ソフトウェア開発モデルの歴史、過去を知ると今何を重視すべきか見えてくる!

更新日:2017年06月12日 | 公開日:2016年08月25日

ソフトウェア開発は1947年ゴールドスタインとフォン・ノイマンがフローチャートを考案して以来、時代とともに進化を遂げてきました。
現代のプログラミング手法にも影響を与えている1980年代のデーターベースを使った手法や1990年代のインターネットによる新しい環境などをおさえることで、現在のソフトウェア開発で何が重視されているのかが分かります。

発注者もその流れを知っておくことで、ソフトウェア開発の勘所がわかると言えるでしょう。

この記事では、ソフトウェア開発モデルの歴史について詳しく解説していきます。

1980年代に確立されたDOA(Data Oriented Approach)の影響力を知っておこう

1980年代に入って情報化社会が本格的に到来すると、ソフトウェア開発の世界でもデータ中心のアプローチであるDOA(Data Oriented Approach)がクローズアップされてきました。
それまでのソフトウェアはデータの部分も個々のアプリケーションの中に保存するのが基本だったので、単一の構造をデータベースを整備して共通で利用するという発想はありませんでした。

DOAとは業務で扱うデータの構造や流れに着目してシステム設計を行うことで、データベースに任せられる部分は任せてしまおうという設計思想を確立し、個々のシステム設計を非常にシンプルにしました。

今日、WordPressなどでも使われているリレーショナルデータベースRDB(Relational Database)や、RDBを操作する言語としてSQLが実用化されたのもこの時期です。

このデータと操作を分離する発想は、1990年代中盤にWebブラウザがアプリケーションのインターフェースとして使われるようになって、ますます有益であることが実感されるようになりました。
現在のWebシステムの基本であるLAMPSシステム(LINUX+Apache+MySQL+PHP)なども、この1980年代に確立されたDOAが基本になっているわけです。

1990年代に向上した上流工程重視の意識が現在にも引き継がれています

情報化社会を迎えた1980年代にRDBなどが整備された後、経営戦略や業務システムにDOAを積極的に利用していこうという流れが活発化しました。
いわゆる情報システム部門が企業の中に設置され、企業活動をコンピュータによって効率よくサポートするための設計が重視されるようになりました。

この頃から、現在のソフトウェア開発、システム構築の定番である「要求定義」「要件定義」「外部設計」「内部設計」などの開発手法が定着していきます。
その背景には、企業活動を支援するという成果を出すためにはソフトウェアやシステムをどのように設計したら良いかという、上流工程への意識の向上があったわけです。

また、1980年台終わりから1990年台はじめにかけてそれまで主流だったウォーターフォール型の開発手法の限界が指摘され始め、プロトタイピングやスパイラルなどの開発技法が提唱されはじめました。
さらに1990年台終わりには現在のアジャイルプログラミングの原型とも言われるXP(Extreme Programming Explained)が提唱されています。

これらの新しいプログラミング手法の開拓も、いかにして現場の意見を開発の中に効率的にフィードバックするかという上流工程への理解重視がもたらしたものだといえるでしょう。

2000年代はWebアプリケーションの全盛時代を迎える

1990年台半ばからスタートしたインターネットの商用利用は2000年代になって本格的に開花しました。
企業はホームページを持つことが当たり前となり、いろいろな業務ソフトウェアや業務システムも、Webブラウザを使ってサービスにアクセスするタイプのものが主流となっていきます。

こうした流れは「クラウドファースト」という言葉に象徴されるように、2010年代になってさらに加速します。
必要な機能を必要なときだけ必要な分だけ利用するというこの発想は、ソフトウェアや業務システム開発も大きく変化させました。
クラウド時代以前はソフトウェアやシステム開発は自社内に設置するという選択しかありませんでしたが、クラウド時代には「基本はクラウドファースト」+「クラウドでできない部分を独自にソフトウェア開発、システム構築」という発想になってきています。

【まとめ】

ざっくりとしたソフトウェア開発の歴史を1980年代から見てきましたが、今日当たり前のように考えているフレームワークはこの30年で出来上がってきたものだと言えそうですね。

「データベースの活用」「上流工程の重視」「Webブラウザによるインターフェース」「クラウドファーストとカスタマイズ」これが現在のソフトウェア開発やシステム開発のポイントであり、今ソフトウェアを開発する上で無視できない要素である理由がおわかりいただけたと思います。

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