結婚準備アプリ「ウェディングニュース」の開発、運用を行うオリジナルライフ株式会社様。結婚式場選びをはじめとした情報を発信し、新郎新婦が楽しく結婚準備をできるようサポートしてきました。この度、新たにtoB向けサービスを構築するにあたって、システム開発をマイナビに発注することに。初めての外注ということで発注前は不安も感じていたようですが、エンジニアの技術力とコミュニケーション力の高さに驚いたそうです。なぜマイナビ様に発注を決めたのか、納品まで道のりはどうだったのかについて詳しくお聞きしました。
結婚式場の人手不足解消に向けたSaaSを開発
―御社の事業内容について教えてください。
北橋様:toC向けサービスとして、結婚準備や結婚式場探しをサポートする結婚準備アプリ「ウェディングニュース」を運用しています。またtoB向けの新規事業として、結婚式場側のためのバーティカルSaaSの立ち上げを行っているところです。
ー今回は新規事業に向けた反響管理システムの追加開発をご依頼されたとのことでした。
北橋様:新郎新婦が結婚式場を決めるときはブライダルフェアなどの予約をして式場見学をすると思います。その際、式場スタッフはお客様が来館する前に、電話や紙でのアンケートでお客様からの要望をリサーチするのですが、大変手間がかかる作業です。特にブライダル業界は人手不足も深刻であり、「接客工数を削減できないだろうか」という思いからtoB向けサービスの開発を開始しました。
今回依頼した反響管理システムとは、簡単に言うと、お客様の好みやご要望を統括するためのシステムです。これまで式場スタッフが行っていたヒアリング作業をシステムが担い、お客様は現段階でどの式場に興味を持っているのか、どんな系統の式場が好みなのかをより明確に把握することができます。結婚式場には可愛らしい雰囲気から大人っぽい雰囲気までさまざま。お客様の好みや考えを事前に把握することで、いざ来館したときの接客の精度も向上するはずです。サービスを活用して成約率アップにつなげてほしいと考えています。
―今回はなぜアイミツにご相談いただいたのでしょうか?
北橋様:アイミツに初めて相談したのは2022年の10月初旬でした。その時期は丁度サービスのPOCが終わり、これから開発をしてどんどん導入を進めていこうという段階。一方で我々はスタートアップ企業であり、新規事業に対して資金が潤沢にあったわけではありませんでした。したがって、政府の事業者補助金制度を活用しようと思っていたんです。しかし、事業者補助金を利用する際は内製ではなく外注で制作する必要があります。弊社はこれまで外注をしたことがなかったため、ひとまずインターネットで「あいみつ(相見積もり)」と検索したところ、アイミツのサービスがヒットしたため相談させていただきました。
エンジニアのコミュニケーション力と手厚い体制に好感
―アイミツから6社ご提案いたしましたが、なぜマイナビ様を選ばれたのでしょうか?
北橋様:QCD(品質、コスト、納期)の面で一番良い企業に依頼しようと思ってそれぞれ比較し、まずは6社から2社に絞り込みました。そのうちの一つがマイナビさんです。そこから実際に担当者の方とお話ししましたが、まずマイナビさんは、エンジニアチームの体制が一番しっかりしていましたね。1人で複数の役割を担うのではなく、エンジニア、テスターなどそれぞれ専門の担当者が配置され、むしろ「こんなに人を導入してくれるんですか」というくらい手厚い体制をご提案いただいたので、安心感がありました。
また弊社を担当したベトナムのチームは、言語能力が非常に高く円滑なコミュニケーションができた点が好印象でした。これまでも外国人エンジニアの方とお仕事をすることはありましたが、そのときと比べても段違いにコミュニケーションがしやすく、日本人と仕事をしているような感覚でやり取りができました。加えて、安易に少ない工数で見積もろうとせず、誠実な対応をしてくれたことも信頼につながりました。類似プロダクトの開発経験もお聞きしたうえで、「マイナビさんにだったらお願いしても大丈夫かな」と判断し、2022年11月末に正式に発注しました。
ー制作過程ではマイナビ様とどのようにやり取りをしていましたか?
北橋様:マイナビさんとは週2回、オンラインで定例の打ち合わせを行っていました。こまめにやりとりをしていたおかげか、制作物の方向性の違いや納期遅れが発生したことはなく、納品までスムーズに進みました。
個人的に「たぶん遅れるだろうな」と思っていた工程であっても、一度も遅れたことがなかったのは驚きでしたね。正直、依頼する前は「制作チームでトラブルがあったら自分たちで何とかするか」と覚悟していたのですが、その心配は必要ありませんでした。こちら側からアクションをしなくても、マイナビさん側でどんどん提案をして行動してくれるので、いい意味で受託開発のエンジニアっぽくないと言いますか。非常に優秀な制作チームだったと感じています。
ーシステム導入後の感想を教えていただけますか?
北橋様:発注から5カ月弱で納品が完了し、現在は順調に導入段階へと進んでいる状況です。もちろん導入してから新たに分かる課題もありますので、その点は修正していく必要がありますが、初動としては満足しています。とても良い開発サイクルに入ってきているのではないでしょうか。今後はオンライン契約に関する機能の拡充にも着手できたらと思っています。
今回マイナビさんに依頼したことによって、toB向けサービスの立ち上げができ、やっと収益の柱が立つという段階までくることができました。会社としても非常に良い方向に進んで良かったと思っています。
満足度は100%!業界トップシェアを目指してサービス拡充へ
―今回マイナビ様に依頼して感じた満足度と推奨度を教えてください。
北橋様:満足度、推奨度ともに100%です!見積もりの甘さや納期遅れなどがなく、完璧な対応をしていただきました。問題が全く起きなかった点が何よりも素晴らしいですね。
システム制作で問題が起きる場合、原因はスキル不足にあると考えています。技術面はもちろんですが、そもそも知識を有していなければコミュニケーションが成立しません。これは日本人同士のやり取りでもよくあることです。今回担当していただいたベトナムチームはスキルが高い優秀なメンバーであり、エンジニアとしてのコミュニケーション問題が起きなかった点をとても評価しています。知り合いにも「困ったときはマイナビさんに発注したらいいと思うよ」と、おすすめしています。
ーアイミツを利用して感じたご要望等ございましたら教えてください。
北橋様:アイミツさんからご紹介いただいた6社を比較検討する際、コスト面はすぐに分かるのですが、各企業の過去の実績が不明瞭だと感じました。特にシステム開発に関しては実績面が一番知りたい部分ですので、そこをもっと明確にしてほしかったと思いますね。
―最後に、御社としての今後の事業の展望を教えてください。
北橋様:ブライダル業界トップのマーケットシェアを誇る企業になりたいと思っています。toC向けアプリだと現在はナンバー2。首都圏を中心に多くの方にご利用いただいているので、さらに利用者を増やしていきたいと思っています。
ブライダル業界は新型コロナウイルスで大打撃を受け、その際に多くの方が離職しました。人手不足が深刻であるなか、ようやく再生に向けて歩み出している段階です。今回マイナビさんに発注した反響管理システムを利用したtoB向けサービスを提供することで、より業界を盛り上げていけたらと思います。まずは1年間で100会場のサービス導入を目標に、徐々に規模を拡大していきたいです。