Shopify Plusとは｜料金・通常プランとの機能の違い【2024年最新版】

世界トップレベルのコマースプラットフォーム「Shopify Plus」をご存じでしょうか。Shopifyには複数のプランがありますが、Shopify Plusは選ばれた企業のみが契約できるスケーラブルなプランです。今回は、Shopify Plusに興味をお持ちの方に向けて内容を詳しく解説。後半ではShopify Plusパートナー企業を紹介するので、ぜひチェックしてください。

Shopify PlusとはShopifyのエンタープライズプランです。Shopifyの料金プランは通常「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3プランですが、Shopify plusはさらにその上位プランとされています。
大量販売を行うマーチャントを対象としたプランで、通常のShopifyの機能はそのままに、更に多くの機能を使用可能。プラットフォームも汎用的でカスタマイズ性も高く、使い勝手の良さでも定評があります。

Shopify Plusの料金体系は以下の通りです。

・月額料金：2,000USD
（月商＄80万以上から売上の0.25％）
・クレジットカードの手数料：3.15%

Shopify Plusの料金プランは通常プランに比べて割高ですが、クレジットカードの手数料はリーズナブルです。※Shopify Plusの契約は12ヶ月からとなっています。なお、ShopifyPlusへの移行の際に費用は発生しません。

ここからは、Shopify Plusの便利な機能について紹介します。Shopify Plusで注目されているのは以下の機能です。

・チェックアウトページのカスタマイズ
・サイトの予約反映（時限設定）
・業務の自動化
・プロモーションの拡張機能
・1契約で10サイトまで運営可能
・専用のAPIを使用可能
・専任のサポート

以降、各機能について詳しく解説します。

Shopify Plusを契約するとチェックアウトページのカスタマイズができるようになります。checkout.liquid のリキッドファイルの編集ができるので、独自のレイアウトのほか、住所入力フォームのバリデーション追加や、配送先入力画面でオプションを追加することが可能です。また、配送先の国や地域によって表示を変えることもできます。

Shopify Plusではサイトの予約反映（時限設定）も可能です。通常プランでも予約反映をすると、商品やブログ記事は時限設定が可能ですが、商品価格の時限設定などはできません。しかし、Shopify Plusで提供されている専用アプリには「Launchpad（ローンチパッド）」があり、商品価格の時限設定も可能です。セールなどのイベント開始時と終了時に商品の価格を変更できます。

Shopify Plusを契約すると業務の自動化も可能です。Shopify Plusには専用アプリ「Shopify Flow」があり、アプリを通じて特定顧客からの注文情報にタグを追加し、商品が売れた時にメールで通知を受けることができます。自動化に際して複雑な設定は必要なく、誰でも簡単に操作できます。大量の商品を扱う際は重宝する機能です。

Shopify Plusを契約するとプロモーションの拡張機能も利用できます。プロモーション拡張機能を使うと、通常のプランでは設定できない複雑なディスカウント設定やプロモーションが可能に。ただし、「一個買ったら一個無料」「初回購入時のみ20％オフ」の様にスクリプトの記載が必要です。

Shopify Plusを契約すると1契約で10サイトまで運営が可能です。サイトを追加しても追加料金はかかりません。しかし、追加できるサイトは「同ブランド」に限られます。よって、国内向けにサイトを作った場合、追加できるのはアジア向けストア、北米向けストア、国内向けB2B卸ストアといった展開になります。

Shopify Plusに申し込むことで専用のAPIを使用できるようになります。通常の5倍の速度・容量があり、使用感は抜群です。専用のAPIは商品レコメンドが表示できる「Product Recommendations」、簡単にログインできる「Multipass/single sign-on and user」、割引コードの適用ができる「Discounts」、ギフトカードコードを作成できる「Gift cards」などです

Shopify Plusでは専任のサポートがつきます。24時間体制のサポートを受けられ、ECサイト構築時のサポートや、売上向上のための提案、自社ECサイト向けの機能の提案、サイト構築後のサポートなどさまざまな特典が盛り沢山。Shopify Plusは機能が豊富であることから、使いこなすためのサポートがあるのは心強いでしょう。

その他のShopify Plusならではの機能は以下のものがあります。

・パスワード保護のストア開設
・専用アプリ、追加APIリソースの提供
・シングルサインオン連携
・100種類のテーマの利用
・別システムの会員IDとの連携
・別システムの会員データ移行と一括招待機能
・別システムのポイント残高をギフトカードに変換
・スタッフアカウント無制限

上記からも分かる通り、Shopify Plusは通常プランよりもハイレベルな機能が揃っているといえるでしょう。

Shopify Plusがおすすめの企業は「サイトを複数所有したい」「取引量が多い」「カスタマイズしたい」「ＥＣ運営に関わるスタッフが15名以上」などといった特徴に当てはまる企業です。もしも自社がShopify Plusに適しているかどうか分からない場合は、まずはパートナーに相談しましょう。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるホームページ制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

Shopify PlusパートナーとはShopify公式の認定企業のこと。パートナー認定を受けるには独自の審査をパスする必要があり、認定されている企業の数はそれほど多くありません。認定企業は専任担当者が24時間体制でサポートするなど、ShopifyPlusの運営支援における信頼度は絶大です。以降、Shopify Plusパートナーとして認定されている企業を紹介します。

ホームページ制作会社を選ぶポイントを3つご紹介します。

・自社の目的に合っているか
ホームページやネットショップを作るといっても目的はさまざま。ゴールやターゲットに合う制作会社を選びましょう。そのためには、発注前に制作目的を明確化しておく必要もあります。
・制作費用
費用は発注前に必ず確認するポイントですが、「金額が安いから」という理由だけで制作会社を決めるのは危険です。提示された見積もりで自社の希望が叶うのかをチェックしましょう。
・アフターサポート
ホームページやネットショップは公開してからが本番です。運用や管理に自信がない場合はアフターサポートの充実性も確認しておきましょう。
さまざまな特徴を持つホームページ制作会社が増えており、前述したポイントだけでは会社を決められない場合もあるでしょう。会社選びでお悩みの際は、ぜひアイミツへご相談ください。

ホームページ制作にかかる費用は、サイトの種類や規模によって変わります。たとえば一般的なコーポレートサイトは30万円前後から、大規模なホームページの制作やマーケティング対策も含む場合には、100万円を超えることも珍しくありません。他にも、多くの機能を備えるECサイトなどでは、工数が増えて高額になりやすい傾向にあります。

「発注前にホームページ制作の料金相場についてもっと詳しく知りたい！」という方は、以下の記事をチェックしてください。

効果のでるホームページを制作するにはそれなりの費用がかかります。そこで、少しでも費用を抑えたいときに役立つのが国や地方自治体の補助金です。以下にホームページ制作に活用できる補助金を3つ厳選してご紹介します。原則、契約前に申請が必要なので、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。

「IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ホームページ作成、クラウドツール・業務用ソフトウェアの導入にかかる費用の一部を補助します。最大補助額は450万円・補助率1/2以内です。

出典：IT導入補助金2023　https://www.it-hojo.jp/　
IT導入補助金を活用！おすすめのホームページ制作会社15選はこちらから！ 

「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な、ホームページ制作など販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠（賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など）の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は200万円でウェブサイト関連費の補助率は1/4です。

出典：小規模事業者　持続化補助金（一般型）https://r3.jizokukahojokin.info/

「事業再構築補助金」は、ウィズコロナ・ポストコロナの経済社会の変化に対応するために、事業再構築に前向きな中小企業を支援し、日本経済の構造転換を促すことを目的としています。支援類型は、通常枠や大規模賃金引上枠など合計6つ。補助金額は枠によって異なりますが、最大補助金額は1億5,000万円で、その場合の補助率は2/3から1/2です。

 出典：事業再構築補助金　https://jigyou-saikouchiku.go.jp/  

補助金について、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。

しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。

「アイミツ」は、申請をスムーズに進められる補助金に詳しいホームページ制作会社を厳選し、「無料」でご紹介可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

※補助金については2023年5月時点の情報をもとにご説明しています。

Shopify Plusは大量販売を行うマーチャントのためのエンタープライズプランです。Shopify Plusパートナーに認定されている会社は限定的ですが、今回紹介した企業はいずれも定評があります。サイト構築・運営支援を依頼する際はぜひ参考にしてください。
また、Shopify Plusに関してもっと情報が欲しい、パートナー企業を探している方はアイミツまでお問い合わせください。