Webアプリケーションとは?仕組み・開発手順・事例などを徹底解説|会社紹介つき【2024年最新版】
「アプリ」は、Webアプリ、ネイティブアプリ、ハイブリッドアプリの3種類に分かれます。本記事では、30万件以上の利用実績をもつ発注業者比較サービス「PRONIアイミツ」が、「Webアプリ」に焦点を当て「そもそもWebアプリとは何か」から、仕組み、開発手順・言語、事例、メリットなどを徹底解説していきます。Webアプリ開発におすすめの会社紹介つき!ぜひ最後までご覧ください。
Webアプリケーションとは
Webアプリケーション=Webアプリとは、インターネットを利用するアプリケーションのこと。Webアプリは、Microsoft EdgeやGoogle Chrome、Safariなどのブラウザで利用可能です。ここからは、似たようなキーワード「Webサイト」や「Webシステム」、対比されることの多い「ネイティブアプリ」との違いを解説していきます
Webサイト・Webシステムとの違い
Webサイトとは、「複数のWebページが1つにまとめられたもの」を指します。また、「Webサイト」と「ホームページ」は本来違うものを指していますが、日本ではほぼ同異義語として使用されているのが現状です。
Webシステムとは、「インターネットを通じて利用できるシステム」のことです。WebアプリやWebサイト、Webサービスなどは「Webシステム」に含まれます。このように、明確に線引きするのは難しいところもありますが、それぞれ仕組みや役割などに違いがあるといえるでしょう。
Webサイトについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
Webシステムについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
ネイティブアプリ(スマホアプリ)との違い
アプリは、Webアプリ・ネイティブアプリ・ハイブリッドアプリの3種類に分けられます。Webアプリがインターネットを利用するアプリなのに対して、ネイティブアプリはiPhone/iPadユーザーなら「App Store」、Android端末ユーザーなら「Google Play」を経由してインストールするアプリです。
また、ハイブリッドアプリは、Webアプリとネイティブアプリの優れた部分を組み合わせて開発されたアプリを指します。インストールの有無をはじめ、それぞれメリット・デメリットがあるので、違いを理解し「どの種類のアプリにするか」検討しましょう。
ネイティブアプリについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
ハイブリッドアプリについて詳しく知りたい方はこちら!
Webアプリケーションの仕組み
それではここからは、Webアプリの仕組みについてクライアントサイド・サーバーサイド・データベース・Webアプリケーションサーバーの4つに分けて、解説していきます。
クライアントサイド(フロントエンド)
クライアントサイドとは、ユーザーが直接閲覧したり操作できる部分を指し、フロントエンドとも呼ばれています。例えば、検索バーや再生・停止ボタンなどです。
サーバーサイド(バックエンド)
サーバーサイドとは、ユーザーが直接閲覧したり操作できない部分のことです。バックエンドとも呼ばれ、Webアプリにユーザーの意図する処理を実行させる役割を担っています。
データベース
データーベースとは、「データ」を蓄積して「情報」を管理・利用・提供するための仕組み、または、そのまとめたデータ自体を指す言葉です。Webアプリは、ユーザーの意図する情報へアクセスして情報を記録・更新したり、提供したりしています。このデーターベースも、クライアントサイド・サーバーサイド同様にWebアプリの動作に欠かせないものです。
Webアプリケーションの仕組みをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
Webアプリケーションサーバー
アプリケーションを動かすのに欠かせないのがWebアプリケーションサーバーで、アプリケーションサーバーやAPサーバーとも呼ばれています。Webアプリケーションサーバーの役割は、Webサーバーからの要求を処理したり、データーベースサーバーにデータを要求し受け取ったのち、Webサーバーにその結果を報告処理したりすることです。Webシステムにおけるこれらの構成は、「Web3種構造」と呼ばれています。もっと詳しく知りたい方は、別記事もご覧ください。
Webシステムの「Web3種構造」をもっと理解したい方は、下記記事も併せてご覧ください。
Webアプリケーションサーバーについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
Webアプリの作り方・ 開発手順5ステップ
Webアプリの開発を進めるにあたり、メリット・デメリットを知ることはとても重要です。ここでは、企業側・ユーザー側それぞれの立場から、メリット・デメリットを解説していきます。
step1:アプリを設計する
まず、どのようなアプリを開発したいのか具体的な仕様を決定し、アプリを設計していきます。ページ構成やボタンの位置などを見える化する必要があるため、ページごとのレイアウトをワイヤーフレームとして作成しましょう。
step2:開発言語を決める
次に、使用する開発言語/プログラミング言語を選びます。プロントエンドと呼ばれるユーザーに見える画面上の開発と、ユーザーの目に見えないWebサーバーやデータベースなどのバックエンド開発では、それぞれ適切な言語を使用する必要があります。
-
- フロントエンドに使用される言語の例:HTML/CSS、JavaScriptなど
- バックエンドに使用される言語の例:PHP、Ruby、Python、JavaScriptなど
後ほど、それぞれの開発言語の特徴を解説するので、そちらも参考にして決定しましょう。
step3:Webフレームワークを選ぶ
開発言語が決まったら、その言語で使用できるフレームワークがあるか確認します。Webフレームワークとは、開発に必要な複雑な作業や手間を分かりやすくするためにパッケージ化したものを指します。このフレームワークを活用すると、効率的なWebアプリ開発が可能です。
Webフレームワークを選ぶポイントについて知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
step4:Webアプリ開発ツールを選ぶ
フレームワークと同様に、開発ツールを活用することでWebアプリの開発を効率的に進めることができます。代表的なのは「Source Tree」「GitHub」「Cacoo」などです。ツールを選ぶ際は、開発・動作環境に適しているか、開発目的に合致しているかなどを確認して選びましょう。
step5:完成したWebアプリを公開する
Webアプリ開発が完了したら公開作業を行います。公開する方法は、自分でサーバーを立ち上げる、または、レンタルサーバーを利用するという2種類あります。サーバー構築に関する専門知識がない場合には、レンタルサーバーの活用がおすすめです。
Webの開発手順について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
Webアプリ開発で使われる開発言語
さきほど「開発言語を決める」の見出しで少し触れましたが、数あるプログラミング言語の中で適切なものを使用するのがWebアプリ開発には欠かせません。ここでは、開発言語の選択に役立つそれぞれの特徴を説明していきます。
Python
【サーバーサイド(バックエンド)】開発向け
Python(パイソン)は、近年注目度が高まっている言語です。データ分析や統計処理を得意としているため、AI開発や業務アプリ開発に使用されることが多いといえます。例えば、「YouTube」「Amazon」「Instagram」「Spotify」「Dropbox」なども、Pythonで開発されています。
PythonでWebアプリ開発するメリットなどを知りたい方は、下記記事も参考にしてください。
JavaScript
【クライアントサイド/サーバーサイド】開発向け
JavaScriptは、HTMLやCSSと連動させることで、動きのあるWebアプリを開発できる言語です。JavaScriptの誕生は1995年で、今日に至るまで長きにわたって使用されています。特に、WebアプリやWebサイトなどの動きをつけるものが多いため、活用シーンが非常に多い言語といえます。
JavaScriptで作るアプリについて知りたい方は、下記記事も参考にしてください。
HTML/CSS
【クライアントサイド(フロントエンド)】開発向け
HTMLとCSSはいずれもWebページの構造・装飾を決定する開発言語です。HTMLは主に文章の色・大きさ、画像・動画の挿入に関わります。CSSは、主にデザインやレイアウトのベースとなる言語で、HTMLとCSSは一緒に使用されることが多いのが特徴です。
Java
【サーバーサイド(バックエンド)】開発向け
Javaは、開発環境、使用環境を問わずあらゆる分野のプログラミングが可能な言語です。そのため、WebアプリやWebページをはじめ、基幹システムやソフトウェア、テレビなどの家電製品など多くの身の回りの製品・システムに使用されています。なお、JavaとJavaScriptは、目的や用途などがすべて異なるまったくの別物、別言語です。
Ruby
【サーバーサイド(バックエンド)】開発向け
Ruby(ルビー)は、日本産のプログラミング言語です。文法がシンプルで扱いやすいため、初心者でも習得しやすい入門編の言語として知られています。Rubyには、さきほどお伝えしたWebアプリを効率的に開発するのに役立つ「フレームワーク」がある(Ruby on Rails)ため、プログラムをゼロから作成する必要はありません。
PHP
【サーバーサイド(バックエンド)】開発向け
PHP(Personal Home Page Tools)は、Webアプリ開発に特化したプログラミング言語です。シンプルな文法、ネットで情報を入手しやすいなどの理由から、初心者でも習得しやすい言語として人気を得ています。例えば、「Facebook」や「ぐるなび」、「ココナラ」をはじめ、多数のアプリにPHPが使用されています。
Webアプリ開発に必要なプログラミング言語について、下記記事で詳しく解説しています。ご興味のある方は、ご覧ください。
Webアプリの事例
身近なWebアプリの事例としてまず挙げられるのは、検索エンジン「Google」です。サイト検索をはじめ、乗換案内や地図上に目的のお店などを表示させるなどといった機能を無料で使用できるため、インターネットユーザーであれば誰でも一度は使用したことがあるのではないでしょうか。
また、国内最大級のポータルサイト「Yahoo!」もWebアプリの事例で、JavaScript、PHP、Java、Swift、Kotlin、Node.jsが開発言語に使用されています。検索機能、乗換案内、ショッピングなどこちらもさまざまなサービスが用意されているのが特徴です。採用を目的としたビジネスSNS「Wantedly」は、新卒採用・中途採用・インターン・業務委託といったさまざまな採用シーンで活用されています。こちらの開発は、プログラミング言語のRubyが使用されています。
他にもWebアプリの開発事例を知りたい方は、下記記事も参考にしてみましょう。
Webアプリのメリット
Webアプリの開発を進めるにあたり、メリット・デメリットを知ることはとても重要です。ここでは、企業側・ユーザー側それぞれの立場から、メリット・デメリットを解説していきます。
企業側のメリット・デメリット
- 【メリット】
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- ネイティブアプリと比べてコストが抑えられる
- アップデートしやすい(企業側でコントロールできる)
- 仕様に関する制限が少なく自由度が高い
- リリースが簡単(ストアの審査が不要)
- 【デメリット】
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- 利用頻度を高める/継続利用を促すのが難しい
- インターネットの繋がらない環境では利用できない
ユーザー側のメリット・デメリット
- 【メリット】
-
- 利用しやすい(インストール不要)
- データ容量が減らない
- アップデートしなくても常に最新の状態になっている
- 【デメリット】
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- セキュリティ面でリスクがある
- 通信に時間がかかることがある
Webアプリ開発を任せるならここ!おすすめの会社3選
それでは最後に、Webアプリの開発に強いおすすめの会社を3つご紹介します。アプリの開発の外注先探しにお困りの方は、会社選びの参考にしてみてください。
フェンリル株式会社
こんな人におすすめ
・UXデザインにもこだわったWebアプリケーションを開発してほしい方
・豊富なアプリ開発実績のある会社に依頼し
-
- WEBアプリ開発
- 放送・新聞
- 費用:費用公開なし
出典:株式会社日本経済新聞社- 課題
- 大手新聞社がクライアント。自社サービスとして、100万社以上の企業分析・550以上の業界分析を行えるサービスを提供しているが、多機能・高機能であるがゆえにユーザー側にも高いレベルのスキルが求められることが課題に。
より多くのユーザーが気軽に利用できるように、サービスのリプレイスを実施したい。 - 解決
- クライアントニーズを受け、以下のようなサービスのリプレイスを実施。
・UIの再設計(シンプル化・定義の見直し等)
・最大画面幅サイズの見直し
・実際の利用ユーザーの意見を収集してサービスを再設計
・コンポーネント指向の設計により動作性やレスポンスも見直し - 効果
- サービスのリプレイスにより、大量のデータを軽快に扱うことができる情報検索サービスが完成。
操作性・利便性も大幅な見直しが行われており、既存ユーザーの満足度向上・新規ユーザーの獲得が見込めるリプレイスを実施することができました。
-
- WEBアプリ開発
- Webサービス・アプリ
- 費用:費用公開なし
出典:リコーITソリューションズ株式会社- 課題
- ITソリューション提供企業の健康保険組合がクライアント。組合員の複雑・煩雑な申請手続きをオンラインで効率的に行えるようにしたいというのが課題。
課題解決のため健康保険申請システムの開発を企画しており、ベンダーを検討している。 - 解決
- クライアントニーズを受け、以下のような機能を持つWebアプリケーションを開発。
・健康保険の各種申請手続き
・健康保険申請の進捗管理
・扶養家族の申請
・必要書類の提出ならびにサポート - 効果
- 複雑で煩雑な健康保険申請を、簡単かつ確実に行うことができるシステムが完成。健康保険の組合員・管理側の両方の負担を軽減できるシステムを提供することができました。
-
- WEBアプリ開発
- 電気製品
- 費用:費用公開なし
出典:パナソニック株式会社- 課題
- 大手家電・電気設備メーカーがクライアント。IoTカメラを制御することで、これまで以上に映像データを有効活用できるアプリを開発したいという依頼。
- 解決
- クライアントニーズを受け、以下のようなカメラ制御用クラウドアプリケーションを開発。
・IoTカメラ・カメラ内のAIアプリを個別に制御
・映像データのアップロード・監視・ログ取得機能を搭載
・既存アプリケーションのUI/UXを大幅にカスタマイズ
・新機能を取り入れ、今後の機能拡張を視野に入れてアプリを開発 - 効果
- ユーザーの利便性・使用感や今後の運用を細かく検討したアプリケーション開発を実施した結果、機能性・保守性・運用性に優れたクラウドアプリケーションが完成。
これまでにない映像データの有効活用が可能となり、さまざまなシーンでの活用やビジネス課題の解決が期待されています。
予算感 | 要問い合わせ |
---|---|
設立年 | 2005年 |
従業員数 | 500-999人 |
会社所在地 | 大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 タワーB 14F |
電話番号 | 06-6377-7606 |
株式会社ジークス
こんな人におすすめ
・デザインから開発まで豊富な実績を誇るWebアプリケーション開発会社に依頼したい方
・幅広いジャンルの開発実績がある会社に相談したい方
-
- WEBアプリ開発
- その他
- 費用:費用公開なし
出典:サムティ株式会社 -
- WEBアプリ開発
- 建設・工事
- 費用:費用公開なし
出典:清水建設株式会社 -
- WEBアプリ開発
- 食品
- 費用:費用公開なし
出典:和弘食品株式会社- 課題
- 業務用調味料メーカーがクライアント。社内で行う処方作成業務をExcelで管理しており、複雑化・煩雑化が進んでいることが課題に。
Excelの使用感・操作感を踏襲しつつ、より効率的な業務を行うためのシステムを開発したいという依頼。 - 解決
- クライアントニーズを「受け、処方作成業務をWebで管理できるWebアプリケーションを開発。Excelの操作感を踏襲しつつ、Web版ならではの画面・機能・情報・UIを設計。
将来的な機能追加や拡張も想定したシステムを構築しました。 - 効果
- システムの開発により、以下のような成果が。
・データ登録・承認フロー等が体系化され、業務標準化を実現
・食品業界特有の特徴を踏まえたシステム化を実現
クライアントが希望する脱Excelを実現するWebアプリケーションを開発することができました。
予算感 | 要問い合わせ |
---|---|
設立年 | 1994年 |
従業員数 | 100-499人 |
会社所在地 | 東京都千代田区神田小川町3-9-2 BIZCORE神保町4F |
電話番号 | 03-6261-5941 |
株式会社ソニックムーブ
予算感 | 要問い合わせ |
---|---|
設立年 | 2002年 |
従業員数 | 30-99人 |
会社所在地 | 東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5F |
さらに多くの開発会社の中から比較検討したいという方は、以下の記事もチェックしてください。
アプリ開発の費用相場
つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万円~300万円 |
アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】Webアプリ開発のご相談はPRONIアイミツへ
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