カスタマーサクセスの実現へ~コールセンターの導入
イデア:コールセンター導入(飲食店特化型コールセンター「よやくるー」)の背景は何ですか?
外岡様:ファーストコンタクトは営業担当の上田さんからお電話いただいたのがキッカケです。
実際に導入した理由は大きく二つです。まず一つはこれまでの東京會舘は、各レストランがそれぞれに予約・問い合わせの対応をしていました。そのフローだとお客様とスタッフとの距離が縮まり、より親近感が湧くというメリットがありつつ、東京會舘全体のマーケティング視点で考えると各現場任せになってしまいレベルの統一が難しいのではないかと考えました。もう一つの大きな理由として、予約受付を開始したタイミングでは會舘自体がオープン前だったので、電話を取る場所が作れていませんでした。
レベル統一のためには予約センターの集約、かつ物理的なスペースとリソース、この二つを一手に引き受けてくれそうなのがイデア・レコードでした。
イデア・レコードのコールセンターの詳細を知るにつれ「これを導入すれば機会損失が減るのでは!」という期待が湧いていました。
東京會舘を選んでくださるお客様は「このレストランに行きたい」という方もいらっしゃれば「この日に行きたい」という方もいらっしゃいます。現場任せの予約受付では、ご希望日の予約状況は完璧に対応できても、東京會舘内の別のレストランまでは把握していないことがあります。
記念日だからこそ東京會舘を選んでくださるお客様に対し、たとえば「プルニエは満席ですが、ロッシニの個室でしたらご用意できます。いかがでしょうか?」というように、お客様のご要望の本質を汲み取って対応するというのは、東京會舘としては逃したくない手法でした。
実際に予約受付を開始して以降、お客様のご要望に応えられる機会が増えたのは本当によいことだと感じています。
イデア:導入から数か月経過しましたが、今の課題感や今後に期待することはありますか?
外岡様:予約フローがだいぶ安定してきましたし、初動としては比較的順調に進んでると思います。
今後で言うと、先にもお伝えしたとおり東京會舘のお客様はお付き合いが長い方が多いので、かなり深いご質問をされる方もいらっしゃいます。お客様は常に100%の答えを求めていらっしゃいます。どんなご質問であっても回答にご満足いただき、それまで以上に東京會舘のファンになっていただけるような対応を標準化していきたいですね。タイムリーなレスポンスとサービスレベルの向上を続けることで常にベストな回答ができるようになると思っています。そのためにもコミュニケーションをしっかりと築き上げていきたいですね。
イデアレコードは今時珍しい「一緒に汗をかける会社」
イデア:では最後に、イデア・レコードの印象をお聞かせください。
外岡様:今時珍しい「一緒に汗をかける会社」ですね。
コールセンターがオープンした当初は土日関係なく一緒に電話対応をしながら同じ方向を向いて進められましたね。また、新しいことを始めるには現場のスタッフに納得してもらこと、同時に社内の承認を得ること、目的は同じですが手段が大きく異なります。そういったプロセスにおいても、その都度それぞれに必要な資料をスピーディーに用意してくれました。お互い忙しい状況のなか、仕事をスムーズに進めるためにフットワーク良く動いてくれるのでとても印象が良いです。
あと、担当の上田さんはいい営業マンだなと思っています(笑)
東京會舘はサブテーマとして「お客様の人生の節目節目にきちんと寄り添う」を掲げています。電話対応においても現場の接客と同じ温度感で引き続きよろしくお願いいたします。