ICTとは?メリットや活用事例までまとめて解説【2024年最新版】
「ICTという言葉をよく聞くが、どのような意味なのか具体的にはわからない」「社内でもICTを活用する流れとなったが、実際の事例やメリットなどを知りたい」という方に向けて、ICTについてまとめて解説していきます。ICTの意味や、類似した単語との意味の違い、活用するメリット、具体的な活用事例などをご紹介していきますので、ICTについてわかりやすく説明してほしいとお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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ICT(情報通信技術)とは
ICTとは、情報通信技術のこと。「Information and Communication Technology」の頭文字を取った略称です。情報通信技術という日本語訳からもわかるとおり、パソコンを使用することや、インターネット上でのやりとり・情報収集など、幅広いことを対象とした言葉です。私たちは普段からスマートフォンやパソコンでコミュニケーションやリサーチ、書類作成などを行っているため、誰もが日々ICTに触れていると言っても過言ではありません。
これまでの歴史
近年多くのシーンにおいてICTの活用が進んでいますが、そのはじまりは1985年の通信自由化にあると言えます。日本電信電話公社の民営化とともに国内と国際通信市場に競争が生まれ、のちにパソコンや携帯電話が普及。インターネット通信・モバイル通信が一般化しました。その後、スマートフォンやタブレットなどのデバイスが登場することでインターネットがモバイル化し、これまで以上にICTの活用が進んでいっている最中です。
似た用語との違い
ICTは情報通信技術のことを指す言葉ですが、類似した言葉ときちんと区別しておくことが重要です。以下では、類似した言葉としてあげられるIT・IoTとの違いについて解説していきます。
ITとの違い
ITは「Information Technology」の頭文字をとったもの。日本語に訳すと「情報技術」となります。
情報を取り扱う技術を総称しているもので、パソコンやOS、OA機器、アプリケーション、ネットワークなどの幅広い技術を指す言葉であり、実のところICTと大きな意味の違いがあるわけではありません。しかし、情報のやりとり、コミュニケーションが強調されているのがICTであるとも言えるでしょう。
IoTとの違い
IoTは、「Internet of Things」の頭文字を取った略称。「モノのインターネット」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
「どこでもコンピュータ」とも呼ばれた「ユビキタス」に近い考え方で、パソコンやスマートフォンなどのデバイスをはじめ、身近な家電などともインターネットが接続し、より便利な社会となる状態、あるいは技術を指す言葉です。モノとインターネットに焦点が当てられている点で、ICTとは若干異なるでしょう。
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ICT・IoT・ITの違いについてさらに詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
ICTを活用するメリット
ここからは、ICTを活用することによってどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。
今回は、
・円滑なコミュニケーション
・サービスの質の向上
・生産性・作業効率の向上
といった3つのポイントに絞ってメリットをご紹介します。
円滑なコミュニケーション
ICTを活用するメリットとしてはじめにあげられるのが、円滑なコミュニケーションを叶えられるという点です。
今やスマートフォンや携帯電話によるコミュニケーションは欠かせないものとなっていますが、離れていてもいつでも連絡を取れる、メールのみならず電話や写真、映像のやりとりまで行えるなど、ICTの活用が進んだことによってコミュニケーションのあり方は大きく変わったと言えるでしょう。
サービスの質の向上
ICTを活用するメリットとして2つ目にあげられるのが、これまでよりもサービス品質を向上させることができるというポイントです。
ICTの活用が進むまでは、社内に人がいない時間帯に顧客対応・注文対応等を行うのは困難でした。しかし、ICTが発展しWebサイトやWebシステムの活用が一般的となったことで、24時間体制で対応することも難しくなくなりました。顧客を待たせることなく、在庫管理などについてもスムーズに行えるようになっています。
生産性・作業効率の向上
ICTを活用するメリットとして3つ目にあげられるのが、これまでよりも生産性や作業効率を上げることができるというポイントです。
例えば、従来では社内稟議の申請・承認が社内にいなければ進まない、会計管理が社内でないと行えないなどといった状況が一般的でしたが、ICTを活用すればそういった悩みも解決できます。Webシステム・ソフトウェアを活用することで、これまでは難しかったリモートワークも可能に。無駄がカットされることで、生産性・効率性が上がるでしょう。
ICTを企業が活用するメリットやICT化の流れについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
政府も推進しているICT
ICTの発展・活用は今もなお進んでいますが、政府・行政においてもICTが推進されていることはご存知でしょうか。ここからは、IoT/データ活用、サイバーセキュリティ、医療・健康・介護などといった福祉、教育・人材分野において活用が推進されている事例をご紹介します。
IoT、データ活用
先にも説明したとおり、IoTとは「Internet of Things=モノのインターネット」のこと。インターネットとモノとが接続されることによって、よりスムーズな情報収集や確認、データ活用などが可能となります。総務省によって設定された目標においても、IoTを幅広い分野で活用し、データ収集を進めることによって、ビッグデータの活用や生産性・利便性アップなどを叶えるとされています。
サイバーセキュリティ
ICTでは、パソコンやスマートフォン、タブレットのみならずさまざまなデバイスがインターネットに接続して活用されますが、その際に懸念となるのがセキュリティ面です。セキュアなネットワーク環境が整えられていなければ、ICT活用は進みません。そこで総務省では、「2020年に向けた社会全体のICT化 アクションプラン」として、サイバーセキュリティ人材の育成なども掲げています。
医療・健康
現在の日本では、超高齢化社会に伴って人材不足が深刻となっており、医療の現場においても例外ではありません。そこでICTの活用による業務効率化・安全性の向上・人手不足の解消が期待されており、さらにはる災害医療・救護活動におけるICTの活用についてもさまざまな自治体で進められています。人々を守る全国瞬時警報システム(Jアラート)の活用も、ICTの1つと言えるでしょう。
医療業界のICT活用について詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
介護・福祉
医療業界と同様に介護・福祉業界の人材不足は深刻になっています。そのため、ICT導入による業務効率による従業員の負担軽減が期待されています。具体的にはソフトウェアを導入しペーパーレス化を促進し書類作成や情報収集に関する手間を削減や見守りセンサーや介護ロボットを導入することで介護現場の負担軽減などが期待されています。
介護業界がICTを導入するメリットについて、さらに詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
教育・人材
都市部と地方においての教育格差を埋め、どの地域に住む子供たちも平等に教育を受けられる環境を整えるためにも、ICTの活用が進められています。ICTの活用、つまりはインターネット(クラウドシステム)を活用することによって、遠隔であっても教育を提供することが可能です。都市部・地方といった地域の違いのみならず、入院中で学校に行けない、不登校によって学校で授業を受けられないなどといった事情を持つ子供にも平等に教育を提供できます。
教育業界がICTを導入するメリットについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
身近なICTの活用事例
ここからは、実際にICTが活用されている事例についてご紹介していきます。教育分野・医療分野・介護分野・地方活性化の4つの分野に分けてご紹介するので、ICTの具体的な活用方法を知りたい場合はぜひ参考にしてください。
教育分野
ICTが活用され、教育分野においてもデジタルトランスフォーメーションが進められることにより、アダプティブ・ラーニング(適応型学習)が可能となります。新潟県にある日本文理高等学校では、「GIGAスクールICT教育プログラム」が推進されており、生徒一人ひとりにパソコンを配布。オンラインを活用した教育や進学カウンセリング、国際交流などまで叶えているほか、ペーパーレス化や業務の効率化なども実現しています。
※出典:リコージャパン株式会社 中小企業応援サイト 1人1台のノートパソコンでGIGAスクール先端校の実現に確かな手ごたえ 日本文理高等学校(新潟県) https://smb.ricoh.co.jp/casestudy/000808/
医療分野
医療分野においても、ICTの活用は盛んになっています。例えば、治療により専門的な知識が必要となるような病気の場合、地域の小さな病院では対応できないということも少なくありませんが、ICTの活用によってこのような課題も解決可能に。病院にて撮られたCT画像等をリモートの大型医院や専門医に転送することで、オンライン上でリアルタイムな受診が叶います。また、患者や症例に関するデータを収集しビッグデータとして管理することや、AIの導入により、今後の新たな治療方法へ活用されていくでしょう。
介護分野
教育や医療の現場のみならず、介護分野においてもICTの活用、デジタルトランスフォーメーションの推進は行われています。
例えば、埼玉県にある特別養護老人ホーム「らんざん苑」においては、ベッドの脚に荷重センサーを設置。荷重の変化をセンサーが検知することによって、ベッドに寝ている入所者の様子を遠隔でも把握でき、転落の危険などをすぐさま察知することが可能となっています。
※出典:リコージャパン株式会社 中小企業応援サイト 入所者の“危険”を事前に検知 見守りベッドセンサーで安全・安心の介護を実現 晃樹会(埼玉県) https://smb.ricoh.co.jp/casestudy/000807/
地方活性化
地方活性化においても、ICTの活用は大いに貢献しています。仙台市の中心部にある商店街「マーブルロードおおまち」では、近年商店街の活力が失われつつあることをきっかけに、より多くの魅力を発信しようと、アーケード内に大型LEDビジョンを設置。商店街の情報や仙台の観光スポットなどについて発信するだけでなく、ニュース、天気予報などといったコンテンツまで扱い、さらには広告媒体としての機能も備え、収益につなげています。
※出典:リコージャパン株式会社 中小企業応援サイト 大型ビジョンで商店街の魅力を発信 コロナ禍の逆風をチャンスに 仙台市中心部商店街活性化協議会(宮城県) https://smb.ricoh.co.jp/casestudy/000627/
ICTの活用事例について詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
ICTの効果的な活用は開発会社への外注も検討しよう
ここまで、ICTが具体的にどのように活用されているのかをご紹介してきましたが、「自社もICTの活用によって生産性アップや業務効率の向上を叶えたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ社内でデジタルトランスフォーメーションやクラウド化などを進めようと思っても、専門的な知識や技術、ノウハウがないと難しいことも少なくありません。そのため、ICTの活用により確かな効果を得るためには、システム開発会社に依頼するのがベストです。
システム開発会社に現状課題についてヒアリングしてもらったのち、課題を解決できるようなシステムを構築・導入してもらうことで、自社のICT活用をスムーズに進められるでしょう。
システム開発の費用相場
つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
ICTには補助金・助成金を活用する
介護業界にICTを導入する場合、補助金が活用できます。代表的なものにはICT導入支援事業・IT導入補助金・介護ロボット導入支援事業は特に介護業界の負担軽減に役立つ事業になります。補助金を活用し介護現場のICT化を促進することで、現場スタッフの負担軽減につながります。
【まとめ】ICTの活用でお困りの方はアイミツへ
今回は、ICTとは何か、活用することでどのようなメリットがあるのかなどを、具体的な事例とともに解説してきました。
企業においてICTを進める際には、現状に合ったソリューションを打ち出すためにもプロへの相談が欠かせません。システムの構築・導入などを検討している場合には、ぜひアイミツよりシステム開発会社をお探しください。
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