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DVD制作の平均費用と料金相場【2020年完全版】

DVD制作

1996年に日本で初めて商品化されたDVD。キズや汚れに強く、Windows、Mac問わず再生できることもあって、動画メディアとして今なお高いシェアを誇ります。企業のプロモーションやセミナー・講演会のアーカイブなど、ビジネスに活かされることも少なくありません。

この記事ではそんなDVDの制作にかかる費用の相場を中心に、コストを抑えるためのコツやDVD制作会社を選ぶ際のポイントについてご紹介します。DVDをつくりたい方はぜひ参考にしてみてください。

目次

1.DVDの制作費の算出方法

まずはDVDの制作費に何が含まれるのか整理しておきましょう。

撮影・編集済みの動画をDVD化する際にかかるのは、エンコード費オーサリング費デザイン費プレス費の4つ。動画をDVD形式(mpeg2)のファイルに変換し、チャプターやメニューを作成したうえで盤面・ジャケットをデザインし、量産するという流れです。

近年はオーサリング専用ツールや画像編集ソフトが普及したことも影響し、料金相場は下がりつつある模様。10万円以下の予算で引き受けてくれる会社も少なくありません。

一方、撮影・編集を含めゼロからDVDを制作する場合は、各工程を担当するスタッフ(ディレクター、カメラマン、音声、編集など)の人件費&機材費がメインの費用

web動画などと同様、ハイスペックな機材を使う場合、撮影・編集に手をかけたりすればおのずと費用は増しますが、家庭を中心に広く普及しているDVDの場合、メディアの性質もあってか、高額な料金を設定している制作会社はほとんどありません。

企画や編集にこだわり抜いてハイクオリティな映像作品を形にするというよりは、中小企業や個人事業主に寄り添い、手軽な料金で制作を請け負う会社が多いようです。

費目別に見るDVD制作費の相場

費目 相場
企画費 3万円から8万円
撮影費 2万5,000円から6万円
編集・MA費 4万円から8万円
エンコード・オーサリング費 各1万5,000円から2万5,000円
デザイン費 5,000円から2万5,000円
プレス費 1枚あたり60円から180円

続けて費目別の料金相場を見ていきましょう。

企画費

クライアントの要望やDVDを制作・配布・販売する目的をふまえ、動画全体の構成やコンセプト、尺などを決める際にかかる費用です。一般的な相場は3万円から8万円前後

映像制作会社によっては進行管理費などが上乗せされることもある一方、セミナーや講演会といったイベントをDVDに収める場合は、企画のプロセス自体が省かれることが多いようです。

撮影費

業務用カメラや照明などの機材を使って撮影を行う際にかかる費用です。前述の通り、撮影スタッフの人件費と機材費が主な内訳となります。

相場はカメラマン1名による半日から1日の撮影が2万5,000円から3万円前後、2名以上の撮影が4万円から6万円前後。撮影スタジオを借りる場合は別途後述する利用料がかかるので注意しましょう。

編集・MA費

撮影した動画のカットをつなぎ、テロップやナレーション、BGMを加えながら作品として仕上げていく際にかかる費用です。

DVDの場合、それほど凝った編集・MAが施されることは少なく、費用もそれほど高くありません。編集・MAあわせて一般的に4万円から8万円前後が相場です。中小規模のDVD制作会社のなかには「おまかせプラン」などとして簡易的な編集作業をさらに安い料金で請け負うところもあるようです。

エンコード・オーサリング費

動画をDVD形式に変換したうえで、市販のDVDにも見られるようなチャプターやメニューを加えていく際にかかる費用です。このエンコードとオーサリングの工程があって初めてDVDをプレーヤーに読み込ませ、再生やシーンごとの頭出しができるようになります。

エンコード・オーサリング費用の一般的な相場は、いずれも1万5,000円から2万5,000円前後。エンコードに関しては基本的に動画の長さが料金の基準になり、オーサリングに関してはメニューの作成、チャプター設定といった作業項目ごとに細かい料金を設定している制作会社もあるようです。

デザイン費

DVDの盤面とジャケットのデザインにかかる費用です。デザインにはAdobe社のIllustratorやInDesignといった画像編集ソフトが使われることが多く、簡易的なもので5,000円前後、配布・販売用DVDのオリジナルデザインで1万5,000円から2万5,000円前後が相場とされています。

プレス費

完成したDVDを量産する際にかかる費用です。料金は制作会社によってやや差がありますが、1枚あたりおおむね60円から180円前後。一度にプレスする枚数が増えるほど単価は下がります。

ちなみにプレスとコピーの違いは、金型(原版)を使うかどうか。最初に金型を作成し、それをもとに表面にピット(※)が入ったディスクを量産していくのがプレス。市販のDVD-Rに表面的なデータだけを焼き付けるのがコピーです。

前者の方がエラーやノイズが混じる可能性が低く、映画やライブ映像など、市販されているDVDのほぼすべてはプレスによってつくられています。

※ピット:DVDプレーヤーが再生信号を読み取るためのくぼみ

見落としがちな費用にも注意

上記のほか、DVDのパッケージにもコストがかかります。相場は「トールケース」と呼ばれるプラスチックケースが1個20円から30円、不織布袋が10円から15円前後です。

また、撮影を行う場合、スタッフの出張費(交通費、宿泊費など)のほか、スタジオの利用料(1日の利用でおおむね3万円から5万円前後)がかかることがあるので注意しましょう。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • 企画費の相場は3万円から8万円前後
  • 撮影費の相場は2万5,000円から6万円前後
  • 編集・MA費の相場は4万円から8万円前後
  • エンコード・オーサリングの費用は
    それぞれ1万5,000円から2万5,000円前後
  • 盤面、ジャケットのデザイン費は
    5,000円から2万5,000円前後
  • プレスの費用は1枚あたり60円から180円前後
  • その他パッケージの費用、撮影を行う場合は
    スタジオ利用料などがかかることも

2.依頼内容別に見るDVD制作費の相場

依頼内容 相場
撮影・編集済み動画のDVD化 8万円から12万円
イベント撮影+DVD化 20万円から35万円

次に依頼内容別の料金相場をご紹介します。

撮影・編集済み動画のDVD化を依頼する場合

撮影・編集が済んでいる動画を用意したうえで、エンコードやオーサリング、プレスをDVD制作会社へ依頼する場合、費用の相場は8万円から12万円前後

たとえば株式会社日本ビデオサービス(京都府京都市)の場合、再生時間15分・メニュー&チャプター付きのDVD1,000枚の制作を10万円前後で請け負っています。

イベント撮影+撮影した動画の編集・DVD化を依頼する場合

セミナー、講演会などのイベントの撮影から編集・MA、エンコード、オーサリング、プレスまでトータルに依頼した場合、費用は20万円から35万円前後

セッション形式のイベントで複数台のカメラが必要になった場合や、動画の途中にプレゼン資料のスライドを差し込む場合には追加費用がかかることもあるので、制作会社にあらかじめ確認しておきましょう。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • 撮影・編集済みの動画をDVD化する費用は
    8万円から12万円前後
  • イベント撮影+編集・DVD制作まで依頼する場合の費用は
    20万円から35万円前後

3.なぜ価格が違う?価格差の出る理由

各種制作ツールが普及し、価格競争も進むなか、DVD制作会社間の料金差はそれほど大きくありません。ただ、ジャケットのデザインを簡易的なものに留める、プレスを人件費の安い海外の工場に委託するなどといった手段で、費用を抑えている会社もあるようです。

DVDの制作を発注する際は必ず複数の見積もりをとり、内訳をしっかり見比べたうえで契約先を選ぶのが大切でしょう。

できるだけ費用を抑えるためには

制作費を抑えるためには、可能な限りまとめてプレスをすること。前述の通り、基本的に一度にプレスする枚数が多いほど1枚あたりの単価が下がるからです。

とりわけ配布・販売を目的とする場合、取引先の数や商況をふまえたうえで、あらかじめ数に余裕を持たせてつくっておいた方が結果的に費用が抑えられることもあるのではないでしょうか。

【これだけは押さえておきたいポイント】
  • DVD制作会社間の価格差は大きくないが、
    なかには工程を工夫することで料金を抑えている会社も
  • 発注の際は複数の制作会社から見積もりをとり、
    見比べたうえで契約先を選ぶこと
  • 制作コストを抑えるにはできる限りまとめてプレスするのが効果的

4.実際のDVD制作料金を調べてみた

ここまでDVDの制作費について解説してきましたが、実際のところ制作会社はどれくらいの予算から引き受けてくれるのでしょうか?料金を公開している2社をご紹介します。

株式会社A
費目 料金 備考
エンコード 9,000円から2万円 再生時間によって変動
メニュー設定 1メニュー画面3,000円
チャプター設定 1カ所3,000円
コピーガード設定 3,000円
株式会社B
費目 料金 備考
撮影(業務用ENGカメラ) 4万円
編集(カメラ2台の場合) 6万円
オーサリング 1万8,000円から
ジャケットデザイン 5,000円

5.DVD制作会社選びで失敗しないためには

最後はDVD制作会社を選ぶ際に気を付けるべきポイントについて、3つに分けてご紹介します。

対応範囲

DVD制作を請け負う会社のなかには、撮影・編集済みの動画が用意されていることを前提に、エンコードやオーサリングだけ請け負うところも少なくありません。

その点でまずは、何をもって「DVD制作」なのか、具体的に何をいくらでどこまでやってくるのか事前にきちんと確認するのが第一。料金の安さだけに引かれて安易に契約を結ぶのはNGです。

得意分野

DVD制作会社の多くはイベント撮影や企業プロモ―ションビデオの企画・制作など、何らかの得意分野を持っています。

そうした得意分野なら蓄積されたノウハウをもとに制作はスムーズに進むうえ、仕上がりにも高い期待が持てます。各社のwebサイトに掲載された制作事例などを参考にしながら、DVDの用途・目的に合う会社を見つけましょう

設備

たとえば自社スタジオを持っている制作会社なら、スタジオ利用料をカットできるうえ、手配やスケジューリングの手間もかからず、スムーズに撮影を進められます。万が一再撮影が必要になった際も最小限の出費で済むでしょう。

DVDの制作会社を選ぶ際は、そういった設備面に目を向けるのも大事なポイントの1つではないでしょうか。

6.発注先選びで迷ったらアイミツへ

今回はDVDの制作費について解説しました。映像制作を行う際、みなさまの参考になれば幸いです。

なお、アイミツでは動画制作に精通したコンシェルジュがみなさまからの相談を無料で承っています。「DVDの制作費用についてもっと詳しく知りたい」、「自社に合うDVD制作会社を紹介してほしい」といった方は、アイミツのコンシェルジュまでお気軽にご連絡ください。

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著者

imitsu編集部

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