webシステムって何?今さら聞けない疑問にお答え【2024年最新版】
「webシステム」と聞くと、何となく分かるような気がするけど、正直に何を意味しているのか正確には良くわからないという方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな「webシステム」について詳しく解説するとともに、システム導入のメリット・デメリット、システム開発を成功させる秘訣、おすすめのシステム開発業者も紹介するので、ぜひ参考になさってください。
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Webシステム開発にかかる費用と料金相場
Webシステムのメリットを活かすためのセキュリティ対策
Webシステムの開発言語
webシステムとは
webシステムとはインターネットを通じて利用できるシステムのことです。
PCで仕事をするとき、自分が使っているシステムがインストールされたものでなく、webブラウザで利用できているのであればそれはwebシステムです。
webシステムのプログラムおよびデータベースは運営会社のサーバー上に保存されており、ユーザーはネットがつながるところであればどこでもシステムを利用することが可能です。Windows、Mac、Android、iOSなどOSは問わないので、PC、スマホ、タブレットのいずれでもアクセスできます。
webを活用するシステムのため、利用者の端末にはソフトウェアをインストールする必要がありません。流動性の高い職場や、顧客にも使ってもらう必要がある場合、いちいちインストールが必要となるのは想像以上に面倒です。しかし、ブラウザベースなら思い立ったらすぐに使えるので、不特定多数の人に利用してもらうのに適しているでしょう。
webシステムはその利便性から様々な場面で使われていますが、例えばネットがつながらない場所にいたり、ブラウザに不具合がある場合には利用することができません。インターネットというインフラが前提となっている以上、常にネット環境の影響下に置かれるので、利用に際してはその点も押さえておく必要があるでしょう。
webシステムを導入するメリット・デメリット
webシステムを会社に導入した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
メリット1:ネットがあれば使えるので初期費用が安い
webシステムはネット回線があればどこでも使うことができます。PC、スマホ、タブレットなどどの端末でも利用することができるので、外回りの営業社員が多い会社ではとりわけ重宝するでしょう。
もちろん、独自回線やソフトウェア開発の必要はありません。OS、デバイスも選ばないので、ユーザーは今ある端末からアクセスすることができます。通信を行うハードウェアがない場合には購入費用が必要ですが、そうでなければ何か特別なものを用意する必要がないので、実施的に初期費用0円で利用可能です。
メリット2:メンテナンス性が高い
webシステムはインターネットを通じているので、運営会社は不具合があれば即座に対処することが可能です。
インターネットを介さず、サーバーが顧客のところに設置してある場合は、技術者はその現場まで行かないと不具合を修正することができません。しかし、webシステムであれば、運営会社の端末からメンテナンスを行うことができます。
システムアップデートも同様に先方の端末の操作で完結するので、ユーザーのところまで赴く必要がありません。webシステムのメンテナンス性の高さは他にない特徴であり、費用対効果や効率の観点からもおすすめでしょう。
メリット3:同時に多くの人が使える
多くの従業員を抱えている企業では、システムを同時に複数の人が使う可能性があります。1人が使っていたら他の人は使えない……ということでは不便極まりないのですが、webシステムは同時に多くの人が使うことができるので、大企業での利用に適しています。
IDとパスワードがあれば利用できるので、端末増設するにも回線工事など特別なことをする必要はありません。ネットとPC、スマホ、タブレットがあれば誰でも、どこでも使うことができるため、複数拠点を持つ企業でも重宝するでしょう。
デメリット1:ネット回線がないと使えない
webシステムはネット回線のないところでは使うことができません。冒頭でも少し触れましたが、webシステムはインターネットというインフラに依存ているシステムなので、ネット回線がつながらない場合は機能しないのです。
通信障害や災害などでネットがつながらないときには、システム自体の利用ができなくなります。常時利用する必要がある場合は、対策を立てておく必要があるでしょう。
デメリット2:セキュリティ面の不安
webシステムはネット回線を使ってデータの送受信を行うので、ハッキング、不正アクセス、身代金要求、データ改ざん、情報漏えいなどのリスクを完全に消し去ることはできません。
もちろん、各運営会社はwebシステムの脆弱性を心得ており、セキュリティには万全を期しているケースが大半です。しかし、インターネットを介する以上、構造上の問題としてリスクを0にすることは難しいでしょう。
インターネットの仕組みを悪用する集団は、日々隙を狙って攻撃をしかけようとします。そうした危険から身を守るには、ファイヤーウォール、WAF、IPSなどを導入してセキュリティに万全を期すことをおすすめします。
デメリット3:端末の操作性に限界がある
webシステムはブラウザベースで利用をするので、端末の操作性に限界があると言われています。英語の動詞「browse」は閲覧するという意味で、名詞のブラウザ「browser」は閲覧ソフトという意味です。その名の通り、ブラウザは見ることに重きをおかれており、操作性という点では使い勝手の良いものではなく、その点で課題は抱えています。
webシステム開発を成功させるポイント3つ
webシステムの導入にはメリットもデメリットもありますが、開発を成功させるにはどのような点に気をつけるべきなのでしょうか?
見積もりの妥当性を確かめる
webシステムを導入する際は、最初に見積を出してもらいますが、その金額が妥当であるかしっかりチェックすることをおすすめします。
見積方法には「類推法」「係数モデル法」「ボトムアップ法」の3つがあり、どの方法をとるかで金額が大幅に変わってきます。最初にざっくり見積をとったときに、余りにも相場からかけ離れて高かったり、安かったりする場合は要注意で、その金額の根拠を確認しましょう。
相場より高いケースでは、余分な機能が搭載されている可能性もあります。反対に安い場合も要注意で、既に開発に応用できるソフトウェア資産を保有しているといった理由がある場合はお得ですが、単に機能面が不十分という可能性もないとは言い切れません。
見積が妥当かどうかはケースバイケースなので、契約前に内容と金額を見比べてベストの開発会社を選ぶようにしましょう。
開発スケジュールに余裕を持つ
webシステムを開発するときは、スケジュールに余裕を持つことも大切です。
開発をするときには、必ずしも常にスムーズにいくとは限りません。工程ごとに何らかの不具合がでる可能性はあり、バグが発生したら修正が必要です。その際、全体の納期を変更できなければスケジュールは非常にタイトなものとなります。バグに気が付かずに次の工程に進んでしまった場合は、工程をいくつも遡って原因を見つけて修正しなければならないので、より深刻な事態となるでしょう。
システム開発にはこうしたトラブルはつきものなので、高品質なシステム開発をするために、スケジュールは極力余裕を持たせるようにしましょう。
コミュニケーション不足に気をつける
webシステムを開発するときは、コミュニケーション不足に陥らないようにすることも大切です。
システム開発を外注する際は、特に開発初期段階のコミュニケーションの緻密さが重要であり、プロジェクトの成否を分ける鍵となります。優秀な開発業者ほどコミュニケーションの重要性を熟知しており、仕様を決定するまでにクライアントの要望を聞きつつ、リスクを十分に想定した上で計画を細部まで綿密に詰めるでしょう。
システム開発は仕様策定が終われば仕事の半分は終わると言っても過言ではないので、業者を選ぶ際は仕様の決め手となるコミュニケーションを厭わない会社を選ぶことをおすすめします。
おすすめのwebシステム開発会社5選
ここからはおすすめのwebシステム開発会社を5つ紹介します。開発会社はそれぞれ強みがあるので、ぜひ自社のニーズに合う会社を見つけて下さい!
株式会社アピリッツ
アピリッツは東京都渋谷区に本拠地を置きwebシステム開発を手がけている会社です。特にECサイトの構築を得意としており、これからECサイトを作りたい方、サイトを改良して売り上げを伸ばしたい方にはおすすめです。
注目すべきはECサイト構築パッケージ「エレコマ」で、オープンソースとして無料公開しているので誰でも利用することができ、かつECサイトで必要な基本機能を搭載しています。エレコマを使って自分でサイト構築をすることも可能ですし、エレコマを活用して低価格でサイト構築を依頼することもできるでしょう。
また、さまざまなASP機能を用意しており、口コミ、検索、プッシュ通知などの機能を追加することも可能です。現在のECサイトに不足している機能を必要に応じて導入することができるので、サイトのブラッシュアップをしたい方にもおすすめです。
有限会社ホクシス
有限会社ホクシスは東京都中央区に本拠地を置くシステム開発会社です。webシステム・アプリ開発サービスの「EZORIS(エゾリス)」を提供しており、格安のシステム開発を実現します。
独自のライブラリ群(ライブラリ群=システムを使用するための部品)を持っており、これらを組み合わせてシステム構築を行います。欲しいものを1から作るのではなく、あるものの中から選んで使うことで開発期間を短縮し、費用も抑えることができるでしょう。
また、新規開発だけでなく、開発後も「こんな機能が欲しい」と新たな希望が出てくることもありますが、そうした際の要望も柔軟に対応しています。
高品質のシステムを導入希望の方で、初期費用を抑えたい方、短期間での納品を希望する方におすすめの会社です。
株式会社インタークエスト
株式会社インタークエストは大阪に本拠地を構えるwebシステム開発会社です。予約システムの構築に定評があり、既にアサヒビール、資格の大原、同志社大学、立教大学、河合塾、三井不動産、三菱重工など様々な企業、学校に導入されています。
システム開発の鍵を握るのは予約管理システムの「Reservation Engine」。塾、学校、エステ、セミナー、医療、飲食など200を超える分野の予約に対応し、それぞれの分野に特化したきめ細かいサービスも提供しています。特殊な予約フローを必要とする場合は、個別にカスタマイズすることもできるので、予約システムを劇的に改善したい方におすすめです。
現在、一か月は無料お試しを実施中なので、興味のある方は一度問い合わせてみて下さい。
株式会社ピーエスシー
株式会社ピーエスシーは東京都港区に本社を持つweb開発、ECサイト構築に強い会社です。これまでにJTBショッピング、塾講師STATION、ナース専科就職ナビ、キャリタス就活2020公式アプリなどを担当し、ビジネス拡大、売り上げ増加に貢献をしています。
人材系ポータルサイトやSNS・ブログの開発にはとりわけ強く、大規模サイトの作成も得意としています。
モバイル完全対応も可能で、スマホアプリ開発も担当しています。ビジネスを成功させるための戦略的UI設計、デザインサービスも行っており、ECサイトで購入率を伸ばしたい方には適しています。また、Googleアナスティックコンサルティングも提供しているので、売り上げを伸ばすためにSEO対策に力を入れたい企業には最適でしょう。
セキュリティについては専門エンジニアが診断を行うなど、万全の体制をとっているので、情報漏えい対策に力を入れたい方にもおすすめです。
システム開発の費用相場
最後に、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。webシステムとはインターネットを介したサービスのことで、ソフトをインストールすることなく利用することができます。
ネットがあればどこでも使えますが、ネットがつながらなければ利用できないので、メリットとデメリットが表裏一体のサービスであることは否めません。しかし、スマホやタブレットでも利用でき、メンテナンス性も高いので利便性は抜群です。
webシステムを開発する際は、見積の妥当性、余裕のあるスケジュールの余裕、密なコミュニケーションの3つが成功の秘訣となります。
自社で開発できない場合は、システム開発業者に依頼するのがベストです。開発業者はそれぞれ強みが異なるので、各社の特徴をよく見極めて、自社に最適の開発業者を選ぶようにして下さい。
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