WebSphereとは?種類やメリットを解説
WebSphereとは何か知りたいという方に向け、WebSphereの概要や種類、WebSphereを利用することで叶うことなどをまとめて解説していきます。
WebSphereを活用することによるメリットや、実際に活用している事例も紹介していくので、WebSphereを利用するにあたって具体的なイメージを掴んでおきたいという方もぜひ参考にしてください。
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WebSphereとは
はじめに、WebSphereとは何か、Webアプリケーションサーバーとは何かを確認していきましょう。
WebSphereとは何か
WebSphereとは、IBMが提供しているソフトウェアシリーズの1つで、なかでも特にコアとされているJ2EE準拠のWebアプリケーションサーバソフト、及び製品群のこと。エンタープライズ・アプリケーションにおすすめな柔軟性の高い環境であることが特徴です。また、WAS(WebSphere Application Server)と呼ばれることもあります。
ほかには、「IBM WebSphere Hybrid Edition」や「IBM WebSphere Automation」、「IBM WebSphere Liberty」などのシリーズ製品が提供されています。
Webアプリケーションサーバーとは何か
WebSphereとはJ2EE準拠のWebアプリケーションであると先に述べましたが、そもそもWebアプリケーションサーバーとは何なのか簡単に説明すると、Webブラウザを使用するアプリケーションサーバーのことを指します。データベースへのアクセス制御をはじめ、ユーザー認証の処理やセキュリティ対策などの動的処理を行うことができ、電子商取引が発生するWebサイトや業務システムなどに多く用いられています。
WebSphereのバージョン
WebSphereとは何なのか大まかに把握できたところで、WebSphereのバージョンについて確認していきましょう。IBMの公式サイトによれば、現在提供されているWebSphere Application Server Network Deployment traditionalのバージョンは9.0.5です。つまり、このバージョン以外の場合には、最新機能や最新のセキュリティ対策が利用できない状況です。
バージョンを確認する方法としては、<WAS_ISNTALL_ROOT>/versionInfo.shを実行してコマンドから確認するか、あるいはファイルからインストール済みのオファリングを確認する方法の2つがあげられます。
WebSphereの種類
ここからは、WebSphereの種類について確認していきます。代表的な製品以外にも役割・得意分野の異なるWebSphereがあるため、用途によって使い分けましょう。
WAS(WebSphere Application Server)
WAS(WebSphere Application Server)は、WebSphereといえばこの製品であると言えるような主力のWebアプリケーションサーバー(ミドルウェア)です。「WebSphereとは」の部分でも触れている通り、J2EEに準拠しており、シリーズのなかでもコアを成すソフトウェアとして知られています。
WebSphere MQ.
WebSphere MQは、昔は「MQSeries」や「WebSphre MQ」という名で知られていたメッセージ指向のミドルウェアです。メッセージキュー方式が採用されており、信頼性を保ちながらメッセージ通信を行うことができます。システム連携時に活用可能です。IBM MQと呼ぶこともあります。
HCL Commerce.
HCL Commerce.は、ECサイト・ネットショップなどといったeコマース開発に活用できるプラットフォームです。以前はIBMの製品として「WebSphere Commerce」という名称でリリースされていましたが、HCL Technologiesに売却されて以降は名称が変更となっています。
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WebSphereによってできること
ここまでWebSphereとは何なのか、WebSphereにはどのような種類があるのかを確認してきましたが、具体的にはどのようなシーンで活用されるのかイマイチ分からないという方も多いでしょう。そこでここからは、WebSphereによってできることを簡単に紹介していきます。
・システム管理
GUI(グラフィカルユーザインターフェース)で簡単に機能・設定管理が行えます。
・セッション管理
一度に保持可能なセッション数、ならびにセッションタイムアウト時の秒数設定などを行えます。
・パフォーマンス管理
レスポンスタイムやリソース使用率、CUP使用率などのデータを収集・分析・モニタリング・管理します。
・ワークロード管理
パラレル・ジョブ/サーバ・ジョブの開始を管理します。
・セキュリティ
リソース保護・認証・アクセス制御などを行います。
WebSphereの活用事例
WebSphereによってできることが大まかに把握できたところで、より具体的にWebSphereが活用されている事例を確認していきましょう。ここでは、輸送業における導入例を紹介します。
某国内大手の輸送会社では、ITシステムの保守運用・メンテナンスに莫大なコストがかかってしまうことが大きな課題に。エンドユーザー向けのシステムも含めて1,000以上ものITシステムを利用していたことから、それぞれにサーバーを充ててしまうとコストが膨らんでしまう状況でした。コストをできる限り抑えるための解決方法として、IBM WebSphere Application Serverを導入し、サーバー1台につき20システムを集約するという施策を実行することに。大幅なコストダウンに成功しています。※
※出典:IIMヒューマン・ソリューション株式会社 IIMヒューマン・ソリューション サーバーのミドルウェア共用利用による大幅な費用削減の実現 https://www.iimhs.co.jp/cases/product/ibm-websphere/
WebSphere活用のメリット
WebSphereによってできることやWebSphereの活用事例について紹介してきましたが、WebSphereを導入するべきなのか否か悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。そこでここからは、WebSphereを活用することでどのようなメリットがあるのかを解説していきます。
はじめに大きなメリットとしてあげられるのが、フロントエンドとバックエンドをスムーズな連携を叶えるプロセス統合が得意であるということ。これにより、ユーザー向けに提供されているフロントエンドシステムと、業務用に活用されているバックエンドシステムとで連動させることができるので、受発注や在庫管理などの効率化を目指したい場合にはぴったりでしょう。また、軽量かつ速い点も業務をスムーズに進められる点において大きなメリットです。
WebSphereを活用するなら外注がおすすめ
WebSphereは、活用することによってシステムの統合が可能となり、非効率的な受発注管理や在庫管理などを効率的にできるミドルウェアです。もしもWebSphereを導入したい場合には、IBM Installation Manager(IM)をインストールしてから本体を導入し、プロファイルを作成することによって導入できるので、まずはIMのインストールから始めてみましょう。
しかし、社内にリソースが足りずうまくWebSphereを活用できそうにないという場合や、コストを抑えたいという場合には、システム開発会社に相談するのがベストです。WebSphereの導入やそのあとの活用までまとめて依頼すると安心でしょう。
システム開発の費用相場
システム開発の費用相場は、開発目的や要件によって大きく変動します。たとえば、業務支援システムは100万〜700万円、Webシステムは50万〜500万円程度で構築できるケースが多く、比較的低コストで導入可能です。
一方で、ERPなどの基幹システムは3,000万円〜数億円、医療・ヘルスケアシステムも2,000万〜8,000万円と高額になりやすく、要件の複雑さや安全性への対応が費用を押し上げます。
また、同じカテゴリでもパッケージ導入かフルスクラッチ開発か、外部連携やカスタマイズの有無によって費用は大きく上下します。相場はあくまで目安として捉え、自社の目的と必要機能に応じて適切な投資額を見極めることが重要です。
種類別の開発費用相場
以下では、システムの種類(開発目的)別に費用相場を一覧で整理しています。
| システム種別 | 費用相場 | 開発期間 | 種類・目的 |
|---|---|---|---|
| 業務支援システム |
100万〜700万円 | 3ヵ月〜6ヵ月 | ・勤怠管理 ・顧客管理(CRM) ・予約管理 ・在庫管理 |
| Webシステム | 50万~500万円 ※小規模〜中規模の場合 |
1ヵ月~6ヵ月 | ・LPサイト ・ECサイト(小規模) ・ポータルサイト |
| 基幹システム | 3,000万〜数億円 | 6ヵ月〜1年以上 | ・ERP(統合基幹業務) ・SCM(サプライチェーン管理) ・MES(製造実行システム) |
| Excel業務の システム化 |
100万~2,500万円 | 1ヵ月~6ヵ月 | ・基幹システム連携ツール ・RPA/業務自動化システム |
| 先端技術・専門 システム |
500万~3,000万円 | 3ヵ月~10ヵ月 | ・AI/機械学習システム ・SaaS/サブスクサービス |
| 医療・ヘルスケア システム |
2,000万~8,000万円 | 6ヵ月~20ヵ月 | ・電子カルテシステム ・医療情報連携システム |
より詳しいシステム開発の費用相場や具体的な見積もり事例、費用の算出方法などは以下の記事にて解説しています。ぜひこちらもご覧ください。
種類別に費用相場を把握したうえで、次に重要となる開発手法による違いも紹介します。
開発手法別の費用相場
システム開発費用は「スクラッチ開発」「パッケージ導入」「ノーコード・ローコード活用」などの開発方法があり、自由度が高いほど高額、既存活用が多いほど低コストになる傾向があります。
同じ機能要件でも、どの手法を選ぶかによって初期費用・開発期間・保守性が大きく異なるため、自社の目的と予算に応じた選定が重要です。
| 開発手法 | 費用相場 | 開発期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スクラッチ開発 (フルオーダー) |
300万円〜数千万円以上 | 3ヵ月〜1年以上 | 完全オリジナル開発。 自由度が高いがコスト・期間ともに最大 |
| パッケージ導入・カスタマイズ | 100万円〜1,000万円程度 | 1ヵ月〜6ヵ月 | 既存システムをベースに、 必要な部分のみカスタマイズ |
| ノーコード・ローコード開発 | 10万円〜300万円程度 | 数週間〜3ヵ月 | 開発ツールを活用し、 短期間・低コストで構築可能 |
| SaaS導入 (クラウドサービス) |
初期費用0〜50万円 +月額数万円〜 |
数日〜1ヵ月 | 既存サービスをそのまま利用。 初期費用は低いが月額課金が継続する |
【まとめ】WebSphereとは何かを理解し、目的に合ったシステム開発会社を選ぼう
今回は、WebSphereとは何か解説するとともに、WebSphereではどんなことができるのか、WebSphereを活用することによってどのようなメリットがあるのかなどを紹介してきました。
WebSphereの導入や活用についてプロに相談したいという方は、ぜひアイミツにお問い合わせください。無料でおすすめの会社を複数紹介し、相見積もりを取ることも可能です。いつでもお気軽にご相談ください。
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