2Dモーフィングができるのは「Live2D Cubism」だけじゃない？類似ソフトやフリーソフトも紹介【2024年最新版】

イラストを動かしてアニメーションを作る「2Dモーフィング」という手法は、ゲームやVtuberなどさまざまなジャンルで重宝されています。そこで今回は、2Dモーフィングソフトについてわかりやすく解説するとともに、おすすめのモーフィングソフトやアプリ、費用相場などの情報を併せてご紹介します。

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2Dモーフィングソフトとは、2Dのイラストを3D風に動かせるソフトのことです。そもそも「モーフィング」とは、画像や特定の形状を滑らかに変化せる手法のこと。つまり、2Dモーフィングでは、2Dのイラストなどをコンピューターによる画像処理で徐々に変化しているように見せることでアニメーションとして表示する技術を指し、そのためのソフトを2Dモーフィングソフトと呼びます。

「Live2D Cubism」は、国内でも屈指の人気を誇る2Dモーフィングソフトです。2Dの原画をそのまま素材として用いた上で、その持つ魅力を最大限に生かしながら立体的にイキイキと動くような表現を実現します。大きな特徴は、モバイルOS向けのアプリ、家庭用ゲーム機など、幅広い端末に対応可能なデータを作成できるところ。充実した変形ツールやプラグイン、Photoshop用スクリプトなどにより、自由度の高いカスタマイズが行えるため、画像データだけを用意しておけば、さまざまな形で2Dモーフィングを活用できます。

ここでは、Live2D Cubismに似ているおすすめのモーフィングソフト・アプリを3つご紹介しますので、参考にしてください。

「E-mote」は、イラストやキャラクターを低い工数で動かすことのできる2Dモーフィングソフトで、スマホアプリやゲームなどで多数導入されてきた実績を持ちます。大きな強みは、キャラクターアニメーション制作時に発生する複数の煩雑な工程を完全にカットして、動くイラスを作成できるところ。さらに作成したデータはさまざまなプラットフォームで動かせるため、幅広い用途に対応できます。

「OPTPiX SpriteStudio」は、ゲームやスマホアプリに利用される2Dキャラクターや、攻撃時などに展開されるエフェクトシーンなど、幅広いアニメーション制作を行える2Dモーフィングソフトです。作成したアニメーションは、ゲームエンジンなどに直接組み込めるほか、アニメーションGIF、PNG、WebPなど複数の形式で出力が可能。より豊かで多彩な表現を出せるソフトであるため、特にゲームのアクションシーン制作などに適しています。

「Spine」は、2Dアニメーション専用に開発されたソフトであるとともに、優れたアニメーション制作において重要な効率的なワークフローを備えた2Dモーフィングソフトです。生産性向上に役立つ機能が充実しており、魅力的なアニメーション制作と効率化の両立をサポート。さらに「Spineアカデミー」というソフトの習得・運用に役立つ学習サポートが用意されているため、学びながらアニメーション制作したい方にもおすすめです。

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ここでは、2Dモーフィングに対応したおすすめのフリーソフトを3つご紹介しますので、機能性や特徴を比較してみましょう。

「AnimeEffects」は、イラストの移動、回転、拡大縮小、変形などさまざまな要素を取り入れたアニメーションを制作できる2Dモーフィングソフトです。ダウンロード・利用はいずれも無料となっており、Windows／Mac／Linuxに対応。ペンタブレット操作やキャンバスの回転に対応しているため、絵を描く感覚での直感的な作業が可能ですが、2017年4月にリリースされた「Version1.3.4」を最後に開発はストップしています。

「9VAe」は、Windows／Mac／Androidなどに対応している無料の2Dモーフィングソフトで、自信がない人でも簡単に2Dアニメーションの制作が可能です。学習用アニメ作成ソフトも用意されています。とにかくわかりやすく簡単に操作できる2Dモーフィングソフトをお探しの方におすすめで、子供向けのフリーソフトも利用可能です。

「DragonBones」は中国製の2Dモーフィングソフトで、数多くの中国企業や中国製アプリで採用された実績を持ちます。ソフトは無料利用可能となっており、少ない工数でより鮮やかなアニメーション制作を実現。主要なゲームエンジンやプログラミング言語をサポートしているほか、作成したアニメーションはさまざまなプラットフォームで公開できますが、日本語に対応していないため導入難易度は高めです。

2Dモーフィングソフトの選定時には以下のポイントを比較しながら条件に合うものを厳選しましょう。

・無料利用の可否（無料版、試用期間の有無も確認）
・有料版の条件、プラン内容
・ソフトのメリット、デメリット
・ソフト固有の機能
・リリースされた時期（更新された時期）
・口コミの評判
・学習や情報収集のしやすさ

無料版が用意されているソフトは使い勝手や操作性を直接確認できるため、試しに導入してみるのがおすすめです。

今回はアニメーション制作を外注した際にかかる費用の相場を費目別に分けてご紹介します。

・制作費（絵コンテ、グラフィック、アニメーション）：10万～80万円
・音響効果、ナレーション費：5万～20万円
・声優のアテンド：2万円～
・スタジオ使用料：2万～3万円

なお、上記はアニメーション制作の費用相場ですが、モーフィングの場合は専用のソフトが必要となるため、依頼前にモーフィングに対応しているかどうかは必ず確認しておきましょう。

つづいては、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。

より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

2Dモーフィングソフトにはさまざまな種類がありますが、使いこなして高品質なアニメーションを制作するには専門的なノウハウや技術が求められます。そのため、クオリティにこだわるなら動画制作や映像制作などに精通した会社に依頼するのがおすすめです。アイミツでは、2Dモーフィングやアニメーション制作が得意な会社の情報を多数取り揃えていますので、興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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