動画ナレーションの費用相場│メリットや依頼先の種類も紹介【2024年最新版】
動画作成にあたって「ナレーションを挿入すべきか悩んでいる」という方や、「ナレーションを依頼するとどの程度の費用が必要になるのか不安」という方も少なくないのではないでしょうか。
この記事では、動画ナレーションを活用するメリットとあわせて、費用の相場や依頼先の種類などを解説していきます。
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ナレーションも依頼できる動画制作会社一覧
動画でナレーションを活用するメリット
まずは、動画にナレーションを活用することで期待できるメリットについて解説していきます。
より多くの情報を伝えられる
動画でナレーションを活用するメリットとしてはじめにあげられるのは、多くの情報量を伝えられるという点です。映像・動画だけでなくナレーションを用いれば詳細な情報やアピールポイントを音声で伝えることができるので、視聴者の理解度向上が期待できます。動画は静止画やテキストと比較して大量の情報を伝えられるものですが、ナレーションを活用することでさらに大きな効果につなげられるでしょう。
視聴者の好奇心を刺激する
ナレーションは動画の視聴者だけでなく、動画を見ていない人に対する訴求にもつながるというメリットがあります。動画を再生しつつもほかの作業に取り組んでいる場合や、家族や友人などが隣で動画を視聴している時に、印象的なナレーションが挿入されていれば思わず画面へ目を向けてしまうかもしれません。
より多くの人々へのリーチを図りたいのならば、ナレーションは積極的に活用すべきと言えるでしょう。
動画の印象をコントロールできる
制作する動画の印象をコントロールできるのも、ナレーションを活用するメリットの1つです。自社商品の紹介動画を制作する際に、挿入するナレーションが「明るい声」と「暗い声」では視聴者の抱く印象は同じでしょうか。多くの人々にとって、ナレーションの印象が変われば動画に対する印象も変化するはずです。動画制作の目的に合ったナレーションを挿入できれば、より大きな成果につなげられるかもしれません。
多言語対応の動画を制作できる
ナレーションは、動画の多言語化にも役立つ手段です。たとえ日本語ベースで制作された動画であっても、さまざまな言語のナレーションを用意すれば幅広い国・地域の視聴者にも動画の内容を正確に届けることができます。
ナレーションとあわせて各言語の字幕・テロップも挿入すれば、さらに情報が伝わりやすい多言語動画に仕上げられるでしょう。
ナレーションの依頼先
続いては、動画に挿入するナレーションの依頼先について解説します。ナレーションの依頼先は大きく3種に分かれます。
個人のナレーター
フリーランスのナレーターとして活躍する人に、直接ナレーションを依頼する方法です。「どのようにナレーターを探せばいいのかわからない」という場合は、クラウドソーシングを利用してみてもいいかもしれません。
なお、昨今はTwitterやFacebook、InstagramといったSNS上で仕事を募集するナレーターも見られますが、トラブルになるケースも多いため注意が必要です。
ナレーション制作会社
ナレーションに特化したサービスを提供する会社に依頼する方法です。プロのナレーターの手配がスムーズなのはもちろんプロ仕様の機材も揃っており、編集も依頼できるなど特化型の会社ならではの充実したサービスが用意されています。
しかし、費用を抑えようと価格ばかりを重視して依頼すると「成果物のクオリティが思っていたより低かった」といった事態になりかねないので注意しましょう。
動画制作会社
動画制作会社の中には、ナレーションに対応している会社も存在しています。動画の企画や撮影、編集とあわせてナレーションの制作・挿入もまとめて任せられるというのは魅力的なポイントです。
動画の制作工程を一括で依頼することでコミュニケーションコストを抑えられるだけでなく、制作をスムーズに進められるというのもメリットと言えます。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある動画制作・映像制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
ナレーションの費用相場
ここからは、ナレーションを依頼する場合の費用相場について解説していきます。
個人に依頼する場合の費用相場
フリーランスのナレーターには、ナレーション制作会社や動画制作会社と比較してリーズナブルに依頼することができます。費用はナレーションの長さや依頼するナレーターのスキルや経歴などによって変動しますが、1,000文字あたり約1,000〜6,000円が相場とされています。
費用を抑えられる一方できちんと実績・経歴を確認せずに依頼すると質の低いものが納品されることもあるので、質にこだわりたい場合は制作会社へ依頼する方が安心でしょう。
ナレーション制作会社へ依頼する場合の費用相場
ナレーション制作会社へ依頼する場合は、5分以下の短い動画であっても約5万〜8万円が費用相場です。プロのナレーターの手配や録音、編集などをまとめて任せることになるため、高額になりやすい傾向にあります。
料金体系はナレーション制作会社によって異なりますが、「スタジオ費」や「ナレーター派遣費」など細かな項目に分けて別途請求が発生するケースもあるため、見積もりの段階できちんと確認しておくことが大切です。
動画制作会社へ依頼する場合の費用相場
動画制作会社にナレーションの制作・挿入を依頼する場合の相場は、数万円から10万円以上とレンジが広くなっています。A社の場合は新人ナレーターによるナレーションが3万5,200円から、B社の場合は企業VPのナレーション収録が8万8,000円から、テレビCM(30秒)のナレーション収録は16万5,000円とナレーターのレベルや目的などによって変動します。質にこだわる場合は10万円以上の費用が必要だと考えておくと安心です。
動画ナレーションに関する費用の具体事例
関連する費用事例です。様々な企業の実績をベースに費用事例として紹介しておりますのでぜひご覧ください。
【51万円~100万円】 盛田様|店頭用販促動画|ごまドレッシング
- 業界
-
- 食品店
- 食品
- 発注元規模
- 500人〜1,000人未満
- 納期
- 1か月程度
- オプション業務
-
- イラスト作成
- サムネイル作成
- テロップ
- ディレクション
- ナレーション
- 絵コンテ制作
- 実績企業
- カルチュアルライフ株式会社
- 課題
- 解決
- 効果
- 「SNSの広告」と「スーパー店頭で流したい」という、どちらの用途にも対応できるような動画を制作したいというお話でした。
また、制作中のLPサイトとのトンマナを合わせてほしい、というご要望もあり、限られた予算と納期の中で、
「ドレッシングなのに、お肉にも合う!」という、このドレッシングの特徴やブランドのイメージを効果的に伝えられるようにしたいとのご依頼でした。
- スーパーで歩いているときに、ふと目を向けても分かりやすいよう、ナレーションのトーンや、
文字の配置のバランスや文字量、色遣い、アニメーションでの見せ方に配慮した提案を致しました。
- LPサイトとのデザインの整合性もばっちりハマり、動画制作後は「作りたかったイメージとぴったりの動画を制作してもらえた」、
「社内でも非常に好評」とのお声を頂いております。
【51万円~100万円】 【李錦記】卵かけご飯に新レシピ提案!
- 業界
-
- 食品
- メーカー(その他)
- 発注元規模
- 500人〜1,000人未満
- 納期
- 〜1ヶ月
- オプション業務
-
- コンサルティング
- 動画広告運用
- テロップ
- ディレクション
- ナレーション
- 動画マーケティング
- 絵コンテ制作
- 実績企業
- 株式会社GoGoMarke
- 課題
- 解決
- 効果
- 李錦記を使った様々なレシピを紹介することで知名度を上げていきたい。料理への汎用性が高いことを周知していきたいということが課題。
- この商品が使われる中華料理でだけでなく、あえて日本料理や洋食に使い意外性のある動画にすることで、これまでにない層を取り込むことを提案。動画の企画、演出、撮影、編集等、制作のすべてを担当。また、配信プランのコンサルも行った。
- ブランドリフト、サイト誘導数など想定したKPIを大幅に上回った。
また、配信プランを合理化することでコストパフォーマンスにも寄与した。
【301万円~600万円】 中田英寿「ものづくりNIPPON」
- 業界
-
- 人材サービス
- 発注元規模
- 250人〜500人未満
- 納期
- 3ヶ月
- オプション業務
-
- ライブ中継
- コンサルティング
- 動画広告運用
- キャスティング
- サムネイル作成
- タレント起用
- ディレクション
- ナレーション
- 動画マーケティング
- 絵コンテ制作
- 実績企業
- 株式会社GoGoMarke
- 課題
- 解決
- 効果
- 人手不足が深刻な製造業だが、若者に対し「モノづくり」の魅力を伝え、興味を喚起させ、応募を増加させたいということが課題。
- 待遇面を訴求するより「モノづくり」そのものの価値を伝えるドキュメンタリーを提案。
日本の伝統工芸の啓蒙活動を行っている中田英寿氏とコラボし「モノづくり」動画をシリーズ展開。
動画に関しては、企画、演出、編集などすべてを担当。
テレビCM、動画コンテンツ、Webサイト、イベント、紙媒体等、キャンペーンのすべてをプロデュースした。
- Web動画が30万再生を超え、サイトへの相談、申込みも激増。
また、中田英寿氏とのコラボで多くのメディアに取り上げられる。
サービスの知名度、信頼感の向上に寄与した。
【51万円~100万円】 サービス紹介ショートムービー
- 業界
-
- メーカー(その他)
- 発注元規模
- 50人〜100人未満
- 納期
- 3ヶ月
- オプション業務
-
- キャスティング
- タレント起用
- テロップ
- ディレクション
- ナレーション
- 動画マーケティング
- 絵コンテ制作
- 実績企業
- 一般社団法人Honmono協会
- 課題
- 解決
- 効果
- 自社と自社の技術を知ってもらうために、映像制作を検討していたが価格とクオリティの面から業者の選定に苦労していた。
- 撮影場所やキャストを見直すことで低価格を実現。
- 定期的な映像による発信環境を実現した
【11万円~30万円】 YouTube広告用動画 第1弾
- 業界
-
- 運輸
- 発注元規模
- 1,000人〜3,000人未満
- 納期
- 1ヶ月
- オプション業務
-
- ナレーション
- 絵コンテ制作
- 実績企業
- CREED BANK株式会社
- 課題
- 解決
- 効果
- YouTube広告動画15秒で法人向けガソリンカードの魅力を如何に伝えるかが課題でした。
幾つかあるPRポイントの要点をどのようにまとめ、15秒の尺で訴求するかを構成段階で固めなくてはならず、
会社で打ち出していた期間限定キャンペーンと絡めて訴求する為、各訴求の秒数とナレーションの原稿作成も慎重に考える必要がありました。
既存のLPへの流入が最終目標です。
- キャンペーン告知を動画冒頭で行うことで視聴者の興味を惹きつけ、
押し出したい内容に優先順位をつけ、要点としてまとめられる要素は極力まとめ伝えたい内容を端的にしました。
ナレーションの秒数や文字数は自分で何度も検証し、内容が伝わりやすい速度になるように調整います。
最終的な動線として「法人向けガソリンカード」というワードで「検索」を促しています。
- 動画からLPへの流入は想定以上の結果とはいえなかったものの、
Facebookのインフィード広告では、CV数で効果が見られ、第2弾の制作に繋がりました。
動画に使用するナレーション制作時の注意点
続いては、動画にナレーションを挿入する際に注意しておきたいポイントについて解説します。
原稿に情報を盛り込みすぎない
「動画でナレーションを用いるなら、いろんな情報を伝えたい」と考えることもあるかもしれません。しかし、ナレーションはあくまでも動画を補完するものであり、情報が多すぎると視聴者には伝わりにくい仕上がりになってしまいます。
できるだけシンプルでわかりやすい言い回しを意識するだけでなく、ミスリードを誘うような言葉や「あれ」「それ」といった指示語の多用も避けましょう。
動画のテイストやターゲットに合ったナレーターを選ぶ
動画のテイストやターゲット層に合わせてナレーターを選ぶのも、動画にナレーションを挿入する際に注意したいポイントです。アニメーションを用いたポップな印象の動画であるにもかかわらず、ナレーターの声が落ち着いたトーンでは視聴者に違和感を与えることになるかもしれません。
ナレーション制作会社や動画制作会社はナレーターのボイスサンプルを公開していることもあるので、事前に確認しながら動画のイメージに合うナレーターを選びましょう。
複数の会社の見積もりを比較する
動画で使用するナレーションの制作を依頼する際は、複数の見積もりを比較した上で依頼先を選びましょう。「知人に紹介されたから」「名前を聞いたことがあるから」と安易に依頼先を決めてしまうと、相場よりも高額な費用を請求されるリスクも否定できません。
適正価格で業務を依頼するためには複数の会社に同じ条件で見積もりを依頼し、費用対効果の高い会社を見極めましょう。
動画やナレーション制作の悩みはプロへの相談がおすすめ
動画の制作やナレーションの挿入は、豊富な実績を持つプロへの相談がおすすめです。動画やナレーションの制作にはさまざまな技術や知識が求められるため、効果的な動画に仕上げるためにはプロの力が欠かせません。
これまでに多数の動画制作やナレーション制作・挿入を請け負ってきた経験のある動画制作会社に依頼することによって、トレンドや成功事例にもとづいた質の高い動画制作が実現するでしょう。
【料金シミュレーター】あなたのしたいナレーションの相場感がわかります
「動画の制作費がどの程度なのかを知りたい」という方は、動画制作の料金シミュレーターの活用がおすすめです。事前に具体的な費用を把握しておくことで、依頼先の選定をよりスムーズに進められるでしょう。
【低予算で作りたい方必見!】動画制作・映像制作に使える補助金・助成金まとめ
効果的な動画を制作するにはそれなりの費用がかかります。そこで、少しでも費用を抑えたいときに役立つのが国や地方自治体の補助金です。以下に動画制作・映像制作に活用できる補助金を3つ厳選してご紹介します。原則、契約前に申請が必要なので、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。
最大補助額 | 補助率 | 申請方法 | |
持続化補助金 | 200万円 | 1/4 | 電子または郵送 |
事業再構築補助金 | 1億5,000万円 | 2/3から1/2 | 電子 |
IT導入補助金 | 450万円 | 1/2以内 | 電子 |
持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠(賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など)の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は通常枠で50万、その他の枠で200万円で、ウェブサイト関連費の補助率は1/4です。
出典:小規模事業者 持続化補助金(一般型)https://r3.jizokukahojokin.info/
事業再構築補助金
「事業再構築補助金」は、ウィズコロナ・ポストコロナの経済社会の変化に対応するために、事業再構築に前向きな中小企業を支援し、日本経済の構造転換を促すことを目的としています。支援類型は、通常枠や大規模賃金引上枠など合計6つ。補助金額は枠によって異なりますが、最大補助金額は1億5,000万円で、その場合の補助率は2/3から1/2です。
出典:事業再構築補助金 https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)
「IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ニーズに合うITツールの導入にかかる費用の一部を補助するものです。業種などによって異なりますが、対象となる動画制作ツールもあるので詳細を詳しくチェックしてみましょう。補助額は最大450万円・補助率1/2以内です。
出典:IT導入補助金2023 https://www.it-hojo.jp/
補助金について、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
補助金を利用する際は、申請スケジュールや必要書類の準備に注意しましょう!
補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。
しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。
「アイミツ」は、申請をスムーズに進められる補助金に詳しい動画制作・映像制作会社を厳選し、「無料」でご紹介可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
※補助金については2023年5月時点の情報をもとにご説明しています。
まとめ
この記事では、動画制作におけるナレーションの制作・挿入費用や、ナレーションを活用するメリットなどについて解説してきました。動画のクオリティにこだわりたい場合には、動画制作のプロが多く在籍する動画制作会社への依頼がおすすめです。しかし、費用は動画の長さや内容などによって大きく変動するため、ある程度正確な金額を把握するには複数社から見積もりを取るのが近道だと言えます。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う動画制作会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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