ネイティブアプリとは|Webアプリとの違いやメリットを徹底解説【2024年最新版】
App StoreやGoogle Playといったストアからインストールして利用するネイティブアプリは、スマートフォンの機能を最大限に活用できることから多くの企業が開発・提供しています。自社でもネイティブアプリを開発し、売り上げ向上を図りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事ではネイティブアプリの概要とあわせて、Webアプリとの違いやネイティブアプリのメリット・デメリットなどをまとめて解説します。
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ネイティブアプリとは
「ネイティブアプリ」とは、iPhone/iPadユーザーなら「App Store」、Android端末ユーザーなら「Google Play」を経由してインストールするアプリのことです。それぞれiPhone/iPad、Android端末向けに開発されており、カメラ機能やプッシュ通知、位置情報などスマートフォンに備えられた機能を活用できるという特徴があります。さまざまな法人・個人によって多数のアプリが提供されており、中には数百万・数千万単位でインストールされているネイティブアプリも。多くのユーザーを抱えるネイティブアプリはそれだけ売り上げを獲得しており、主力事業として企業を支えているというケースも珍しくありません。
Webアプリとの違い
「Webアプリ」はWebブラウザ上で動作するアプリを指すもので、ネイティブアプリのようにストアからインストールせずに利用できるのが特徴です。代表的なWebアプリの例としては「YouTube」「Amazon」「Twitter」「Gmail 」などがあげられ、いずれもアカウントを作成すれば端末を問わず利用することができます。一方で、Webアプリはインターネット環境がなければ使用することができません。
ハイブリッドアプリとPWA
アプリには「ネイティブアプリ」「Webアプリ」のほかにも両者の特性を組みあわせた「ハイブリッドアプリ」や「PWA」という種類があります。ここからは、ハイブリッドアプリとPWAの概要・特徴について解説していきます。
ハイブリッドアプリとは
ハイブリッドアプリとは、文字どおりネイティブアプリとWebアプリの優れた部分を組み合わせて開発されたアプリのことです。Webサイトの開発技術が用いられているiPhone/iPadアプリ、Android端末向けアプリが当てはまります。ネイティブアプリと同様にカメラやマイク、プッシュ通知などスマートフォンの持つ機能を利用できるのが大きな特徴。WebアプリのようにどのOS・端末でも動作させられるというのもメリットと言えます。
PWAとは
PWA(Progressive Web Apps)とは、モバイル端末向けのWebサイトをスマートフォンアプリのように使える仕組みのことです。ネイティブアプリのようにWebサイトやWebアプリをスマートフォンへインストールでき、ユーザーはアイコンをタップするだけで利用が可能。そのほかプッシュ通知によるメッセージ配信にも対応しているほか、キャッシュの利用による表示高速化、オフライン時の閲覧などさまざまなメリットがあります。
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ネイティブアプリはこんなサービスにおすすめ!
ネイティブアプリとWebアプリは特徴・できることが異なるため、それぞれに適しているサービスも変化します。ネイティブアプリ向きとされているサービスは以下の通りです。
・プッシュ通知を利用したサービス
・カメラ機能を利用したサービス
・位置情報を利用したサービス
ここからは、それぞれのサービスについて解説していきます。
プッシュ通知を利用したサービス
プッシュ通知機能とは、スマートフォンに自動的にお知らせを配信する機能のことです。プッシュ通知はユーザーの目に留まりやすく、たとえば学習アプリなら「学習を開始する時間」、飲食店のアプリなら「新メニュー」や「キャンペーン情報」、美容室のアプリなら「予約日のリマインド」などの活用方法があげられます。プッシュ通知をうまく使えばユーザーがより効果的にアプリを利用できるようになるだけでなく、アプリへの復帰率や実店舗への集客にも効果が期待できるでしょう。
カメラ機能を利用したサービス
スマートフォンのカメラ機能は一般的なWebアプリでは利用できないため、カメラ機能を使いたい場合はネイティブアプリを開発する必要があります。カメラを利用したサービスとしては監視カメラサービスやSNS、動画配信サービスのほか、多彩なスタンプやフィルターを用いた加工が可能なカメラアプリが代表的な例と言えます。スマートフォンのカメラ機能を日常的に使用するユーザーは非常に多いため、ユニークなアプリを開発すれば大きな注目を集められるかもしれません。
位置情報を利用したサービス
スマートフォンの位置情報を利用するサービスも、ネイティブアプリを開発する必要があります。位置情報機能も一般的なWebアプリでは利用できないためです。位置情報を用いたアプリは子どもや高齢者の見守りアプリ、ランニング・ウォーキングの情報を記録するフィットネスアプリなどが代表例としてあげられます。
そのほかには、待ち合わせに位置情報を活用するアプリや、天気情報と連動した登山・キャンプ向けアプリも人気を集めているようです。
ネイティブアプリのメリット
ネイティブアプリの開発にあたっては、メリットっとデメリットときちんと理解しておくことが重要です。ネイティブアプリの主なメリットとしては、以下があげられます。
・継続して利用してもらいやすい
・通信環境が不安定でも利用可能
・課金による収益が発生しやすい
・端末の機能を利用できる
・操作性が優秀
ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
継続して利用してもらいやすい
ネイティブアプリはWebアプリと比較して手軽に起動できるため、継続的に使用されやすい傾向があります。一度インストールされれば、長期にわたる利用が期待できるというのもメリットです。
各ストアからインストールされたアプリはホーム画面にアイコンに設置されるため、ユーザーがアプリを削除しない限り利用してもらえる可能性があると言えます。また、プッシュ通知を活用すればユーザーに対してアプリの利用を促すことができます。
通信環境が不安定でも利用可能
通信環境が不安定であっても利用できるのも、ネイティブアプリのメリットの1つです。Webアプリはオフラインでは利用できないだけでなく、通信環境によっては動作も不安定になってしまいます。
ネイティブアプリはユーザーの端末にプログラムが保存されるため、通信を必要としない機能であればオフライン環境であっても利用可能です。ユーザーが航空機に搭乗する時や、通信環境が不安定な山林地、キャンプ場などを訪れる場合であってもアプリを利用できます。
課金による収益が発生しやすい
ネイティブアプリにはアプリ内課金が比較的簡単にできるという特徴があるため、アプリを通じて収益を得たいという場合にもおすすめです。ユーザーはクレジットカード番号を登録するだけでアプリ内での課金が可能となるほか、各携帯キャリアの決済も利用できます。
課金までの工程が長く複雑になると途中で離脱してしまうユーザーが生まれる可能性がありますが、ネイティブアプリならそうした機会損失も防げるのではないでしょうか。
端末の機能を利用できる
スマートフォンやタブレットには、プッシュ通知機能やGPSによる位置情報機能、カメラ機能などが搭載されています。ネイティブアプリではそれらの機能をすべて活用できるというのは、大きなメリットだと言えます。
たとえばプッシュ通知機能でセール情報や、来店者向けのキャンペーン情報などを発信すれば、来店・購買につなげられると考えられます。一定期間アプリを起動していないユーザーに対して利用を促すことも可能です。このように、スマートフォンの機能を有効活用できるネイティブアプリを開発すれば、さまざまな効果が期待できます。
操作性が優秀
Webアプリは起動のたびにプログラムを読み込むため動作が遅れることも少なくありませんが、ネイティブアプリは起動時にプログラムを読み込む必要がなく動作も速いという特徴があります。Webアプリの動作・操作はインターネット環境に左右される部分がありますが、ネイティブアプリは通信環境が不安定であっても動作が速く、ユーザーのストレスを抑えながらサービスを提供できます。
ネイティブアプリのデメリット
ネイティブアプリには多くのメリットが期待できる一方で、デメリット・注意点が存在しているのも事実です。ネイティブアプリのデメリットとしては、以下があげられます。
・開発コストがかかりやすい
・開発自由度が高くない
・新規ユーザーを獲得しにくい
ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。メリットだけでなくデメリットも踏まえた上で、開発の可否を検討するとよいでしょう。
開発コストがかかりやすい
ネイティブアプリの最大のデメリットとも言えるのが、開発コストの高さです。ネイティブアプリの開発にあたっては、iOSとAndroidそれぞれ専用の開発環境が必要となります。また、開発に用いるプログラミング言語もiOSとAndroidでは異なるため、両方のOSに対応する場合は開発コストが2倍になってしまうのです。
一方でWebアプリはPCやスマートフォン、タブレットなど端末の種類を問わず利用でき、種類も1つなので開発コストを抑えることができます。
開発自由度が高くない
ネイティブアプリは「App Store」や「Google Play」といったアプリストアを介して提供するため、各アプリストアの審査をクリアしなければなりません。審査基準を満たすためには、アプリ内での表現を変えざるを得ない状況になることも十分に考えられます。こうした開発の自由度が決して高いとは言えない点も、ネイティブアプリのデメリットと言えるでしょう。
他社が提供しているアプリとデザインや特性が酷似していると判断された場合には、審査で落とされてしまうことも考えられます。また、アプリ内での課金には各アプリストアへの手数料が発生する点も留意しておくべきです。
新規ユーザーを獲得しにくい
Webアプリは検索エンジンからの流入が期待でき、新規ユーザーの獲得ハードルは比較的低いと考えられます。一方でネイティブアプリは、アプリストアからインストールしてもらう必要があります。仮にサービスに魅力を感じていたとしても「アプリストアから検索するのは面倒」だと考える人もいるでしょう。
ネイティブアプリで新規ユーザーを獲得するためには、手間をかけてでも利用したいと思われるようなアプリにすることはもちろん、リリースに合わせてWebサイトを作成してインストール画面へのリンクを設置する、店舗にインストール画面にすぐにアクセスできるQRコードを掲示するといった工夫が求められます。
ネイティブアプリ開発会社の選び方
社内にネイティブアプリを開発するリソースがない場合は外部の開発会社へ業務を依頼することになりますが、依頼先を選ぶときに重要になるのが「開発実績」「業務範囲」「開発後のサポート体制」の3点です。
・開発実績
ひとことにネイティブアプリと言っても種類は多岐にわたるため、開発を希望するアプリのジャンルを得意とする会社を選びましょう。
・業務範囲
依頼できる業務の範囲は開発会社によって異なります。予算に限りがある場合は、依頼を希望する業務に優先順位をつけるのがおすすめです。
・開発後のサポート体制
アプリは開発したら終わりではなく、完成後がスタートだと言っても過言ではありません。開発後のサポートにも対応している会社なら、より安心して任せられるはずです。
なお、「ネイティブアプリ開発会社の選び方をより詳しく知りたい」という方は、こちらの記事もあわせてご覧になってみてください。
アプリ開発の費用相場
つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万~300万円 |
アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
まとめ
ネイティブアプリはスマートフォンやタブレットの機能を活用でき、「継続して利用されやすい」「通信環境が不安定でも利用可能」「収益を得やすい」といったメリットがあります。開発リソースがあれば内製でのネイティブアプリ開発も可能ですが、難しい場合はアプリ開発会社へ外注することになります。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合うアプリ開発会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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