ECプラットフォームとは?自社に合ったECサイト構築方法の選び方【2024年最新版】
ECプラットフォームを活用することで、複雑な機能を簡単に導入でき、サイトデザインを直感的に操作できるのはご存知でしょうか。ECサイト制作を考えているものの、ECプラットフォームとは何かよく分からないという方も多いでしょう。
そこで本記事では、ECプラットフォームとは何かを説明するとともに、自社に合ったECプラットフォームの選び方について紹介します。
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ECサイトを構築するECプラットフォームとは?
プラットフォームとは、システムやサービスを動かすための基盤となる環境や土台です。プラットフォームを利用することで、優れた機能やデザイン性のサイトを短期間で構築できます。そしてECプラットフォームとは、ECサイト向けの機能やデザインなどを提供しているサービスを指します。ECサイトでは商品をサイトに掲載したり、顧客とやりとりをしたり、インターネット上で決済を行ったりしますが、これらの各種機能を提供するサービスをECプラットフォームと呼びます。
ECプラットフォームの種類
ECプラットフォームは提供するサービスの内容やカスタマイズ性などによって、6つの種類に分かれます。それぞれの特徴について詳しく説明します。
ECモール
ECモールは、さまざまな企業のECサイトが集められたプラットフォームです。代表的なECモールには、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどがあります。
ECモール自体が高い集客性を獲得しているため、そこに出店もしくは出品することで、多くのユーザーにリーチ可能です。ECサイト制作もパターン化されていることが多く、商品やショップページの作成も比較的容易。ただし、利用するには一定の手数料が必要です。
インスタントEC
インスタントECは、ECサイトに関連するデザインテンプレートや便利機能を提供しているプラットフォームです。ECサイト向けの機能が豊富なため、初心者であっても容易にECが構築できるのがメリット。また、ECモールと比較すると、手数料が安いという特徴もあります。ただし、ECサイトを開設後は自身で集客を図ったり、顧客対応や発送などを行ったりする必要があるため、人的リソースがある程度豊富な企業向けといえます。
ASP
ASPは「Application Service Provider」の略語で、インターネット上でアプリケーションを提供するサービスの総称です。基本的には上記のインスタントECと同様の機能が使えますが、ASPはインターネットを介して利用するという特徴があります。新規機能をインストールしなくても利用できるため、最新機能を積極的に活用していきたい企業におすすめです。ただし、提供されるサービスはプラットフォームによって異なるため、利用する前にしっかりと確認するようにしましょう。
クラウドEC
クラウドECは、ECサイトの制作や管理、運営をクラウド上で行えるプラットフォームです。クラウドECはどのデバイスからも操作可能で、さらにセキュリティに優れているものが多いため、好んで利用する人も多いでしょう。デザインや機能のカスタマイズ性も高く、自社好みのECサイト制作に役立ちます。毎回アップデートをしなくても最新機能が利用できるのも魅力です。ただし、導入が簡単な反面、利用にはコストがかかるものが多い傾向にあります。
オープンソース
オープンソースとは、ECサイト向けのサイトのコードが無償で提供されているもの。このオープンソースを利用すれば、高性能なECサイトが短時間で作成できます。ただし、実装や自社向けにカスタマイズするには、プログラミングスキルが必要です。自社にぴったり合ったオープンソースが見つかった場合にはおすすめですが、サイト制作の専門家がいない場合には避けたほうがよいでしょう。
パッケージ
パッケージは、すでに機能やデザインができあがったECサイトソフトウェアをそのまま購入する方法です。有料と無料のものがあります。優れたパッケージであれば、ECに必要な機能が適切に組み込まれているため、すぐにでも運用が開始できます。ただし、パッケージはデザインや機能の変更が困難な場合も。また、高性能なパッケージは高額になりやすく、無料のものはセキュリティリスクの心配があります。選択は慎重に行うとよいでしょう。
ECプラットフォームの選び方
ECプラットフォームを選ぶ際には、以下のポイントについて検討するとよいでしょう。特に利用料金や手数料は企業の利益に直結します。大量に売ったにもかかわらず手数料が大きいために利益がない、ということがないように、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ターゲット(BtoBかBtoCかなど)
まずはターゲットを確認しましょう。ECサイトは、基本的にはBtoC向けに構築されるのが一般的です。そのため、BtoCの場合には、基本的にはどのECプラットフォームも対応しているといえます。しかしながら、BtoBの場合には、対応していないECプラットフォームもあります。そのため、まずは自社のターゲットを明確にし、ターゲットに対応しているECプラットフォームを選ぶようにしましょう。
機能性
ECプラットフォームに搭載されている機能はさまざまです。ECプラットフォームを選んだものの、欲しい機能が備わっていなかった場合、その機能を後で追加するのは困難。そのため、自社が必要な機能を事前に抜き出し、それらの機能をすべて含んでいるECプラットフォームを選ぶようにしましょう。
人気度や利用人数
ECプラットフォーム選びでは、人気度や利用人数を確認する必要があります。例えば、機能やデザイン性に優れたECモールを利用したものの、そのECモールの利用者が極端に少なければ、売上数の拡大は期待できません。多くの人が利用している、信頼性が高い、トレンド性が高いなど、集客性の高いECサイトを選ぶとよいでしょう。
カスタマイズ性
制作したECサイトを自社向けにデザインしたい場合には、カスタマイズ性の高いECプラットフォームを利用する必要があります。例えば、Amazonは人気のECモールですが、商品ページなどはパターン化されており、カスタマイズ性は低いでしょう。もし、自社向けのカスタマイズしたい、もしくはブランディングにこだわったECサイトにしたい場合には、カスタマイズ性が高いECプラットフォームを選ぶようにしてください。
利用料金や手数料
ECプラットフォームを選ぶ際には、利用料金や手数料を考慮するようにしましょう。特に月額の利用料金や販売ごとの手数料は、ECサイトを運営している間ずっと発生し続けるため、企業にとって大きな出費となりえます。ただし、利用料金や手数料を多くとるECプラットフォームは、優れたサービスや機能を提供してくれたり、集客力が高かったりするなどとメリットも多いもの。ECプラットフォームの質とコストをしっかりと比較し、自社のコスト感にあったECプラットフォームを選びましょう。
セキュリティ
ECサイトの運営では、顧客の個人情報を取り扱います。そのため、セキュリティ性が高いECプラットフォームを選ぶのが重要です。セキュリティ面について言及していたり、セキュリティ認証を取得しているサービスを選んだりすることで、セキュリティ性が高いECサイトに仕上がります。無償で提供されているサービスはセキュリティ面が弱い可能性があるため、利用には十分注意するようにしてください。
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人気のECモール一覧
集客性や信頼性の高いECモールを探している方は、以下で紹介するECモールがおすすめです。多くの日本人が利用しており信頼性も高いため、商品を効率よく販売できるでしょう。
楽天市場
「楽天市場」は、楽天グループ株式会社が運営するECモールです。楽天IDの発行数は1億を突破しており、購買意欲の高い日本人にリーチするのに最適なECモールと言えます。ショップページの自由度も高く、顧客をファン化し、長期にわたり継続して購入してもらうのにもおすすめ。多くの企業が参入しているため、運用ノウハウも豊富に見つかります。新規出店時や継続には一定のコストがかかりますが、早期に成果が必要な方にはおすすめのECモールでしょう。
Amazon
「Amazon」はAmazon.com, Inc.が運営するECモールで、世界でトップレベルのシェアを誇ります。豊富な品揃えに加え、翌日発送や送料無料(条件による)サービスなどを実施していることから、日本でも多くのユーザーがいます。また、楽天市場と比べると商品出品にかかるコストが低めに設定されているため、参入しやすいECモールでしょう。
しかし、商品が売れるごとに販売手数料が発生するため、参入する前に利益率のシミュレーションをしっかりと実施しておくことをおすすめします。
Yahoo!ショッピング
「Yahoo!ショッピング」は、ヤフー株式会社が運営するショッピングモール型ECサイトです。同ECサイトの特徴は、出店費用が無料なこと。基本的にECモールでは参入費用や維持費、手数料などがかかりますが、Yahoo!ショッピングでは初期費用などが無料で出店できます。安定した売上を確保するには広告などの有料オプションを利用する必要があるものの、参入のしやすさにおいて優れたECモールといえます。
自社ECサイトにおすすめのASP一覧
上記で紹介したECモールは、集客力や信頼性が高い反面、カスタマイズ性が低く、利用に関する手数料も発生するというデメリットがあります。自社にぴったり合ったECサイトを制作したい場合には、ASPを利用するのがおすすめ。中でもおすすめのECサイト向けASP4選を紹介します。
Shopify
「Shopify」は、世界でトップクラスのシェアを誇るECサイト制作サービスです。自社オリジナルのECサイトが比較的簡単に作成できるとともに、Shopify向けに開発されたアプリをインストールすることで、複雑な機能もボタン1つで追加できます。利用するには月額33米ドルが発生するものの、多様な決済方法が利用できる、国内・国外発送に対応している、多種多様な機能が搭載できるなどメリットはさまざま。オリジナル性の高いECサイトを構築したい方にはおすすめのASPといえます。
BASE
「Base」は、初心者であっても簡単にネットショップが作れると話題のECサイト制作サービスです。公式サイトで「開設まで30秒、販売まで30分。」とうたわれている通り、ECサイト開始までの手続きが非常に少なく済むのが最大の特徴。また、手数料は商品が販売された場合にのみ発生するため、ECサイト制作を気軽に始められます。ECサイトを小規模に始めてみたい方におすすめのEC向けASPです。
STORES
「STORES」は、ECサイトを簡単なステップで作成できるように設計されたECサイト向けASPです。ネットショップに欠かせない商品登録やサイトデザインがわかりやすい操作で実施できるのがメリット。またECサイトと実店舗の連動にも力を入れており、実店舗で商品が売れた場合、在庫数がECサイトにもすぐに反映されるため、在庫不足の問題を事前に防げます。ECサイトと実店舗の両方を効率的に運営していきたい方におすすめです。
makeshop
「makeshop」は、質の高いECサイトが制作できる有料のASPです。販売ごとの手数料が発生しないため、売れば売るほどお得になるのが魅力。また、豊富な機能が準備されているため、企業の思った通りにカスタマイズできます。サポートも充実しているため、EC運営初心者から上級者まで、幅広く利用できるEC向けASPです。
プラットフォームなしでのECサイト制作もおすすめ
ECサイト向けプラットフォームを利用することで、機能やデザインの変更が手軽に行えます。しかしながら、利用するには一定の費用が発生したり、カスタマイズ性が乏しかったりするプラットフォームが多いのも事実です。
そのため、もし自社にぴったり合ったECサイトを作りたければ、プラットフォームを利用せずに制作するのもおすすめです。自社だけで制作するのが難しい場合には、ECサイト制作に精通したホームページ制作会社に依頼することで、時間を短縮しつつ、質の高いECサイトが作れるでしょう。
ホームページ制作の費用相場
つづいては、ホームページ制作を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。
作成費用 | ホームページの特徴 | どんな企業向きか |
~30万円 | ・テンプレートを使用 ・WordPressなどのCMSで作成 ・画像やテキストは依頼者側で用意 ・簡易的なコーポレートサイト ・簡易的なオウンドメディア ・10ページ以内の作成 |
・費用を抑えたい ・短い納期で依頼したい |
30万~100万円 | ・オリジナル性の高いwebサイト ・発注者の要望に沿ったデザイン ・独自コンテンツの充実したwebサイト ・オリジナル性の高いwebサイト ・簡単な撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業 ・凝ったWebサイトを作りたい |
100万~200万円 | ・戦略的で効果の高いwebサイトの作成 ・トレンドのコンテンツやデザイン ・撮影やインタビューを含む素材の用意も依頼可能 |
・中小企業~大企業 ・規模の大きいWebサイトを作りたい |
200万円~ | ・完全オリジナルデザインのWebサイト ・SNSとの連動が可能 ・多機能なWebサイト |
・大企業 ・複数のブランドサイトを制作したい方 ・SNSと連動したWebサイトを作りたい ・機能性の高いWebサイトを作りたい |
ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】ECサイト制作ならPRONIアイミツにお任せ
本記事では、ECプラットフォームの概要や種類、おすすめのプラットフォームなどについて紹介しました。ECプラットフォームにはさまざまなものがあり、自社に合ったものを利用ことで、ECサイト制作にかかる時間を大幅に削減できます。一方で、プラットフォーム利用には費用が発生したり、カスタマイズに制限が生じたりする場合もあります。
もしECサイトの制作にお困りでしたら、PRONIアイミツまでお気軽にお問い合わせください。課題をしっかりとヒアリングした後、ぴったり合った外注先を複数選定し、ご紹介いたします。
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