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アニメーション制作の平均費用と料金相場【2020年完全版】

アニメーション制作

撮影場所や登場人物の動きといった制限にとらわれることなく、ブランドの世界観や商品のコンセプトを自由に表現できるアニメーション動画

最近ではアニメーションをプロモーションツールの1つとして活用する企業も増えてきており、たとえば、2017年に放映された日清カップヌードルのCM「HUNGRY DAYS」シリーズや、新海誠監督が手がけた大成建設のアニメCMはネットでも大きな反響を呼びました。

「うちの会社もアニメーションをつくりたい」、「アニメーション動画でライバル他社との差別化を図りたい」といった方は多いのではないでしょうか?

この記事ではそうした方に向けて、アニメーション動画の制作を依頼する際にかかる費用の相場について解説していきます。あわせて費用を抑えるためのコツ、制作会社選びのポイントなども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

アニメーション制作の費用の算出方法

実写の映像作品と同様に、アニメーション制作の費用のベースとなるのは制作スタッフ(ディレクター、イラストレーター、アニメーターなど)の人件費です。

ゼロからキャラクターデザインを起こしたり、3DCGを加えたりする場合、あるいは声優をアサインしてセリフを吹き込む場合などは制作会社の工数が増え、おのずと制作費も高くなります。

一方でキャラクターのイラストや企業のロゴなどをあらかじめ用意し、スライドショー形式のアニメーション動画を作成する場合などは費用を抑えることが可能です。

一般的な相場としては次章でご紹介する表の通りですが、最近ではアプリやwebサービスなど、実写でのPR動画制作が難しい商材が増えていることもあって、アニメーションに力を入れる映像制作会社が増えてきました。今後は制作会社同士の競争がさらに進むことによって、大きく相場が下がることもあるかもしれません。

費目別に見るアニメーション制作の費用の相場

アニメーション制作の費用の相場表
費目 平均的な相場
制作費
(絵コンテ、グラフィック、
 アニメーション)
10万円~80万円
音響効果・ナレーション費 5万円~20万円
その他オプション費用 声優のアテンド…2万円~
スタジオ利用料…2万円~3万円
販促物の制作…2万円~8万円

ここからは費目別にアニメーション制作の費用相場をご紹介していきます。

制作費(絵コンテ、グラフィック、アニメーション)

クライアントの要望や制作の目的をシナリオ・絵コンテに落とし込み、アニメーションを形にしていく際にかかる費用です。

工程としては、企画・プロット・絵コンテの作成といった制作の準備段階にあたる部分(=プリプロダクション)と、実際にイラストレーターやアニメーターが手を動かして原画・動画・背景などをつくり上げていく部分(=プロダクション)の2つに分けられますが、工程ごとにそれぞれ個別の料金を設定しているアニメーション制作会社は少なく、制作費としてまとめて計上されるのが一般的です。

費用の相場は、仕上がり30秒~1分前後のアニメーション動画でおおむね10万円~30万円前後。作品の尺が長くなれば必要なグラフィックやアニメーションが増えるため、相応に料金は高くなります。

また、尺が同じでもキャラクターの動きが多かったり、背景を精緻に描き込んだりすれば、やはり作業量に応じて料金は増します。作品の長さ・内容によっては50万円を超えることも珍しくありません

音響効果・ナレーション費

アニメーションにナレーションやBGM、SE(音響効果)を入れ、作品として仕上げていく工程(=ポストプロダクション)でかかる費用です。

アニメーション制作会社の多くには、専門の音響エンジニアやサウンドクリエイターが在籍しており、要望にあわせて英語のナレーションやオリジナルのBGM・効果音を入れることもできます。

音響効果・ナレーション費の相場としては、仕上がり30秒~1分前後のアニメーション動画で、おおむね3万円~10万円前後。動画の長さや内容によってはさらに高くなります。

その他オプション費用

商品やサービスのPRを目的としたアニメーション動画であれば当てはまるケースはほとんどありませんが、ストーリー仕立ての作品などの場合、ナレーションやBGMとは別にキャラクターのセリフを吹き込む必要があり、上記の制作費+オプション料金がかかります。

費用の相場としては、セリフを担当する声優のアテンド費用が1時間あたり2万円~、録音スタジオの利用料金が1時間あたり2万円~3万円前後。有名なキャストを起用する、高度な録音機材が完備されたスタジオを利用するといった場合、さらに費用は高額になります。

また、制作会社によってはアニメーション動画とあわせて、作品のプロモーションのためツール(パンフレット、リーフレット、作品と連動したweb向けの漫画コンテンツなど)の制作まで請け負うところも。
パンフレットやリーフレットはおおむね2万円~4万円前後、漫画コンテンツは3万円~8万円程度が相場のようです。

見落としがちな費用にも注意

長尺の作品やストーリー仕立ての作品の場合、制作費に加えて、録音スタジオの利用料や声優のアテンド費用、ギャランティなどが思わぬ高額になることがあるので、余裕を持って予算を確保しておきましょう。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • 絵コンテやグラフィック、アニメーションの制作費は
    10万円~80万円前後が相場
  • 音響・ナレーション費は3万円~20万円前後が相場
  • 作品のパンフレットや漫画コンテンツの制作まで依頼する場合、
    2万円~8万円前後が相場
  • 制作費や音響費に加えて、スタジオ利用料や声優のギャラが
    高額になることもあるので注意

種類別に見るアニメーション制作の費用の相場

種類別に見るアニメーション制作の費用の相場
種類 一般的な相場
製品・サービスのPRのための
アニメーション動画
15万円~50万円
ストーリー仕立ての
アニメーション動画
80万円~

続いては種類別の費用の相場について。
アニメーション動画の種類によって、制作コストは具体的にどう変わってくるのでしょうか?

製品・サービスのPRのためのアニメーション動画

IT系を中心に近年多くの企業が取り入れているのが、アニメーションによる製品やサービスの紹介動画です。
限られた尺のなかで商材の強みや魅力をわかりやすく訴求できるうえ、親近感の沸くアニメーションによって購入や契約のハードルを下げる効果も期待できます。

こうしたアニメーション動画の制作する際の一般的な費用の相場は、15万円~50万円前後。動画の性質上、込み入ったシナリオやオリジナルキャラクターの制作が必要になることはほとんどありません。

また、webサイトに掲載している画像や営業資料を素材として使うこともできるため、後述するストーリー仕立てのアニメーション動画と比べると制作費は抑えられます。

ちなみに最近では、こうしたビジネス用途に特化した廉価なアニメ動画制作ツールも増えてきました。
たとえば、アメリカのGoAnimateが提供する「VYOND」は制作する動画の本数にかかわらず、年額16万5,000円から利用できます。

ストーリー仕立てのアニメーション動画

会社のイメージ改善、人材採用に向けたブランディングなどに効果を発揮するのが、ストーリー仕立てのアニメーション動画。

あくまで大企業の成功事例の1つではありますが、冒頭でも触れた大成建設のアニメーションCMは放映開始直後から大きな話題を集め、YouTubeでの再生回数も40万回を突破しました。

こうしたストーリー仕立てのアニメーション動画を制作する場合、一般的な費用の相場は少なくとも80万円~

短編映画やドラマと同様、文字通りゼロからシナリオを制作し、キャラクターデザインや背景のディテールまでコンセプトに沿って練り込んでいくため、おのずと費用は高くなります。さらに著名クリエイターを起用したりすると制作費数百万円~1,000万円を超える大型プロジェクトになることも珍しくありません。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • 製品やサービスのPRのためのアニメーション動画の場合、
    費用の相場は15万円~50万円前後
  • ストーリー仕立てのアニメーション動画の場合、
    費用の相場は80万円~
  • 著名クリエイターを起用してストーリー作品を制作する場合、
    さらに費用は高額に

なぜ価格が違う?価格差の出る理由

ここまでご紹介してきた通り、ナレーションやBGMに加えて声優によるセリフを吹き込んだり、著名なクリエイターや大手プロダクションに企画の段階から任せたりすると、おのずと費用は高くなります。

その一方、最近ではテンプレート付きのアニメーション制作ツールを使い、廉価な料金でワンショットアニメなどを制作する会社も増えてきました。
全体的な傾向としては、制作ツールの普及などにともなって制作費の相場は下がりつつあるようです。

複数の制作会社から見積もりをとったうえで不自然な価格差がある場合は、「何に・いくらかかるのか」遠慮なく確認するようにしましょう。

できるだけ費用を抑えるためには

アニメーションの制作費用をできるだけ抑えるためには、動画のなかで利用できそうな素材(コーポレートロゴ、営業資料、イラストなど)をあらかじめ用意しておくこと

ゼロから制作する場合と比べて大幅に手間が軽減され、コスト削減が見込めます。さらに余裕があれば、パワーポイントなどでシナリオや絵コンテのラフ案を用意しておくのも効果的でしょう。

また、極端に予算が限られる場合、スライドショー形式の動画やGIFのワンショットアニメも選択肢の1つ。厳密にはアニメーション動画とは呼べないものの、webサイトなどに手軽に動きを与え、ユーザーの目を引くことができます。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • 声優を起用したり、大手のプロダクションに制作を委託したりすると、
    おのずと費用は高くなる
  • そうした一方、ツールなどを活用して、
    廉価な料金でアニメ制作を請け負う会社も増えている
  • できるだけ費用を抑えたい場合は、
    ロゴやイラストといった素材を用意しておくこと
  • 極端に予算が限られる場合、
    スライドショーやGIFのワンショットアニメなども選択肢の1つ

実際にアニメーション制作の料金表を調べてみた

この記事を書くにあたっていくつかのwebサイトをチェックしたところ、アニメーション動画の制作料金を公開している映像制作会社3社を見つけました。参考までにご紹介します。

制作会社A
費目 料金 備考
1分の
アニメーション制作
15万円~ キャラクター・音響制作込み
声優のアテンド 1名につき2万円
パンフレットの制作 3万円
制作会社B
費目 料金 備考
商品紹介アニメーションの制作 33万円~ 再生時間3分以内
MOVへの書き出し・納品 2万円~
DVD作成 1万円~
制作会社C
費目 料金 備考
ワンショットアニメの制作 5万4,000円~ キャラの持ち込み、
動きの数など条件によって変動
オリジナルキャラ デザイン 12万9,600円~
背景の作画 5万4,000円~

失敗しない動画制作会社選びのためには

ここまでアニメーション動画の制作費用についてご紹介してきましたが、実際に依頼先を決める際はどんな点に気を付けるべきなのでしょうか? 
最後に映像制作会社選びのポイントを3つご紹介します。

まずは実績ありき

クライアント名を出して過去に手がけた動画を公開しているのは、ノウハウや作品の完成度に自信がある証。背景や音響効果などを含めて質の高い成果物が期待できるでしょう。

まずは動画制作会社各社のホームページにしっかり目を通し、制作実績が豊富な会社から優先的に検討するのがおすすめです。

制作体制に着目する

企画、絵コンテの作成といったプリプロダクションだけ自社で行なうところなど、アニメーション制作の進め方は会社によってさまざまです。

制作会社とは制作プロジェクトがスタートした後も確認や修正依頼などで頻繁にやりとりが発生するので、スムーズに進めたいのなら、内製率の高い会社(外注を使わずに工程の大半を自社で行なっている会社)を選びましょう

加えて設備面も大切な要素。たとえば自社に録音スタジオを併設している会社なら、スタジオ利用料も抑えられます。

身の丈に合った制作会社を選ぶ

前述したとおり、アニメーション制作の費用相場は全体的に下がってきてはいるものの、著名クリエイターが設立した制作会社や大手プロダクションは依然として料金が高く、制作期間も長くなりがちです。

そういった意味ではクオリティにこだわりすぎず、予算との兼ね合いから無理のない範囲で依頼先を選ぶのも大切なポイントの1つ。たとえばwebサイトなどで公開する簡易的なアニメーション動画なら、個人事業主の制作事務所なども選択肢に入ってくるのではないでしょうか。

【まとめ】会社選びで迷ったらアイミツへ

今回はアニメーション動画の制作費用の相場とその内訳、費用を抑えるコツ、依頼先選びのポイントなどについて解説しました。アニメーションの制作を検討している方の参考になれば幸いです。

なお、アイミツではコンシェルジュがみなさまからのご相談を無料で承っています。「アニメーション制作の費用についてもっと知りたい」、「予算に合う制作会社を紹介してほしい」といった方はアイミツまでお気軽にご連絡ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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著者

imitsu編集部

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