商用利用するならWordPress!商用サイト制作に適した6つの理由【2024年最新版】
- この記事のポイント
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- WordPressは、SEO、カスタマイズ性、機能性あらゆる面で商用利用に適している
- セキュリティーやコスト面、専門知識など自作する際の注意点もある
- 高いクオリティーを望むなら外注も選択肢のひとつ
「商用サイト」とはどのようなサイトだと思いますか?
「商用」と入っているので、Amazonや楽天ショッピングなどのECサイトを思い浮かべる方が多いかと思います。
しかしネットショップのように直接利益を生むサイトだけでなく、商品やサービスを提供している企業のホームページのようにサイトを看板や広告代わりに利用するタイプ、またはアフィリエイトサイトのような間接的な利益を生むタイプも商用サイトになります。
このように商用サイトは幅広くありますが、制作する際に重視したいポイントは共通しています。
それは、検索結果を上位に表示されるためのSEOに優れていることと、最新の情報を即座に反映させるために更新が簡単にできるということです。
この2つの要素を満たしたサイトを手軽に作ることができる制作ツールがWordPressです。
この記事では、WordPressで商用サイトを作成するメリットを中心に、注意点も含め、商用利用に適したテーマやプラグイン等幅広い情報を紹介します。
WordPressが商用サイト制作に適している理由とは
商用サイトの制作ツールとしてWordPressをおすすめしたい理由は6つあります。
1-1. WordPressを商用利用する6つのメリット
SEO対策に強い
WordPressを利用するメリットとしてまず挙げたいポイントはSEO対策に強いことです。
商用サイトの目的の1つに集客があるので、検索結果の上位に表示されないとサイトを制作した意味がありません。
WordPressはGoogleが公表している検索結果を上位に表示するのに必要な対策をほとんど自動的に行うため大きな効果が期待できます。
サイトへの集客を増やす方法はこちらで詳しく解説!
→劇的に集客数が増える!?WordPressで狙う集客方法・総まとめ
システム使用無料・広告も入らない
WordPressはオープンソースとして公開されたソフトウェアのため無料で使用できます。
また、無料で提供されている制作ツールの多くは完成したホームページに広告が表示されるようになっていますが、WordPressは広告が一切入りません。
コンテンツの追加・更新が簡単
WordPressはサイト制作やシステムの専門的知識がなくてもデータの登録ができるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)であるため、新しいページの追加や既存ページの更新が簡単にできます。
情報が手に入りやすい
WordPressは世界中で使用されているツールで、全世界の約3割のサイト制作に使われているというデータもあります。
そのため、日本でも入門書から上級者向けまで多くの書籍が出版されていますし、インターネット上にも使い方や機能を説明したサイトが多くあるので、便利な機能や操作で困ったときに必要な情報を簡単に得ることができます。
商用向けのテーマがある
WordPressは「テーマ」というデザインのテンプレートが用意されています。
テーマを変更することでレイアウトや色調、ページ数などサイトデザインを大きく変えることができます。
テーマはWordPressにデフォルトで入っているものほか、公式サイトをはじめインターネット上で豊富に提供されており自由に使うことができます(無料のものと有料のものがあります)。
商用利用に向いているプラグインがある
WordPressには「プラグイン」を入れることで機能を拡張することができます。
プラグインは総数4万以上あり、中にはSEO効果を高めたり、商品管理が楽になったりするなど商用サイトを運営するうえでとても便利なものがあります。
プラグインに関するその他の記事は以下をご覧ください。
ECサイトを構築するおすすめのプラグイン5選
顧客管理におすすめのプラグイン3選
問い合わせにおすすめのプラグイン4選
1-2.WordPressを商用利用する際の注意点
以上のように非常に商用利用に適しているWordpressですが、注意しておかねばならないポイントもいくつかあります。
セキュリティー面
Wordpressは上記のように、オープンソースで、多数のプラグインやテーマが無料で使えるので、世界中に多くの利用者がいます。
それゆえ、ハッカーに脆弱性を突かれ、攻撃を受けやすいというリスクも背負っています。
ハッカーの侵入はプラグインやテーマからが多いと言われていますので、それらも含めたすべてのシステムを最新に保っておくなどの対策が必要です。
また、システムのアップデートの際には、プラグイン等との兼ね合いで不具合が起こることがありますので、必ずバックアップを取る必要があります。
そういった手間暇がかかることも、Wordpressを運用する上での留意点と言えるでしょう。
セキュリティ対策についてはこちらで詳しく解説!
→WordPressのセキュリティ対策は万全?6つのサイト防衛策
コスト面
Wordpressは無料とは言え、導入時にドメインの取得とレンタルサーバー料は最低限必要です。
とは言え、レンタルサーバーは安いものでは月額1000円以下からありますし、ドメインも年間300~1000円程度で取得できます。
テーマとプラグインも先に少し述べましたが、無料のものと有料のものがあります。
どういった商用サイトを作りたいかにもよりますが、一定のクオリティーと機能を求めるなら、有料版も選択肢として入れるべきでしょう。
特にECサイトを構築しようとする際、例えばクレジットカード決済機能を導入するプラグインは殆どが有料ですし、決済代行にもコストがかかりますので、サイトで軽く物を売るレベル以外は、ドメイン・サーバー代以外にもコストはかかると考えた方がいいでしょう。
専門的知識
WordPressのテーマを使えば誰でもある程度の商用サイトを作れますが、その一方で、いろいろとカスタマイズしようと思うと、PHPやCSSなど最低限のプログラミングの専門的知識が必要となります。
また、テーマの設定もなかなか複雑で、ボタン一つでというわけにはいきませんから、ホームページ初心者にはかなり難易度が高いと言えるでしょう。
さらに、サポート体制も手厚いものではなく、電話サポートといったものもないので、自分で専門書やサポートページなどから解決策を見つけなければなりません。
商用サイトってどういうサイト?
ここまで、WordPressはある程度の条件を満たせば、商用サイトを構築するツールとして非常に多くのメリットを持っていることがお分かりいただけたかと思います。
それでは、「商用サイト」とは、そもそもどういったものを指すのでしょうか?
実は、商用サイトは大きく分けて「ECサイト」、「コーポレートサイト」、「アフィリエイトサイト」という3つのタイプがあります。
それぞれターゲットや目的が違うので1タイプずつどのようなサイトなのか紹介します。
2-1. タイプ別商用サイトの紹介
ECサイト(ショッピングサイト)
ECサイトとは端的に言うとインターネット上で商品の販売やサービスの提供を行うサイトのことで、大きく分けるとモール型とショップ型のどちらかになります。
モール型とは多数の店が集まるショッピングセンターのようなもので、代表的な例としては楽天市場やAmazonマーケティングが挙げられます。
他方、ショップ型とは単独の専用サイトで販売・サービスの提供を行うものです。
参考として、以下にWordPressで制作されたECサイトを紹介しておきます。
ECサイトを構築したい方はこちらも参考にしてみてください!
→WordPressでECサイトを構築する方法を紹介!おすすめプラグイン5選
→WordPressで始めるネットショップ!テーマを選んですぐ開業!?
コーポレートサイト(企業サイト)・店舗サイト
企業や飲食店などが運営するサイトで直接に販売やサービスの提供は行いません。
商品やサービスをPRして実際の店舗や運営するECサイトへの流入を目的としたサイトです。
以下がWordPressで作成された「コーポレートサイト」になります。
アフィリエイトサイト
アフィリエイトサイトとは、掲載した広告を経由して広告主のサイトを訪れた人が商品購入などのアクションを起こすことによって収入を得るウェブサイトのことです。
実際に商品を売買するサイトではありませんが、このようなサイトも商用サイトになります。
以下が、WordPressで作成された「アフィリエイトサイト」になります。
以上の3タイプのターゲットや目的はバラバラです。
しかし商用サイトを持つ際に重視するポイントは3タイプともに共通しています。
1つ目のポイントは多くの人に見てもらうために検索結果を上位に表示されるためにSEOに優れていること、2つ目のポイントは商品の登録やキャンペーンの告知など更新回数が多くなるため簡単に更新ができることです。
それでは、次にそういった商用サイト構築に特化した、テーマやプラグインを紹介します。
2-2.商用サイト向けおすすめテーマ
商用サイトを制作する際におすすめしたい日本語対応しているテーマを4つ紹介します。
いずれもパソコン、スマートフォン、タブレットなど端末の種類に関係なくサイトをスムーズに表示できるレスポンシブwebデザインに対応しています。
ベクトル「BizVektor」
「BizVektor」はインターネットサイト制作の知識がほとんどなくても、管理画面での入力だけでホームページが制作できます。
このテーマには「デザインスキン」という機能があり、見た目のデザインを4種類の中から選択することができるので自社の特色を出したホームページを制作することができます。
このほかにも、スタッフブログ・イベント案内などは通常の投稿とは別の入口で作成できるといったカスタム投稿機能があります。
⇒「BizVektor」デモサイト
WordPress.org「Attitude」
出典: WordPress.org「Attitude」 https://wordpress.org/themes/attitude/
Attitudeは、WordPress公式サイトで紹介されているテーマです。
「Attitude」は姿勢や態度という意味で、その言葉どおりは自由度が高くさまざまにアレンジできるのがこのテーマの特徴です。
コーポレートサイト用、ブログ用が選べるのはもちろんですが、個別ページは5つのレイアウトから選択できます。
細かい部分までデザインにこだわりたい方にはおすすめのテーマです。
⇒「Attitude」デモサイト
Kiosk
Kioskは、ショップ用のページやブログページなどが用意されているシンプルなデザインのテーマです。
1つの商品に何枚もの画像を付けることができるので、いろいろな角度から商品を見せたい場合や、色違いのものを紹介する場合に役立ちます。
また、動画の掲載も可能となっています。
なお、本テーマはECプラグインである「WooCommerce」のインストールが必須となります。
Storefront
StorefrontはWooCommerceのコア開発者により構築されたテーマです。
Storefront=店頭という名の通り、トップページに動画が差し込め、非常に動きがあり、オシャレなテーマです。
ショップ用のページが用意されているので簡単に商品を表示させることができ、かつ、細部まで自由にカスタマイズできるのは大きな魅力です。
⇒「Storefront」デモサイト
2-3. 商用サイト向けおすすめプラグイン
商用サイトを制作する際に導入をおすすめしたいプラグインを4つ紹介します。
WP-OliveCart
このプラグインはECサイトの運営に特化したプラグインです。
WordPressの管理画面で商品を登録すると同時に、商品の個別ページが作成されるというECサイトを運営する際にはとても便利なプラグインです。
All in One SEO Pack
出典: All in One SEO Pack https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/
記事のタイトルから見出しまで細かく設定できるSEO対策プラグインです。
ただ検索上位に表示させるだけでなく、表示させたくない記事の設定もできます。
また、HTML上のプラグラムにSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)用のメタタグも設定できるのでSNSのSEO対策を取れるのも魅力です。
Google Analytics for WordPress
出典: Google Analytics for WordPress http://wordpress.org/extend/plugins/google-analytics-for-wordpress/
Googleアナリティクスと連携して、アクセス解析についての詳細な設定をおこなうことができるようになります。
Google XML Sitemaps
出典: Google XML Sitemaps http://wordpress.org/extend/plugins/google-sitemap-generator/
XMLサイトマップを自動生成してくれる機能です。
XMLサイトマップというのは、検索エンジンが認識できる形式(XML)でつくられたサイトマップ(ウェブサイトの構造図)のことです。
このXMLサイトマップがあることで、ウェブサイト内のページが検索エンジンによってインデックス登録されやすくなります。
商用サイトを外注する
先に述べたように、WordPressはある程度のプログラミング知識がないと、クオリティーの高い商用サイトを作るのは困難です。
これからサイトを運用していくことを考え、必要なプログラミングの知識やWordPressのノウハウを学ぶことは大いに有意義なことなのですが、時間的余裕がない場合、もしくは近くにそういった知識のある人物がいない場合は、Wordpressでの商用サイト制作に長けた業者に外注するのも選択肢の1つと言えるでしょう。
ここでは、外注のメリット等を3つ挙げておきます。
自社で作ることの限界
WordPressを使えば初心者でも簡単にホームページを制作できます。
しかしサイト制作経験のない人が「1-2. WordPressで制作された商用サイトの例」で紹介したようなサイトを作ることはほぼ不可能です。
高品質なホームページを作成しようと考えるならば外部の専門家を利用したほうが効率的です。
SEO対策をより強力なものに
WordPressは内部でSEO対策ができているとはいえ、継続的に適切な対策をしなければ大きな効果は期待できません。
プラグインを導入して終わりではなくアクセス解析をして更新頻度を上げる、画像のサイズや形を適切なものに変更する、といった施策はもちろんのことほかにもさまざまなSEO対策をしなければなりません。
多くの商用サイトをWordPressで制作しているホームページ制作会社であれば、アクセス解析に基づいて最も効果的な施策を実行できるノウハウがあるためさらなるSEO効果が期待できます。
オリジナルデザインのサイトを実現
公開されているテーマを使えばデザイン的には完成度の高いサイトになるでしょう。
しかし、決められた枠の中で制作されたサイトになるので、使い勝手などを含めた意味での納得できる商用サイトになるとは限りません。
トップページには企業名が入るでしょうし、ほかにもメニューバーやコンテンツなどを追加することでサンプル段階では完璧に思えていたデザインのイメージが変わってしまう可能性もあります。
WordPressで商用サイト制作の経験がある制作会社に依頼すれば、自社にとって使い勝手のよいオリジナルの商用サイトが構築できるでしょう。
ホームページ制作の費用相場
ホームページ制作を依頼した場合の費用相場をご紹介します。
ホームページの種類 | 作成費用の相場 | 備考 |
ランディングページ | 10万円~35万円 | |
コーポレートサイト (テンプレート) |
20万円~50万円 | |
コーポレートサイト (オリジナルデザイン) |
50万円~100万円 | |
採用サイト | 60万円~200万円 | |
ECサイト | 60万円~200万円 | 別途月額費用が必要なケースあり |
ポータルサイト | 150万円~500万円 |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターのご利用をおすすめします。
【まとめ】WordPressでより効果的な商用サイトを制作するためには
この記事ではWordPressが商用サイトを構築するのに非常に適したシステムであることを中心に述べてきました。
WordPressは自動的にSEOの対策ができますし、サイト制作に関する専門的な知識がなくても簡単に更新ができるCMSシステムで、便利なプラグインや豊富なテーマが用意されています。
しかし、個人ブログレベルではなく、クオリティの高い商用サイトを制作しようとする場合は、サイト構築初心者や経験がない人にとっては、非常に壁が高いと言えます。
業務効率などを考えれば、外注したほうが結果的に費用対効果が高いことも少なくありません。
前述した商用サイトの種類を参考に、どのような商用サイトを作りたいかを考えたうえで、適切なサイト構築法を選択する必要があるでしょう。
自社で制作するか外注するかお悩みの方は、日本最大級の発注業者比較リスト「アイミツ」にぜひご相談ください。
お客様のご希望を伺い、もしご希望とあれば商用サイトをWordPressで制作することが得意な制作会社を紹介いたします。
※おすすめの制作会社一覧はこちら
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