【動画制作】依頼時にも役立つ!企画書の作り方【2024年最新版】
動画制作には、自社制作のほか外注という手段もあります。しかし、どちらを選択しても企画書は欠かせません。動画制作における企画書は、成果物のクオリティにも直結します。イメージを正確に映像化するためにも、企画書段階から綿密なリサーチが必要です。
本記事では、動画制作における企画書の作り方やポイントなどをご紹介します。目的・媒体別に依頼できる動画制作会社も取り上げているため、併せて参考にしてみてください。
動画制作における企画書の作り方
動画制作の最初の壁とも言える企画書は、プロジェクトをどのように進めていくのかなど、内容を含めたイメージの定着が目的です。
企画の内容をしっかりと伝えるためにも、企画段階からロジカルに考える必要があります。まずは企画書の作り方について、必要な情報や要素について見ていきましょう。
1.動画を制作する目的を明確にする
動画制作の企画書では、どのような目的で動画を制作するのか、意図を明確にしておく必要があります。
「商品のPR動画を作りたい」といった曖昧なものではなく、「動画を経由した商品のコンバージョン率を上げたい」「商品名を認知してもらいたい」「ブランドイメージをアップしたい」など、購入や認知といったそれぞれの目的を明確化しなければいけません。
「あわよくば両方を」と制作の目的がどっちつかずになってしまうと、動画内容の方向性が定まらず、どちらの成果もあげられない可能性があります。
そのため、企画書を作成する段階で、実践された際の成果目的をしっかりと伝えることが重要です。目的にあわせたKPI(重要目標達成指標)を同時に設定しておくと良いでしょう。「動画経由で月間1千回クリック」などと具体的な数値を目的とすることで、動画制作の成否といったおおよその目安もつけることができます。
2.動画を見てほしいターゲット層を明確にする
動画制作の企画書では、はじめにペルソナ(人物像)を設定する必要があります。ペルソナの設定とは、「20代の女性で年収は300万円ほど。東京在住で趣味は……」という具合に、架空のイメージからターゲットとなる人物像を作り上げることです。
企画書の作成では、職業や家族構成、収入やライフスタイルといった内容を細かく設定したペルソナをもとに、その人物にダイレクトに響く動画の内容についてまとめていきます。
「既存顧客や新規顧客へのPR」という曖昧なターゲット設定では、動画の制作で成果を上げることは難しくなるでしょう。詳細なペルソナに沿った企画書こそ、ターゲットにとっても共感できる動画のベースとなります。
たとえば、社員登用のPR動画でも「新卒向け」「中途」「学生インターン」は別のターゲット層です。ピンポイントにアプローチすることで、ターゲットとなる人物の印象にも残りやすくなります。
3.目的・ターゲットに合わせた配信媒体を決定する
動画制作の企画書では、動画を配信するプラットフォームについても考慮しなければいけません。
代表的な媒体には「YouTube」「Facebook」「Instagram」「TikTok」があり、ほかにも多数の動画配信媒体があります。Instagramでは最大60秒ほど、Facebookでは最大240分ほどと、1度に配信できる動画の情報量が異なるため、要注意です。
また、各媒体ごとにユーザーの年齢層も異なります。ビジネスマンにPRする場合はFacebook、美容グッズならおしゃれな雰囲気で女性に好まれるInstagramなど、ターゲットの年齢層や属性にあわせて配信する動画媒体を決めることが重要です。
4.目的・ターゲット・配信媒体に合わせた内容を決める
ひと言で「動画」といっても、その内容はさまざまです。
実写、アニメーションなどのジャンルをはじめ、上映時間の長さも異なります。スライドショー風の動画など、見せ方も多種多様です。そのため、目的・ターゲット・配信媒体に合わせてどのような動画を制作するのか、企画書段階で明確にする必要があります。
たとえば実際に形ある商品ならば、実写動画の方が視聴者を惹き込みやすいでしょう。リアリティのある内容で、説得力や信頼性を増すことも可能です。
一方でアニメーションは、サービスなどをわかりやすく解説できるメリットがあります。また、センシティブな悩みについても印象を和らげることが可能。ユーザーに不快感を与えずにPRを行えます。
ほかにも、動画の尺に応じて「商品のメリットをPRするのか」「悩みの共感からスタートするのか」といった動画制作の戦略についても考えなければなりません。
5.動画の全体の流れを作成する(絵コンテ)
企画書がある程度完成したら、動画全体の流れがわかる絵コンテを作成します。
絵コンテとは、人物の動きや背景、ナレーション、効果音などを流れに沿って簡単な絵で説明した資料のことです。絵コンテの存在によって、企画書の内容が製作者に伝わるかどうかが大きく変わります。動画制作を外注する際などは、絵コンテを使用してイメージを共有することが重要です。
また、動画のクオリティにも影響を与えます。どうしても絵が描けない場合は、写真やトレースで作成するのも1つの手段です。トレースを利用する際は、あくまでも図は参考とし、そのまま映像化しないようテキストなどできちんと補足しておきましょう。
とはいえ、ちょっとした図と文章で解説するだけでも大まかなイメージを伝えることは可能です。動画全体の流れを制作サイドに伝えることさえできれば、無理に絵コンテを制作する必要はありません。
6.ここまでの要素をフォーマットにまとめる
企画書の内容が完成したら、ひとつのフォーマットにアウトプットする必要があります。
動画制作の企画書で利用される代表的なフォーマットは、Microsoft OfficeのWordやExcel、PowerPointなどがあげられます。基本的には自身が使いやすいフォーマットで企画書を制作しましょう。紙の資料として印刷する場合は、出力のしやすさなどにも目を向けても良いかもしれません。
企画書でもっとも大切なポイントは、どのように動画制作を実現するのかをはっきりと示すことです。動画の制作開始自体がゴールではありません。費用対効果(ROI)の期待値や目的など、その後の成否が具体的に判断できる数値を盛り込んでおきましょう。
企画書を作成する前にやっておくべきこと
動画制作では、企画書作りが成功の可否が決めるといっても過言ではないでしょう。適切な企画書を作成するためにも、徹底した事前リサーチが必要です。以下ではそのポイントをご紹介します。
参考になる動画を探す
動画制作の企画書を作る前に、まずは参考となる動画を探してみましょう。
絵コンテにあわせて参考動画を提示することで、製作者もイメージを固めやすくなります。参考動画がどのようなターゲットを想定しているのかを考えてみるのもようでしょう。「ペルソナのイメージ」「動画媒体」「動画内容の目的」の理解は、企画書を作成するうえでも役立ちます。
また、実際のターゲット層がどのような動画をシェアしているのかも、参考動画をもとに大まかな傾向を掴むことが可能です。既存のコンテンツから良いエッセンスを取り出せれば、視聴者に共感される動画を企画できるのは間違いありません。
そのほか「参考動画の製作費が思ったよりも高かった(安かった)」ということもあります。発注先に参考動画を提示することで、予算の明確化もしやすくなるでしょう。
納期・予算を把握しておく
動画制作の企画書では、納期・予算について明確化しておくが重要です。
動画の制作では、編集スタッフやキャスト、各機材、撮影場所のレンタルなど、さまざまな費用が必要となります。予算は動画制作の尺やクオリティにも直結するため、どの程度の資金を確保できるのかは事前に把握しておかなければなりません。
また、納期についても注意が必要。納期は企画者と製作者の間で認識のズレが起きやすいポイントです。どうしても日数がかかってしまう内容や、修正に時間が必要なケースもあります。期日を伸ばせない事情がある場合は、納期を厳守してほしい理由を事前に制作会社に伝え、可否を問うことが重要です。
目的を常に意識する
制作会社はあくまでも企画書に沿って動画を制作します。
企画書の目的が定まらなれば、動画の内容も不安定になるでしょう。そういった事態を避けるためには、目的を常に意識することが重要です。たとえば、PR向けの動画制作なら、目的には主に2つの選択肢があります。「企業ブランドや商品を認知してもらう動画」「サービスや商品購入など、コンバージョンを目的とする動画」です。
動画制作の企画書では、「認知」と「購入」を分けておく必要があります。2つの目的を分けずに詰め込んでしまうと、誰の心にも刺さらない動画が完成する可能性も。動画の制作を成功させるためには、最大の目的を常に意識して企画書を作らなければなりません。
高品質な企画書・提案に期待したい場合は動画制作会社への依頼がおすすめ
近年ではweb動画のマーケティング市場が伸びつつあり、それに伴って動画制作も注目されています。
自社制作や動画制作会社・フリーランス(個人)への委託などさまざまな手段がありますが、高品質なクオリティを求る場合は、プロフェッショナルである動画制作会社に委託するのがベストでしょう。
企画や提案の段階からなぜ動画制作会社が優れているのか、その理由をご紹介します。
おすすめ理由その1:動画制作会社への依頼はもっとも高品質な仕上がりになる可能性が高い
動画制作会社へ依頼するベストな理由の1つとして、高いクオリティに期待できる点があげられます。
動画制作会社には動画に特化したさまざまなノウハウがあるため、自社での制作や個人への委託よりも高品質で仕上がる可能性が高いです。密なやり取りが必要になるものの、社内に負担をかけることなく高品質な動画を制作できます。
社内だけで動画制作の作業時間を確保するのは、一朝一夕では難しいでしょう。専門の動画制作会社であれば機材やソフトウェアがあらかじめ整えられているため、自社で機材や人材を確保する必要もありません。
おすすめ理由その2:実際の制作実績を確認できる
動画制作会社の多くは、過去に制作した動画を実績として公開しています。そのため、企画書で提示した参考動画の制作元に依頼できれば、近いクオリティで動画を制作できるでしょう。
「SNSでのバズを狙いたい」というような場合でも、過去の実績から実際の効果を判断できます。依頼する際の不安要素を取り除くことが可能です。
また、公開されている実績動画に近い内容を制作する場合は、納期などのスケジュールやコストも参考にできるでしょう。個人制作では、過去の実績には問題がなくても、ひとりで作業している分、納期遅れのリスクは高いと言えます。制作会社であれば複数人でカバーできるため、個人制作に比べると納期遅れを防止しやすいです。
おすすめ理由その3:分野に特化した会社を選んで依頼できる
動画制作では、制作に関する知識だけでなく、業種や業界に対する理解も必要です。その点でも、動画制作会社なら、分野に特化したアプローチが可能。
「商品紹介がメインなら、マーケティング知識を持ち合わせた動画制作会社」
「テレビCMでの企業認知を考えているなら、CM制作に定評のある動画制作会社」
など、目的や分野に応じたスキルを持つ制作会社を選ぶことで対応できます。
また、実写による映像制作やアニメーションを使用した宣伝など、動画の制作・活用方法にも得意不得意があ流でしょう。企画書内容にマッチしている動画制作会社を見つければ、理想通りの成果物に期待できます。
【目的・媒体別】おすすめの動画制作・映像制作会社をご紹介!
それでは、目的や媒体ごとにマッチしたおすすめの動画制作会社をご紹介します。
商品紹介におすすめの動画制作・映像制作会社7選
ここでは、商品紹介動画の制作におすすめな動画・映像制作会社(動画・映像編集会社)を7つご紹介します。
YouTube向け動画におすすめの動画制作・映像制作会社10選
ここでは、YouTube向けの動画制作におすすめな動画・映像制作会社(動画・映像編集会社)を10社ご紹介します。
CM制作に定評のあるおすすめの動画制作・映像制作会社9選
ここでは、CM制作に定評のある、おすすめな動画・映像制作会社(動画・映像編集会社)を9つご紹介します。
DVD制作にも対応! おすすめの動画制作・映像制作会社7選
ここでは、DVD制作にも対応できる、おすすめの動画・映像制作会社(動画・映像編集会社)を7つご紹介します。
アニメーション制作におすすめの映像・動画制作会社9選
ここでは、アニメーション制作におすすめな動画・映像制作会社(動画・映像編集会社)を9つご紹介します。
動画・映像制作の費用相場
最後に、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。
種類 | 費用 |
インタビュー撮影 | 5万円~ |
セミナー・イベント撮影 | 15万円~ |
Webムービー制作 | 30万円~ |
会社紹介PR映像制作 | 50万円~ |
テレビCM制作 | 80万円~ |
動画・映像制作の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
まとめ:効果的な動画制作には中身のある企画書が必須!
動画制作では、企画書のクオリティがそのまま成果物に反映されます。
視聴者の心を掴むためには、「動画を制作する目的とは何か」「どのようにPRに活用したいのか」などといった点を明確にしておくことが重要です。そのため、企画書段階から対応できる豊富な経験を持つ動画制作会社への依頼がおすすめ。複数社による提案を確認すれば、最適なものも明らかになるでしょう。
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