無料ツールXOOPSでポータルサイトを構築!作り方や事例まとめ

更新日:2017年07月20日 | 公開日:2017年07月20日

無料ツールXOOPSでポータルサイトを構築!作り方や事例まとめ

コンテンツを一元管理でき更新や修正も簡単に行えることから、webサイト制作ではCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を使うケースが増えています。

CMSの代表格とも言えるのがWordPressで、名前は耳にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
でも、世の中には数多くのCMSがあり、それぞれに特徴があります。

この記事ではWordPressよりもポータルサイト構築に適していると言われるXOOPS(ズープス)というCMSについて、その特徴や使い方などをご説明します。

1. XOOPSで何ができるの?

1-1. CMSの基礎知識

最初にCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)について簡単に説明しておきましょう。

もともとwebサイト(ホームページ)はHTMLやCSSなどのプログラミング言語を使って制作していました。
CMSとはそうした専門知識がなくても簡単に見栄えのいいWebサイトの制作やコンテンツの一元的な管理ができるソフトウェアのことで、ブラウザから操作することができます。

CMSに限らずソフトウェアは、ユーザーの要望や仕様に合わせて完全オーダーメイドで制作する「フルスクラッチ」、あらかじめある程度の機能を持った製品を提供する「パッケージソフト」、一定の条件の下で無償提供される「オープンソース」といったタイプに分かれます。

この記事で取り上げるXOOPS(ズープス)はCMSの代表格であるWordPress同様に、オープンソースCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の一種です。

ちなみに、オープンソースのソフトウェアにはメーカー(開発者)による保証やサポートサービスはありません。その代わりに世界中の開発者やユーザーがコミュニティやフォーラムといったものを作って、利用や改良のためのさまざまな情報の提供を行っています。

CMSは博報堂やニューヨークタイムズといった大企業や有名メディアから、安倍総理大臣の公式サイトまで、企業の業種やサイトのタイプ、規模に関わらず幅広いサイトの作成に使われています。
オーストリアの調査コンサルティング会社Q-Successのサイト「W3Techs」によれば、現在日本国内で使用されているCMSのうち83%のシェアをWordPressが占めています。そのためCMSと言えばWordPressといった認識をしている人も多いかもしれませんが、冒頭で触れたように世の中ではさまざまなCMSが使われています。

次の項目では、ポータルサイトの構築にはWordPressよりも適していると言われるXOOPSについて説明します。

1-2. XOOPSとは

XOOPSとは別のCMS(PHP-Nuke)をベースにして2001年に日本人開発者によって公開されたもので、PHPとMySQLが利用可能なサーバー環境があればプログラミングの知識がなくても簡単にWebサイトを構築することができるソフトウェアです。

WordPressでは掲示板やコミュニティサイトの機能を追加するのに多少知識が必要ですが、XOOPSはモジュールと呼ばれる拡張機能を使ってカスタマイズすれば簡単にそれらの機能を追加することができるんです。
そのため、小規模な個人ブログからYahoo!のような大規模なサイトまでさまざまなサイトを作ることができます。

XOOPS Cube(ズープスキューブとは)

もともとの「XOOPS」は日本語情報に乏しく、上級者向けのCMSと考えられてきました。
しかし、2005年に派生した「XOOPS Cube」は日本語環境でも利用できるように改良されており、日本語の情報も豊富です。
そのため、日本ではXOOPSと言えばこちらを指すことが多くなっています。

なお、XOOPS CubeとはXOOPSから派生するさまざまなCMS型アプリケーションを総称したもので、XOOPSの直接的な後継にあたるソフトウェアは「XOOPS Cube Legacy」と呼ばれています。

2. XOOPS Cubeの活用方法と注意点

次に、XOOPS Cubeの活用方法をご紹介いたします。

XOOPS Cubeでは、先ほど説明した必要な機能を簡単に追加することができる「モジュール」や、サイトのデザインを簡単に変更することができる「テーマ」などを活用して自由にWebサイトを構築することが可能です。

2017年7月の時点では、WordPressブログをXOOPS上で利用できる「Xpress」や画像アルバムを設置できる「gnavi」、掲示板を作成する「D3forum」など、およそ400以上のモジュールが公式サイト上に公開されています。
ほかにも、在庫管理や勤怠管理など、社内の業務効率化ツールとして使われ一般には公開しない「企業ポータル」の構築に適した専用モジュールも用意されています。

また、XOOPS Cubeはポータルサイトのほかにもコミュニティサイトという、共通の目的を持った人が集まるサイトの構築に適しています。
コミュニティサイトには掲示板やチャットが設けられていますが、そういった機能もモジュールで簡単に追加することができます。

交流サイトというと、TwitterやInstagramなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を連想するかもしれませんが、XOOPSで作成できるサイトは少々異なります。
XOOPSにはサイトを管理者独自のルールで運営できるという特徴があります。これによって特定のユーザー限定でコンテンツを公開する会員制のサイトを作れるだけでなく、ユーザー間の距離を調整してトラブルなどを事前に防ぐことも可能です。

ただ、豊富で機能性の高いモジュールやテーマは魅力的ではあるものの、膨大な数の中から自分の好みのものを探すのは大変ですよね…。

そこでオススメなのが、「XOOPS X(ten)」というパッケージを導入する方法です。

XOOPS Xは厳選された「お知らせ」「ブログ」「掲示板」「コミュニティ」「画像ギャラリー」「Wiki」「お問い合わせ」「静的ページ」「RSS情報集約ページ」などのモジュールが入っていて、きちんとメンテナンスもされているので安心して使用することができます。
テーマも豊富に含まれていて、パソコン・タブレット・スマホなどいずれの端末から見てもきちんと最適化されるレスポンシブデザインに対応したものもあります。

2-1. XOOPS Cubeで構築されたポータルサイト事例

USEN音楽放送 番組ホームページ

USEN音楽放送の公式サイトです。USEN HITランキングやチャンネルリストなどが紹介されています。

電気通信大学付属図書館

電気通信大学の図書館のポータルサイトです。学校内の資料を探すことができます。

ハイフォトジャパン

フォトグラファーの作品集や求人情報を掲載している写真専門の有料会員制ポータルサイトです。写真関連の出版などを行っている雷鳥社が運営しています。

宮崎みんなのポータルサイト miten(ミテン)

グルメやイベントなど生活情報がチェックできる宮崎県の地域ポータルサイトです。宮崎市にある情報処理会社「デンサン」が運営しています。

2-2. XOOPS Cubeのポータルサイト構築方法

XOOPS Cubeを利用するにはまずレンタルサーバーと独自ドメインを用意し、その後でXOOPS Cubeパッケージを入手してインストールします。

「パッケージ」とはXOOPS Cubeを利用するためのプログラムをまとめたもので、「公式パッケージ」と、有志によって機能が追加されている「サードパーティ製パッケージ」があります。

サードパーティ製パッケージとは、さまざまな使いやすいモジュールがあらかじめ組み込まれているもので、「ディストリビューション」とも呼ばれており、公式サイトも利用を推奨しています。

ここでは、先に紹介した「XOOPS X(ten)」というサードパーティ製パッケージをインストールする手順を説明します。

レンタルサーバーと独自ドメインを準備

無料ブログサービスと異なり、CMSを利用する際にはあらかじめレンタルサーバーを準備しておく必要があります。

ポータルサイトを建物とするならば、サーバーとはインターネット上の「土地」にあたるもので、XOOPS Cubeで作成したサイトのデータの置き場所(保存先)となります。

ドメインとは、例えば「abcdef.co.jp」などのサイトの「住所と看板」を兼ね備えたようなもので、独自ドメインを利用することで、事業者がサービス終了した場合でも引っ越しをしてサイト運営を継続することができます。

(1) XOOPS Cubeパッケージのダウンロード

XOOPS Cubeのインストールガイドのページにある「XOOPS X パッケージ版ダウンロード」ボタンをクリックしましょう。自動的にダウンロードが開始されます。

ダウンロードしたデータは「legacy-stable」というファイル名で圧縮されているので、解凍しましょう。

(2) FTPクライアントを利用してレンタルサーバーにアップロード

アップロードの際には「Fillezilla」や「FFFTP」などのFTPソフトが必要になるので事前にご用意ください。

あらかじめ用意したサーバー上に新規に「xoops」フォルダを作成します。その「xoops」というフォルダ内に、解凍したファイル類のうちhtmlフォルダの中身をすべてアップロードします。

次に「xoops_trust_path」を「xoops」フォルダ内にアップロードします。

最後に「extras」→「extra_languages」→「ja_utf8」と順番にクリックしていき、そこに表示されている「install」、「language」、「modules」の3つのフォルダを「xoops」フォルダ内にアップロードします。

アップロード作業はこれで完了です。

(3) データベースの作成

契約したレンタルサーバーの管理画面上からMySQLのデータベースを作成します。その際に登録したデータベースサーバーのホスト名やユーザー名、データベース名、パスワードなどを忘れずに控えておきましょう。

(4) インストール

それではいよいよインストール作業です。まずはお使いのブラウザで「http://サイトURL/xoops」にアクセス後、インストール作業に使用する言語の選択画面が表示されるので、「ja_utf8」を選択し、右下の矢印ボタンをクリックします。

XOOPS Cubeについての内容を確認して矢印ボタンをクリックすると、アクセス権のチェックに移るので、「アクセス権に問題はありません」と表示されたら再度矢印ボタンをクリックしてください。

次にデータベース情報を入力する画面が表示されるので、さきほど控えておいたデータベースサーバーのホスト名やユーザー名、データベース名、パスワードなどを入力してください。

それ以外の項目については特に変更する必要がなければそのままで問題ありません。矢印ボタンをクリックすると確認画面が出ます。再度矢印ボタンをクリックすると内容がサーバー上のファイルに書き込まれます。

サイト管理者情報の入力し、ログイン画面からログインするとモジュールの導入画面が表示されるのでインストールをクリックしてください。

最後にFTPソフトで「xoops」フォルダ内にある「install」フォルダを削除してインストール作業は終了となります。

3. まとめ

ポータルサイトの構築なら、更新など管理の容易さという点から見てもCMSの利用をおすすめします。特にXOOPSはモジュールという拡張機能プログラムを上手く組み合わせることでWordPressよりも簡単にポータルサイトを作ることができます。

ただし、XOOPSを使ってポータルサイトを構築すること自体は問題ないとしても、WordPressに比べて情報が少ないため、ある程度の知識がないとサイトの目的や用途により即したようにカスタマイズするのは難しいといった面もあります。
また、他のCMSと比較してSEO対策が難しいとも言われています。

独力での制作にこだわるよりも、初期の基本的な制作作業は外注して、その後の更新を自分たちで行っていくというのも一つの方法です。

「使い勝手がよく運用のしやすいCMSには魅力を感じるものの、最初からすべてを独力で構築するのはちょっと荷が重いかな」というようにお考えでしたら、ぜひ「アイミツ」にご相談ください。

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