ポータルサイトの機能で必要なものって何?利便性を高める機能紹介【2024年最新版】
1つのサイトでいろいろな情報を幅広く提供できるポータルサイトは、アクセス数の向上はもちろん、他社との差別化が図れることから、多くの企業に注目されている媒体の1つです。
その流れに乗って「ウチの会社でも集客を狙うために、ポータルサイトを構築してみようかな?」と検討する事業主の方もいるかと思います。
ですが、ポータルサイトと普通のサイトでは何がどう違うのか、また、どういう機能を用意すればいいのかも、分かっているようで分からないと言うのが本音ではないでしょうか?
ポータルサイトではいろいろな情報を幅広く扱うわけですから、必要な情報を引き出せる便利な機能を備えていないと、ユーザーにとって見づらく使いにくいサイトになってしまう恐れがあります。
この記事ではポータルサイトの構築を検討している事業主の方を対象に、利便性を高めるために必要な機能はもちろん、改めて「ポータルサイトってどういうもの?」という疑問についても説明します。
ポータルサイトの役割とは?
1-1. ポータルサイトの意味を学ぶ
ポータルサイトの「ポータル」とは船が集まる港(Port)から派生し、門や入口のなかでも特に豪華で堂々としたものを指す言葉です。
このことからも分かるように、さまざまなコンテンツを設け、たくさんの情報を集約して扱うサイトのことを「ポータルサイト」と言います。
誰もがよく知るポータルサイトとしては、大手検索エンジンの「Google」「Yahoo! JAPAN」があります。
タイプは異なりますが、情報検索という1つの機能に特化したものも、あらかじめ幅広いサービスを用意しているものも、「入口」になるという意味で同じように「ポータルサイト」であると定義付けられています。
「Google」「Yahoo!JAPAN」についてはこちらで詳しく解説!
→【ポータルサイト】Googleを便利に使い倒す!情報まとめ
→【ポータルサイト】Yahoo!の魅力を改めておさらい!
1-2. 一般的なサイトとの違い
たとえば、コーポレートサイトの場合には主に会社自体や製品・サービスなどの認知が目的となるため、情報発信をメインとしたコンテンツや構成を考えて制作されているかと思います。
しかし、ポータルサイトは「情報の入口」という性質からも、ユーザーニーズに合った価値ある情報を幅広く提供し、集客効果を上げることを目的としています。
つまり、一般的なサイトとポータルサイトでは、そもそも狙いが異なるのです。
だからこそ、多くの企業がポータルサイトを制作し、コーポレートサイトでは狙うのが難しいターゲット層へのアプローチを行っていると言うわけです。
ポータルサイトに必要な機能とは?
挙げたらキリがないくらいとにかく種類の多いポータルサイトですが、扱うジャンルは違ってもさまざまな情報を幅広く扱っているという点は共通しています。
では、一般的なサイトよりも扱う情報量が多く性質も異なるポータルサイトには、どのような機能が必要になるのでしょうか。
ここではポータルサイトのなかでも件数が多い、飲食店やサロンなどの「店舗」を対象とした場合を例に説明します。
その1. トップページコンテンツ
トップページコンテンツとしては、「新着情報」「新規掲載店」「掲載店(取扱商品)のピックアップ」「掲載店のSNS情報」などがあります。
トップページはユーザーが最初に訪れるページですから、サイトの更新状況が一目で分かる情報機能を採用しなければなりません。
「検索店(取扱商品・サービス)のピックアップ」と「掲載店のSNS情報」はピックアップの仕方によって他サイトとの差別化が図れるだけでなく、掲載店にとっても集客効果が期待できる機能の1つだと言えます。
また、「ウチのお店も載せて欲しい」という事業者向けに「掲載申込フォーム」を設置しておくことも必要です。
その2. 掲載店検索
サイトに掲載している店舗を探すにも、いろいろな検索機能があります。
細かく設定しようと思えばいくらでもできますが、「店舗名検索」「カテゴリ(業種)検索」「Google マップ検索」くらいは最低限用意しておくべきでしょう。
これらの機能に加え、飲食店の場合には「利用シーン」「予算」別、美容院の場合には「ヘアスタイル」「メニュー」別など、条件ごとに店舗が絞り込める検索機能を用意すると利便性が高まります。
その3. 掲載店マイページコンテンツ
「掲載店マイページコンテンツ」とは、実際に店舗の情報を記載するページです。
必要な機能としては「基本情報」「紹介記事」「取扱商品・サービス」「新着情報」「求人情報」「SNS」「口コミ」などがあります。
ユーザーが知りたいと思う情報を提供するための機能を揃えるのはもちろんですが、テキストだけでなく写真も掲載するなど、機能ごとの情報内容の充実も重要です。
なお、イベント情報やセール情報などが掲載できる「新着情報」とスタッフを募集する「求人情報」は、表示期限が設定できるようにすると便利です。
その4. 掲載店用管理機能
サイトに情報を掲載する店舗向けの機能で、「ログインパスワード変更」「マイページコンテンツ編集」「検索カテゴリ(業種)設定」「アクセス履歴」などが必要になります。
店舗用の管理機能を設けておけばサイト運営側が登録を行う手間が省けますし、店舗側もいつでも気軽に情報を追加・修正・編集ができるというメリットがあります。
サイト開設後も掲載店舗の増加が予想される場合には必須とも言える機能の1つです。
その5. サイト管理者機能
当然のことながら、サイトを運営する管理者向けの機能も用意しなければなりません。
「掲載店登録・削除」「掲載申込の承認」「掲載店向けメール送信」といった掲載店舗を対象とした機能のほかに、「検索カテゴリ(業種)追加・変更」「トップページアクセス履歴」など、よりよいサイトにするための機能も追加しておくといいでしょう。
その6. その他
必ずしも採用しなければならない機能ではありませんが、サイトの付加価値を高めるものとして「会員登録」「メールマガジン発行」「掲載店新着情報SNS配信」「アクセスランキング」などがあります。
なかでも「会員登録」は多くのポータルサイトが採用している機能の1つです。
会員登録をするとサイト独自のポイントを貯めたり使ったりできるほか、通常よりも割引になるクーポンなど、さまざまな特典を利用できることがユーザーにとって大きなメリットになります。
特典を用意するのが難しい場合にはメールマガジンでお得情報を配信し、ユーザーの満足度を高める方法もあります。
この項目で取り上げた機能はあくまでも一例であり、ポータルサイトの種類やジャンルによって必要な機能は微妙に異なります。
どのようなポータルサイトを制作するにしても、一番に考えるべきは「どんな機能を採用すれば、ユーザーにとって使い勝手のいいサイトになるのか」ということです。
そのためには最低限、「2-1. トップページコンテンツ」と「2-2. 掲載店検索」に相当する機能はしっかりと整備しなければなりません。
1つのサイトでたくさんの情報を提供するのがポータルサイトの役割ですが、あまりの情報量故にユーザーが途中で探すのを諦めてしまうようでは本末転倒です。
ユーザーニーズに合ったさまざまな情報を提供するのはもちろんですが、必要な情報が手軽に探せることこそが、ポータルサイトにとって重要な要素と言っても過言ではありません。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ポータルサイトを含むホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
<作成費用> | <ホームページの特徴> | <どんな企業向きか> |
~30万 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業 ・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
ポータルサイトを構築するためには
ここまでの項目で、ポータルサイトがどういうものであり、そのために必要な機能がどういうものであるかということは理解できたかと思います。
この項目では実際にポータルサイトを構築する前に押さえておきたい3つの手順を、大まかに説明します。
- 押さえておきたい3つの手順
-
- 同じ業種のポータルサイトをリサーチする
- サイトの目的・ターゲット・目標などを設定する
- 採用する機能およびコンテンツを考える
ポータルサイトに限ったことではありませんが、何の計画もなしにいきなり制作に取りかかるのは明らかに無謀です。
まずは同じ業種のポータルサイトを徹底的にリサーチして、「人気の高いサイトにはどのような機能や要素があるのか」を書き出してみてください。
アクセス数の多いポータルサイトを見ることはこの上なく参考になり、「これが成功要因か!」と思える要素が必ずあるはずです。
次にリサーチ情報などを元に、サイトの目的やターゲット、目標を設定します。
ポータルサイトを制作する目的はさまざまなものが考えられますが、たとえば店舗の場合には「来店・予約数を増やすこと」などが挙げられます。
その目的を達成するためにはどの層のターゲットに向けて、どのようなアプローチを行うべきかも併せて考えます。
サイトの目標に関しては「半年までにサイトからの月間予約数を500件にする」というように具体的な目標値を設定し、実現に向けての対策をしっかりと練ってください。
サイトの目標を立て終えたら、今度は採用する機能とコンテンツについて考えます。
両者ともにポータルサイトとして必ず用意すべきものと、他サイトとの差別化を図るために設けた方がいいものとがあります。
言うまでもないことですが、差別化が図れる機能やコンテンツは自社の強みとなるものですから、積極的に取り入れることをおすすめします。
この3つの手順からも分かるように、ポータルサイトを構築するにはしっかりとした事前準備が必要です。
徹底的にリサーチすることで多くのユーザーに支持されているサイトの成功要因や共通点が分かりますし、それらが分かれば差別化が図れるコンテンツやさらに便利な機能を考えることも容易になるはずです。
ただし、成功しているポータルサイトを参考にするのはいいですが、まねるだけでは当然出し抜くことはできません。
その辺のバランスを考えながら、あくまでも独自性のあるポータルサイトを制作するように心がけましょう。
【まとめ】ユーザビリティを考えた機能を用意するのがポイントです
この記事ではポータルサイトの構築を検討している事業主の方を対象に、利便性を高めるために必要な機能はもちろん、改めて「ポータルサイトってどういうもの?」という疑問についても説明しました。
世の中には誰もが知る「Google」や「Yahoo! JAPAN」以外にも、さまざまな情報を扱うたくさんのポータルサイトがあります。
ポータルサイトの種類によって採用している機能は異なりますから、実際にサイトを利用して使い勝手のよさを体感してみる…というのも、便利な機能を探す1つの方法です。
「この機能もこの機能も便利だからサイトに設置しよう!」と考えるのはいいですが、何事にも限度があります。
便利な機能をいろいろと用意しても逆に選択肢が多すぎて見つけにくいとなれば、使い勝手の悪いポータルサイトだと評価され、ユーザーは離れてしまいます。
ポータルサイトの目的は集客にあるわけですから、「ユーザビリティの向上なくして成功なし」という気持ちで制作しなければ、競合が激しいポータルサイト戦線を生き抜くことは難しいと言えるでしょう。
「2. ポータルサイトに必要な機能とは?」で取り上げたように、たくさんの情報を扱うポータルサイトには一般的なサイト以上にさまざまな機能が必要とされます。
ユーザビリティを第一に考えるとなると自社で制作するには難しい機能もありますし、サイト全体のデザインの整合性を考える必要性も出てきます。
「考えることが多すぎて、とてもじゃないけれど自社で制作できる気がしない…」というように尻込みしてしまいそうな場合には、ぜひ日本最大級の業者比較サイト「アイミツ」までご相談ください。
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