000円~5万円前後、UPSが3万円~8万円前後、PC・モバイル端末は5万円~15万円前後が相場。もちろん手持ちの機器で代用できれば購入代金は省けます。

サーバーの構築費用

ハードウェアとしてのサーバーにOSやソフトウェア、Windowsの共有サービスなどをインストールし、webサーバーやメールサーバーとして構築する際にかかる費用です。

サーバーの用途によって金額に幅差があり、一般的な相場としては、ファイルサーバーやプリンタサーバーの構築が3万円~6万円前後、メールサーバー、webサーバーの構築が5万円~10万円前後複数の端末を一元管理するセキュリティ対策用のサーバーを構築する場合は、25万円~30万円前後の費用がかかります。

また、サーバーの用途によっては、構築の段階でSSL(暗号化通信)やドメインの設定、OSのインストール・環境設定にコストがかかることも。このあたりはシステム開発会社の料金体系によっても変わってくるので、事前にトータルの費用を確認しておきましょう。

ネットワークの設計・構築費用

サーバーに接続する端末の台数やオフィスの規模などにあわせて、ネットワークを設計・構築する際にかかる費用です。

PC端末15台~25台前後の中小企業のオフィスの場合、一般的な相場は10万円~20万円前後。有線のネットワークを構築する際は、これにLANの配線やハブ設置の料金(15万円~20万円前後)が加わります

ネットワークの設計は開発会社によって対応範囲の違いがあり、LANの配線費用と別にケーブル本体の実費がかかる、端末側のネットワーク設定に別料金が発生することも少なくないようです。サーバーの構築費用と同様、事前にしっかりトータルコストを確認しておきましょう。

運用保守費用

サーバーにかかる負荷を監視するほか、災害・停電などで起きたトラブルに対処する際にかかる費用です。

毎月定額の月額制が一般的で、相場としてはサーバー構築費の10%~15%前後仮にサーバー構築費が30万円なら、月額3万円~4万5,000円前後が相場。データセンターにサーバーを置く場合は、データセンター自体の利用料金と運用保守費がセットになっていることが多いようです。

ちなみに、サーバーの運用保守は自社で対応することもできますが、基本的に24時間体制での監視が必要になるうえ、影響範囲が大きいwebサーバーなどの場合、トラブル時には迅速な対処が求められます。サーバー構築を担当した開発会社が運用保守まで請け負ってくれる場合は、まとめて任せるのがおすすめです。

見落としがちな費用にも注意

上記のほか、ネットワークの構成図や周辺機器の管理台帳といったドキュメントの作成を依頼すると、おおむね10万円前後の費用が発生します。

また、開発会社によっては端末の初期設定や稼働前のテストに別料金がかかるほか、前述のとおり、有線のネットワークの場合はLANケーブルの購入代金なども必要です。

全体として、ホームページの制作などと比べるとサーバー構築は開発サイドの作業が多岐にわたり、その分だけ費目も多くなるので、あらかじめ余裕を持って予算を確保しておきましょう。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • サーバー構築の費用の内訳は各工程の人件費+機器本体の価格
  • サーバーの規模や利用人数、機器のスペックに応じて金額が決まる
  • 中小企業向けのサーバー本体の価格は10万円~30万円前後
  • ルーターは1万5,000円~3万円、UPSは3万円~8万円、
    端末は5万円~15万円前後
  • サーバー構築費は3万円~30万円前後
  • ネットワークの設計・構築費は10万円~40万円前後
  • 運用保守費はサーバー構築費の10%~15%前後

種類別に見るサーバー構築の費用の相場

ケース別に見るサーバー構築の費用の相場
ケース 一般的な相場
社内用のファイルサーバー 15万円~25万円
ホームページ配信のための
webサーバー
20万円~35万円

続いてはサーバーの種類別に費用の相場についてご紹介します。サーバーの用途や目的によって具体的に費用はどう変わってくるのでしょうか?

社内用のファイルサーバー

テキストや画像といった業務データの共有&バックアップを目的としたファイルサーバーの場合、利用人数にもよるものの、基本的にそれほど高度なスペックは必要ありません。

また、用途なシンプルな分、後述するwebサーバーと比べると必要な機能も限られます。実際にいくつかのシステム開発会社のホームページを見ても、ファイルサーバーの構築料金は他のサーバーより割安に設定されているところが多いようです。

仮にスタッフ20名~30名程度の小中規模のオフィスでファイルサーバーを構築する場合、費用の相場は15万円~25万円ほど。すでにLAN環境が整っていればさらに費用を抑えることできます。

ちなみに最近ではファイル共有のためのクラウドストレージ(DropBoxなど)も増えてきました。サーバーと比べると容量は限られますが、取り扱うデータが少なく、予算も限られる場合はそうしたツールも選択肢の1つになるのではないでしょうか。

ホームページ配信のためのwebサーバー

ホームページ配信を目的としたwebサーバーの場合、配信するコンテンツの容量や外部からのアクセス数に合わせて、相応のスペックを備えたハードウェアが必要です。

また、前述のファイルサーバーとは異なり、SSL(暗号化通信)をはじめとするセキュリティ対策、ドメインの取得・設定などにも費用がかかります。

仮にコーポレートサイトやオウンドメディアの配信のために、ゼロからサーバーを構築する場合、一般的な費用の相場は20万円~35万円前後。ホームページの規模・閲覧数によってはのちのちサーバーを拡張する必要が生じることもあり、その際はさらに別途費用がかかります。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • 社内用ファイルサーバーの費用の相場は15万円~25万円前後
  • 利用人数や取り扱うデータ量によっては
    クラウドストレージなどで代用することも可能
  • ホームページ配信のためのwebサーバーの費用の相場は
    20万円~35万円前後
  • 閲覧数などが増えてサーバーを拡張する場合、
    さらに追加費用がかかる

なぜ価格が違う?価格差の出る理由

ここまで見てきたとおり、サーバー構築の費用はサーバーの規模や必要な機器のスペック、ネットワークを利用する人数(クライアント端末の台数)によって変わります。業者間の価格差はそれほど大きくなく、サーバー構築の見積もり金額の違いは、基本的に開発(構築)要件の違いです。

ただ、開発会社によってはドキュメント作成(構成図、機器管理台帳)などがオプション扱いになり、その点で若干料金が変わってくることもあるので、見積もりの内容に疑問点がある場合は、記載された金額で何をどこまでやってくれるのか、逆に不要なオプションが含まれていないかなど、入念に確認するようにしましょう。

できるだけ費用を抑えるためには

サーバー構築の費用をできるだけ抑えるためには、周辺機器を選ぶ段階から遠慮なく開発会社に相談すること。相応の実績を持つベンダーなら、サーバーの用途・要件にあわせて最低限必要な機器を選んでくれ、無駄なコストが抑えられます。

また、開発会社によってはOA機器を取り扱うグループ会社などを経由して割引が受けられることもあるので、ECサイトなどの安さに引かれて短絡的に機器を購入するのは避けた方がいいでしょう。

一方で極端に予算が限られる場合は、レンタルサーバーを利用するのも1つ。スペックや拡張性は限られるものの、簡易的なホームページの配信を目的としたクラウド型のサーバーは月額5,000円~8,000円程度でレンタルできます。クラウド型ならメンテナンスの手間もかかりません。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • サーバー構築の費用の違いは、主に要件の違い
    業者間の価格差はそれほど大きくない
  • ただし、業者によってはドキュメント作成などの
    オプション料金がかさむことがある
  • 見積もり時には、何をどこまでやってくれるのか、
    不要なサービスが含まれていないか確認すること
  • できるだけ費用を抑えるためには、
    機器を選ぶ段階からベンダーに相談すること
  • 極端に予算が限られる場合は
    レンタルサーバーを利用するのも1つ

実際にサーバー構築の料金表を調べてみた

実際のところ、システム開発会社はどれくらいの予算からサーバー構築を請け負っているのでしょうか? 参考までにサーバー構築の料金を公開しているシステム開発会社3社をご紹介します。

株式会社A
費目 料金
サーバー本体費用 10万円~
webサーバー構築費 10万円~
メールサーバー構築費 10万円~
データベース構築費 3万円
株式会社B
費目 料金
サーバー構築費 10万円~
保守運用費 月額1万円~
スポット保守(障害対応など) 3万円~
株式会社C
費目 料金
サーバーへのOSインストール 5万円
OS環境設定 5万円
webサーバー構築 5万円
ファイルサーバー構築 4万円

失敗しないシステム開発会社選びのためには

最後は失敗しないシステム会社選びのポイントについて。
実際にサーバー構築の依頼先を決める際はどんな点に気を配るべきなのでしょうか?

自社の規模感に合わせて選ぶ

用途・目的よってサーバーのスペックが変わってくるように、開発会社もそれぞれ得意な開発規模・分野があります。

たとえば、社員十数名程度の開発会社にとって、利用ユーザーが1,000人を超えるような大規模なサーバー構築はなかなか難しいもの。逆に大手ベンダーの場合、セキュリティ面も含めて成果物には高い期待が持てますが、大手ゆえに常に複数の大型案件を抱えており、少額予算の依頼はなかなか受け付けてくれません。

依頼先を選ぶ際は、サーバーを構築する目的、利用人数、予算などを念頭に置き、規模感にマッチする業者を絞り込んでいくことが大切です。

稼働後の運用に目を向ける

サーバーに障害が発生すると、webサイトが閲覧できなくなる、メールの送受信が止まるなど、業務に大きな支障をもたらします。

加えて一定規模以上のサーバーになると、外部からハッカーなどの攻撃を受けて乗っ取られ、サイバーテロの基点として利用されてしまう可能性もゼロではありません。

そういった意味では稼働後の運用に目を向けて依頼先を選ぶのも大事なポイントの1つ。専任のエンジニアがサーバーの監視やメンテナンスまで請け負ってくれる会社、あるいはISO認証やプライバシーマークを取得済みの会社なら、安心して任せられるのではないでしょうか。

【まとめ】発注先選びで迷ったらアイミツへ

今回はサーバーを構築する際の費用の相場を中心に、費用を抑えるコツや業者選びのポイントについてご紹介しました。サーバー構築を検討している方の参考になれば幸いです。

なお、アイミツではサーバーやシステム開発に精通したコンシェルジュが皆さまからの相談を承っています。
ご予算・ご要望に応じて複数の業者をピックアップし、まとめて見積もりをとることも可能です。

「サーバー構築の費用についてもっと詳しく知りたい」、「自社に合うベンダーを紹介してほしい」といった方は、アイミツのコンシェルジュまでお気軽にご相談ください

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