Concrete CMS(concrete5)とは?インストール方法も紹介【2025年最新版】
CMSの代名詞と言えばWordPressですが、ホームページ作成にはほかのCMSも活躍しています。例えばConcrete CMS(concrete5)はWordPressほどの知名度はありませんが、SEO対策などの機能面では劣りません。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、Concrete CMSの具体的な機能からWordPressとの比較ポイント、そしてインストール方法まで詳しく解説します。
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Concrete CMS(concrete5)とは?
まずは、Concrete CMSの概要について簡単に紹介します。Concrete CMSは以前、concrete5という名前で知られていたCMSですが、最近になって名称が変わりました。基本的な機能は従来と同じで、現代のニーズに応じたバージョンアップが図られていることがわかります。
CMSの1つ
Concrete CMSは数あるCMSのなかの一種ですが、そもそもCMSとはContents Management Systemの略称で、ホームページを作成し、管理することを効率化するためのサービス全般を指します。CMSを使わなくともWebサイトを立ち上げることはできますが、コンテンツの更新やサイトデザインの変更などの仕組みを一から整備しなければならず、非常に手間のかかる業務です。
そこでCMSを活用することで、これらの業務をシステマティックに管理・崇光できるようになります。最もポピュラーなCMSはWordPressで、多くのサイトがこのサービスを使って構築されているのが現状です。
Concrete CMS(concrete5)の歴史
WordPressに注目が集まりがちなCMS界隈ですが、実際にはWordPress以外にも多様なサービスが存在し、Concrete CMSは強力な対抗馬として導入が進んでいるCMSです。Concreteシリーズは2000年代前半にアメリカで登場したCMSで、商用CMSとして広く普及してきた歴史があります。のちにConcreteは「concrete5」としてオープンソースのCMSに生まれ変わり、2021年7月からはConcrete CMSとして、世界で広く使用されているCMSです。
Concrete CMSは定期的にバージョンアップが実施されており、常に時代のニーズに応じた機能拡張や機能改善が行われています。直感的に利用できるインターフェースを備えている点や、幅広い拡張性を備えている点など、多くの特徴を備えていることから愛用するユーザーは少なくありません。
Concrete CMS(concrete5)の機能
Concrete CMSは多くの機能を備えているCMSで、質の高いWebサイトを効率よく構築・運営するのに役立っています。基本的な機能面はもちろんのこと、レスポンシブ対応であることや、サイトの多言語化に対応していることなど、多様なニーズに応えてくれるサービスです。具体的にどのような機能を備えているのか、解説します。
基本的な機能
Concrete CMSは、現代のWebサイト運営に必要なすべての機能を備えたサービスと言っても過言ではありません。ドラッグ&ドロップでサイトを構築できる機能やバージョン管理機能など、コンテンツの量が増えても情報管理に困る心配はないでしょう。また権限設定も詳細に行い、不正アクセスなどにより第三者がサイトを許可なく改ざんするなどのリスクを回避することもできます。
レスポンシブWebデザイン
Webユーザーは近年、スマホからの利用が大半を占めるようになってきており、Webサイトもスマホの表示形式に対応させる必要性が高まっています。Concrete CMSではデフォルトでレスポンシブデザイン、つまりPCとスマホの両方に対応する画面表示を行うことができるサービスで、別途スマホユーザー向けにサイトを作る必要はありません。デザイン負担を減らし、確実な集客力の確保に役立ちます。
多言語サイト作成機能
アメリカで開発されたCMSというだけあって、複数言語を使ったサイト運営にもデフォルトで対応しているのが特徴です。複数の言語ごとにコンテンツを管理し、言語間のコンテンツマッピングを行い、地域やユーザーの特性に合わせたコンテンツ発信が可能です。インターフェースを翻訳し、ユーザーに応じて自動で切り替えるような仕組みも備わっており、柔軟性の高いサービスと言えます。
ソーシャル連携機能
各種SNSと連携し、コンテンツのシェアなどが行いやすくなるよう、ソーシャル機能が充実しています。
マーケティング機能
集客力の強化に向けたオウンドメディア運営を考えている場合、Concrete CMSのSEO設定機能を活用すれば、SEO対策の面でも効果が期待できます。
ユーザー管理機能
複数人でサイトの運営を行う場合、ユーザーをグループ分けする機能も便利です。細かにアクセス権限などを設定し、運用負担を軽減できます。
コミュニティ機能
サイトユーザーを登録し、プロフィール編集ができるような仕組みを整備することもできます。ユーザー検索やマイページ、コメントなどを利用可能です。
ファイル管理機能
ファイル管理機能は、ファイル単位でのバージョン管理や、閲覧・編集権限の設定、ファイルダウンロードやその履歴のログなどを閲覧できる機能です。
そのほかの機能
そのほか、サイト内検索やアンケート機能、ブログ機能、テーマ管理や表示速度高速化など、多くの便利機能が揃います。
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Concrete CMS(concrete5)の利用メリット
Concrete CMSは多くの機能が揃うサービスですが、具体的にどのような点が評価されているのでしょうか。ポイントとしては、
・初心者でも分かりやすい操作感
・多機能でカスタマイズが豊富
・サイトの管理や把握が容易
という3つのメリットが挙げられます。これらがどのように実現できるのかについて、ここでは詳しく解説します。
初心者でも分かりやすい操作感
Concrete CMSの良いところとして、まずは操作性に優れていることが挙げられます。ブロックパーツを活用し、ドラッグ&ドロップの直感操作でサイトを組み立てられるだけでなく、強調表示やカラム幅調整など、少し込み入った操作も可能です。そのため、CMSはおろか、サイト制作に携わったことすらないという人でも、Concrete CMSがあれば安心して質の高いサイトへと仕上げることができるでしょう。編集画面さえ見ていればプレビュー画面を参考にする必要もなく、操作の面倒も極限まで減らされています。
多機能でカスタマイズが豊富
Concrete CMSはオープンソースのCMSでありながら多様な機能を備えているサービスです。特にユーザー側でカスタマイズをせずとも、サイト構築や運営に必要なひととおりの機能をはじめから利用できます。また、問い合わせフォームの設置やサイト表現をダイナミックにする画像スライダー機能など、少し高度な技術を要する各種機能もはじめから利用可能です。
機能に不足が感じられた場合、アドオン(プラグイン)を必要に応じて導入し、不便を解消することもできます。サイトを運営しながら、改善・カスタマイズを進めたいという需要に応えてくれるCMSです。
サイトの管理や把握が容易
ただサイトを構築するだけでなく、サイトを管理する上でも役に立つ機能を複数揃えているのがConcrete CMSです。大規模なサイト運営の際には頻繁に採用される、複数人でのサイト運用に最適化されており、ページやユーザー、そしてブロック単位で細かに編集ができます。いずれの編集機能もアクセス権限を1つずつ設定できるため、チーム内の役割ごとにアクセス権を付与し、必要のないページへ不用意にアクセスしてしまうケースを回避可能です。
コンテンツの予約投稿など、現実世界のスケジュールに合わせたコンテンツ管理機能も充実するなど、積極的に機能を活用したいCMSと言えるでしょう。
Concrete CMS(concrete5)利用時の注意点
Concrete CMSは非常に便利なCMSではありますが、一方で理解しておくべき運用上の注意点もあります。ここで取り上げるのは
・ページのスピードが遅くなりやすい
・日本語の情報が探しづらい
の2点です。それぞれ具体的にどんな悪影響を及ぼす可能性があるのか、把握しておきましょう。
ページのスピードが遅くなりやすい
操作性の高さを強みとしているConcrete CMSは、その使用負荷が比較的大きく、表示速度や動作が遅くなってしまうことがあります。これは内部構造のPHPやJavaScriptを採用しているためで、採用していないCMSツールと比べ操作の負荷が大きいことは回避できません。妙に動作が遅く、固まってしまうような場合は、キャッシュクリアなどを行いながら、負荷の増大を抑える工夫が求められます。
日本語の情報が探しづらい
Concrete CMSはアメリカで誕生したCMSということもあり、基本的に海外ユーザーが圧倒的なシェアを占めています。そのため日本語での情報は英語情報に比べると少なく、初めてCMSに触るという場合は少し苦労してしまうかもしれません。また、トラブルシューティングや発展的な運用を検討している場合も、詳しい説明を日本語で得られない可能性があり、英語読解力などが担当者に問われる可能性があります。
Concrete CMS(concrete5)とWordPressの比較
Concrete CMSよりも日本国内で圧倒的な支持を集めているのが、WordPressです。両CMSは頻繁に比較されることがあるサービスですが、具体的な比較ポイントとしては、
・テーマやプラグインの数
・デザインの自由度
の2点が挙げられます。まずサードパーティが公開しているテーマやプラグインの数ですが、単純な数量だけ見ればユーザー数で勝る、WordPressの方が圧倒的です。利用者数が多いサービスほど周辺機能も充実するというのはほかのサービスでも言えることで、Concrete CMSも相当数揃えてはいますが、バリエーション勝負ではWordPressに軍配が上がります。
一方デザインの自由度においてはConcrete CMSの方が優れていると評判です。デザインを細かくかつ簡単に変更でき、オリジナルのサイト構築を進めやすい傾向が見られます。
Concrete CMS(concrete5)のインストール方法
最後に、Concrete CMSのインストール方法について紹介します。Concrete CMSはインストール前にPHP 7.2以上の最新バージョンをインストール先で用意できているか、PHPのセーフモードをオフにできているかを確認してから進めましょう。
実際のインストールですが、公式ページからソフトをダウンロードできます。ZIPファイルを解凍し、ソフトを立ち上げたらインストールが始まりますが、事前に運用予定のMySQLデータベースを用意しておくことも忘れてはいけません。インストール画面が表示されたあとは言語設定を行い、「必須アイテム」にすべてチェックが入っていることを確認してから「インストールを続ける」をクリックします。プライバシーポリシーに同意し、インストールを実行すれば、運用準備は完了です。
インストール後はサイト名を好きな名前に変更し、サイト構築を進めていきますが、最初はキャッシュ機能を無効にしておきましょう。こうすることで、高速処理が可能な環境で構築を進められます。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】Concrete CMSについて理解し、目的に合ったホームページ制作・Web制作会社を選ぼう
この記事では、Concrete CMS(concrete5)の強みやWordPressとの違い、インストール方法などについて解説しました。
Concrete CMSは比較的管理しやすいCMSとして知られていますが、初めてのサイト構築という場合は、何かとわからないことも多いものです。アイミツでは、そんなConcrete CMSの運用に強いホームページ制作会社を、あなたのニーズに合わせて紹介することができます。ホームページ制作を検討の際には、お気軽にご相談ください。
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