アニメ制作における絵コンテの作り方を紹介【2024年最新版】

アニメ制作を外注する際に、絵コンテが必要だと判明。しかし絵コンテとは、いったい何なのか分からないとお悩みではないでしょうか。
そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けサービスを比較検討できる「アイミツ」が、アニメといった動画制作・映像制作に欠かせない絵コンテについて解説！また、絵コンテの目的や求められる能力、作り方も解説します。

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絵コンテとは、アニメ制作において、次の項目を「イメージ化」する資料のことです。

・セリフ
・キャラクターの動き
・画面構成
・画面の流れ

ひとことで表すなら、アニメ制作における説明書のようなものです。また、アニメ制作の主軸となる絵コンテは、制作の初期段階に準備します。絵コンテを専門とする「絵コンテマン」が構成を準備。発注者（場合によっては原作者）と内容や表現のすり合わせを行いつつ、絵コンテを描き上げていくのが特徴です。
絵コンテについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

アニメ制作において、絵コンテを作る目的は次のとおりです。

・制作の流れをイメージしやすくする
・チーム・発注者で制作イメージを統一する

アニメ制作には発注者と製作スタッフ、その他にもキャスト、音声担当など、さまざまな人が関わってきます。その際の作業やスケジュールを可視化し、完成までの見通しを立てるために作成。また、作品のイメージやアイデアを整理することによって、映像作品の品質を向上できるという目的があります。

アニメ制作の絵コンテは、作品における重要なポイントを厳選してカットの割り振りを行います。しかし、割り振りを行う構成場面・タイミングをイメージできないという人もいるでしょう。そこで、絵コンテを作成するにあたって、重要な構成ポイントを3つご紹介します。

絵コンテは、時系列でカット割りを行うのが一般的です。時系列で絵コンテを準備することにより、改善点やアイデアを指摘しやすくなります。時系列によるカット割りは、絵コンテの内容を素早く把握できる「構成の基本」です。ぜひ順番を意識してカット割りを配置してください。

絵コンテでは「引き」「寄り」を意識したカットを用意しましょう。それぞれの専門用語は次のことを意味します。

・引き：遠くから見たカットのこと
・寄り：近くから見たカットのこと

引きと寄りを組み合わせることによって、現時点でキャラクターたちが何をしているのか気軽に表現できます。また、この流れを利用することによって、視聴者がキャラクターたちの動きをイメージしやすくなるのが特徴。ただし、画面切り替えが多くなるため、使いすぎると視聴者を疲れさせてしまう恐れがあります。

絵コンテでは、キャラクターたちの動き・感情を表現する「アクション」「リアクション」のカットを用意しましょう。アクションやリアクションは、アニメの進行に重要なポイントです。どのキャラクターがどのように動いているのか、どういった感情になっているのかを表現しましょう。

また、アクションやリアクションを絵コンテにまとめておけば、キャラクターごとの動きの持たせ方をイメージできるようになります。アニメーターは、絵コンテのカット割りから、カット間にある動きをイメージ。重要なポイントを絵コンテにまとめることで、チーム全体が効率よく制作にとりかかれるでしょう。

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アニメの絵コンテを準備するにあたって重要なのが、絵コンテを作成できる能力をもっているということです。絵コンテを作成する際に必要不可欠な能力は主に3つ。それぞれの特徴を詳しくご紹介します。

絵コンテでは、イラストと文章を使ってアニメの流れを表現します。イメージしやすいイラストを描けることはもちろん、1カットごとの内容を詳しくまとめることが大切です。

脚本を絵に起こし、イメージさせる能力がなければ、絵コンテは作成できません。何を描けばチームやクライアントが動きやすくなるのか、また、より良い演出のためにはどういった表現が望ましいのかを考えつつ、絵コンテを準備しましょう。

絵コンテでは、ストーリー展開を分かりやすく伝えることが重要です。例えば、バトルシーンを絵コンテにまとめるとしましょう。このとき、どのように動いているのか、どういった視点構成で動きを表現するのかを伝えたいのなら、イラストだけでなく指示事項なども活用しつつ、1カットごとの演出を伝えなければなりません。

情報を伝えきれていないと、作品の良さを失ってしまう場合もあります。また、視聴者がストーリーを理解しづらい作品になる場合もあるので、注意して絵コンテを作成しましょう。

絵コンテにおいて重要なのが、誰が見ても「分かりやすい」と思える画力で絵コンテを描くことです。もちろんプロ並みの画力で絵コンテを準備する必要はありませんが、表現や演出を分かりやすく描写できなければ、絵コンテを作成する意味がなくなります。

キャラクターの表情や動き、表現方法など、誰が見ても理解できる絵コンテを作る。そのためには、ある程度の画力が必要なことも理解しておきましょう。

なかには、これから絵コンテを用意しなければならない方もいるでしょう。このとき、効率のよく絵コンテを作成ために必要なのが、作り方・手順を理解して動き出すことです。最後に、絵コンテの作り方を3ステップでご紹介します。絵コンテ作成の参考にしてみてください。

まずは、アニメ作品全体のセリフやナレーションを書き出しましょう。セリフやナレーションは、ストーリーを進めるキーポイント。違和感のないストーリーを作りために、セリフやナレーションを書き出すことが大切です。

また検討したセリフやナレーションは、一度、制作会社に添削してもらいましょう。意見を出し合いながら制作することによって、イメージ通りの作品を生み出せます。

準備したセリフ・ナレーションをベースに、カット割りを決めていきましょう。カット割りを決めるのは、次の2つの方法がおすすめです。

・時間を測って等間隔でシーンを区切る
・寄り、引きなどポイントで演出を区切る

1コマに描ける絵は1つだけです。ただ、表現方法や演出、キャラクターの表情などをイラストと文章でまとめていけば、より詳しい情報を詰め込めるでしょう。

全体の流れが決定したら、イメージに合わせてイラストを挿入していきましょう。このとき大切なのが、次のポイントです。

・イラストのアングルを明確にする
・絵のうまさより分かりやすさを意識する

最終的な絵コンテを、外注先の制作会社にお願いするのなら、参考画像などを添付するのもおすすめです。絵コンテは分かりやすさが重要な資料なので、イラスト、画像、文字などを活用しながら描写してみましょう。

つづいては、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。

動画・映像制作の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

絵コンテは、アニメ制作の進行や見通しのために欠かせない資料です。このとき、一定の画力や表現力が必要であるため、自身で作成するのが難しいとお悩みの方もいるでしょう。それなら、アニメ制作会社に絵コンテをお願いしてみるのも良い方法です。

もし、アニメ制作会社への外注を検討しているのなら、ぜひアイミツがリストアップしているサービスをご検討ください。おすすめのサービスの資料をまとめてご請求いただくことも可能です。

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