
ホームページ制作部門 受賞
INNOVATE SCOPE株式会社
アイミツアワード審査基準

アイミツに登録している5,000社について下記の2項目それぞれを審査し、上位10%に入った企業から選定しています。
- ①受注実績 : アイミツ内外で数・質などの観点で十分に実績を積み重ねているか
- ②発注者評価 : 商談、発注をしたお客様から高い評価を受けているか
受賞理由
関西でトップクラスの受注率を誇り、アイミツで30件以上の案件を受注
受注案件例
- 1.老人ホーム紹介センターのコーポレートサイト新規作成(予算20万円)
- 2.人材派遣会社のスタッフ登録ページ付きコーポレートサイトリニューアル(予算25万円)
- 3.物流会社の求人強化ホームページ新規作成(予算35万円)
- 4.美術館のホームページのアクセス数増加目的リニューアル(予算50万円)
- 5.障がい者雇用啓発・促進レスポンシブサイトリニューアル(予算100万円)
公開実績
株式会社コープフーズ / ダイシンインターナショナル株式会社 / 株式会社大辰 / 御堂筋中央法律事務所 / 株式会社ラヴィ(LAVIE)/ 株式会社兵栄 / 株式会社米倉製作所 / 株式会社星羅建築事務所 / 竹内ホールディングス株式会社 / 株式会社futue / 他多数
システムを含めた裾の広い提案力が発注者から高評価
実際の発注者コメント
- 技術的な話ができ、説明も分かりやすかった。全ページを自力で編集できるシステムを導入していることと、イメージに合ったデザイン実績が発注の決め手になった。
- 価格面でこちらの要望を示したところ、協力的だったのがよかった。ランニングコストを抑えた上で、アフターフォローがしっかりしていた点も高評価。
- 対応スピードが速く、提案をいただいたその日にアポイントの連絡をくれた。納品までのやり取りもスムーズに行うことができ、満足している。
リニューアル案件で顧客の採用課題を解決
無駄のないオーダーメイドで「コスパ」を実現
アイミツに登録している数多くの企業のなかから、お客様に選ばれ続けているのはなぜなのか。
その大きな理由として、それぞれの企業が持つ固有の「強み」が挙げられます。
本インタビューでは、コンシェルジュが各企業にその強みを具体的にお聞きします。
イノベートスコープ株式会社 代表取締役
新本翔一朗 様
新卒で入社したマンションデベロッパーで、web関連の業務を手がけたことがきっかけで制作業務に興味を持ち、独立起業。これまで中小企業を中心に800以上のサイト制作を手がける。
株式会社ユニラボ コンシェルジュ
酒井裕希
リクルートグループで既存顧客の継続営業及びアップセル提案を経験後、2017年に株式会社ユニラボに中途入社。カスタマーサクセス部に配属され、新規営業のチームリーダーとして活躍した後、現在はコンシェルジュとして幅広いカテゴリの案件を対応。
Chapter1/4
お客様の要望に合わせるため料金プランを廃止
酒井:アイミツアワード受賞おめでとうございます。弊社に寄せられているお客様の声を見ると、「利用する側の気持ちを考えた作成費用とランニングコストが決め手でした」「いろいろな要望や疑問に真摯に対応していただいた」など、費用対効果や親身な対応を評価するものが多くあります。
新本:ありがとうございます。大阪という地域性もあるのかもしれませんが、基本的に余計なお金はかけたくないという方が多いんです。ですから、定型のプランありきではなく、徹底的なヒアリングに基づき、それぞれのお客様のご要望に応えたオーダーメイドで無駄を省きつつ、電話サポートなどのアフターフォローも可能な限り丁寧にやっています。それが評価につながっているのであればうれしいですね。
酒井:ちなみに、これまでの制作実績はどれくらいになるんですか。
新本:累計で800件くらいですね。創業して8年目になりますから、ならすと年間だいたい100件ペースになります。
酒井:規模や業種などでお客様の特色は見られますか。
新本:規模で言えば、8割くらいが中小企業のお客様です。とは言え、個人事業主様から一部上場企業様まで、幅は本当に広いですね。
酒井:業種的にはどうですか。
新本:業種も多岐にわたっていて、ある意味で偏りのないのが特徴とも言えます。BtoC向けもそこそこありますし。
酒井:BtoC向けも結構多いんですか。
新本:そうですね。また最近では、BtoBでやっているお客様からも、BtoCの要素を入れていきたいというご要望をお聞きすることが増えています。
これまでは企業紹介や事業分野、採用情報のことだけ伝えればいいという感じだったのが、例えば惣菜などをスーパーに納めている会社ですと、レシピ紹介や売上ランキングといったエンドの集客につながるような情報を取り入れるようになっているといった形です。
酒井:今までは仕事があったからBtoB向けだけでいいと思っていたのが、結局その先のエンドの方にまで情報が伝わるようにしないといけなくなってきているということなんでしょうね。
新本:そう思います。
酒井:定型のプランありきではなく、オーダーメイドで無駄を省きそれぞれのお客様にあったホームページを作る、というお話でしたが、最初から料金プランなしでやってこられたのですか。
新本:いえ、創業したころは、料金プランを設けていました。ホームページに詳しくないお客様がほとんどだったので、この金額で全部任せられるなら、という安心感につながったと思いますから、その当時は必要だったのです。
酒井:どういうきっかけで料金プランをなくす方向に変えられたんですか。
新本:ホームページを作る上でお客様それぞれの目的が違うため、プラン内ではその目的を達成することが難しいお客様や、逆にプランの内容すべては必要のないお客様がどうしてもいらっしゃいました。そこで、いっそのことプランをやめて、お客様の希望に合わせる形で考えることに決めたんです。
酒井:例えば、同じ予算50万円というお客様でも、デザインに凝りたいという方もいれば、どうしてもこの機能だけは付けたいという方もいたりと、要望はさまざまだと思うんです。プラン制だとオプションで追加したり、金額が上のプランにせざるを得なかったりしますが、御社では50万円でどうやったら要望に沿った良いものを作れるか、考えて対応されるということですね。
新本:はい、そのとおりです。
Chapter2/4
ユーザーとしての作り手から、お客様のための作り手に転身
酒井:先ほど創業8年目というお話がありましたが、どんな経緯で創業されたのでしょう。
新本:私は大学卒業後、東京の大手マンションデベロッパーに就職したんです。そこで販売に配属され、手がけた販促媒体のなかに折り込みチラシや情報誌とともに、ホームページもあったというのが、webの仕事との出会いでした。
酒井:実際にはどんなことをされていたんですか。
新本:販売をするかたわら、広告宣伝の業務も担当させていただきました。
酒井:想像なんですが、マンションデベロッパーの媒体制作って厳しい仕事なんじゃないですか。
新本:そうですね。不動産業界は広告宣伝にかける費用も多いので、その分、費用対効果の見極めはシビアで、媒体ごとに数値化して比較するわけです。
ちょうど紙媒体からweb媒体への移行期で、費用対効果の数値で見ると明らかにwebのほうが上になっていました。そんなことがあってwebそのものに興味を持つようになったんです。
酒井:制作にもタッチされていたのですか。
新本:はい。基本的な媒体制作は内部でやっていたので、デザインをはじめ一通りの制作の仕事は経験しました。もちろん、勉強しなければならないことがたくさんあったんですが、そこで新しい知識を得るごとに、webの可能性というものを大きく感じるようになっていきましたね。
酒井:それが独立・起業するきっかけになったんですか。
新本:そうですね。費用対効果が上がっているのを自分の目で確認していましたし、業務としてユーザーの目線でもwebに触れることができたので、より強く起業を意識することになりました、
Chapter3/4
納品後も要望に合わせてサポート体制を柔軟に変更
酒井:無駄を省いたオーダーメイドで、それぞれのお客様にあったホームページを提供しているとのことでしたが、そのためには新本さんもおっしゃっていたように、ヒアリングが相当重要になると思います。実際、ヒアリングにはどれくらい時間をかけているのですか。
新本:受注いただくまでに2〜3回ほどお打ち合わせすることが多いのですが、本当にケースバイケースで、5回、6回となることもあります。やはり、お客様にとって意味のあるホームページを作りたいので、回数自体の制限は特に設けていないんです。
酒井:ちなみに、ヒアリングにこだわるようになったきっかけのようなことはあったんですか。
新本:きっかけというか、やはりヒアリングが十分にできないとホームページを作る上での目的が不明瞭になってしまう可能性がありますからね。
酒井:なるほど。ところで、「費用対効果の高いホームページ」ということを、例えば客観的な数字で説明していただくことは可能ですか。
新本:分かりやすい指標として、SEO施作で言えば、公開して2~3ヵ月程度で多数のお客様が、狙っているワードで検索順位が5位以内に入っています。
酒井:SEO対策の成果が上がるまで半年くらいを見てくださいというところが多いと思いますが、何か秘訣があるんですか。
新本:ベースとして内部の作り込みをしっかりすることが必要ですが、今のSEO対策は運用の部分が大きいので、お客様に対して、これくらいの頻度でブログを必ず更新してくださいとか、SNSとの連携はこうしてくださいといったレクチャーも、無料でしています。
酒井:お客様が更新する場合、最初は熱心にやっていても長続きしないということが、往々にしてあるんじゃないかと思うんですが……。
新本:それはあります。ですから、予約投稿の使い方ですとか、場合によっては1年分くらいの発信する内容をこちらで考えてお渡ししたりということもやっています。
酒井:定型プランを作らず無駄を省くというお話でしたが、逆に言えば要望次第で有料のサポートもされるんですよね。
新本:もちろんです。やらないというわけではなくて、いらないという人にまで無理に付けることはしていないだけですから。
酒井:実際、有料サポートをしているお客様はどれくらいいるんですか。
新本:現在は、4割程度のお客様に定額サポートのご契約をいただいています。
酒井:それは皆さん、最初から有料サポートを付けているんですか。
新本:いや、そうではないですね。納品後ある程度経ってから、ホームページに人員を割けなかったり、更新のサポートがやはり必要という理由で、頼まれることが結構あります。
酒井:安いのでサポートなしにしたものの、やってみると大変なので、ある程度の金額で任せられるのならお願いしたいという気持ちになるんですかね。
新本:そうだと思います。ただ、お客様によって大変に感じている部分が違いますから、お話をうかがって、月額制にするのか単発の修正でいくのかといったことも、できるだけきめ細かく対応させていただいています。
酒井:ちなみに、お客様との関係性なども含めて、これは本当にうまくいったな、と思い当たるような事例はありますか。
新本:そうですね。社員数200人ほどの金属加工業の企業様の案件は、提案がうまくはまって、お客様も本当に喜んでいらっしゃいました。
酒井:200人というと金属加工メーカーとしては、中堅クラスと言ってもいい規模ですね。どんな悩みを抱えていたのですか。
新本:創業50年以上の実績のある企業様なのですが、人材登用が大きな問題となっていたのです。
酒井:実際にはどんな状況だったんでしょうか。
新本:当時うかがったのは、合同説明会に参加しても大卒はまったく採用できず、募集をかけても条件にあった人材が見つからないといったことでした。そこで、ホームページを使ってどうにかできないか、というご依頼を受けまして。
酒井:ホームページはお持ちだったんですよね。
新本:はい。すでにお持ちでしたが、こんなことができるとか、こういう技術がありますというような、会社の技術面を前面に出したもので、採用に関しては募集要項だけ掲載しているという形でした。
酒井:なるほど。それで、御社はどのような提案をされたんですか。
新本:実際におうかがいさせていただくと、社内の雰囲気も本当に良い会社なのですが、ホームページでは、それが全然伝わっていませんでした。ですから、人にフォーカスしたものに作り替えましょうとご提案したんです。
酒井:それで、その提案が採用されたわけですね。具体的にどのようなホームページを作ったのですか。
新本:トップページから、「人を前面に出す」形に変更し、それぞれのページには社内の良い雰囲気が伝わるよう極力社員の方の写真を入れるようにしました。そのために、撮影OKという方については全員写真を撮らせていただいて、使うものをピックアップしたんです。そういう意味では社員の方にもすごく協力していただきました。
酒井:成果はいかがでしたか。
新本:それまでは新卒採用に関しては、学歴問わず年1人ほどだったのが、作った年に大卒を3人採用できました。その後も毎年採用できているので、ホームページを変えて本当に良かった、という声はいただいています。
Chapter4/4
自社運営サイトでお客様にweb活用の場を提供したい
酒井:8年ともなると、リピーターとかご紹介というのが、結構多くなっているように思いますが。
新本:弊社の場合、リピーターといっても全面リニューアルというのはあまりなくて、部分改修とかページを追加したいというのが多いですね。また、内容を変えるのではなくCMSを導入したいというのもよくあります。
酒井:そうすると、リピーターというよりも継続的にお付き合いしているお客様が多いと。
新本:ええ。3年、4年、5年というお客様はざらで、長いと7年前に作ったものを改修しながら使い続けているという方もいますよ。
酒井:紹介はどうですか。
新本:紹介は多いですね。有料・無料それぞれのなかで丁寧なサポートをしてお客様とは密につながっているので、「いつもこれだけやってもらっているから」という感じで、新しいお客様をご紹介してくれるんです。
酒井:これから方向性としては、やはりお客様の目的達成につながる費用対効果の高いホームページ制作ということを、さらに突き詰めていくというのが基本ですか。
新本:はい。より良いご提案ができるように日々取り組んでいきたいと思っています。また、自社サイトの運営にも力を入れていきたいとも考えています。
酒井:具体的に、こんなサイトをやっていこうというプランはあるのですか。
新本:はい。数年前に遊ナビ(あそナビ)という関西の面白いお店を紹介するサイトを制作しました。おかげさまでホームページ制作の業務が多忙で、なかなかメンテナンスができていないのですが、すでにアクセス数も多く、店舗様からも掲載のご希望がありますので、対応を進め、今後運営していきたいと思っています。
酒井:そこでマネタイズしていこうというお考えなんですか。
新本:将来的には考えていますが、基本は無料で飲食店のお客様などをサポートしていくものにできればと考えています。
酒井:つまり、お客様にwebの活用場所を提供するみたいなイメージですね。
新本:そうですね。基本は、成果の上がるホームページを作るというのが第一ですが、そこにつながる付加価値も提供していきたいと思っているんです。
インタビュー後記
インタビューが終わって最初に浮かんだのは「工房」という言葉でした。納得いくまでヒアリングを繰り返したり、合理性から生まれたプランをお客様の声を聞いたやめたりという姿勢に、いい意味での手づくり感が見て取れたからです。HPに斬新さまでは求めないが、画一的なものにもしたくないと考えている方には、おすすめの制作会社だと思います。