MP4とWMVの違いとは？選び方も紹介【2024年最新版】

動画制作に従事していると、必ず悩むことになるのが動画の変換形式です。動画のファイル形式は複数存在し、なかでもポピュラーなのがMP4やWMVと呼ばれる保存形式です。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、動画の変換・保存形式とはそもそも何かについて解説しつつ、MP4やWM Vの違い、そして選ぶ際のポイントを解説します。

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MP4は、スタンダードな動画の保存形式の一種です。「.mp4」という拡張子が付与されている動画ファイルのことをMP4ファイルと呼び、世界で最も普及している形式の1つと言えます。正式名称は「ISO/IEC 14496-14:2003」という名前ですが、MP4と表現されることが一般的です。

MP4形式の動画ファイルを展開、あるいは編集するためには、それに適したソフトをあらかじめ用意しなければなりません。ただ、MP4に非対応のソフトは珍しく、大抵のソフトで展開・再生ができることから、最も好まれているファイル形式です。

WMVもMP4と同様、数ある動画ファイル形式の一種です。拡張子は「.wmv」で、正式名称は「Windows Media Video」です。

「Windows」の名前を冠していることからも分かるように、WMVはMicrosoftが開発した動画ファイル形式で、対応ソフトはMP4よりも限られます。Windows関連ソフトとの相性が良く、職場や関係者がWindowsユーザーに限定されている場合、WMVファイルのやり取りが一般的です。Windowsユーザーではない場合も、専用のソフトを使えば展開できます。

WMVとMP4はどちらもポピュラーな動画ファイル形式ですが、運用にあたってはこれらの相違点について理解しておく必要があります。WMVはその名のとおり、Windows向けの動画ファイル形式であるため、Macユーザーが展開する際には専用のソフトを用意しなければなりません。Macに標準搭載されている動画再生ソフトはQuicktime Playerですが、これはWMVの再生に対応していません。MacユーザーとWindowsユーザーが動画ファイルを共有する場合、別途動画再生ソフトを用意する必要があるでしょう。

OSの都合がWMVとMP4の再生環境に影響を与えるだけでなく、動画ファイルの品質にも形式の違いが影響を与える場合があります。例えばWMVの方が、MP4に比べデータサイズが小さくなるため、迅速なデータのやり取りをするには前者がおすすめです。ただ、動画品質はMP4の方が優れているため、クオリティを重視する場合にはMP4を使うといった使い分けも求められます。

WMV形式を意図的に使うべきシチュエーションとしては、迅速な情報共有が必要な場合です。メールやSNSを使って他者へ素早く情報を伝えたい場合、データ量の小さいWMV形式を選ぶと良いでしょう。サイズ制限に引っかかってMP4では送信ができない場合や、ネット環境が劣悪で、高品質の映像を送信できない場合、WMV形式に変換することで業務を遂行できます。それぞれのファイル形式の強みを理解し、使い分けることが大切です。

WMV形式とMP4形式の動画ファイルを使い分けるとなると、場合によっては複数の動画再生ソフトを1つのPCにインストールしておかなければならないため、少々動画再生が面倒になってしまいます。そんなときは、MP4とWMVの両方に対応している動画再生プレイヤーをあらかじめ用意しておくことをおすすめします。例えばVLC Media Playerは、無料で利用できるだけでなく、WMVとMP4の両方に対応している便利なソフトです。

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最後に、WMVやMP4形式の動画を、ほかの動画形式へ変換する方法について、解説します。

WMV形式の動画ファイルをほかの動画ファイル形式に変換する場合、最も一般的なのが専用ツールの活用です。WMV形式は上でも解説したとおり、もともとのデータ品質がそこまで優れているわけではないため、どのような動画ファイルに変換しても大きな劣化が発生する心配はありません。専用の変換ツールには無料のものや有料のものがありますが、可能であれば有料のツールを購入し、利用制限や品質の劣化といった問題を回避するよう心がけましょう。

WMV形式の動画を、Webサービスを使ってほかの動画形式に変換するという方法もあります。Webサービスを使った変換は、専用ツールをインストールする必要がないため、手軽な方法の一種です。動画変換が可能なサービスには複数ありますが、例えば「Convertio」は有名な変換サービスの1つで、手軽にWMV形式をほかの動画ファイル形式に変換できます。変換したいファイルを選択し、「変換」ボタンをクリックするだけで動画ファイルを変換可能です。

WMV形式のみならず、MP4ファイルもほかの動画ファイル形式に変換できます。最も簡単なファイル形式の変換方法は、動画編集ソフトを使うものです。動画編集ソフトにMP4動画を読み込ませ、書き出し機能を使えば、その動画編集ソフトが対応しているさまざまなファイル形式に変換ができます。動画編集の業務が日常的に発生している場合、普段使用している動画編集ソフトを使うのが簡単です。

オンライン上のサービスを使って、MP4ファイルを変換することも可能です。WMV形式のファイルを扱うのと同じく、専用の動画ファイル変換サービスを展開し、ファイルをアップロードするだけで簡単に変換を行えます。手元に動画編集ソフトや専用の動画変換ツールがない場合、この方法が最も簡単です。インターネット環境と変換したい動画ファイルがあればいつでも行えるので、覚えておきましょう。

つづいては、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。

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この記事では、MP4ファイルとWMVファイルの違いについて、それぞれの運用方法に注目しながら解説しました。動画ファイル形式の違いを理解しておくことで、動画関連の業務効率化に大きく役立つため、覚えておいて損はありません。

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