EC-CUBEを使ってショップ開設!構築にかかる費用相場について

EC-CUBEを利用したショップ解説の費用相場を調査する

更新日:2017年12月08日 | 公開日:2017年12月08日

インターネットの普及拡大に伴い、今やEC市場規模(2016年)BtoCが約15兆1,400億円、BtoBが291兆170億円に達し、年々増加の一途をたどっています。
ECサイトはもはや、商品やサービスを扱う業種であれば必須とも言える販売チャネルであり、いつまでも持たずにいることはビジネスチャンスを自ら逃していると言っても決して過言ではありません。

ECサイトを構築するにはさまざまな方法があり、そのなかの1つとしてすでに多くのネットショップに導入されているのが、「EC-CUBE」と呼ばれるオープンソースCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)のソフトウェアです。
EC-CUBEはソースコードを一般に公開し、誰でも自由に改良・再配布できるオープンソースであるため、ECサイトに必要な機能が一通り揃っているにも関わらず、無料で使用できるのが人気の理由でもあります。

無料で使える「EC-CUBE」ですが、カスタマイズなどを施して思い通りのサイトを作るにはある程度の技術力と知識が必要となるため、制作会社に依頼して構築するのが一般的です。

制作会社に依頼するとなるとどの程度まで費用がかかるものなのか、予想がしづらい分、相場だけでも知りたいというのが本音ではないでしょうか?

この記事では「EC-CUBE」を使ったECサイト構築を制作会社に依頼する際の費用相場を説明するとともに、改めて知っておきたいEC-CUBEを使うメリットについても取り上げます。

1. EC-CUBEによるECサイト構築の費用相場

EC-CUBEを利用する場合の費用を調べる

外注する場合は初期費用と月額費用がかかる

EC-CUBEを使ったサイト構築を請け負う会社では、基本的に「初期費用」「月額費用」を設けています。
「初期費用」はサイトを構築する上で必要な作業工程にかかる費用であり、「月額費用」は開設後に必要となる保守や更新サポートを行う費用になります。

「初期費用」の相場は、小規模なサイト(登録商品数10程度)であれば10万円から35万円前後中規模なサイト(商品登録数50程度)であれば大体50万円大規模なサイト(登録商品数100以上)であれば60万円から100万円程度です。
「月額費用」の相場は、小規模なサイトだと1万円以下中規模なサイトだと1万円から1万5,000円程度大規模なサイトだと2万円前後になります。

このように「初期費用」と「月額費用」は構築したいサイトの規模によって異なり、ほとんどの制作会社が規模ごとの料金プランを用意しています。
「月額費用」に関しては初めからプランに組み込んでいるところもあれば、必要に応じて追加できるところもあるので、サイトの運営体制と予算を視野に入れた上で選択するとよいでしょう。

どこまでカスタマイズするかによって費用は大きく異なる

上記の項目で構築にかかる費用はサイトの規模によって異なると説明しましたが、規模が大きくなればその分「EC-CUBE」をカスタマイズする範囲も広がります

「EC-CUBE」自体は無料のソフトウェアですから、標準機能とテンプレートの範囲内でカスタマイズをするだけならそれほど手間もかかりませんし、費用も安く済みます。
ですが、要望に応じて大幅なカスタマイズを施すとなれば、作業工数に比例して費用が高額になるのは当然だと言えるでしょう。

また、ユーザーからのアクセス数が多くても、売り上げに結び付かなければ意味がないECサイトでは、購買訴求につながるデザインを用いることが重要です。
画像やテキストだけでも商品・サービスの魅力が十分に伝わるデザインや、迷わない導線を引いたレイアウトにするなど、サイトを訪れたユーザーが思わず利用したくなるような構造にする必要があります。

公式ストアで販売しているテンプレートを見ても分かるように、シンプルなデザインであれば10万円前後で購入できますが、流行のwebデザインやレスポンシブデザインに対応したものになると大体17万円台とかなり高額になっています。

制作会社に依頼する場合は、あらかじめ料金プランにオリジナルデザイン費が含まれていることも多いため、公式ストアで購入するよりもお得に感じるかもしれません。
とは言え、希望するデザインの内容によっては、プラン内であっても費用が高くなる場合もあることを念頭に置いておきましょう。

依頼するならインテグレートパートナーがおすすめ

EC-CUBE利用をインテグレートパートナーに依頼する

公式サイトでは「EC-CUBE」の発展に協力している制作会社を「インテグレートパートナー」と称し、普及・促進活動に応じてランクを設けています。
「インテグレートパートナー」になっている制作会社は「EC-CUBE」の構築実績が豊富なのはもちろんのこと、脆弱性やリリースに関する情報を一般公開よりも早く受け取れるため、それらへの対応を見越した構築が行えるというメリットがあります。

また、「EC-CUBE」が開催するセミナーやイベントなどを通じて頻繁に情報共有がなされているため、安心して依頼できる技術水準を有しています。
「インテグレートパートナー」でなくともたくさんの構築実績を持つ、技術力の高い制作会社はありますが、「EC-CUBE」の公式から評価を受けている分、案件に対するコミット力と安心感があります
「EC-CUBE」でのサイト構築を検討する際には、まず「インテグレートパートナー」から制作会社を探してみることをおすすめします。

また、「EC-CUBE」にはBtoB向けのECサイトに特化した有料の「EC-CUBE B2B」というバージョンがあります。
こちらについても提供元である「株式会社ロックオン」が認定制作会社を設け、要件や予算感をヒアリングした上でマッチングを行っています。
認定制作会社に依頼しなくても「EC-CUBE B2B」を使ったサイト構築は可能ですが、その場合はパッケージとライセンスを購入する必要があります。

ちなみに、「EC-CUBE」をベースに独自のカスタマイズを加えたパッケージ製品として、株式会社エスキュービズム・テクノロジーが販売する「Orange EC」というものがあります。

発注者の要望に合わせて機能をカスタマイズする「Orange EC」は外部サービスや既存システムとの連携ができるなど拡張性が高く、複数のサイト運営や店頭POSとの連携も可能です。

有償のパッケージ製品ですから何かトラブルがあった際も販売元が対応してくれるので、選択肢の1つとして検討してみる価値はあると言えるでしょう。

2. あらためて学ぶ「EC-CUBE」とは

EC-CUBEについて詳しく調べる

ECサイトを構築する方法の1つとして「EC-CUBE」を選択しているわけですから、「EC-CUBE」がどういうものであるかはある程度知っていて当然かと思います。

ですが、「ECサイトを作るソフトウェアとして有名だから」というような理由で、「EC-CUBE」のことをよく知らないままに制作会社に依頼しようと考えている方もなかにはいるかもしれません。

この項目では制作会社にECサイトの構築を依頼する前に改めて知っておきたい、「EC-CUBE」の特徴について説明します。

EC-CUBEの特徴

EC-CUBEの特徴を把握する

無料で利用できる

「EC-CUBE」はオープンソースであるため、大手パッケージ製品やAPS(アプリケーション・サービス・プロバイダ)のように「購入費用」「月額利用料」などをかけずに、無料でECサイトが構築できます

もちろん、「EC-CUBE」の利用にはサーバーとドメインが必要になるので、サイトの開設にまったく費用がかからないわけではありませんが、初期投資としては大幅に費用を抑えることが可能です。

ECサイトとしての機能があらかじめ備わっている

ECサイトに必要な機能をイチから開発するとなると膨大なコストがかかりますが、「EC-CUBE」を使えば無料で商品管理機能・受注管理機能・顧客管理機能・売上集計機能など、基本的な機能を搭載したサイトが制作できます

固定客をつかむのに欠かせないユーザーレビューやポイント購入、メールマガジン配信などの機能もあらかじめ備わっているため、すぐにでもECサイトを始められるのが魅力です。

日本製なので使いやすく、信頼性が高い

ECサイトとしての機能がパッケージされたCMSの多くは海外製であり、日本語に対応していないケースがほとんどです。
その点、「EC-CUBE」は「株式会社ロックオン」が開発した日本製のソフトウェアであるため、日本語対応なのはもちろんのこと、使いやすさが違います

また、ECサイト用のCMSとしては国内トップシェアを誇り、すでに3万店舗以上に導入されているという確かな実績があります

実績豊富ということはそれだけ信頼性の高いソフトウェアであることの証明でもあるため、安心して利用できると言えるでしょう。

カスタマイズの自由度が高い

「EC-CUBE」は標準機能だけでも十分ECサイトが構築できるソフトウェアですが、公式ストアを利用することでさらに便利な機能やサービスを追加できるのがメリットの1つです。

公式ストアでは800種類以上(一部有料)の機能・テンプレートを提供しており、ダウンロードしたものを「EC-CUBE」にインストールするだけで利用できるようになります。

ECサイトを開設してある程度運営を続けていると、新しい機能や商品の変更に伴うデザインのリニューアルなどが必要になることが多々あります。
このような場合でも「EC-CUBE」ならすぐに対応できるので、サイト運営に大きな支障をきたす心配もほとんどありません。

このようにいろいろなメリットがある「EC-CUBE」ですが、当然ながらデメリットもあります。
デメリットを知らずにサイトを構築してしまうと、取り返しがつかない可能性もあるため、どのような体制を組んでサイト運営を行うべきかを検討する意味でも、事前にしっかりと確認しておきましょう。

EC-CUBEを使う主なデメリット
  • サイトの構築にはそれなりの技術力と専門知識が必要
  • トラブルによる損害についてはすべて自己責任
  • オープンソースであるためにセキュリティ面の不安がある

【まとめ】「自由度が高い=費用の幅が大きい」

EC-CUBEをカスタマイズして利用する

この記事では「EC-CUBE」を使ったECサイト構築を制作会社に依頼する際の費用相場を説明するとともに、改めて知っておきたいEC-CUBEを使うメリットについても取り上げました。

「EC-CUBE」自体は無料で利用できるオープンソースCMSですから、標準搭載している機能とテンプレートの範囲内でECサイトを構築すれば、大幅に費用を抑えることができます。

ですが、それらの要素が自社の扱う商品とサービスに適しているとは限りませんし、ECサイトでの集客や売り上げを確実なものにしたいのであれば、それなりの費用はかかって当然と考えるべきでしょう。

「EC-CUBE」はビジネスの特性や規模に合わせて自由にカスタマイズできる点が大きなメリットではあり、こだわろうと思えばいくらでも手が加えられるため、制作会社にいろいろと要望を出しているうちにとんでもない費用金額になっていた…ということも珍しくありません。

あれもこれもと便利な機能を多数追加したものの、実際にサイトを運営してみたらそれほど必要ではなかったというようなケースはよくあるものです。サイトを公開した後でも足りない機能は公式ストアからダウンロードして、簡単に組み込みことができます。

多機能ではあるが、サイト構築のために想定以上に費用がかかってしまったという事態に陥らないためにも、絶対にないと困る機能と自社の商品・サービスに適したテンプレートに絞って検討することをおすすめします。

また、「EC-CUBE」はECサイトを構築する上で優れたソフトウェアであることは間違いありませんが、サイトの規模によっては別の方法を用いたほうが費用対効果の面で高くなる場合もあります
この記事で取り上げた「EC-CUBE」を使ったサイト構築の相場を参考に、自社の予算に合った構築方法を改めて検討してみるのもよいかもしれません。

いま知りたいこと
コンシェルジュが解決します!

コンシェルジュサービスは
3万社以上が利用している無料の相談サービスです。

コンシェルジュ

このテーマに関連する優良会社