システム開発を依頼するなら、正確な見積手法を体得しているかどうかを確認すべし!

電卓と数字のパーツ

更新日:2017年09月28日 | 公開日:2016年07月16日

標準的な種類は3つ。手法の違いは開発工程などの違い

見積もりの手法は大きなくくりで分類けをすると「類推見積もり」「係数モデル見積もり(パラメトリック見積もり)」「ボトムアップ見積もり」の3種類になります。

係数モデルであればLOC法やFP法、COCOMO/COCOMOII、ボトムアップならWBS法や標準タスク法と、それぞれによく使われる標準的な手法が確立されています。

この3つにはそれぞれに向き不向きがあり、開発工程などで使い分けるというのがいまでは現実的となっています。
また、こうした標準的な見積もり手法は、場合によって使いづらいこともあるようで、独自に見積手法を開発して利用している企業などもあるようですが、ここでは割愛させていただきます。

手のひらを差し出す男性

それぞれにある見積手法のメリット&デメリット

● 類推見積もり

主な手法:類推法・デルファイ法など

類推見積もりとは、情報システム開発やソフトウェア開発などのコストや工数を見積もる手法の一つで、過去に行ったシステムに似ているものから何人月ぐらいだろうと予測する方式です。

メリット:小規模かつ、類似したシステムであれば比較的正確に見積れて時間がかからないこと。

デメリット:似ているシステムを扱ったことがないと見積もりができないこと。
      大手の顧客の案件ほど見積りの根拠が乏しくなるため、信頼性に欠けてしまうこと。


● 係数モデル見積もり(パラメトリック見積り)

主な手法:LOC法・FP法、COCOMO/COCOMOⅡなど

ユーザーが操作する要件や設計が必要な箇所を点数化して、そのシステムの規模を計測する手法です。

メリット:見積りをする人の開発能力を問われないこと。
     数値を元に顧客に対応することが可能なこと。

デメリット:人が介在する機能以外は点数化されないこと。
      操作性やデザインなどの工数が反映されないこと。


● ボトムアップ見積もり

主な手法:WBS法・標準タスク法など

主に小中規模のシステムで多く利用されている見積り手法です。

メリット:事前に要望や機能の洗い出しが行え、システムの要件を把握しやすいこと。
     機能別に見積るため、見積りの根拠が明確なこと。

デメリット:機能別に見積りを作成することで、時間がかかってしまうこと。

タイピング

工数とリスクを十分に考えることが大事!

見積りでは主に、「工数」という単位がしばしば使用されることが多くなります。
工数とは作業量を表す考え方のことで、 1人が1日(約8時間)で作業する量=1人日 という考えがベースになっています。

例えば最終的に1,000人/日という案件の場合、「1,000×開発単価(人件費など)+管理費+交通費」というような形で開発費用を算出しますが、見積りを行う際にはリスクを考えるということが非常に重要です。

最初は問題なくいくだろうとだと考えていたのに、実際に進行してみるとさまざまな部分で難易度が上がってしまい、開発工数が増加してしまうといったこともあります。
そうした不測のアクシデントにもしっかりと対応できるよう、あらかじめ発生する可能性のあるリスクについても考慮した上での見積もりを作成することが重要ということになります。

特に難易度が高めな開発などに関しては、十分にリスクを考慮した上で見積もるのがよいでしょう。

しかし、あまりリスクのことばかりを気にし過ぎてしまうと正確性に欠けてしまうこともあるので、その点は注意が必要と言えそうです。

手のひらを正面に向ける男性

【まとめ】

システム開発の初期見積り段階では、先が見えていない部分が多いため、類推見積もりの手法が使われることが多いようです。

係数見積もりやボトムアップ見積もりを行うためは、元となる情報がしっかりとしていなければなりません。
不確かな情報で算出した変数(パラメーター)を乗じてしまった結果、見積もりに大きなブレが生じてしまうことにもなるので注意が必要ということです。

7万社以上の企業データベースを持つ日本最大級の発注業者比較サイト『アイミツ』には、状況をしっかりと見極めた見積手法を提出できる会社が数多く登録されており、お客様の要望を専門のコンシェルジュがお聞きした後に最適と思われる会社をご紹介しています。
利用は完全無料で、さまざまな疑問やお悩みにもしっかりとお答えしていますので、まずは気軽にご相談ください。

いま知りたいこと
コンシェルジュが解決します!

コンシェルジュサービスは
3万社以上が利用している無料の相談サービスです。

コンシェルジュ