採用動画制作の費用相場を解説!最新トレンドやコスト削減の秘訣も丸わかり
企業の魅力や働く人のリアルな姿を伝える方法として、採用動画の活用が一般的になっています。とくに新入社員世代の若年層に広く認知してもらうには絶対に押さえておきたい手法。しかし、初めて制作を検討する企業にとっては、適正予算や信頼できる依頼先はどこかなど、わからないことが多いでしょう。
- こんなお悩みありませんか?
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- 新卒採用数が年々減少傾向にある
- 高品質な採用動画を作るのにどのくらいの予算が必要かわからない
- 動画制作会社が多くて信頼できる1社を見つけられない
本記事では費用相場だけでなく、失敗しない採用動画制作会社の選び方やおすすめの依頼先までご紹介。
また、昨今のトレンドを反映した採用・リクルート動画の特徴も紹介するので、内容を検討中の方もぜひ参考にしてください。
採用動画の費用相場
採用動画の費用相場は、30万~200万円以上と幅広く、動画の内容や機材の種類、スタッフの人数などによって変動します。まず動画のタイプ別に費用相場を見ていきましょう。
タイプ | 特徴・効果 | 費用相場 |
---|---|---|
インタビュー | 企業文化や働く人のリアルな声を伝えることで、 求職者の共感・安心感を生む |
10万〜80万円 |
内定者への メッセージ |
入社意欲の向上、辞退防止、 企業との心理的距離を縮める |
30万~70万円 |
社員対談 | 先輩社員・上司・経営層など 複数名による会話が聞けるので、社風の理解が深まる |
20万~30万円 |
事業案内 | 自社の強み・業界でのポジションを伝え、 志望動機の形成につながる |
30万~100万円 |
SNS向けの ショート動画 |
若年層へのアプローチに最適。 ブランド認知・興味喚起・拡散力に優れる |
10万~50万円 |
社員密着 | 実際の業務内容や働き方のリアルさを伝え、 入社後のギャップ・ミスマッチを防ぐ |
70万~200万円前後 |
ドラマ仕立て | 感情に訴えかけ、強い印象を残す。 採用ブランディングや企業理念の訴求に効果的 |
200万~1,000万円 |
求職者の属性(新卒/中途、営業職/技術職など)によっても、響く動画の種類は変わります。
新卒向けには社風や働く人に焦点を当てた「社員密着」や「内定者へのメッセージ」、「SNS向けのショート動画」がおすすめです。また中途向けにはキャリア視点の「事業案内」や「社員対談」が効果的でしょう。
対象を明確にし、それに応じた動画タイプを選ぶことも、成果を出すうえで欠かせません。
予算別に見る採用動画制作の特徴
もちろん採用動画を作りたい方の中には、まだ作りたい内容が決まっていない方も多いでしょう。
ここでは、予算ごとに採用動画の特徴について解説していきます。
10万〜30万円の動画でできること
この価格帯で制作できるのは、例えばインタビューを1日で撮影し、簡易的な編集を施したものなどです。
撮影もカメラマン1名体制、社内ロケで済ませるケースが多く、ナレーションや凝った演出は基本的に含まれません。費用を抑えつつも、働く人の声や社内の雰囲気をリアルに伝える目的には十分対応可能で、スタートアップや小規模な企業が最初の1本を作る際によく利用される価格帯です。
30万〜50万円の動画でできること
企画構成から撮影・編集まで一通り外注できるプランが増えてきます。
撮影日数も1〜2日確保される場合があり、複数の社員が登場するインタビュー形式や、職場風景の挿入などで、より構成的な動画が可能になります。
テロップやBGMの挿入、基本的なカラコレ・音声調整も含まれることが一般的で、「採用ページに載せる会社紹介動画」として活用できるレベルの仕上がりになります。
映像の品質とコストのバランスが良いため、最も多くの企業が検討するゾーンともいえるでしょう。
80万円〜200万円の動画でできること
ストーリー性のある構成や、複数パターンの動画制作が視野に入ります。
たとえば、1本の長尺動画に加えて、SNSや説明会用の短尺動画も合わせて制作したり、内定者向けと学生向けで別のトーンの動画を展開したりと、用途に応じたバリエーションを一度に制作できるのがこの予算帯の強みです。
また、外部のナレーター、キャスティング(役者)、撮影スタジオ利用など、より本格的な映像制作も可能となり、企業ブランディングを強く打ち出したい中堅〜大手企業が選ぶことの多い価格帯です。
200万円以上の動画でできること
テレビCM並みの映像クオリティや、大規模な演出を伴う採用動画が制作可能になります。
一例でいうと、脚本を元にしたドラマ仕立ての動画、社員やモデルを多数起用したストーリー展開、複数拠点・複数日でのロケ撮影など、高い演出力とクリエイティブ性を求めるケースに向いています。
また、プロの監督や映像ディレクターが入り、照明・美術・音楽など、すべてをこだわり抜いた映像に仕上げることも可能です。
採用動画という枠を超えて、企業のブランディング動画としても活用されることが多く、印象的な「企業の顔」として長期的に使われる傾向があります。
採用動画のコストを抑えて依頼する方法
採用動画は企業の魅力を伝える強力なツールです。品質は落とさずに制作コストを抑えられれば、1人を採用するための費用も抑えられるので、採用活動全体の費用対効果が向上します。
以下では、制作コストを抑えられる有効な方法を紹介していきます。
企画・構成を自社で固めておく
動画制作の初期段階である企画や構成は、制作会社に依頼するとコストがかさむポイントの1つ。
ナレーションの原稿やシナリオ、登場する社員の選定、ロケ地(社内)の候補などを、事前に自社でしっかりと準備しておくことで、制作側の工数を減らすことができ、その分のコスト削減につながります。
また、「何を伝えたいか」「誰に向けた動画か」という目的が明確であるほど、ブレのない動画制作が可能になり、無駄な撮り直しや再編集を避けられる点も大きなメリットです。
撮影を最小限の日数で効率化する
撮影にかかる日数やスタッフの拘束時間も、費用に直結する要素です。撮影日が長引けば長引くほど、カメラマンやディレクターの人件費が増え、場合によっては機材レンタル費も追加されます。
これを防ぐためには、事前に撮影スケジュールやカットリスト(どのシーンをいつ撮るか)を綿密に作っておくことが効果的です。
たとえば、同じ日に複数の社員インタビューをまとめて行う、社内のロケ地を固定するなど、撮影の効率化を意識することで、1日で収めることも十分可能になります。
編集・ナレーションの内容をシンプルにする
動画編集に関しても、テロップやエフェクト、BGM、アニメーションなどを盛り込みすぎると、その分編集工数が増え、費用も上がります。
もちろん、伝えたい内容に応じて演出は重要ですが、過度に凝るよりも、情報がストレートに伝わる「シンプルで見やすい動画」を意識することで、無理なく予算を抑えながら伝達力の高い映像に仕上がります。
また、ナレーションについても、社員の肉声やインタビュー音声を活用することで、ナレーターの起用費やスタジオ収録費を削減できます。インタビュー形式は“リアルさ”も演出できるため、一石二鳥です。
複数媒体で活用できる構成にする
動画の使い道が「説明会だけ」や「1回限りのイベント」のように限定的だと、コストパフォーマンスが悪くなります。
逆に、1本の動画を企業HP、採用ページ、SNS、YouTube広告など複数の媒体で展開できるように設計しておけば、制作費に対する効果を最大化できます。
さらに、長尺動画の中から短いクリップを切り出してショート動画に再編集するなど、素材を使いまわす前提で構成を工夫すれば、追加コストをかけずに複数パターンの動画展開が可能です。
採用動画のトレンドを紹介!Z世代の応募を増やしたい企業必見
せっかく採用動画を作っても多くの人に見てもらわなければ意味がありません。情報を羅列しただけの内容では他社の採用動画に埋もれてしまいます。
そこで、最近ではどういった内容の採用動画が若年層に人気なのかトレンドに迫ります。事例も掲載しているので、動画の方向性が決まっていない方はぜひ参考にしてください。
社員の“人柄”にフォーカスした動画
≪参考動画≫
かつては、会社の制度や福利厚生、業務内容といった情報の提供が主な目的だった採用動画ですが、現在ではそれ以上に「どんな人が働いているのか」「その人たちと一緒に働くイメージが持てるか」が、求職者にとって非常に重要な判断材料になっています。
とくに新卒採用では、社会人経験がない分、仕事内容よりも「人」に安心感を求める傾向が強く、社員の雰囲気や考え方に触れることがエントリーの後押しになるケースも多く見られます。
社員一人ひとりの価値観や、仕事に対する想い、会社との出会い、入社のきっかけ、日々のやりがいなどに焦点を当てることで、視聴後に企業や職場への親近感を持たせやすくなるでしょう。
ショート動画(縦型動画)
≪参考動画≫
近年、若年層を中心としたターゲットへのアプローチにおいて、ショート動画は非常に高い効果を発揮しています。
今の学生や若手求職者は、企業情報を検索エンジンだけでなく、SNSを通じて収集しています。そのため、就活という文脈の中で、偶然見かける、短時間で印象に残る動画の存在は、エントリー前の心理形成に大きく影響を与えています。
特にショート動画は、採用活動において企業に興味を持つ入り口として機能するため、ブランディングやファーストタッチの接点として非常に有効です。

ショート動画は1本完結ではなく、複数本をシリーズ化することで、企業の世界観を段階的に伝えていく運用も可能です。
テーマごとに分けた動画を継続的に投稿することで、自然とフォロワーとの関係性が育まれ、企業への信頼感や親近感が高まっていきます。
視聴者参加型のインタラクティブ動画
≪参考動画≫
【引用元】
制作:株式会社ネオキャリア、発注:株式会社エムフロ
インタラクティブ動画とは、従来の“一方通行”の映像ではなく、視聴者が映像内で選択肢を選んだり、クリックで展開を変えたりできる「参加型」の動画形式です。視聴体験に能動性が加わることで、より深く企業や仕事への理解を促すことができます。
部署紹介のようなコンテンツともマッチしやすく、「興味のある職種を選択してください」という形で、視聴者の関心に合わせて最適な情報を届けることができるため、情報の過不足が少なく、視聴満足度も高くなります。
制作にはある程度のコストと技術が必要ですが、特にエンゲージメントの高いコンテンツを目指したい企業や、テック系・クリエイティブ系の採用で“先進性”を打ち出したい企業にとって、非常に相性の良い手法といえるでしょう。

企業と求職者のつながりをより深いものに変えていくだけでなく、視聴者の選択履歴やクリックデータなどを取得・分析できるため、企業側にとっても「どの職種に興味が集まったか」「どの場面で離脱が多いか」など、採用活動に役立つ定量的な情報が得られます。
失敗しない採用動画制作会社の選び方
採用動画のクオリティは、企業のイメージに直結します。そのため、制作会社選びは非常に重要なステップ。ここでは、採用動画の制作会社を選ぶ際に押さえるべきポイントを、いくつかの項目に分けて解説していきます。
採用領域に強いかどうかを見極める
映像制作会社には、CMや商品プロモーション、イベント記録など、さまざまなジャンルに特化した会社があります。その中で「採用動画」の制作実績が豊富な会社を選ぶことが重要です。
採用領域には、「求職者に刺さる見せ方」や「会社の文化を魅力的に伝えるストーリーテリング」など、独特のノウハウが求められます。過去にどんな企業の採用動画を手掛けたのか、業界や職種の幅、動画の構成・雰囲気などをチェックすることで、その会社の得意分野や感性が自社と合うかを判断できるでしょう。
自社の目的や課題を共有できるパートナーかどうか
単なる制作業者ではなく、自社の採用課題を一緒に考えてくれるパートナーとしての姿勢があるかも重要な判断材料です。
例えば、「応募数を増やしたい」「会社の文化をわかりやすく伝えたい」「離職率を下げたい」といった目的を伝えた時に、それに対して企画提案や改善のアドバイスをくれるかどうかを確認しましょう。
ヒアリングの段階で一方的に話すだけの会社よりも、質問を投げかけてくる、課題に共感してくれる制作会社の方が、結果的に満足度の高い動画が出来上がる傾向にあります。
予算とクオリティのバランスが合っているか
制作会社によって料金体系はさまざまです。数十万円からのパッケージプランを用意している会社もあれば、オーダーメイドで数百万円規模になるところもあります。大事なのは、「この価格で、このクオリティなら納得できるか」というバランスです。
複数社を比較検討することで、相場感も掴めますし、金額に含まれる内容(撮影日数、編集回数、BGM・ナレーションの有無など)を明確にしておくと、後から追加費用が発生するリスクも防げます。
また、予算が限られている場合でも、動画の内容をシンプルにする、社内撮影にするなどの工夫で対応してくれる柔軟な会社を選ぶのが理想でしょう。
動画公開後のサポートがあるか
採用動画は作って終わりではなく、どのように活用していくかが非常に大切です。制作後の運用アドバイスや、SNS・YouTubeなどへの展開方法の支援、効果測定のサポートまで対応してくれる会社であれば、より安心です。
たとえば、「再生数が伸びない」「応募につながっているか分からない」といった課題が出てきたときに、分析や改善案を提案してくれる会社であれば、長期的なパートナーとして信頼できます。動画の使い方まで一緒に考えてくれるかどうかは、実は非常に大きな差になるでしょう。
採用動画でおすすめの動画制作会社4選
上記では失敗しない会社選びのポイントをお伝えしましたが、それでも動画制作会社が多くて1社に絞れない…という方もいらっしゃるでしょう。ここでは採用動画制作を専門とする会社から明瞭なプランを用意する会社までPRONIアイミツおすすめの4社を紹介します。
株式会社moovy
予算感 | 要問い合わせ |
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設立年 | 2020年 |
会社所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目18−3 プレミア道玄坂ビル8階 |
株式会社ジャシック(MEGA.Group)
こんな人におすすめ
・同業他社との差別化を図った採用動画を求める方
・リーズナブルな価格で動画制作を提供する会社をお探しの方
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- 採用動画制作
- サービス・インフラ(その他)
- 費用:101万円~300万円
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- 採用動画制作
- メーカー(その他)
- 費用:101万円~300万円
-
- 採用動画制作
- 教育
- 費用:51万円~100万円
予算感 | Entry Plan:15万円~ ∟撮影1~2時間、キャスト手配、ナレーション、ロケ地・スタジオ手配 Light Plan:50万円~ ∟撮影2~4時間、キャスト手配、ナレーション、ロケ地・スタジオ手配、アニメーション、インタラクティブ Basic Plan:100万円~ ∟撮影4~8時間、キャスト手配、ナレーション、ロケ地・スタジオ手配、アニメーション、インタラクティブ、内容次第でCGも可 Premium Plan:200万円~ ∟撮影1日以上、キャスト手配、ナレーション、ロケ地・スタジオ手配、アニメーション、インタラクティブ、CG |
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設立年 | 1984年 |
従業員数 | 30-99人 |
会社所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目12-1 渋谷マークシティ ウエスト14F |
電話番号 | 0120-975-478 |
株式会社タイムシェア
こんな人におすすめ
・自社独自の魅力や強みを最適な形で表現した採用動画を制作したい方
・採用動画だけでなくWebサイトやパンフレットの制作も依頼したい方
予算感 | 社員紹介動画:50万円~(税抜き) ∟撮影1日・撮影対象者1名・映像1本 |
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設立年 | 2009年 |
従業員数 | 10-29人 |
取引先情報 | ・株式会社HEXEL Works
・ENEOS株式会社 |
会社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1-4-2川田ビル6F |
電話番号 | 03-6277-4215 |
株式会社ビットセンス
こんな人におすすめ
・採用活動に必要な各種ツールもまとめて依頼したい方
・テーマに基づいた一貫性のある採用活動を展開したい方
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- 採用動画制作
- 電気製品
- 費用:費用公開なし
出典:株式会社サンセイアールアンドディ- 課題
- パチンコ機のメーカーがクライアント。新卒者を対象とした会社説明会で利用するための、グループワーク用の映像を制作したいという依頼。
- 解決
- クライアントニーズを受け、以下のようなコンテンツから構成される映像を制作。
・グループワークの導入ムービー
・グループワークの進め方講座
・社員がパチンコや趣味について語る映像 - 効果
- グループワークの導入や進め方を解説するだけでなく、社員が笑い話等を行って緊張をほぐすコンテンツも盛り込んだグループワーク用映像を制作。
グループワークに参加する学生の緊張をほぐし、気軽に発言や議論を行える雰囲気を作れる映像に仕上がっています。
-
- ドラマ制作
- 人材サービス
- 費用:費用公開なし
出典:株式会社スタッフサービス・ホールディングス- 課題
- 人材サービス企業がクライアント。男性営業の社風から女性を主体とした社風への転換を図っており、女性をメインターゲットとした会社説明会用の映像を制作したいという依頼。
- 解決
- クライアントニーズを受け、以下のような会社説明会用のドラマ映像を制作。
・プロの俳優を起用してドラマを制作
・プロの俳優を通してクライアント企業のコンセプトやイメージを伝達 - 効果
- プロの俳優を起用することで、社員をキャストとして起用した映像よりも高いクオリティで要点を伝えるドラマ映像が完成。
クライアント企業の会社説明会用の映像として、参加者の意識レベル向上・興味関心の醸成に活用されています。
-
- 採用動画制作
- システム開発
- 費用:費用公開なし
出典:株式会社富士通マーケティング(統合後:富士通Japan株式会社)- 課題
- 大手IT企業がクライアント。新卒学生にとってイメージが伝わりにくい業界であるため、広報映像を制作して会社説明会用の映像として活用したいという依頼。
- 解決
- クライアントニーズを受け、以下のようなコンテンツから構成される広報映像を制作。
・会社紹介
・事業紹介
・社員インタビュー - 効果
- さまざまな切り口から業界やクライアント企業について紹介することで、新卒学生にもIT業界やクライアント企業の仕事がイメージしやすい広報映像が完成。
求職者が業界や自社に関心を持つ契機となる映像を制作することができました。
予算感 | ・社員インタビュー:20万円 ・ショートメッセージ:10万円 ・企業PR動画:35万円 ・コンセプトムービー:50万円 ・仕事紹介ドキュメント:30万円 ・座談会:50万円 ・会社説明会動画:28万円 |
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設立年 | 2004年 |
従業員数 | 10-29人 |
取引先情報 | ・キヤノン株式会社 採用プロモーション動画 ・ソニービジネスソリューション株式会社 新卒採用サイト用動画 ・株式会社富士通パーソナルズリテールサービス 会社説明会用動画 ・株式会社スタッフサービス・ホールディングス 会社説明会用ドラマ映像 ・株式会社サンセイアールアンドディ 新卒向けグループワーク用動画 |
会社所在地 | 愛知県名古屋市中区丸の内三丁目21番25号 清風ビル8F南 |
電話番号 | 052-953-1011 |
採用動画の効果検証で注目すべき6つのポイント
採用動画の効果を検証するためには、まず採用動画を作る目的を明確にしておきましょう。
目的が曖昧なままでは、何を基準に成果を評価すべきかが不明確になり、動画の改善点や活用方法も見えづらくなります。目的が定まっていれば、再生数・応募数・視聴維持率など、適切な指標で効果を測定できるでしょう。
採用動画の目的は大きく分けて、認知拡大、応募促進、ミスマッチ防止、採用ブランディングの4つが挙げられます。
上記の目的がどのくらい達成できたかは、以下で紹介する項目をチェックすることである程度判断が可能です。ぜひ効果検証の際は参考にしてください。
再生回数・視聴維持率
再生回数は、どれだけの人に動画が届いたかを示す認知拡大の目安になりますが、それだけでは動画の効果は測れません。
視聴完了率や平均視聴時間も確認することで、「視聴者がどこで離脱しているか」「最後まで関心を持って見てもらえたか」が明確になります。
特に最初の5秒は離脱が最も多いため、冒頭で視聴者を惹きつける構成が重要です。これらのデータは、YouTubeアナリティクスやSNSのインサイト機能、Google Analyticsなどを活用することで取得できるので、既存動画がある方はすぐに確認してみましょう。
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- 【目的】 認知拡大
- 【指標】 再生数/再生完了率/平均視聴時間/離脱ポイント
- 【ツール例】 YouTubeアナリティクス、Google Analytics
応募数・応募率
応募数や応募率の変化を比較することも有効です。
動画を掲載した採用ページと、動画がないページでそれぞれのエントリー数を比較することで、動画の有無が応募行動にどのような影響を与えているかが見えてきます。
さらに、応募フォームの直前で動画を見たユーザーをトラッキングすれば、視聴が応募に直結したかどうかも分析可能です。
このように動画を見た人と見ていない人で応募率を分けて比較することで、動画の説得力や訴求力を客観的に検証できるでしょう。これらの分析結果をもとに、構成や導線を改善していくことで、応募促進の精度を高めることが可能です。
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- 【目的】 応募促進
- 【指標】 動画公開前後でのエントリー数/応募率の比較
- 【方法】 動画ありページと動画なしページのABテスト実施
フォーム入力の直前に動画を見たユーザーをトラッキング
エンゲージメント率
エンゲージメント率とは、SNSなどで「いいね」「コメント」「シェア」「保存」など、視聴者が動画に対してどれだけ反応を示したかを表す指標です。
単なる再生数よりも、どれほど心に刺さったか、共感されたか、を測るのに適しています。クリック率(CTR)も含めて分析することで、動画がどれだけ応募やサイト遷移につながったかを具体的に把握できるでしょう。各SNSの分析ツールを使うことで反応の濃さや属性も見ることができます。
要は動画全体の再生数が少なくても、ターゲット層(たとえば学生)からの反応が高ければ、その動画の方向性は間違っていないため、再生数だけに振り回されないようにしましょう。
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- 【目的】 採用ブランディング、応募促進
- 【指標】 いいね/コメント/シェア/保存/クリック率(CTR)
- 【ツール例】 Instagram Insights、Xアナリティクス、Facebookビジネスマネージャ
入社後定着率・離職率
採用動画の効果を測るうえで、入社後の定着率や離職率の変化は非常に重要な指標です。
動画は応募のきっかけをつくるだけでなく、仕事内容や社風、価値観といった働くリアルを伝える役割を持っています。
もし採用動画を見た入社者の離職率が低く、3か月・6か月と職場に定着している傾向が見られる場合、それは動画が入社前の期待と現実のギャップをうまく埋めていた証拠といえます。
逆に、動画視聴後の入社者でも早期離職が多い場合は、動画の内容が美化されすぎていたり、伝えるべき情報が不足していた可能性があります。
採用担当者は、入社後のフォローや人事データと連携し、動画視聴者の行動を追跡することで、より現実的でミスマッチを防ぐコンテンツづくりに活かしていくことが求められるでしょう。
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- 【目的】 ミスマッチ防止
- 【指標】 入社3か月、6か月後の定着率/離職率
アンケート・定性フィードバック
採用動画の効果を定性的に把握するためには、応募者や内定者、さらに社内関係者からのフィードバックが欠かせません。
たとえば、応募者に「動画を見たか」「印象に残った点は何か」「応募や入社の決め手になったか」といった項目でアンケートを行えば、動画がどれほど動機形成に寄与しているかを確認できます。
また、社員や人事担当者には「企業の魅力が正確に伝わっているか」「社風にズレがないか」といった視点でヒアリングすることで、動画と実態の乖離がないかを見極められるでしょう。
Googleフォームを使った簡単なアンケートや、内定者面談での口頭ヒアリングも効果的です。特に「この動画で○○が伝わった」「もっと××の情報があればよかった」といった具体的な声は、次回以降の動画改善に直結する貴重な情報です。定量データだけでなく、こうした実際の声を拾うことも忘れずに行いましょう。
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- 【目的】 ミスマッチ防止、採用ブランディング
- 【方法】 Googleフォームなどで簡易アンケート、内定者面談でヒアリング
1人採用するのにかかった費用
採用動画の効果を測定する上で、採用単価と費用対効果も非常に重要な指標です。動画の制作費用と配信にかかる広告費を合算し、それによって実際に採用できた人数で割ることで、採用単価が算出されます。
たとえば、動画制作に50万円、広告費に20万円かけ、動画経由で5人を採用できた場合、1人あたりの採用単価は14万円となります。
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- 計算式 (動画制作費50万+広告費20万)÷動画経由の採用が5人=採用単価14万円
この数値を、求人媒体や人材紹介エージェントを使った場合の単価と比較することで、採用動画の費用対効果を客観的に評価できるでしょう。
特に動画は繰り返し活用できる資産であり、一度制作すれば複数年度や複数ポジションで展開可能。長期的に見ると非常に高い投資効果を発揮します。
採用戦略全体の中で、動画がどの程度のリターンを生み出しているかを把握することは、次年度の予算設計や施策選定にも直結する重要な判断材料になるでしょう。
【まとめ】採用動画制作で悩んだらPRONIアイミツへ
本記事では、採用動画の費用相場をはじめ、会社選びのポイント、動画制作後の効果検証の方法まで広く解説してきました。
しかし採用動画の費用については理解できたが、どのような会社なら信頼して依頼できるか、または採用動画を作ったら応募者の増加につながるのか、まだまだ不安を抱えている方もおおいでしょう。
そんな時はぜひPRONIアイミツにご相談ください。発注者様のご要望に沿って、おすすめの会社を複数ピックアップ。頼れるパートナーを効率よく選んで、二人三脚で採用活動をスタートさせましょう。
動画制作・映像制作会社探しで、こんなお悩みありませんか?
-
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人柄にフォーカスする手法は採用のミスマッチ防止にも効果的です。
仮に自分に合わないと感じたとしても、それは早期離職や採用コストの無駄を防ぐという意味で、企業側にもメリットがあります。